たんぽぽ舎です。【TMM:No3773】
2019年10月21日(月)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.東海第二原発再稼働への資金支援をするな
日本原子力発電に対する3500億円
日本原電は廃炉管理専業会社となるべき
たんぽぽ舎声明
★2.関西電力問題 追及その3
大飯原発でも関電幹部金品授受…高浜町元助役から
底なし沼のありさま
ブラックマネー問題、亡き石井紘基が暴こうとした
政治の裏金問題と軌を一に
山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.関電から高浜町への寄附、10年間で35億円
森山元助役の在任時に集中…
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆10/26(土)東電、関電さようなら!原子力の日
会場:千駄ヶ谷区民会館
主催:原発止めよう!東京ネットワーク
◆11.9(土)第13回新宿デモ
子どもを被ばくから守ろう!家族も、自分も!
JR新宿駅西口「アルタ」前 主催:脱被ばく実現ネット
━━━━━━━
※10/24(木)学習会にご参加を!
「東海第二原発と再処理工場の複合災害の可能性~
どうなるこの日本、どうなるこの地球」
講 師:大石光伸さん(東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表)
日 時:10月24日(木)19時~21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※10/30(水)全国一斉抗議行動第2波にご参加を!
原発は危険!「特重」ない原発はもっと危険!
「特重できていない原発」はすぐ止めろ!
日時:10月30日(水)12時より13時…原子力規制委員会前(港区)
(地下鉄六本木一丁目駅より)
15時より16時…九州電力東京支社前(千代田区)
(JR有楽町駅日比谷口すぐ前)
呼びかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東海第二原発再稼働への資金支援をするな
| 日本原子力発電に対する3500億円
| 日本原電は廃炉管理専業会社となるべき
| たんぽぽ舎声明
└────
日本原子力発電(原電)東海第二原発について、10月18日新聞各紙や
テレビは『東京電力、東北電力、中部電力、関西電力、北陸電力が
合わせて約3,500億円の資金支援をする見通しであることが10月17日に
分かった。』と一斉に報じた。
東海第二原発の再稼働については2018年9月に新規制基準適合性審査
による原子炉設置許可を得た。しかし条件として、必要な安全対策工事
をおこなわなければならず、その費用が3,500億円に達している。
◎原電に経理的基礎はない
原子炉等規制法では、原電に対し「経理的基礎」すなわち安全対策
費用や運営費用を調達する能力があることが、義務づけられている。
原電は所有している原発4基のうち2基は廃炉、1基は審査中だが
真下に活断層があり再稼働は不可能。唯一、東海第二原発だけが頼みの
綱である。
これまでにも原電は、関西電力などからの資金支援を受け続けて
きた。発電もしていないのに、毎年1,000億円規模の「設備維持費用」
も得てきた。
◎東電の資金支援は許されない
一方、東海第二原発の再稼働によって電力の供給を受けることとなる
東京電力と東北電力は、その料金の前払いの意味も含めた資金支援を
実施するというが、東電は福島第一原発事故の負債を抱え、税金投入で
ようやく延命している会社である。
実質的に破たんし、国の資金支援で延命している東京電力が、他社を
支援することは許されない。
◎国にも資金支援に責任がある
原電への資金支援とは、東電から税金を回すことに他ならない。
誰に断っておこなうのか、東電にも経営責任が問われる。
国は資金支援について「廃炉、賠償及び安定供給に大きな支障を
及ぼすようなおそれがある場合を除いて」との前提条件を置いた上で
「東京電力の経営陣の責任において行われるべきもの」としている。
巨額の資金支援をおこなう前に、被災者への賠償や福島第一原発
事故対応が最優先である。
台風災害で、千葉県などで大規模停電を引き起こしたのは電力系統
への投資を怠ってきたことが原因の一端でもあることから、原電への
資金支援が東電の安定東電が供給にも大きな支障を来すおそれが
大きい。その点からも資金支援を認めてはならない。
◎理由のない電力3社の資金支援にも怒りが
中部電力、北陸電力、関西電力については東海第二原発からの電力を
買うのではない。資金支援をおこなう意義は認められない。
報道によると、3,500億円のうち約8割に当たる2,500億円について
東電が2,200億円、東北電力が300億円を分担して負担し、残りを3社で
分割し負担する。
この三社は既に電力基本料金(設備維持費用)として、年間500億円
以上も支払っているうえ、債務保証もしている。電力供給も得られない
会社に巨額に資金支援を続けることで、電力会社がすべき安定供給や
発電設備更新への投資も阻害される。これらの会社の消費者や株主の
間にも怒りが湧き上がっている。
◎茨城県でも周辺自治体でも再稼働は拒否されている
東海第二原発の再稼働については、報道機関や大学研究者が何度も
おこなった世論調査で、再稼働に「賛成」の意見は15から23%、一方
「反対」は46から61%と、圧倒的に反対が多い。
茨城県内の自治体では44市町村のうち66%にあたる29市町村議会
から、運転延長反対や廃炉を求める意見書が採択されている。茨城県外
からも反対の意見書等が次々に出されている。
東電などが資金支援をしたところで、東海村など6市村の同意は
得られないだろう。また、再稼働の是非を住民投票でとの運動もおこな
われている。そのハードルを越えて再稼働を強行したとしても、
運転可能なのは2038年までである。
時間の経過は、運転可能年数をも食い潰しており、前払いの電気料金
に対してそれに見あう電気を受け取ることは不可能だ。
◎本来の姿に戻せ
原電は既に経営破綻した会社であり、自社保有の発電所の廃炉に責任
があるのに、その費用さえ調達できない危険性がある。
それにもかかわらず、稼働できない原発に再稼働を前提とした巨額
投資を続ければ、他の廃炉原発の安全対策も含めて資金が回らなく
なり、結果として最悪の破綻状態に陥るだろう。
今すべきことは、日本原電には全4機の原発の安全対策にのみ投資を
続ける。他の電力会社の原発が抱える大量の廃炉原発の安全対策
役務(将来は解体撤去するとしても、それまで長期の安全管理期間が
必要である)の提供を通じて、廃炉管理専業会社となるべきである。
そのためにも、原発事故リスクだけは巨大な東海第二再稼働への資金
支援を直ちに中止することを求める。
私たちは、これまで東京電力本店合同抗議行動を、「経産省前テント
ひろば」など134団体と共に足かけ7年つづけてきた(のべ73回)。
最近2年は、「ストップ!東海第二原発首都圏連絡会」の人々と
共に、日本原電本店へ「東海第二原発の再稼働やめよ」と訴えてきた。
今後も、茨城の人々共に『東京電力本店』-『日本原電本店』に、
さらに多くの市民の声を集中したい。
東京電力-日本原電の「無謀な計画の中止」を求めて闘うことを
表明する。
たんぽぽ舎
東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
┏┓
┗■2.関西電力問題 追及その3
| 大飯原発でも関電幹部金品授受…高浜町元助役から
| 底なし沼のありさま
| ブラックマネー問題、亡き石井紘基が暴こうとした
| 政治の裏金問題と軌を一に
└──── 山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)
◎文字通り底なし沼の様相。高浜元助役は大飯原発でも関電幹部らに
キックバック。
またして関西電力の調査がいい加減であることが判明した。
もはや関電を信用する人は一人もいないだろう。特別工事発注と
金銭授受がセットであることは贈収賄、特別背任、完全に刑事罰に
値する。
関電社長が電事連会長であったことを考えると、すべての原発立地で
同様なことが行われていたと見るべきであろう。たった1日か2日の
調査で何もないという結論を信じろという方が無理だ。原発マネー回遊
の構造化だ。
◎ ところで今回、私は金銭授受問題の本質について、突っ込んで考察
してみる。
先ずはおカネの出処だが、一つは「総括原価方式」による私たちの
電気料金。
加えるに原発立地に落とす交付金など、諸々資金はもともと国の
カネであることは間違いないが、どうしてチェックもされずに彼らの
手に渡ったか?
答えは簡単。要するに国会の審議を必要としない特別会計の資金
だから。
年間の国家予算およそ300兆円とすると、なんと3分の2の200兆円が
特別会計。
まさにこの特別会計こそ、政府、官僚が自由に操る政治の裏工作、
闇資金である。
一例を上げると、道路公団の予算から700社に及ぶファミリー企業に
資金は流れている。
これらのファミリー企業が公団や官僚の天下り先で、ほとんどが
黒字。公団だけは赤字という奇妙な現象。
原発マネーは国の特定事業、原発事業の資金として、あるいは
エネルギー対策特別会計などの資金から、国民に報道される事無く
自由に使われている。
◎ 皆さんは石井紘基という国会議員を覚えているでしょうか。2002年
10月右翼に暗殺された事件の被害者です。
私はたまたま同じ大学やロシアに関わっていた関係で、当時尊敬する
周知の間柄でした。彼は特別会計に関する裏金問題について、国政
調査権を使い10年間徹底的に調査していた。
その膨大な資料を基に国会で3日後に質疑する予定だった。
もし、これが明かされたら犠牲者もでるし、大変なことになるだろう
と、奥様に語っていたという。
ところが、殺害された時、彼が大事にカバンに入れていた資料も同時
に盗まれ、いまだに見つかっていない。
犯人は無期懲役が確定した後、殺害は頼まれたこと、報酬として4500
万円を受け取ったことを朝日新聞記者に語ったが、その黒幕については
明かさなかったという。
今回の関電幹部、ブラックマネー問題、亡き石井紘基が暴こうとした
政治の裏金問題と軌を一にする。
┏┓
┗■3.関電から高浜町への寄附、10年間で35億円
| 森山元助役の在任時に集中…
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.関電から高浜町への寄附、10年間で35億円
森山元助役の在任時に集中
10/20(日)12:00配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191020-00000017-asahi-soci
2.原発マネー、ゆがむ関係=元助役、高浜町に君臨-
「関電は森山氏を利用し地元住民や行政を抑え込んだ」
10/19(土)8:21配信「時事通信」〔深層探訪〕
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00000032-jij-soci
3.小泉元首相「日本で原発運用は無理」
京都先端科学大学の創立50周年を祝う式典で講演、
エネルギー政策を批判
10/20(日)7:30配信「京都新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191020-00144770-kyt-l26
┏┓
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
└────
◆10/26(土)東電、関電さようなら!原子力の日
福島原発刑事訴訟 東京地裁の不当判決に対して控訴!
関電の原発は即時停止へ!死人に口なしの関電を逃がさない
セラフィールド再処理工場の現状報告…伴英幸さん
日 時:10月26日(土)11時より
会 場:千駄ヶ谷区民会館(渋谷区神宮前1-1-10)
主 催:原発止めよう!東京ネットワーク TEL 03-6821-3211
参加費:500円
◆11.9(土)第13回新宿デモ
子どもを被ばくから守ろう!家族も、自分も!
??なかったことにはさせない!-福島第一原発事故の
消せない真実と人権侵害を-
東電旧経営陣の無罪判決を許さない!
日時:11月9日(土)13時アピール 14時よりデモ
場所:JR新宿駅西口「アルタ」前
主催:脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
メール nijisaiban@gmail.com
チラシなど詳しくはこちらを
https://fukusima-sokai.blogspot.com/
もう黙っていては何も変わらない!御一緒に声をあげましょう~。
皆さまの賛同と御参加をお待ちしています。
★賛同団体、賛同人募集中
★「脱被ばく実現ネット」は、福島第一原発事故後に福島(郡山)の
子供達が安全な場所で教育をうけさせてほしいと提訴した
「ふくしま集団疎開裁判」を応援する会として出来た市民ボラン
ティア有志達の集まりです。
新たな「子ども脱被ばく裁判」を応援しながら 学習会や定期的に
官邸前抗議、(19日)新宿アルタ前街宣(第二土曜)、年2回のデモで
放射性物質の危険性を訴え、無用な被ばくから子供達を守ろうと
活動しています。ボランティアお仲間募集中です。
──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも
2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・
グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など
必要事項を400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)
及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 mailto:nonukes@tanpoposya.net」です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。
ご了解下さい。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ
ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
◆メールマガジンをお送りします
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
発信しています。
ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の
Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを
送ってください。
違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは
間違いの元となりますのでやめて下さい。
登録できしだい発信致します。
・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。
・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。
たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり
ます。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、
日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2
ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
新HP http://www.tanpoposya.com/
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎
口座番号 00180-1-403856