たんぽぽ舎です。【TMM:No3569】
2019年2月5日(火)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.どうして?原発再稼働と武器輸出
憲法の観点から考える1/29学習会に参加して
命と暮らしを破壊する国策産業がはびこっていいのか
地球を健全な形で未来に渡すことは私たち世代の責任
中村泰子(たんぽぽ舎会員)
★2.ただよう日本列島、毎年西北西に約8センチ(太平洋プレートが)
北北西に約4センチ(フィリピン海プレートが)移動する
卵の殻のようなプレートに乗っかり、日々生活をしている人間
いかに危うい状況で地震や火山、
さらには人災に対処しなければならないのか
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.プルトニウムは負の遺産
米国MOX計画の終了-プルトニウムは
ゴミとして処分されることに
「フォーラム平和・人権・環境/原水爆禁止日本国民会議」
★4.核のごみの最終処分場誘致を求める4人からの
1000万円授受問題 南大隅・森田町長 全員協議会で説明…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞・配信より2つ
◆「毒砂」安西宏之著
「毒砂の存在を隠して帰還を奨励するこの国や県の無責任は
必ず誰かが糾弾しなければならない」 鎌田 慧(ルポライター)
(2月5日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
◆40年超える原発3基の再稼働延期
関西電力高浜1、2号・美浜3号
(2月4日21:44配信「共同通信」より)
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※明日です! 2/6(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日時:2月6日(水)17:00より17:45
場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)
共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
2.「第65回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:2月6日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか133団体
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※2/9(土)学習会にご参加を!
「自然災害と原発から命を守るには」
~今そこにある危険とどう向き合うか~
お 話:守田敏也さん(市民環境研究所理事・
篠山市原子力災害対策検討委員会委員)
日 時:2月9日(土)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※2/13(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「徹底検証(2)日欧EPAとメガFTA~
水道事業を外資に売り渡していいのか」
講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
日 時:2月13日(水)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.どうして?原発再稼働と武器輸出
| 憲法の観点から考える1/29学習会に参加して
| 命と暮らしを破壊する国策産業がはびこっていいのか
| 地球を健全な形で未来に渡すことは私たち世代の責任
└──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)
◎ 1月29日、練馬区立区民・産業プラザで開催された新春学習会「なぜ
急ぐ?原発再稼働、どうしてやるの?武器輸出」(主催:憲法骨抜きNO!
ねりま)に参加した。原発と武器をセットにした学習会は意外と珍しい。
武器問題については、杉原浩司さん(武器輸出反対ネットワーク:
NAJAT)が話した。
政府は、国策として日本版「軍産学複合体」をつくろうとしていると
指摘し、武器輸出解禁の歴史とモラル崩壊した現状、武器輸出拡大を画策
する政財界の動向を、具体的な例をあげて解説した。
たとえば、日本政府は、自衛隊が保有する古い戦闘機(旧型F15)約100機
を米国に下取りしてもらい、米国から最新鋭ステルス戦闘機F35を爆買い
する原資に充てる(147機、総額6.2兆円)、米国は購入した旧型F15を
東南アジアへ転売することを検討中とのこと。
暗澹とさせられた。いずれ日本も中古武器市場へ参入し、紛争拡大に
加担するのではと危惧される。
杉原さんは、企業や大学は評判やブランド価値を気にするので、「武器
商人」になりたいのか!と非難を集中させることが武器輸出や軍学共同を
断念させるのに有効と述べ、また、拡大する武器輸入(大軍拡)に対抗
して「武器より暮らしを!」の運動をつくっていこうと訴えた。
◎ 原発問題については、片岡遼平さん(原子力資料情報室)が、自らの
取材に基づく福島の現状や被ばく労働などの話から入り、原発再稼働・
廃炉の状況、エネルギー基本計画、原発輸出、核燃料サイクルとプルト
ニウムの軍事転用などについて、その要点を簡潔にわかりやすく話した。
破綻は明らかなのに、不合理極まりない理屈がまかり通り、原子力産業は
今も健在という矛盾、福島第一原発事故で露呈したさまざまな人権侵害など
から、原子力は明らかに憲法違反と指摘し、原発も核兵器もない社会を
作っていこうと呼びかけた。
◎ この学習会に参加して次のような感想をもった。
軍事産業も原子力産業も国策ということで、税金が惜しげもなくつぎ込
まれ、擁護されている。
どちらも命と暮らしを脅かす「悪魔の産業」というべきものであるにも
かかわらず。人が平和に生きるために有害な、反社会的産業は不要であり、
社会から追放すべきではないか。
死の商人がもうかる方向ではなく、本当に命と暮らしに役立つ産業とは
何かを考え直し、そういう産業を興し育てる方向に進まなければ、地球が
もたないと思う。
地球を健全な形で未来に渡すことは、現状を作ってきた私たち世代の
責任だと思う。
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┗■2.ただよう日本列島、毎年西北西に約8センチ(太平洋プレートが)
| 北北西に約4センチ(フィリピン海プレートが)移動する
| 卵の殻のようなプレートに乗っかり、日々生活をしている人間
| いかに危うい状況で地震や火山、
| さらには人災に対処しなければならないのか
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 1月31日、本年最初の「地震がよくわかる会」に参加してまいりま
した。
今回の課題図書は、地球物理学者島村英紀先生の「火山入門」です。
前半後半で課題図書の内容を学習するのですが、今回は書籍の前半に
ついてお伝えしたいと思います。
「地震がよくわかる会HP」http://jishinga.com/index.html を
ぜひご覧ください。
◎ 今回読んでいて一番衝撃を受けたのは、今更ながらに日本は地震大国
であり、例外なくリングオブファイヤ(環太平洋火山帯)の一環であると
いう事です。
日本の国土は全陸地の0.25%しかないところに、世界の火山の7分の1
が日本に存在し、活火山は110存在するという、いわば火山過密地帯と
言ってよい国土だと思います。
さらに地震の面から考えるとマグニチュード6を超える地震は、全世界
の実に22%が日本で発生しています。
◎ これだけでも十分、安定した環境で原発や核施設建物を維持する事も
難しく、作業するのが厳しい状況の様な気がします。
このように原発が国土に乱立し再稼働を今か今か手ぐすね引いている人
がいることが本当に不思議です。
危険である、制御できるのか、などイメージを働かせれば子供でも危
ない事が分かりそうなことだと思ってしまいます。
そして、昨今起きている原子力関係の事故などは明らかにずさんな管理
と、老朽化の検査漏れなどの人災ではないでしょうか。
これもまた危険であることのイメージを他人や自分の家族を思いやれ
ない、乏しい結果だと思っています。
次回の「地震がよくわかる会」は、3月28日(木)18:30から、たんぽぽ舎
5Fで開催致します。ぜひお気軽にご参加ください。
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┗■3.プルトニウムは負の遺産
| 米国MOX計画の終了-プルトニウムは
| ゴミとして処分されることに
└──── 「フォーラム平和・人権・環境/原水爆禁止日本国民会議」
米国サウスカロライナ州のサバンナリバー核施設で進められていた、米国
エネルギー省のプルトニウム混合酸化物燃料(MOX)利用計画の中核である
MOX加工工場の建設を終了する判決を、連邦控訴裁判所が2019年1月8日
に下しました。
エネルギー省の報告書(2018年4月)によると、MOX工場の建設・操業
コストに関する2016年の見積もりは、560億ドル。計画の停止が決まった
今後は、遙かに安価な方法で地下処分場に埋められる計画が進められます。
プルトニウムは負の遺産であることが誰の目にも明白となりました。
巨額の税金を投入して進められた計画の失敗責任がどう果たされるのかは
不明ですが、中止の決定は、遅かったにしろ納税者の利益となるものです。
一方、日本では48トンのプルトニウムを保有しながら、さらに再処理を
進めて負の遺産、プルトニウムを増産する計画を進めています。
(「フォーラム平和・人権・環境/原水爆禁止日本国民会議」
発行「News Paper」2019.2 No.849より了承を得て転載)
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┗■4.核のごみの最終処分場誘致を求める4人からの
| 1000万円授受問題 南大隅・森田町長 全員協議会で説明…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.核のごみの最終処分場誘致を求める4人からの
1000万円授受問題 南大隅・森田町長 全員協議会で説明
2/4(月)19:42配信「MBC南日本放送」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00034378-mbcnewsv-l46
2.「日本ガス協会」3900万円寄付
都市ガス市場の規制緩和審議会3委員に
2月4日「東京新聞」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019020401002341.html
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┗■5.新聞・配信より2つ
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◆「毒砂」安西宏之著
「毒砂の存在を隠して帰還を奨励するこの国や県の無責任は
必ず誰かが糾弾しなければならない」 鎌田 慧(ルポライター)
見知らぬ女性から1冊の本が送られてきた。なにげなく読みだして止ま
らなくなった。140頁ほどの手記なのだが、著者は送り主の弟で、1年半前、
死後数日たった遺体で発見されていた。
タイトルは「毒砂」。
著者の安西宏之さんは福島県庁に勤めていたが、原発事故後、定年を前に
早期退職、自費で放射線測定器を購入、住んでいた郡山市を憑(つ)かれた
ように測定して歩いた。
この本は弟の意志を継いで昨年暮れ姉が自費で出版した悲痛な記録で
ある。
安西さんは東西20数キロ、南北20数キロ、ほぼ市全域をひとりで歩いて
測定していた。
それらは発表・報道される各地のモニタリングポストの値とは無関係に、
局所的に線量の高いところが無数にあった。
さらに風のような放射線の移動ではなく、雨の跡等放射線量の高い、砂か
苔のような黒い物質を発見するようになった。
しかし、素人が調査を公表する責任、公表しても解決策がなく「住民の
不安を煽(あお)るだけ」との批判への対処ができない。基準以上の汚染地
が多い。しかし、解決策がない。このジレンマに苦しみ、夢に被曝者の顔
があらわれ、眠れなくなった。
「毒砂の存在を隠して帰還を奨励するこの国や県の無責任は必ず誰かが
糾弾しなければならない」
巻末に著者が測定した地点と測定値が、16頁にわたって掲載されてある。
(2月5日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
◆40年超える原発3基の再稼働延期
関西電力高浜1、2号・美浜3号
関西電力は4日、原則40年の運転期間を延長して再稼働を目指す高浜
原発1、2号機(福井県高浜町)と美浜原発3号機(同県美浜町)につい
て、安全対策工事の完了時期を、当初の計画から高浜で約9カ月、美浜で
約6カ月遅らせると発表した。3基の再稼働時期も同様に遅れる。
関電は、これまで高浜1号機で早ければ2019年9月、高浜2号機で20年
4月、美浜3号機で20年2月に再稼働するとしていた。
関電によると遅れによる収支への影響は計約1080億円。関電は既に再稼
働した高浜3、4号機など4基を含む全体の安全対策工事費として見込ん
でいる計約8900億円に変更はないとしている。
(2月4日21:44配信「共同通信」より)
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