たんぽぽ舎から;TMM:No2218

たんぽぽ舎です。【TMM:No2218】

2014年7月7日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.原子力規制委員会と規制庁は「殺人者」か「ただの馬鹿か」(上)

   「新規制基準を満たした原発でも事故は起きます」

   原発の運転をスタートすれば、一、二年以内に必ず大事故が起こる

                     広瀬 隆 (上・中・下の3回に分けます)

★2.金曜行動の2年間で思ったこと

   いま原発は一基も動いていない それでも電気は足りている

                     いまいち 亮(横浜)

★3.新聞より4つ

  ◆「氷の壁」凍らず 地下水止める計画難航 汚染水切り札に疑問の声

                        (7月6日茨城新聞より抜粋)

  ◆検証なく再稼働、許さず 原発立地・周辺首長ら批判

                        (7月6日茨城新聞より抜粋)

  ◆大飯判決、証拠に活用 差し止め訴訟原告団「潜在的危険を指摘」

                        (7月6日茨城新聞より抜粋)

  ◆事故対策拠点 進まぬ整備 川内原発再稼働判断の対象外

                        (7月6日朝日新聞見出し)

★4.テント日誌7月5日(土)

   経産省前テントひろば1029日 商業用原発停止290日

   出掛けに嬉しい事がありました 今日も楽しい座り込みでした

                       (I・K)

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※7/9川内原発再稼働をやめろ!全国一斉規制委抗議行動第2波

 日時:7月9日(水)12時~13時半

 場所:原子力規制委員会(港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル)前

 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク

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※7/9川内原発の再稼働を許さない緊急集会

<緊急国会前集会>7月9日(水)12:00~13:30

 衆議院第2議員会館前 リレートーク

<川内原発再稼働を許さない!さようなら原発7・9緊急集会>

7月9日(水)18:00~19:00集会後デモ予定

代々木公園野外ステージ(交渉中)

日音協、トーク:落合恵子、鎌田慧、澤井正子ほか

主催:さようなら原発1000万人アクション

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※「事故情報」編集部より

 6月10日発信の【TMM:No2195】の■2.規制委員人事案に見る福島への悪影響

 という山崎久隆さんの文章と、6月25日発信の【TMM:No2208】の■1.東京電

 力福島 第一原発の憂慮すべき現実(上)の山崎久隆さんの文章が同一文章と

 なっておりました。

 6月10日の文章は、「事故情報」用原稿として山崎久隆さんより送付して

 いただいたものでした。6月25日の文章は、「よせあつめ新聞」の「巻頭言」

 (山崎久隆著)を上下の2回に分割した前半部分です。

 異なる目的で書いた原稿の一部が全く重複していたため、結果として同一文書

 がメルマガに掲載されることになってしまいました。

 編集部の配慮不足でした。おわび致します。

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┗■1.原子力規制委員会と規制庁は「殺人者」か「ただの馬鹿か」(上)

 |  「新規制基準を満たした原発でも事故は起きます」

 |  原発の運転をスタートすれば、一、二年以内に必ず大事故が起こる

 └──── 広瀬 隆 (上・中・下の3回に分けます)

 今、私たち日本に住む大多数の人間は、九州電力の鹿児島県川内原発再稼働に猛烈に強く反対している。その根拠は、九州最南端の鹿児島県で大事故が起こる可能性がきわめて高いからである。原発の運転をスタートすれば、一、二年以内に、必ず大事故が起こる。その日には、偏西風に乗って放射能が日本列島の陸土を総なめにして、河川・湖・ダム汚染が起こり、農業用水が使えなくなり、飲料水もなくなる。田んぼ(米)も畑(野菜)も全滅する。また海では、黒潮が太平洋側を北上し、対馬海流が日本海を北上して日本近海を全滅させ、すべての魚介類が食べられなくなる。陸も海も、今度は完全に汚染されるのだ。福島原発事故の放射能被害をはるかに超える、国家滅亡の危機にさらされることが明白だ。とりわけ若い世代の人間は、ただちに日本を離れて、外国に定住しなければならない。

 ところが原子力規制委員会と規制庁は、そうした事態をまったく理解していない。この連中が論じていることは、「大事故が起こった時の対策論」だ。馬鹿につける薬はないというが!! 原発の大事故に対策などあろうはずがない。彼らは言う。「原子炉に過酷事故が起こった時には、ベントをしなければならないから、電力会社はベント装置を設置せよ」と。

 また彼らは言う。「われわれは原子炉に過酷事故が起こった時の、放射能の拡散シミュレーションをおこなっている。近隣住民の避難を考慮すると、30km圏内が危ない。したがって自治体がその対策をとらなければならない」と。

 ベントというのは、原子炉から噴出した放射能を、日本列島の空に放出せよ(日本人は全滅せよ)、ということだ。原子力規制委員会が「住民の避難」を論ずるのは、彼ら自身が「次の大事故は起こる」と確信しているからだ。その根拠は、山ほどある。

 2014年(今年)1月20日に再稼働阻止全国ネットワーク主催で原子力規制庁との院内交渉集会がおこなわれた。そこで、「新規制基準を満たした原発でも事故は起きますか?」というネットワークの質問に対して、原子力規制庁は、次のように答えた。

 「新規制基準を満たした原発でも事故は起きます。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任です。規制庁の役割は審査することであり、審査結果と審査過程を国民に丁寧に説明していくまでで、地元了解をとることはしません。地元への「説明」と「了解」は切り離すというのが政治的判断です。政治的判断を含む了解手続きに、規制庁はタッチできません。放射能の拡散シミュレーション・モデルにも限界があります。その結果、どうするかは自治体と住民、および事業者で判断してください。」《以下(中)につづく》

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┗■2.金曜行動の2年間で思ったこと

 |  いま原発は一基も動いていない それでも電気は足りている

 └──── いまいち 亮(横浜)

 2012年6月、TV朝日で報道された金曜行動を見て反射的に「行かなきゃ」と思ってここに来た。そして今にいたってる。あの時は「あじさい革命」といわれ、当時の野田首相を悩ましたようだ。

 あれから2年たち、加速度的に日本は変質しはじめている。

 「これでやっと戦争できる普通の国になった」という人もいるが、実質的に日本は独立国ではないから「戦争させられる国」になったのだろう。

 これから国民にとって災いとなりそうなさまざまな法案が強行採決されるだろう。戦争を拒否した者を死刑にする軍法会議も登場しそうだ(政府の偉い人がそういってた)。

 これから、どうなっていくのか見通しはたいへん暗い。しかし希望はある。

 このままいったら危ないと、みんな気づき始めたような気がする。周囲(年寄りだが)でも多くの人たちが危機感をもって声をあげ始めた。

 今年の正月は「おめでとう、という気になれません」という人が結構いたし、集団自衛権の抗議では若い人の参加が目立った。

 いま、原発は一基も動いていない。それでも電気は足りている。大飯原発運転差し止め判決は感動的だった。

 函館市議会は、全会一致で大間原発差し止めを提訴した。

 「原発をこれ以上増やすべきではなく、建設中や計画中の原発は無期限で凍結すべき」と表明した函館市の考え方は、「再稼働反対」の私たちに非常に重要なヒントを与えてくれたと思う。以下紹介します。

 「原発の新設は、福島第一原発の大事故を起こした我々世代が判断することではなく、他の安全なエネルギー開発の状況を見ながら将来世代の判断に委ねるべき」「脱原発・反原発や原発容認など様々な意見があるなか、本市にとっては大間原発の無期限凍結が最大の課題であり、原発政策に対して特定の立場はとっていないことで多くの理解が得られ、そのことで道南地域がまとまって行動している」

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┗■3.新聞より4つ

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 ◆「氷の壁」凍らず 地下水止める計画難航 汚染水切り札に疑問の声

 東京電力福島第1原発で、タービン建屋地下の高濃度汚染水がトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)から海に流出するのを防ぐため、建屋とトレンチの接続部を凍結し「氷の壁」で止水する計画が難航している。

 汚染水対策の切り札として6月に着工した「凍土遮水壁」でも氷の壁が本当にできるのか、凍結技術の信頼性を疑う声が出始めている。(後略)

 (7月6日茨城新聞より抜粋)

 ◆検証なく再稼働、許さず 原発立地・周辺首長ら批判

 原発の再稼働に向けた動きが進む中、原発立地・周辺自治体の首長らが「原発と自治」をテーマに議論するシンポジウムが5日、東京都内で開かれた。参加者からは「福島の原発事故の検証と総括がないまま再稼働は許されない」などと厳しい批判が相次いだ。

 シンポは学識経験者や自治体関係者などでつくる日本自治学会の主催。パネリストとして主席した新潟県の泉田裕彦知事は「いざというとき住民の命と安全を守るのが自治体の最も重要な任務なのに国の足かせが重く、必要な人への安定ヨウ素剤配布もままならない」 (中略)

 原子力規制委員会で九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の審査が大詰めを迎えていることを受け、東海村の村上達也元村長は「世界一厳しい規制基準というのはうそ。形式的な審査だけだ」と指摘。その上で「人類史的な福島原発事故の検証は日本が率先してやらなければいけない。ふたをする動きがあることに絶望的な気持ちを抱いている」と批判した。(7月6日茨城新聞より抜粋)

 ◆大飯判決、証拠に活用 差し止め訴訟原告団「潜在的危険を指摘」

 東京電力福島第1原発事故後、全国で提訴が相次ぎ現在係争中の少なくとも16件の原発運転差し止めに関する訴訟のうち、約9割に当たる14件の原告団が、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を認めなかった5月の福井地裁判決を、証拠や準備書面に活用する方針であることが5日、分かった。既に5件では証拠として裁判所に提出された。

 脱原発弁護団全国連絡会の河合弘之共同代表は「福井地裁判決は、どの原発にもあてはまる潜在的な危険性を指摘しており、証拠提出は当然の流れ」と話している。各原告団は、大飯原発から250キロ圏内の住民に具体的な危険を認めた判決の普遍性を主張し、自分たちの審理を有利に進めたい考えだ。(後略)

 (7月6日茨城新聞より抜粋)

 ◆事故対策拠点 進まぬ整備 川内原発再稼働判断の対象外

         (7月6日朝日新聞見出し)

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┗■4.テント日誌7月5日(土)

 |  経産省前テントひろば1029日 商業用原発停止290日

 |  出掛けに嬉しい事がありました 今日も楽しい座り込みでした

 └──── (I・K)

 脱原発広めるにはまず身の回りから…と思いながらついご近所の方には言えなかったのだが、今朝思い切ってお向かいの奥さんに声をかけた。20年以上も現在のところに住んでいるのに、今まで顔を合わせて挨拶するぐらいの関係でしかなかったのだが…

 1000万人署名をしてもらおうと思い用紙を持って行くと、矢張り原発反対でもうすでに署名していてデモにも参加しているとのこと、びっくり!でもテントのことはご存知なかったので資料をお渡しして暫らくお話してテントに向かう。

 午前中は雨だったので第2テントの入り口を開けて、UさんTさんとおしゃべりしながら座り込む。午後雨がやんだので外に座っていると外国の女性が来てくださった。Tさんが英語のリーフをお渡しするとこの前来た時はこんなのなかったこれ良いねと言って下さる。

 私にこの前も会いましたよね。と言われたが思い出せないでいた。誰かがどちらの国の方?と聞いてカナダからと判り、やっと私の記憶がよみがえってきた。去年の何時だったかの金曜日に初めて来てくださって、テントのブログ英訳を申し出てくれた人だった。

 そのまま連絡をとっていなかった事をお詫びすると、おおらかな方で笑顔で気にしてないと言って下さってホッとする。彼女はその後、新宿での「怒りのドラムでも」を取材に行くと言っていた。

 暫らくして毎日欠かさず来てくれるSさんの現れ40年脱原発を続けている人と紹介したら“アメージング!”と驚いていた。

 通りがかりに応援の言葉をかけてくれる方も多くなり心強い。雀さんたちはすっかりなれて何度も餌をねだりに来る。お礼の落し物は無用なのだけれど…

今日は茂みに可愛いねずみがいるのをUさんが発見!大きな穴を掘って住んでいるらしい。そして雀さんの餌のおこぼれを狙っているらしい。最近テントに出ないと思ったらあんなところに居たのだと驚く。

 疲れたので3時ごろテントを離れたが、今日も楽しい座り込みでした。

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