たんぽぽ舎から TMM:No3649

たんぽぽ舎です。【TMM:No3649】

2019年5月17日(金)地震と原発事故情報-

6つの情報をお知らせします

転送歓迎

━━━━━━━

★1.高浜原発のテロ対策・「特重施設」は?…設置期限5年の

2020年8月にはとても完成しそうになく

金がかかるものは後回しにする

山を削りトンネルを掘るため大変な量の土砂が出るが

その搬出先が行き当りばったり 東山幸弘(福井県高浜町在住)

★2.6月1日(土)は東海村でアメーバ行動…参加者募集

首都圏の原発<東海第二>をとめよう!

第1回茨城現地でチラシ撒き

「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

★3.廃炉作業に外国人受け入れを批判 「原発ゼロの会」…ほか

メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

黒木和也 (宮崎県在住)

★4.特重施設の進捗状況「示せない」-柏崎刈羽原発所長が会見…

メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

(お問い合わせは主催者へ)

◆5/31(金)止めよう核燃料サイクル政策

省庁vs議員と市民の院内集会

猿田佐世、山田清彦ほか

★6.新聞より2つ

◆九州電力、玄海3号機のテロ対策施設(特重施設)工事申請

「期限内の完成目指す」 解説:工期短縮の裏付け不明瞭

(5月17日佐賀新聞より抜粋)

◆地域間の電力融通 強化へ全国で負担 電気料金に一部転嫁

(5月17日朝日新聞7面より見出し)

━━━━━━━

※5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!

「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後~

朝鮮半島の平和に向けて」

 

お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)

日 時:5月30日(木)19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円

━━━━━━━

※6/3(月)学習会にご参加を!

「電力容量市場と容量メカニズム」~

老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?

 

講 師:松久保 肇さん(原子力資料情報室事務局長、研究員)

日 時:6月3日(月)18時より21時 新ちょぼゼミ第28回

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.高浜原発のテロ対策・「特重施設」は?…設置期限5年の

|  2020年8月にはとても完成しそうになく

|  金がかかるものは後回しにする

|  山を削りトンネルを掘るため大変な量の土砂が出るが

|  その搬出先が行き当りばったり

└──── 東山幸弘(高浜町在住)

 

◎ この問題で規制委員会が4月24日「未完成なら原発停止」と決める

前4月22日からたんぽぽ舎のメルマガで取り上げられているので、関電の

高浜原発についてだけ記します。

 

高浜原発3、4号機のテロ対策・特重施設の工事が始まったのは2016年

の夏頃で、2015年8月と10月にかけてこの3、4号の再稼働に向けての

工事計画認可がされているので、着工は稼働認可1年後であり、もう3年

近く経つ今、3、4号炉の裏手の山を削り、トンネルを掘って建物を建て

るため、クレーンが立ち並び基礎工事が始まっているように見える。

この工事現場は正門のある道路からは見えなく、裏手に当たる神野集落

からその進行状況が見渡せる。

設置期限5年の来年2020年8月にはとても完成しそうになく、関西電力

は1年の延期を求めた。

 

◎ 原子炉の稼働が何よりも優先し(2016年2月1日、3号運転開始。

同2月29日、4号起動したが送電失敗し停止。同3月9日大津地裁仮処分

決定で運転中の原子炉を止められるという歴史上の出来事があったが、

翌2017年3月28日大阪高裁で覆される。5月22日に4号、6月9日に3号

が再稼働)、金がかかるものは後回しにする。

ズルズルと引き伸ばし何とかなるだろうと甘い考えが支配しているよう

に思われる。

 

その計画性の無さの一例。山を削り、トンネルを掘るため大変な量の

土砂が出るが、その搬出先が行き当りばったり。

地元の不動産屋が残土置き場を耕作していない田畑を探し回り、何とか

顔(地縁)と札束(そんなに出していないと思われるが)で確保し、道路より

1~2メートルうず高く積み上げている。

その借りた上げた農地は転用できないため、高浜町が20、30年前から

始めた杜仲茶栽培の振興推進に便乗したかたちでその苗木を申し訳程度に

植えている。この様なところが町内にあちこちにある。

 

◎ 金のかかるものは後回しにするもう一つの例。福島第一原発事故後、

関電は福島にあって若狭の原発にない重要なものとして重要免震棟と高い

排気塔を上げた。

免震重要棟を北門の側に2013年初めに着工し、基礎工事の穴を掘り始

めたが免震棟は金がかかるので「耐震で」ということでズルズル、2年も

3年も穴が開いたまま、やっと今年3月28日完成。

しかし、緊急時の制御室は無い。これは隣に完成した耐震の建物に

入っている。重大事故に対応するためフィルターのついた高い排気塔は

「そんなものが必要と言ったかな」と?かむりである。

 

 

┏┓

┗■2.6月1日(土)は東海村でアメーバ行動…参加者募集

|   首都圏の原発<東海第二>をとめよう!

|  第1回茨城現地でチラシ撒き

└──── 「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

 

第1回目は「東海村」です!

原発現地がこんなに近い!見よう、知ろう、手を結ぼう!

カギとなる東海第二原発周辺6市村へのチラシまきです

終了後に現地交流会・東海第二見学などを検討中

 

6月1日(土)「東海村でアメーバ行動」

 

常磐線「東海」駅東口に、12時集合です

 

◎常磐線普通列車利用〈片道2268円〉

電車の参考例

上野 9:32(水戸行)-水戸乗り換え11:39(高萩行)-東海11:53

 

◎自動車で参加の方も…12時「東海」駅東口集合です

 

集合したら、「産業・情報プラザアンヴィル」(徒歩2分)にて

グループ割と打ち合わせなど

12:30より15:00 チラシまき

15:00より現地交流会

17:00 帰途または東海第二原発見学(検討中)

 

【アメーバ行動とは】

4~5人で1組になって原発周辺地域の路地をアメーバのように回り、

チラシをまきながら原発をやめましょうと呼びかけます。

関西・若狭の反原発運動から生まれた街頭宣伝のスタイルです。

 

よびかけ:「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

協  力:「再稼働阻止全国ネットワーク」/たんぽぽ舎

連 絡 先:「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」

TEL 070-6650-5549 Fax 03-3238-0797

【交通費補助と自動車協力のお願い】

・初回の今回は、電車・自動車参加ともに1人1000円の

交通費補助を致します。

・首都圏各地から自動車を出せる方を募集しています。

「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」までご連絡ください。

 

 

┏┓

┗■3.廃炉作業に外国人受け入れを批判 「原発ゼロの会」…ほか

|   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

└──── 黒木和也 (宮崎県在住)

 

1.廃炉作業に外国人受け入れを批判

福島第一めぐり超党派議員「原発ゼロの会」

5/16(木)20:54配信「共同通信」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000186-kyodonews-soci

 

2.太平洋の「核のひつぎ」(ルニット島)から汚染物漏出の恐れ、

国連事務総長が懸念

5/16(木)23:17配信「AFP=時事」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000043-jij_afp-sctch

 

 

┏┓

┗■4.特重施設の進捗状況「示せない」-柏崎刈羽原発所長が会見…

|   メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 

◆特重施設の進捗状況「示せない」-柏崎刈羽原発所長が会見

 

東京電力柏崎刈羽原発の設楽所長は16日の定例会見で、新規制基準で

原発への設置が義務化されたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」

(特重施設)の工事の進捗状況について、「詳細設計が全て終わっておら

ず、示せない」と語った。柏崎刈羽原発では特重施設の準備工事を進め

ている。

原子力規制委員会は4月、「原発本体の工事計画の認可から5年」とし

た特重施設の完成期限を延長しない方針を決めた。東電が再稼働を目指す

柏崎刈羽6,7号機はまだ工事計画の認可を受けていない。

設楽所長は、特重施設を含めた安全設備が完成した後に再稼働させる

べきではないかとの質問に対し、「決められた枠組みの中で工事や準備

をしっかりやっていく。県の三つの検証にも引き続き対応する」と述べる

にとどめた。

一方、6,7号機の再稼働の条件として、柏崎市の桜井市長が6月まで

の提出を求めている1~5号機の廃炉計画については「検討中」とした上

で「経営判断に関わる。どういう形で回答できるか最後の最後まで分か

らない」とした。 (5月17日「新潟日報」より)

 

 

┏┓

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

|             (お問い合わせは主催者へ)

└────

 

◆5/31(金)止めよう核燃料サイクル政策 省庁vs議員と市民の院内集会

 

日 時:5月31日(金)11:00開場 11:30開演

第一部前段集会 11:30~13:00

猿田佐世(新外交イニシアティブ代表)「再処理をめぐる日米関係」

トーマス・カントリーマン(元米国務次官補)

ビデオメッセージ「なぜ日本は再処理を再考すべきか」

山田清彦(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長)

「青森・再処理の現状」

署名提出 12:45 衆・参各国会議員への委託

第二部ヒアリング集会

場 所:参議院議員会館

主 催:脱原発政策実現全国ネットワーク

共 催:ストップ・ザ・もんじゅ TEL・FAX 072-843-1904

協 力:超党派国会議員連盟原発ゼロの会(事務局:阿部知子)

原子力資料情報室

 

八方破れの核燃料サイクル政策

再処理が大事故を起こせば地球規模の大惨事に!

一刻も早く中止させるため、全力をあげて追及しよう!

 

 

┏┓

┗■6.新聞より2つ

└────

 

◆九州電力、玄海3号機のテロ対策施設(特重施設)工事申請

「期限内の完成目指す」

解説:工期短縮の裏付け不明瞭

 

九州電力は16日、玄海原発3号機(佐賀県東松浦郡玄海町)のテロ対策

施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の工事計画認可申請書を

原子力規制委員会に提出した。

川内原発(鹿児島県)と同様に工事計画を3分割し、今回は原子炉補助

建屋に設置する配管や安全弁などに関して申請。九電は設置期限の2022年

8月までの完成を目指すとしている。

九電は今後、建屋や貯水槽、緊急時制御室や注水ポンプ、発電機などに

関する工事計画を2回に分けて順次申請する考えで、4号機の施設につい

ても分割申請の準備を進めている。(中略)

 

[解説]工期短縮の裏付け、不明瞭

 

九州電力は、玄海原発3号機のテロ対策施設について、設置期限を

「超過する」としていた説明から一転、「(期限の)2022年8月までに

工事工程を完了する予定」と言及した。

規制委は設置期限超過の原発を停止させる方針を示しており、九電が

停止回避へ覚悟を示した格好だ。ただ、工期短縮を裏付ける根拠は明ら

かにされておらず、期限内の設置には不透明さがつきまとう。

 

九電は管内原発のテロ対策施設に関し、川内1、2号機がそれぞれ1年

ほどの期限超過を見込み、玄海3、4号機も4月下旬の段階で「超過

する」としていた。

池辺和弘社長は4月末の会見で「(玄海は)川内と同じスピードで行け

ばという前提で答えた」と釈明し、工夫次第で期限内の設置が可能かとの

質問に「そのように期待している」と回答。今回の期限内設置の言及に

つながっている。

 

ただ一連の「見通しの修正」に関し、施設建設を巡る状況の変化や新

たな“てこ入れ策”が示されたわけではなく「できるだけ早期の完成を

目指す」とするにとどめている。

この1カ月弱で何が変わったのか。有事の際の安全を担保する重要

施設だけに丁寧な説明が求められる。(小部亮介)

(5月17日佐賀新聞より抜粋)

詳しくはこちらを

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/374958

 

 

◆地域間の電力融通 強化へ全国で負担 電気料金に一部転嫁

(5月17日朝日新聞7面より見出し)

以下は登録必要です。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14017527.html

 

──────────

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事

故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

します。

郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

グループも平等に掲載する基本方針です。

そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

必要事項を400文字以内でお送り下さい。

件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 mailto:nonukes@tanpoposya.net」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

──────────

◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

◆メールマガジンをお送りします

たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を

発信しています。

ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

送ってください。

違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

間違いの元となりますのでやめて下さい。

登録できしだい発信致します。

・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

たんぽぽ舎のメールアドレス:mailto:nonukes@tanpoposya.net

◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

ます。

──────────

たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、

日曜・休日はお休みです。

〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

ダイナミックビル5F

TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

新HP http://www.tanpoposya.com/

郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

口座番号 00180-1-403856