たんぽぽ舎です。【TMM:No3726】
2019年8月22日(木)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「特重施設」のない原発をすぐ止めろ!
全国各地で声をあげよう!
原子力規制委員会(六本木)と九州電力東京支社(有楽町)へ
8/21第1波全国共同行動に参加して
坂東喜久惠 (たんぽぽ舎)
★2.福島第一原発は津波の前に、地震の直後に壊れた
「文芸春秋」最新9月号の『福島第一原発は津波の前に壊れた-
元東京電力「炉心専門家」が決意の告発』の解説
浜島高治 (神奈川県在住)
★3.辺野古新基地建設につながるすべてに反対をしていきたい
8/20安和・塩川レポート
千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
★4.事前に察知できなかった小惑星の接近-
直径130メートル、時速9万キロの猛スピード
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その309
島村英紀(地球物理学者)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆8/31(土)武藤類子講演会にご参加を!
『事故から八年 福島からの声 森と人と生きものと』
会場:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ
◆とめよう!東海第二原発
9/14(土)「村上達也東海村元村長 講演会」にご参加を!
ところ:亀有地区センター 主催:「ひろば葛飾から」
★6.新聞より1つ
◆原子力規制委 福島第一原発処理水の海洋放出を東電に再要求
(8月22日14:50「日刊ゲンダイ」より抜粋)
≪好き勝手ひとことコーナー≫ 小山芳樹 (たんぽぽ舎ボランティア)
「ちょっと待ったー」更田規制委員長!
東京電力のお先棒をかつぐんじゃない!
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※8/28(水)学習会にご参加を!
「公益通報×司法取引・自己認証制度 通報者保護はどこへ!」
~公益通報者保護制度改正とその問題点~
講 師:光前幸一弁護士 (子ども脱ひばく裁判等弁護士)
日 時:8月28日(水)18:00~21:00〔講師のお話は19時からです〕
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円) 新ちょぼゼミ32回
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┗■1.「特重施設」のない原発をすぐ止めろ!
| 全国各地で声をあげよう!
| 原子力規制委員会(六本木)と九州電力東京支社(有楽町)へ
| 8/21第1波全国共同行動に参加して
└──── 坂東喜久惠 (たんぽぽ舎)
◎ 「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が完成するまでは、原子力
規制委員会は電力会社へ原発を停止するよう命令すべき。
このことについて、原子力規制委員会と電力会社に対し全国で一斉に
抗議することになり、関東圏は8月21日(水)に実施しました。
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
共催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
◎ 昼12時から13時まで原子力規制庁・原子力規制委員会の入っている
ファーストビル(六本木)の前で抗議行動と申入れ。15時からは九州電力
東京支社(有楽町駅前)です。
規制委員会抗議の参加者は50名弱、コールやアピールがあり、玄関前
に出てきた規制委員会の担当者に、主催者他各団体の申し入れを行い
ました。
今回の抗議行動は、韓国のTVメディアがしっかりビデオ取材して
いきました。
◎ 毎週水曜日は、原子力規制委員会の会議が開かれるので、六本木の
ファーストビル前での抗議行動が続いています。
定例の日は抗議参加者が10名に満たない時もあり、邪魔しに来る人
たちも少ないそうですが、この日はこちらに合わせ「あちらも」5名
くらいで多めでした。
ファーストビルの回りはマンションも多く高級住宅地?住民の方の
苦情もありスピーカーの音も小さめ。互いに地声でアピールと
なりました。
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┗■2.福島第一原発は津波の前に、地震の直後に壊れた
| 「文芸春秋」最新9月号の『福島第一原発は津波の前に壊れた-
| 元東京電力「炉心専門家」が決意の告発』の解説
└──── 浜島高治 (神奈川県在住)
◎著者の木村俊雄さんは、東電学園出身ながら武藤社長に認められた
炉心運転管理専門。
・あの日、津波が来る前の地震直後=1分40秒後に、炉心圧力容器の水
の流れが止まりました。国会正門前で紹介された方は、水そのものが
無くなったと誤解されていました。
原子炉の大量の水が1分40秒で無くなるのは不可能。水の流れはすぐ
に止まります。
・水の流れが止まると、水に含まれる空気が泡になって燃料棒を包みま
す。冷やされなくなるので破滅です(ドライアウト)。
・本記事の前に、「岩波・科学」2013年11月号1223-1230ページに、『地
震動による福島第一1号機の配管漏えいを考える』を投稿されて、経緯
を記されています。
今回の「文春」記事は、福島県田村市の住民訴訟で3月と5月に証言
されたという事情があります。
そして、最も基本の大切なことを、我々自身が忘れさせられていたと
いうことです。
◎「科学」から「これまでの経緯」引用:
筆者(木村俊雄さん)は、2013年7月10日付で東京電力に対して、公開
質問書を提出した。その結果、7月17日付東京電力より書面で東京電力
が必要と判断したもののみデータを公開するという内容の回答があった
(詳細は本誌9月号P957以降参照)。
その後も東京電力定例会見の都度、朝日新聞木村英昭記者や木野龍逸
氏らが過渡現象記録装置データの全公開のために尽力してくれた。
その結果、東京電力は8月になり過渡現象記録装置の全データを希望
者に公開するという対応に変わり、今回新しく加わったデータを使用
し、考察するに至った。
・「科学」と「文春9月号」のグラフは、木村さんが数字の羅列から
プロットされたものです。まさに当事者でないとできないことです。
国会事故調など4つの委員会でも見過ごされました。
1時間当たり1万8千トン=1分間当たり300リットルの流れが、
地震の1分30秒後にマイナスに落ち、ゼロになりました。
・運転停止しても自然循環10%弱流量が残存する筈だが無し。異常現象
の原因は、原子炉圧力容器につながる配管破損による冷却材漏洩以外に
考えられない。
GEが日本で原発をつくり始めた頃のGEの現場責任者だった菊池
洋一さんは、著書でも、たんぽぽ舎における講演でも、圧力容器の外側
にぶら下っている配管とポンプの危うさを指摘されていた:「事故の夢
を毎日のように見た。圧力容器につながる配管がギロチン破断し、格納
容器内で暴れ回る。現場では『たこ踊り』と言っていた」。
東海第二原発も同じで危険。柏崎刈羽原発の6.7号機のABWRで
は、それらが外にぶら下がらないで圧力容器と一体化している。
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┗■3.辺野古新基地建設につながるすべてに反対をしていきたい
| 8/20安和・塩川レポート
└──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
8月20日(火) 天候:晴れ、風強く(海上で8から10m/秒)
<安和>
朝、安和に到着した8時40分 、海は荒れて波も高く(1.5から2m)
カヌーは断念した。
琉球セメント桟橋にはガット台船が接岸していたが、赤土搬送システ
ムの故障と思われる理由か2時間ほど途中ストップし、午前中には出港
しなかった。
<塩川>
カヌー&船(ゴムボート)のメンバー13名は塩川港に向かった。
9時5分、ガット台船が港に接岸してダンプカーが直接乗り込み赤土
を降ろしている。
ダンプカーが港に入るのに対して阻止行動を行なった。
私たちはカヌーに乗らなくとも、いろんなことに参加して辺野古に
赤土が運ばれるのを阻止する。
私は辺野古新基地建設につながるすべてのことに反対をしていきたい
と思っている。
結局、午前11時まで2時間ダンプカーを完全阻止し、機動隊が来て
排除されるまで頑張った。その後も排除されながらもダンプカーを遅ら
せるべく抗議行動を行った。
12時近くになりダンプカーが途絶え、本日の塩川港の積み出しは終了
したとの情報を得て私たちは撤退した。(午後の積み出しはなかった
模様)
現地の情報などによりランプウェイ台船もう1隻、計2隻に満積する
のを半分に抑えたと考えられる。
※写真と8/21レポートはこちらを
https://www.tanpoposya.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
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┗■4.事前に察知できなかった小惑星の接近-
| 直径130メートル、時速9万キロの猛スピード
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その309
└──── 島村英紀(地球物理学者)
暑い夏なので怪談をひとつ。小惑星「2019 OK」が地球をかすめた。
地球に落ちたら大惨事になったはずだ。7月25日に月までの距離の5分
の1以下という近距離を通ったのだ。
小さいとはいえ、小惑星の衝突の威力は大量の核兵器にも匹敵し、
大きな都市でも破壊する。
今回、地球をかすめた小惑星の直径は130メートルだった。1908年には
この小惑星よりも小さな直径約60メートルの小惑星がシベリアのツン
グースカに落ち、人類史上最大の事故になった。大地震の比ではない。
ニューヨーク市の2倍近い広さの地域で木々が倒れ、東京23区と同じ
くらいの広さで被害が出た。
じつは、6月30日は「小惑星の日」だった。ロシアのニュース局「ロ
シア・トゥデイ」が発表したリストには、地球にとって潜在的な危険性
をもつ全863の宇宙物体が記載されている。
だが、「2019 OK」はこのリストにはなかった。問題はこの小惑星が
事前には分からなかったことだ。
ブラジルと米国の研究チームが接近に気付いたのは、ほんの数日前の
ことだった。「2019 OK」は地球に向かって、時速約9万キロという
途方もないスピードで迫っていた。
米国では2005年、連邦議会が米国航空宇宙局(NASA)に対し、20
20年までに直径140メートル以上の地球に接近する小惑星の90%を追跡す
るよう指示した。だが、直径数十メートル以上の天体は、地球に接近す
る可能性があるものだけで100万個もある。そのうち発見されているのは
1万個ほどにしかすぎない。
欧州宇宙機関や国際小惑星警報ネットワークなどの国際組織も協力
しているが、能力には限界がある。
小さな小惑星に目を光らせておくのは難しい。どちらから飛んでくる
か分からないのに、正しい時間に正しい方向へ望遠鏡を向けるしかない
からだ。小惑星は自分では光らないので、反射する太陽光を検出するこ
とによって初めて見える。だが、小惑星が小さければ小さいほど、その
反射はかすかで見つけにくい。
科学者にも言い分がある。「2019 OK」は比較的大きさが小さく、
軌道も通常と異なり、速度が非常に速かったので発見が難しかった
という。
いままでは、地上に設置された望遠鏡で小惑星の監視が行われて
きている。
しかしNASAによると、2021年に人工衛星に搭載する「地球近傍
天体カメラ」の打ち上げを計画している。これは小惑星を発見するため
に特別に設計された赤外線宇宙望遠鏡だ。より早期に小惑星を発見でき
るという。
分かっているものでは直径900メートルの小惑星「1979XB」は、毎秒
30キロで近づいていて、最接近するのは2024年。またサッカー場4つ分
の大きさの巨大な小惑星「アポフィス」は、2029年に近づく。
さて、NASAの「地球近傍天体カメラ」が今度の衝突までに間に
合えばいいのだが。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より8月9日の記事)
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
└────
◆8/31(土)武藤類子講演会にご参加を!
『事故から八年 福島からの声 森と人と生きものと』
日 時:8月31日(土)14:00より16:30 (13:30開場)
会 場:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ4階ホール
主 催:さよなら原発!三鷹アクション 実行委員会
問合せ TEL 080―5465―8138
チラシはこちらを参照願います
http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/
資料代:500円(学生・未成年者無料)
◆とめよう!東海第二原発
9/14(土)「村上達也東海村元村長 講演会」にご参加を!
と き:9月14日(土)13時30分より15時30分
ところ:亀有地区センター第3会議室
(JR/千代田線「亀有駅」南口 イトーヨーカ堂7階)
主 催:「ひろば葛飾から」
東京都葛飾区亀有5-38-3 TEL 03-3620-4095
参加費:500円
・1999年JCO臨界事故時、村上達也氏は、国・県の対応を待つこと
なく村長の判断で住民避難を最優先。
・2011年3.11福島第一原発メルトダウン事故時、東海第二原発は冷温
停止に3日半、過酷事故寸前に。
この危機時にも、村上氏は現場の村長でした。
この体験が原発立地自治体の首長としての責任を果たす国・政府への
「廃炉提言」に。
・村上元村長の「住民の生命・安全を最優先する」決意が引き継がれ、
東海、日立、ひたちなか、那珂、常陸太田、水戸の6市村へと拡大する
原発再稼働の事前同意権、「新安全協定/茨城方式」に結実。
村上達也東海村元村長(1997年~2013年)の体験から学びましょう。
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┗■6.新聞より1つ
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◆原子力規制委 福島第一原発処理水の海洋放出を東電に再要求
ため続けてきた東京電力福島第一原発から発生する「処理水」が、
いよいよ海に放出されることになるのか。
原子力規制委員会の更田豊志委員長は21日の記者会見で、処理水を
希釈して海に放出するよう、改めて東電などに求めた。(後略)
(8月22日14:50「日刊ゲンダイ」より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260671
≪好き勝手ひとことコーナー≫ 小山芳樹 (たんぽぽ舎ボランティア)
「ちょっと待ったー」更田規制委員長!
東京電力のお先棒をかつぐんじゃない!
東電の本音は、汚染水の「海洋放出」にあるのではないか。
そのために「タンクが一杯になるからこれ以上保管できない」と
こじつけているようだ。
しかし、この言い方はウソではないか。
新たなタンクを設置する場所はあるはず。
8月9日の処分方法を検討する政府の有識者小委員会での委員の発言
にも一部あるように、
1.東電福島第一原発の北側には広大な「土捨場」が有る。
2.福島第一原発敷地の周囲は環境省が中間敷地として保有して
いる。そこに拡幅できる。
3.さらに、福島第二原発の敷地には広大な土地がある。
汚染水のトリチウムは、100年ほど地上で安全に保管すれば大減少
する。
詳しくは8月10日発信【TMM:No3722】
★1.放射能汚染水を海に捨てるな、漁業・海をこわすな
を参照願います。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
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書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
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必要事項を400文字以内でお送り下さい。
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日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
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