たんぽぽ舎です。【TMM:No3795】
2019年11月18日(月)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.あおもりスタディツアーに参加して
「これは生活者の闘いだ!止めるまであきらめない」
あさこハウス(大間町)の厚子さん語る
青山晴江(たんぽぽ舎会員)
★2.関西電力役員ら告発に参加募る(既に800人以上)、福井
金品受領問題で市民団体が集会…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★3.北海道沖の小島が消失…日本の権益は
ごく小さな「島」の存亡にかかっている
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その321
島村英紀(地球物理学者)
★4.新聞より2つ
◆東海第二「再稼働反対」700人訴え 水戸で大集会、デモ行進
(2019年11月17日「東京新聞【茨城】版より」抜粋)
◆高濃度汚染土 流出 福島山林 下流に拡散か 基準値は超えず
台風19号後 本紙など4市調査
(11月18日東京新聞朝刊1面より抜粋)
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※関西電力東京支店への抗議行動に参加しよう!
原発マネー許せない!
日 時:11月22日(金)17時45分より18時30分
29日(金)は、ありません。
(11/27(水)「日本原電本店抗議大アクション」のため)
場 所:関電東京支社前
日比谷パークフロントビル(内幸町2‐1‐6)
共 催:再稼働阻止全国ネットワーク/
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
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※11/25(月)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ38回
「アベ政治で国富がどれだけ失われたか」
講 師:上岡直見さん (環境経済研究所代表)
日 時:11月25日(月)18時より21時 〔講師のお話は19時より〕
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※冊子『たんぽぽ舎30年・反原発の歩みと展望』
好評です!よみごたえあり、写真特集7頁あり、ヒントになる資料も
お問い合わせ先:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
メール nonukes@tanpoposya.net
B5判 180頁 定価1000円+税 1冊の送料は100円となります。
☆12/16(月)『たんぽぽ舎30年・反原発の歩みと展望』の読者会開催!
「たんぽぽ舎30年」に寄せて…「感想と今後の活動」を話し合います
日 時:12月16日(月)18:30より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:無料
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※訂正1つあります。
11/16発信【TMM:No3794】★1.安倍後援会850人買収「桜を見る会」
正:安倍氏は、その翌月に問題化した加計学園
誤:安倍氏は、その翌日に問題化した加計学園
投稿の浅野健一氏より連絡がありました。
おわびして訂正させていただきます。
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┗■1.あおもりスタディツアーに参加して
| 「これは生活者の闘いだ!止めるまであきらめない」
| あさこハウス(大間町)の厚子さん語る
└──── 青山晴江(たんぽぽ舎会員)
11月15日から17日、「あおもりスタディツアー」(六ケ所村に新しい
風を起こす会主催)に参加してきました。
核と軍事施設の非常に厳しい現実を肌感覚で知ったツアーでした。
参加者10人。
最高気温6度の寒風吹くなか、たくさんの施設を訪問したり外から
見学した。
・[八戸市]是川縄文館…1万年前の縄文人の豊かな暮らしに惹かれる。
高度な工芸技術、遺跡群には戦争の跡がない。
・[三沢市]米軍三沢基地・飛行訓練のため移転した住宅群…3人に
1人は米軍・自衛隊関係の町だ。6日にはF16戦闘機から模擬弾が
落下、もし核施設に落ちていたらと住民をゾッとさせた。
・[六ケ所村]六ケ所核燃サイクル施設(再処理工場正門前)…高レベル
放射性廃液が東海村と同様に貯蔵されていて、このうち1%が沸騰・
爆発したら東日本に人が住めなくなると言われている、とガイド役の
山田清彦さんが説明してくれた。
再処理工場の恐怖をあらためて知る。六ケ所原燃PRセンター、
むつ小川原港、六ケ所ソイルセンター(汚染土壌処理施設)。
メガソーラー…あまりに広大で海のようだ。
・菊川慶子さん宅訪問交流。
・[東通り村]東北電力東通原発、建設中の東電東通原発、PR館。
東通村の学校・役場は超豪華な建築物。
・[むつ市]むつ使用済み核燃料中間貯蔵施設(RFS)。施設稼働
延期中。東電と原電の出資施設で乾式キャスク貯蔵。
永久的な核のゴミ捨て場になるのではと住民に懸念されている。
海風が強いこの地では、津波の危険もありそうだ。下北が原子力半島
へと変貌してきた背景と現状を、栗橋伸夫さん(核の中間貯蔵施設は
いらない!下北の会)からお話を聞いた。
明治からの鉱工業、戦中・戦後の事業の挫折などの背景が原子力半島
への布石となったことの話が印象に残った。
むつ科学技術館では原子力船むつの原子炉格納容器の内部を
のぞき窓から見たが、無理な開発の痛ましい終末の姿を覗いている
ような気がした。
・[大間町]大間原発(建設中)世界初のフルMOX燃料。
あさこハウス訪問交流。亡き熊谷あさ子さんの不屈の抵抗で、原発を
200mずらして遅れて着工。それがなければ、原発は完成していたろう
という話を聞いて、一人の人間の大きな力に心動かされた。
娘さんの厚子さんが、「これは生活者の闘いだ!止めるまであきら
めない。」と明るい声で言われた。薪ストーブの前に猫が、外には
数匹の犬が厚子さんを守るようにそばにいた。
1日目夕方の事前学習会から始まり2泊3日のツアー。
たくさんの場所を案内してもらい、知らないことの多さ、知ろうと
してこなかった自分を知ることになった。
遠い所の問題ではない、至近の危険なのだと気づかせてくれた
あおもりスタディツアーだった。
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┗■2.関西電力役員ら告発に参加募る(既に800人以上)、福井
| 金品受領問題で市民団体が集会…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.関西電力役員ら告発に参加募る(既に800人以上)、福井
金品受領問題で市民団体が集会
11/16(土)19:33配信「共同通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191116-00000134-kyodonews-soci
2.山本太郎氏、「原点」福島で街頭に 3時間にわたり熱弁
11/16(土)21:19配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191116-00000065-asahi-pol
3.公開捜査が映し出すベルギー原発への不安
2014年、ドール原発4号機・何者かが蒸気タービンの
潤滑油を抜いて原子炉が自動停止(1億ユーロ以上の損失)
11/17(日)15:00配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000025-mai-int
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┗■3.北海道沖の小島が消失…日本の権益は
| ごく小さな「島」の存亡にかかっている
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その321
└──── 島村英紀(地球物理学者)
北海道のオホーツク岸にある猿払(さるふつ)村の約500メートル
沖合にあった無人の小島「エサンベ鼻北小島」が消えた。海上保安庁が
9月に消失を確認したのだ。
この島は1987年の測量では、海抜が1.4メートルあった。
だが、昨年10月、地元住民が目視できないことに気付いた。波や流氷
による浸食などで消失したものだと思われている。
島は、小さくなったり、このように消えることは珍しくはない。
消えた北海道の島は沿岸近くにあるから日本の領海問題に発展する
ことは少ないが、日本でいちばん影響するのは「沖ノ鳥島」だろう。
日本の南端にあるこの島は、まわりに島がないだけに、日本
のEEZ(排他的経済水域)を拡げるのに大いに役立っている。
東京から1700キロ、小笠原の父島からも西へ900キロ離れている。
この島のまわりに200海里(約370キロ)のEEZがあれば、日本の
陸地全部を上回る面積が増える。漁業も資源採掘もEEZを持つ国に
管轄権がある。
この島は無人島で、ごく小さい。そのうえ、気をつけないと北海道の
島のように消滅してしまう。もともと16世紀にスペイン船が発見した
ものだ。1933年の測量では「北露岩」の南側に海抜2.25メートルの
「南露岩」があり、それ以外に海抜0.9~0.6メートルの露岩があって、
合計6つの露岩が満潮時にも姿を現していた。
だが南露岩は1938年に消失が確認された。北露岩を改称した
「北小島」と「東小島」以外の4つの岩も風化と海食によって消え
失せたと見られている。
残りの島がなくなったりしたら大変だ。このため日本政府は1987年
から「保全」に乗り出した。東小島と北小島の島のまわりに鋳鉄製の
消波堤を作り、内部に直径50メートルのコンクリート製護岸を設置
した。大きなドーナッツで小さな島を囲った滑稽な姿だ。
ところが、コンクリートの破片が肝心の島を傷つけて島を小さくして
しまうという事故が起きた。このため東小島は高価なチタン製の防護
ネットで覆うことになった。
だが、中国は「島」ではなくて「岩」だとして日本のEEZは認めて
いない。韓国も北朝鮮も台湾も認めていない。これらの国々は沖ノ鳥島
が日本に属していることには異論はないが、「岩」ゆえにEEZは
ない、という立場なのだ。
たしかに、1994年に発効した国連海洋法条約では、「岩」を「人間の
居住や独自の経済的生活を維持できない岩はEEZを有しない」と
書かれている。また、施設や人工島などは領海の基線を変更することは
ないのが国際的な理解だ。
北小島の面積は8平方メートル、乗用車1台分しかない。海抜は
第二次世界大戦以前には2.8メートルあったが2008年には約1メートル。
満潮時には約16センチが海面上に現れるだけだ。東小島はもっと
小さくて畳1畳分、面積1.6平方メートル。海抜は昔は1.4メートル
だったが、2008年には約0.9メートル。満潮時には約6センチしか
海面上に現れない。
日本の権益はごく小さな「島」の存亡にかかっているのである。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より11月1日の記事)
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┗■4.新聞より2つ
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◆東海第二「再稼働反対」700人訴え 水戸で大集会、デモ行進
東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発の営業運転開始から
41年を迎える28日を前に、再稼働反対を呼び掛ける「STOP!!東海
第二原発の再稼働いばらき大集会」が16日、水戸市三の丸一の駿優教育
会館であった。
県内外から約700人が参加し、集会後は「東海第二の再稼働反対」
「老朽原発、今すぐ廃炉」などとシュプレヒコールを上げながら
デモ行進した。
集会では、福島県浪江町の町議で漁師の高野武さんが登壇。東京電力
福島第一原発でため続けている汚染水の海洋放出に多くの漁業者が反対
している状況などを説明し、「福島の漁業への懸念が常に頭から離れ
ない」と今も続く事故の影響を訴えた。
町域の大部分で避難指示が出されている福島県大熊町から新潟県に
避難中の大賀あや子さんは「東海第二原発の再稼働を止め、東日本の
再汚染を止めましょう」と連帯を表明した。
脱原発ネットワーク茨城の小川仙月共同代表は、東海村の山田修
村長が原子力業界誌の対談で東海第二原発の再稼働を容認すると受け
取れる発言をしたことに言及。「この業界誌は原発の安全神話を
つくるのが仕事。私たちは安全神話に陥らないようにしなければ
ならない」と力を込めた。
(2019年11月17日「東京新聞【茨城】版より」抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.tokyo-/np.co.jp/article/ibaraki/list/201911/CK2019111702000142.html
◆高濃度汚染土 流出 福島山林 下流に拡散か 基準値は超えず
台風19号後 本紙など4市調査
10月の台風19号の大雨により、東京電力福島第一原発事故で高濃度
に汚染された山林の土砂が崩れて道路に流れ出ていたことが、本紙と
木村真三・独協医科大准教授(放射線衛生学)の合同調査で分かった。
放射性廃棄物の基準値内ではあるものの、放射性セシウムが大量の
雨や土砂と共に河川の下流域に流れて汚染が拡散したとみられ、
被ばく対策に警戒が必要だ。(大野孝志)
調査は台風通過後の10月24~29日、福島県南相馬、いわき、二本松、
本宮各市の土砂崩れや川の氾濫現場、浸水した住宅地の計15カ所で堆積
した土砂を採取し、セシウムの濃度を測定した。
南相馬市小高区の山から路上に流れ出た土砂で、1キログラム当たり
約3000~5000ベクレルのセシウムを検出した。
現場は川沿いで住宅地の上流。近くに墓地があり、墓参りで住民が
訪ねる場所だ。
原発事故後、山林で除染したのは縁から20メートルの範囲だけだった
ため山奥に高濃度の汚染が残っており、その土砂が流出したと
みられる。(後略) (11月18日東京新聞朝刊1面より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111802000130.html
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