たんぽぽ舎です。【TMM:No3497】
2018年10月30日(火)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.伊方原発3号機の再稼働に反対して行動しました
原発を動かしていい理由など一つもありません
私たち反原発の声は今だにわずか8基の稼働にとどめています
名出真一 (脱原発アクションin香川)
★2.【地震がなくてもあやうい配管の支持】
【十数箇所も配管がぶつかっていた図面】
金属が溶け落ちてくる可能性のある上向き溶接…非常に難しい
<東海第二が未熟で傷だらけ老朽原発の理由> その4
東海第二原発を造った菊池洋一さんの本と記事から
浜島高治(神奈川県在住)
★3.折れたり壊れたり…ハンビッ5号機のボルト…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.沖縄辺野古新基地工事・行政法研究者110名が抗議声明
本土からの辺野古埋め立て用の土砂搬出計画を止めよう署名
「辺野古・高江の現場から-129」
毛利孝雄(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ)
★5.新聞より1つ
◆原発避難者の訴え
最後のひとりまで避難者の生活を支援する責任が東電、国、県にある
鎌田 慧(ルポライター)
(10月30日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
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※10/31(水)学習会にご参加を!
「米朝トップ会談の意味と今後の見通し」
講 師:孫崎 亨さん(東アジア共同体研究所理事・所長)
日 時:10月31日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※11/5(月)「沖縄と基地」学習会 第3弾にご参加を!
『沖縄と今後の闘い-本土からの辺野古埋立土砂搬出をめぐって』
講 師:毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ、
沖縄大学地域研究所特別研究員)
日 時:11月5日(月)19時~21時(18時30分受付開始)
場 所:「スペースたんぽぽ」(JR水道橋駅西口下車5分)
主 催:たんぽぽ舎
参加費:800円(学生400円)
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┗■1.伊方原発3号機の再稼働に反対して行動しました
| 原発を動かしていい理由など一つもありません
| 私たち反原発の声は今だにわずか8基の稼働にとどめています
└──── 名出真一 (脱原発アクションin香川)
◎ 伊方原発3号機は残念ながら10月27日未明0時30分に再稼働されてしまいま
した。
ギリギリまで再稼働時間を発表できずに来た四国電力は、姑息にも深夜にこそ
こそと再稼働をするという醜態を晒しました。
私たちは10月26日本社行動。27日伊方現地行動を構えて最後まで反対の声を上
げ続けましたが止めることはかないませんでした。
しかし決して負けた気はしていません。電力会社は巨大資本です。これが国家
権力と一緒になって私たちに襲いかかって来ています。それでも私たち反原発の
声は今だにわずか8基の稼働にとどめています。
再稼働であろうが再再稼働であろうが原発を動かすことは絶対に許さない!!
この闘いを全国の力を一つにして行って来たからこそ電力資本や政府に、好き
勝手にさせずに来ているのではないでしょうか。
◎ 今回も高松集会には四国4県はもとより、若狭の原発を考える会、原発いら
ない福島の女たち、たんぽぽ舎、大阪、神戸、の方達が参加してくださいました。
27日の伊方現地では加えて、大分、鹿児島、広島からも駆けつけてくださいまし
た。
そして各地から本当に力強いアピールをいただき四国電力に抗議の声をぶつけ
ることができました。
また、突然深夜に再稼働となりましたがが、地元を中心に抗議の行動を行うこ
ともできました。
集会では四国4県の日常的な粘り強い行動も報告されました。この行動こそが
四国電力をじわじわと追い詰めていると確信しています。
原発を動かしていい理由など一つもありません。勝利の日までこれからもよろ
しくお願いいたします。 (高松で提出した要請文、集会写真などは省略)
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┗■2.【地震がなくてもあやうい配管の支持】
| 【十数箇所も配管がぶつかっていた図面】
| 金属が溶け落ちてくる可能性のある上向き溶接…非常に難しい
| <東海第二が未熟で傷だらけ老朽原発の理由> その4
| 東海第二原発を造った菊池洋一さんの本と記事から
└──── 浜島高治(神奈川県在住)
7.【地震がなくてもあやうい配管の支持】
原発の配管は非常に沢山の系統から構成されています。しかも一つの系統の配
管でも配管本数が多く、原子炉(圧力容器)から格納容器の内壁迄を最短の一直
線で結んでいる配管は一つもありません。
複雑に曲がりくねり、まるで迷路のように入り組んでいるのです。…常にフラ
フラしているわけではなく、防振器やハンガー等を大量に使って支持装置として
いるわけですが…ぶら下がっているものをあちこちに止め付けてあるだけの構造
になっています。
地震がなくても、配管が出ている原子炉が熱で伸びてしまうために、配管を床
に固定することができないのです。固定して運転してしまえば、…破断する恐れ
があります。配管は、格納容器の外、原子炉建屋内、さらに外部にあるタービン
建屋内にもどんどん延びている。…総延長何キロの配管が…東海第二原発の建設
中「全部つなげたら青森まで届くんじゃないか」と言っていた人がいたのを覚え
ています。
8.【十数箇所も配管がぶつかっていた図面】
金属が溶け落ちてくる可能性のある上向き溶接…非常に難しい
福島第一原発6号機の建設時に、私はその全容を誰よりも詳しく知る立場にあ
りました。同時に、原発における配管の危うさを誰よりもよく知ることになって
しまいました。
そもそも、配管をどうやって、それぞれがぶつからないように、狭いところに
配置するのかというのが非常に難しいのです。配管の設計はGEとエバスコ社が
担当、それをGEがチェックして日本に送られてくる。
一応日本側でもチェックしようということで、その図面をもとに、私が構成図
を描いてみた。…そうしたら十数箇所がぶつかっていた。
通常なら、そのまま下請けの日立や東芝に回ってしまうところだったのですが、
…たまたま時間があったために、「念のため」と構成図を描いて偶然気付いたの
です。
もし、私が見落としていたとしても、現物をつくる前に「模型」を作って配管
を全部設計図通りに配置して確認しますから、いきなり取り付けということには
ならない筈ですが、「模型」だけで数千万円かかる。これは受注した東芝や日立
がつくっていましたが、…この段階でようやく「やっぱりぶつかる!」というこ
とが分って図面の引き直しになることもしょっちゅうありました。
支持構造なしの配管配置だけで、それほど複雑な構造になっているのです。
そこに、…配管を支持するためのハンガー、ハンガーを取付けるハンガーロッ
ド、それを支持するラグを、計算通りの位置に取り付けていくのですが、この作
業は非常に難しく、しかも計算通りの強度が出ているかどうかは誰にも保証でき
ません。
ラグの取付けは、すべて「溶接」で行います。…溶接は溶接工の高い技術が求
められます。技術のみならず、溶接棒の管理、溶接個所の開先形状の寸法、汚れ
の検査は勿論、溶接線の目視検査、初層(浸透探傷試験)をはじめとする各種の
非破壊検査など、通常の土木建設現場では考えられないほどの注意を払い、溶接
後検査を行って初めて「OK」が出るという厳しいものです。
しかし、検査に通り、記録上は申し分ないように見えても、現場を知れば知る
ほどとても「強度十分」と言い難いケースばかりなのです。
9.【複雑な配管に閉じ込められた溶接工】
一番の問題は、ハンガーそのものを支持するラグを、すべて「上向き溶接」し
ていることです。溶接というのは、溶接工の姿勢によって、その強度が大きく異
なります。上向き溶接は、下向き溶接の半分の強度しか出ない場合もあるのです。
とにかく配管が込み合っていますから作業スペースが非常に狭い上、上からは
火の粉が降ってくる。
ラグの取付け時期は…他の多くの作業と重なって…現場は込み合っています。
金属が溶け落ちてくる可能性のある上向き溶接…ベテラン溶接工にとっても非
常に難しいことなのです。
福島第一原発6号機の建設中に、…ラグを溶接していた溶接工が、「下向き溶
接の半分も強度がでるかどうか、オレには自信がねえ」と言っていたのを覚えて
います。「まあ検査は通るだろうけどよ」とその溶接工は言っていましたが、こ
れはそもそもラグを取付ける方法を変更すべきだと思いました。少なくとも重要
な位置のハンガーを支えるラグは、下向き溶接で行うべきです。
当時、地震や津波のことを想定していたわけではありませんが、現場は皆同じ
意見でした。もしラグの破損が原因でハンガーがはずれ、配管が支持を失い、配
管の一部、或いは原子炉との接合部に異常な力がかかれば、それだけで大事故に
発展する可能性があるのです。
…ラグ以外にも数え切れぬほどの支持装置が取付けられていますが、作業を行
う架構の上の施工場所は狭く、溶接工泣かせです。
…タービン建屋の建設中、ある現場責任者から「設計変更による工事の直しが
多すぎて、溶接工がみんな頭に来て、誰も変更箇所の溶接をしてくれない」とい
う訴えを聞いたことがあります。
…作業は無事に済んだのですが、その溶接工は「溶接が終わって出てきたら狭
すぎて自分が外に出られなくなった。しょうがないから、溶接した部材を切断し
て出て来た」と言ったそうです。…本当にあった話です。
いくら厳しい検査を通っていても、熟練した溶接工自身が「不安」を覚えるよ
うな箇所は数多く格納容器内に存在しています。
これは、私が担当した東海第二や福島第一6号機に限らず、どこの原発であれ、
同じ問題を抱えていることは間違いありません。「その5」に続く
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┗■3.折れたり壊れたり…ハンビッ5号機のボルト…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.折れたり壊れたり…ハンビッ5号機の格納容器建物のH形鋼にボルト
設計基準に外れた30本、遅れて判明 昨年は損傷破損された5本の補修も
10/29(月)7:36配信「ハンギョレ新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00031962-hankyoreh-kr
2.大山の火山灰地層、異例の現地調査 京都で原子力規制委
10/29(月)22:00配信「京都新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000030-kyt-soci
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┗■4.沖縄辺野古新基地工事・行政法研究者110名が抗議声明
| 本土からの辺野古埋め立て用の土砂搬出計画を止めよう署名
| 「辺野古・高江の現場から-129」
└──── 毛利孝雄(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ)
*那覇市長選、ダブルスコアに近い勝利。一方で防衛省・沖縄防衛局は、3年前
あれほど批判を浴びた行政不服審査法を使って、国交大臣に審査請求と執行停止
申立を行った。関連情報をいくつか。
*11/3(土)には、辺野古ゲート前県民大行動(集会)。官邸前集会はこれに呼応
するもの。
沖縄の民意を踏みにじる工事再開許さない!11.3官邸前行動
日 時:11月3日(土)11:30~12:30
※終了後14時より「止めよう!改憲発議・国会前大行動」
場 所:首相官邸前(国会議事堂前)
主 催:辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会
1.沖縄辺野古新基地工事・行政法研究者110名が抗議声明
そもそも8/31の沖縄県による撤回は、この4年間に政府が進めた工事の検証に
よるものだ。その審査を、工事を進めた当の政府の一員である国交大臣が行うと
いうのだ。違法と認定されれば、即内閣総辞職に値する。
しかし、そんな緊張感は防衛省・沖縄防衛局にも政府にも微塵もない。出来レー
スたるゆえん。
*「辺野古埋立承認問題における日本政府による
再度の行政不服審査制度の乱用を憂う」
10/26沖縄タイムスWeb版に全文
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/336001
2.今後予想される工事再開の問題点を検証
(「チョイさんの沖縄日記」から)
*<検証>辺野古工事再開に向けて「1」-
本部港からの埋立土砂海上搬送を止めるために
https://blog.goo.ne.jp/chuy/e/971c8dfcaad2c90a979b5a75426dad10?fm=entry_awp
*防衛局の審査請求書の問題点-
軟弱地盤改良工事の必要性を初めて認めた!
https://blog.goo.ne.jp/chuy/e/85e8ff9735b43431d22da16fbce7da79?fm=entry_awp
*<検証>辺野古工事再開に向けて「2」
埋立土砂の海上搬送と、工事用仮設道路2、
中仕切護岸造成のための石材・鋼材の陸上搬送
https://blog.goo.ne.jp/chuy/e/e835d25c98c469ea2d44a4e930ba6eb5
3.必読!岩波ブックレット
「辺野古に基地はつくれない」(山城博治・北上田毅共著)
書評風に紹介文を書きました。『辺野古に基地はつくれない』の薦め
※《事故情報編集部》より、
『辺野古に基地はつくれない』の書評風紹介文は後ほどご紹介します。
4.辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会が第2次署名を開始
「本土からの辺野古埋め立て用の土砂搬出計画を止めよう」
辺野古埋立土砂の75%は「本土(西日本)」から搬出される。「本土」側が責
任を持たなければならない課題。新たに署名の呼びかけを作りました。
また、「総がかり行動実行委」としても、署名に取り組むことになりました。
署名用紙(土砂全協版)はこちらからダウンロードできます
http://www.setonaikai-japan.net/00kansetonaikaikaigi/91henoko.html
*11/5(月)「沖縄と基地」学習会 第3弾にご参加を!
『沖縄と今後の闘い-本土からの辺野古埋立土砂搬出をめぐって』
講 師:毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ、
沖縄大学地域研究所特別研究員)
日 時:11月5日(月)19時~21時(18時30分受付開始)
場 所:「スペースたんぽぽ」(JR水道橋駅西口下車5分)
主 催:たんぽぽ舎
参加費:800円(学生400円)
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┗■5.新聞より1つ
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◆原発避難者の訴え
最後のひとりまで避難者の生活を支援する責任が東電、国、県にある
鎌田 慧(ルポライター)
◎ 福島原発事故の避難者は、全国に散らばっている。古里に帰るあてのない生
活は、想像してみるだけでも痛ましい。福島の内堀雅雄知事は、2020年3月には、
浪江町、富岡町などの「帰還困難区域」非難世帯への応急仮設住宅提供を打ち切
る、と発表している。
原発誘致を決定したのは県と各自治体だった。被害者への責任がある。避難者
の困窮を尻目に再稼働へ突進している電力会社の姿は、犠牲者をハネ飛ばして走
るダンプカーのようにみえる。
◎ 東電以外の会社は「事故を起こしたのはうちではありません」と言いたいよ
うだが、「事故など絶対起こしません」とは言わない。「避難計画を検討中」と
いうだけだ。昔、伊方町の町長に会ったとき「国が安全だ、というから安全です」
と答えてケロリとしていた。
秋田県の避難先で、夫と死別したある女性は「働いている人のことを思えば、
原発やめろとは言えない」と言う。「被害者が当事者なんですから」と私は言っ
た。「活をいれられました」と書いた手紙をもらった。
◎ 被害者でさえ声をあげず遠慮して生きる、原発圧政社会の精神支配だ。避難
者の存在は「復興オリンピック」の喧噪(けんそう)に消されそうだ。
住宅は生活と人権の基盤である。その破壊が原発の本質だ。
最後のひとりまで、避難者の生活を支援する責任が、東電、国、県にある。
(10月30日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
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