たんぽぽ舎です。【TMM:No3035】
 2017年3月27日(月)地震と原発事故情報-
 5つの情報をお知らせします
 転送歓迎
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 ★1.信用されない津波警報 被災地ですら避難せず…
 「車で逃げるな」にも問題山積
 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その191
 島村英紀(地震学者)
 ★2.福島県内自治体職員自殺9人、今年度2月まで長時間労働要因か
 東電福島第一原発事故について考えるとき・もう1つの視点
 自治体職員を守ることが出来なくて、
 住民の目線に沿う取り組みなどできない
 國分富夫(福島県南相馬に住む)
 ★3.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
 黒木和也 (宮崎県在住)
 ★4.メルマガ読者からイベント案内
 (お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◆沖縄・高江への機動隊派遣の中止を求める
 住民監査請求第2ステージへ!
 4/1「沖縄と千葉を結ぶ会」発足集会
 会場:千葉県弁護士会館3階講堂
 ★5.新聞より3つ
 ◆原発避難者、国の帰還政策に不信感 京都でシンポ
 (3月26日京都新聞22:20配信より)
 ◆<環境省>緑地公園造成に汚染土…非公開会合で検討
 (3月26日毎日新聞7:30配信より抜粋)
 ◆山口市で上関原発反対集会 「問題解決していない」
 (3月25日東京新聞12時00分配信より)
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 ※明日です!3/28(火)緊急行動 ご参加下さい。
 高浜や関西との連携行動です!
高浜原発動かすな!関西電力東京支社抗議行動
 高浜原発3.4号機運転差し止め仮処分「抗告審」に
 対する大阪高裁の判断(15時頃)が出される
日時:3月28日(火)17時30分より18時30分
 場所:富国生命ビル前
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
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 ┗■1.信用されない津波警報 被災地ですら避難せず…
 |  「車で逃げるな」にも問題山積
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その191
 └──── 島村英紀(地震学者)
◎ 驚くべき結果が3月に発表された。昨年11月22日早朝に起きたマグニ
 チュード(M)7.4の福島県沖地震で、6割近くが避難せず、避難者の5割
 以上が車で避難していたことが分かったのだ。
 東日本大震災で津波の怖さが知れ渡ったはずだし、政府は「車で避難す
 るな」と口をすっぱくして言ってきたのに、この結果だ。
 宮城・石巻市で東日本大震災のときの津波浸水域に住む5000世帯を対象
 に調査したものだ。調査を行ったのは石巻市と東北大学など。
 津波注意報は朝6時2分、避難指示は8時5分、そして津波警報は8時
 9分に出された。地震が発生した5時59分に在宅していた人は約9割。
 過半数は就寝中だった。
◎ 逃げなかった人々の67%は「大きな津波は来ないと思った」という。
 これは気象庁の津波警報が、まだ信用されていないことを示している。
 信用されなくなってしまったのには長い歴史がある。
 1998年5月に起きたM7.7の「石垣島南方沖地震」のときに出された津
 波警報は「沖縄、九州、四国、そして本州の南岸に最大2~3メートルの
 津波」という警報だった。だが、拍子抜けのものだった。実際に来た津波
 は、わずか数センチのものだったからだ。
◎ 2003年9月にはM8.0の「2003年十勝沖地震」が起きた。ほとんど同
 じ規模だった「1952年十勝沖地震」で6メートルを超える津波で甚大な損
 害をこうむった北海道東部の厚岸(あっけし)町でも、勧告に応じて避難し
 た人はわずか8%にとどまった。実際の津波は警報よりもずっと小さくて
 被害を起こすようなものではなかったから、人々の判断は間違っていな
 かったことになる。
◎ 20年も過大な津波警報がくり返されたので人々は警報を信用しなく
 なってしまっているのだ。東日本大震災のあとでさえ津波警報が信用され
 ていないというのは重大なことだ。
 同じ大きさの地震が同じ場所で起きても、海底での地震断層の動きかた
 が違えば津波の高さは大変に違う。
 いまの仕組みは地震の震源と地震の規模だけが最初に分かった段階で
 「考えられる最大」の津波を想定して警報を出す。だが地震断層の動きか
 たによっては実際の津波の大きさが最大を想定したときの何百分の1にも
 なってしまうのだ。
◎ 気象庁は津波警報を信用されるものにすることこそを心がけるべきな
 のである。
 「車で逃げるな」にも問題が山積している。
 回答にあった「車を使わないと家族が避難できない」ことや、避難先で
 「寒さをしのぐために車が必要」なことを行政は考えていないのだろう。
 「車は大切な財産だから失いたくない」というのも4割以上あった。
 石巻では、この警報騒ぎで車で避難するときに渋滞したと答えたのは
 17%に過ぎなかった。これは幸いなことだった。だが、いつも、そしてど
 こでも、当てはまることではあるまい。
 津波警報には、まだ多くの問題があるのである。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2017年3月24日の記事)
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 ┗■2.福島県内自治体職員自殺9人、今年度2月まで長時間労働要因か
 |  東電福島第一原発事故について考えるとき・もう1つの視点
 |  自治体職員を守ることが出来なくて、
 |  住民の目線に沿う取り組みなどできない
 └──── 國分富夫(福島県南相馬に住む)
・ 自治体職員のうつ病者、長期病欠が多いと言われていましたが、一向
 に改善されていないようだ。また早期退職も震災以降多いと聞く。
 自治労福島県本部は県と県内市町村で平成28年度に自殺した職員が、今
 年2月末までに9人と発表、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に
 伴い自治体の業務は増えており、長時間労働が自殺の一因となっている可
 能性があるとみている。
・ 職員自ら避難者であり、家族と別れながら業務に携わっている職員も
 多いと思います。
 また避難解除は時期尚早と住民の声が多くあっても解除してきている現状
 であります。
 つまり年20ミリシーベルト以下であれば国の方針であるとして解除
 です。
 特に子ども達の命と健康など一欠片(ひとかけら)も考えない強引なやり
 かたです。そこで自治体職員はさらに業務が増大しているのではないかと
 思います。
 自治体職員を守ることが出来なくて、住民の目線に沿う取り組みなどで
 きないであろう。
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 ┗■3.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.「原発いじめ」校長ら初の謝罪
 ホウドウキョク 3/25(土) 18:37配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170325-00010002-houdoukvq-soci
 2.月内にも抜き取り完了 第一原発1号機タービン汚染水
 福島民報3/25(土)9:53配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170325-00000261-fminpo-l07
 3.御前崎市が広域避難計画公表 浜岡原発、重大事故想定
 @S[アットエス]by静岡新聞SBS3/25(土)9:05配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170325-00000013-at_s-l22
 4.「国と東電は3800万支払え」原発訴訟「想定外」の地裁判決
 文春オンライン3/25(土)7:00配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170325-00001848-bunshun-soci
 5.東海第二原発 6市村へ新安全協定案 原電
 茨城新聞クロスアイ3/25(土)4:00配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170325-00000002-ibaraki-l08
 6.東海第二新協定案 首長側、回答は評価
 茨城新聞クロスアイ3/25(土)4:00配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170325-00000004-ibaraki-l08
 7.<核ごみ処分場>有望地マップ、夏に延期…表現修正し再説明
 毎日新聞3/26(日)8:00配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000005-mai-soci
 8.<除染汚染土>再利用、規制庁や専門家疑義
 毎日新聞3/26(日)7:31配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000004-mai-soci
 9.東電が経営陣を一新 社長に53歳の小早川氏を起用へ
 テレビ朝日系(ANN)3/26(日)6:24配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170326-00000008-ann-bus_all
 10.移動手段や周知…原発避難、課題なお多く 京都・丹波地域
 京都新聞3/26(日)15:30配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000017-kyt-l26
 11.<避難指示解除>帰還人口1~5割か
 河北新報3/26(日)13:18配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000013-khks-soci
 12.福島の子、愛媛楽しんで 松山で招待イベント
 愛媛新聞ONLINE3/26(日)8:35配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-26260301-ehime-l38
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 ┗■4.メルマガ読者からイベント案内
 |     (お問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
◆沖縄・高江への機動隊派遣の中止を求める
 住民監査請求第2ステージへ!
 4/1「沖縄と千葉を結ぶ会」発足集会
日 時:4月1日(土)13:00開場 13:30開演 16:00終了
 会 場:千葉県弁護士会館3階講堂
 最寄駅JR千葉駅、京成千葉中央駅、モノレール県庁前駅
 主 催:沖縄と千葉を結ぶ会  代表:山口千春、坂上武
 連絡先:mail:chiba_kansa@yahoo.co.jp(山口)
 Tel  080-3205-8255(山口)
お話していただくのは…
 儀保 昇さん(高江の隣村、大宜味村から)
 安田浩一さん(市原市民。ジャーナリスト)
 頼和太郎さん(オスプレイの専門家、習志野市民、リムピース編集長)
 また、月桃の花歌舞団の歌と踊りもお楽しみください。
 ぜひ、お越しください!
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 ┗■5.新聞より3つ
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◆原発避難者、国の帰還政策に不信感 京都でシンポ
東京電力福島第一原発事故を議題にしたシンポジウム「チェルノブ
 イリ・フクシマ京都の集い」が26日、京都市中京区の京都アスニーで
 あった。
 4月1日で避難指示が解除される福島県富岡町の避難者古川好子さん
 (53)=会津若松市=が「先の見えないトンネルの中におり、帰れる状況に
 はない」と国の帰還政策に不信感をあらわにした。
 国が昨年9月以降、帰還に向けて自宅に長期滞在できる準備宿泊を
 同町で実施していることに触れ、古川さんは「地震がまだ起きている
 し、防災無線が聞こえにくい地域もある。私は1回も宿泊していない」と
 話した。その上で「行政は『対策を取っており大丈夫』と言うが信用でき
 ない。避難者を帰還させ、終わったことにしようとしている」と訴えた。
 東電と国に損害賠償を求める京都訴訟の原告らも登壇し「避難者の権
 利を守らなければ、皆さんの権利も守れない。本当の敵は無関心」などと
 呼び掛けた。
 集いは、原発に反対する京都の団体などで作る実行委員会が主催し、市
 民ら約100人が出席した。   (3月26日京都新聞22:20配信より)
 ◆<環境省>緑地公園造成に汚染土…非公開会合で検討
東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染土をくぼ地の埋め立て
 に再利用し、造成した土地を公園などとして使う案を環境省が検討してい
 ることが分かった。同省は先月、放射線の専門家を集めた非公開会合でこ
 の再利用案を協議しており、27日の公開会合で提示する方針だ。
 しかし、既に明らかにされている防潮堤などへの再利用と異なり、子供
 らの遊び場にもなる公園への再利用は議論を呼びそうだ。
 汚染土を巡って環境省は昨年6月、1キロ当たりの放射性セシウム濃度
 8000ベクレルを上限に管理しながら、道路の盛り土など公共工事に再利用
 する方針を決定。関係者によると、環境省は新たに、工事用に土を取った
 跡などのくぼ地に汚染土を埋めて土地を造成する再利用法を発案した。
 造成後は農地や住宅地だと私有地となり管理と言えないため、自治体な
 どが管理する緑地公園や森林とする方向で検討。放射線を遮蔽(しゃへい)
 するため数10センチ~1メートル程度の覆土を想定し、植栽も行う。
 (後略)【日野行介】
 …………………………
 ◇選択肢の一つ…汚染土の再利用を担当する環境省の神谷洋一参事官の話
 管理可能な中でいろんな選択肢がある方が望ましいと思っている。
 ◇地下水汚染も…熊本一規・明治学院大教授(環境政策)の話
 埋めれば地下水汚染の危険性が高まる。公園にしても誰も利用せず、
 森林なら根から放射性物質を吸収する。環境を守る意識を感じない。環境
 省は汚染土減らししか考えていないのでは。
 (3月26日毎日新聞7:30配信より抜粋)
 詳しくはこちらを
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000003-mai-soci
 ◆山口市で上関原発反対集会 「問題解決していない」
山口県上関町で中国電力が進める上関原発建設計画への反対を訴える集
 会が25日、山口市の維新百年記念公園であり、発起人の一人で児童文学作
 家の那須正幹さんは「東京電力福島第一原発事故の問題が解決していない
 のに、新たな原発をつくることは絶対に許されない。断固として闘ってい
 く」と訴えた。
 集会は2014年から毎年開催され4回目。那須さんや、建設予定地の対岸
 にある祝島の反対派団体代表清水敏保さんらが発起人。
 「上関原発絶対反対」と書かれた旗などが掲げられ、参加者には若者や
 家族連れの姿も見られた。(共同)
 (3月25日東京新聞12時00分配信より)
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