たんぽぽ舎より;。TMM:No2217

たんぽぽ舎です。【TMM:No2217】

2014年7月5日(土)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします

                               転送歓迎

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★1.7・3環境省抗議 石原環境大臣に放射能汚染土のお土産

   「原発いらない福島の女たち」白い防護服も着て要請に

               青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.スペースたんぽぽ学習会「「のりこえねっと」の目指すもの」に参加して

    差別やいじめと向き合い、それらを乗り越えるために繋がっていきましょう。

    ヘイトスピーチと闘っているカウンターの人達を応援しましょう。

                                  山野容子(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.メルマガのカンパ  大阪市在住 N  60代  男性

★4.梅雨の最中!「川内原発再稼働阻止!」「永遠に原発ゼロ!」

   6/27第107回金曜官邸前抗議行動に参加して

                      小山芳樹(たんぽぽ舎)

★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆映画「東京原発」上映と感想会  7月26日(土)

★6.新聞より4つ

  ◆  東電は解決に協力せよ  原発賠償和解案-社説 (7月5日 東京新聞より抜粋)

   ◆ 規制委次期委員の田中氏 原子力業界から報酬 先月まで

         事故の反省 骨抜き    (7月5日 朝日新聞見出し)

    ◆福島事故 風化許すな(金曜日の声)  (7月5日 東京新聞より抜粋)

  ◆ふくしま作業員日誌 35才男性   (7月3日 東京新聞より抜粋)

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※ 訂正です:7/4(金)第108回官邸前行動=川内原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!行動で配布した、たん   ぽぽ舎の「週刊金曜ビラ108号」の記事中、“曜日”のまちがいがありましたので、お詫びして訂正します。

     正:7月9日(水)規制委行動

     誤:7月9日(木)

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┗■1.7・3環境省抗議 石原環境大臣に放射能汚染土のお土産

 │  「原発いらない福島の女たち」白い防護服も着て要請に

 └──── 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

             

○7月3日昼過ぎ、福島からの大型バスが環境省前に着いた。「金目でしょ」石原大臣へ放射能汚染土を入れた小さなビニール袋のお土産を持って。主催は「原発いらない福島の女たち」。

 白い防護服を着たりして20人が省内に要請に入った。要請内容は4点。「*除染に偏らない被曝低減措置を早急に策定・実施すること。*原発事故子ども被災者支援法の理念に則り、環境省の被災地/者支援政策、放射性物質対策を抜本的に見直すこと。*今後の政策立案には被災者の声を反映させること。*石原伸晃環境大臣は辞任すること。」

 対応した役人に、「謝罪」されることのなかった福島県民は思いのたけを述べ、粘り強く時間超過で抗議した。

○門前では200名ほどの人々が支援に集まった。詩人の石川逸子さんの朗読と発言から始まり、神田香織さん・鎌田慧さん・柳田真さん・木村結さん、そしていろいろな行動現場(汚染ゴミ焼却炉、原発再稼働阻止、志賀原発富山、テント等々)から次々と抗議スピーチが続いた。

 途中2時46分(地震発生の時刻)に路上ダイ・インを行った。狭い道なので寝ころぶスペースがない人は座り込んだ。その間、落合恵子さんが寄せてくださった「市民的不服従を誇りをもって貫く」というメッセージ文が読み上げられた。途中、大阪から駆けつけてくれたサックス奏者のMASAさんの生演奏に元気をもらった。朝鮮太鼓の女楽隊も登場。門前集会は3時間近く続いた。

 要請から出てきた人たちのお話は、どれも胸を打つものだった。3年以上たって、いまだ棄て置かれ、希望の見えない日々。沿道で聞いている人たちの目にも涙が…。

○同時進行で3時からは外国特派員協会で記者会見を行った。英訳された会見資料の最後につぎのような文がある。「軍国化の強行と、原発推進、被ばく受忍強要は三位一体のものだと感じており、この全てに対して強く反対します。」そして世界の人々に向かって、この危険な日本の現状を知ってほしい、原発被害拡大を食い止めるために力を貸してください、と結んでいる。外国プレスは30人ほど、時間超過で熱心にインタビューが続いたそうだ。

 福島からのバス行動の最後は官邸前抗議。集団的自衛権抗議のアピール、シュプレヒコールが夕暮れの永田町に響き渡っていた。

 

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┗■2.スペースたんぽぽ学習会「「のりこえねっと」の目指すもの」に参加して

 │  差別やいじめと向き合い、それらを乗り越えるために繋がっていきましょう。

 |  ヘイトスピーチと闘っているカウンターの人達を応援しましょう。

 └──── 山野容子(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○初めに在日韓国、朝鮮の人達に対するヘイトスピーチの動画を見ました。あまりの聞くに堪えない罵詈雑言に言葉がありませんでした。

 特に中学生らしき女の子が汚い言葉で叫んでいる姿には気持ちが沈みました。こういうヘイトスピーチが、「のりこえねっと」が確認しただけでも、昨年は360件以上あったそうです。

「のりこえねっと」共同代表・辛淑玉(シン スゴ)さんのお話では、昔は見えなかった、隠れていたものが、水(インターネット)を与えられて表に出てきたということです。

○それがここまで拡大したのは何故だろうかと思います。

 差別は差別される側にもある。被害者の中にも加害者がいる。このことは自分自身も含めて案外気がついていないように思います。

 洗脳されている人を説得するのに時間をかけるよりも、同じ思いを持つ人達と長く繋がっていきましょうという辛さんに共感しました。

○そしてこのヘイトスピーチと闘っているカウンターの人達を応援しましょう。

 カウンターとは排外主義や差別デモに抗議する市民のことです。日本ではこのようなデモや街宣は「表現の自由」として取り締まることが出来ません。

 そこでブログやツイッターで呼びかけ、排外主義デモのコースで差別に反対するプラカードを掲げたり、仲良くしよう風船を配布したり、またデモコースからコリアンタウンを外すように警察に指導を求める署名活動も行いました。

 しかしいまなおヘイトスピーチは続いており、それを許さず抗議する人々の活動も続いています。

7月26、27日に新宿区立区民ギャラリーで差別反対デモのパネル展があります。どうぞご覧になって下さい。                            

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┗■3.メルマガのカンパ

 └──── 大阪市在住  N  60代  男性

   

  ご担当者 様

  いつもメルマガを配信戴きまして、ありがとうございます。

 定期購読している朝日新聞よりも、御メルマガの情報をたよりに生活しています。

  7月2日付、TMM:No.2214にてご案内のありました、メルマガへのカンパ、3,000円ながら本日、郵貯より振込させてもらいます。

 機械による口座間振替なのでメッセージが書けません。

 以上、メールの発行も含め、たんぽぽ舎のご活躍、誠にご苦労が多いことと推察もうしあげますが、

 闇夜が続くこの日本に灯された貴重な貴重な一燈であります。

 ありがたく、感謝申し上げます。

 

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┗■4.梅雨の最中!「川内原発再稼働阻止!」「永遠に原発ゼロ!」

 |  6/27第107回金曜官邸前抗議行動に参加して

 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎)

                 

 6月27日(金)第107回金曜官邸前抗議行動は、雨降り覚悟で行くつもりだった。昼過ぎに、大手町界隈ではげしく降ったため、その日の国会前抗議行動は中止、官邸前抗議のみの実施となった。だが17時過ぎから小降りになり、18時の抗議行動開始の頃には、ほとんど雨は上がった。

 いつもではあるが、国会前での力強いシュプレヒコール。国会前に至る「ぐみ坂」では、仏教者の読経、さまざまなイラストの展示、日音協のコーラス、その他。そして、「財務省上」交差点では、シュプレヒコールと鳴り物、おなじみの原発反対「ドンパン節」。そこでは、たんぽぽ舎のメンバーだけでなく、太鼓やサックスのグループなども参加し、見事なセッションとなっている。日音協もこの場所に出張して何曲か歌っていく。

 行動終了後の総括で、Oさんからの「マンネリはしています。でもマンネリも2年間続くというのはすごいことではないか」という発言が妙に印象的だった。

 

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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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◆映画「東京原発」上映と感想会

 日時:7月26日(土)13時半

 会場:市川市男女共同参画センター7Fホール

      定員120名・先着順、800円

 主催:脱原発・市川市民の会 共催市川女性の集い連絡会・教育女性問題の部

 お問い合わせ:047-302-0014

 

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┗■6.新聞より4つ

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◆ 東電は解決に協力せよ  原発賠償和解案-社説

 福島県浪江町の住民に原発事故の慰謝料の一律増額を認めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、東京電力が和解案を拒んだ。東電が早期解決に協力するのは義務だ。和解案に従うべきだ。

 和解案は、住民1万5千人の慰謝料増額について、国が賠償指針で定める一人当たり月10万円から5万円増額し、15万円とした。

 東電は回答期限を二回延長した末、全面拒否する回答書を、ADRを運営する政府の原子力損害賠償紛争解決センターと町に提出した。           (中略)

 何よりも、加害者の東電から和解を決裂させることが認められては、被災者の負担を減らすために設けられた、ADRという早期解決の枠組みが信頼されなくなる。町はセンターに東電が受諾するよう説得を求める上申書を出した。

 浪江町のケースが示したのは、国の賠償指針が、被害の実態に見合っていないということだ。

                                (中略)

  事故から3年を過ぎて、当初は予想されていなかった被害が表れている。実態調査や検証を欠かさず、賠償基準の見直しに生かしていくべきだ。

 東電は、浪江町の和解案を他の地域の賠償にも反映させていく。それが公平感を保つ、本来のあり方ではないか。)

           (7月5日 東京新聞社説より抜粋)

 

◆ 規制委次期委員の田中氏 原子力業界から報酬 先月まで

   事故の反省 骨抜き

       (7月5日 朝日新聞見出し)

  

◆ 福島事故 風化許すな  (金曜日の声)

 京都市の団体職員 遠藤隆之さん(46) 東京のデモに来たのは初めてやけど、参加者の気合がすごいね。もし福井の原発が事故を起こしたら水源の琵琶湖はおしまい。再稼働せずに新しいエネルギー産業で雇用も守る道を考えてほしい。

 茨城県坂東市の農業 清水美智子さん(60) 無農薬野菜に情熱を注いできたが3・11で出荷停止になりむなしかった。事故を風化させてはだめ。首相は国民の命と安全を守ると言うけれど、原発や集団的自衛権で脅かしているのはあなただ。

               (7月5日 東京新聞より抜粋)

 

◆ふくしま作業員日誌 35才男性

 暑い。まだ夏前なのに、熱中症が頻繁に出ている。春前に新しい防護服に変わったが、とにかく破れやすい。一部破れると豪快に破れる。いちいち着替えていたら仕事にならないので、みんなその辺にあるテープで補修している。

 生地の目が粗いから、紫外線を通して日焼けする.特に首がひどい。(中略)  何より水が浸透しやすいのが難点。汚染水などの現場に行くのは不安になる。

 作りが粗雑でズボンや袖の長さが短いのも。(中略)風通しはいいようだけど、放射性物質を防ぐか心配。コスト削減もあるんだろうな・・・。

 下着のズボンも紙製になって大不評。ウェストのゴムがゆるいので、落ちてこないように、みんながに股で歩いている。防護服が水に浸透しやすく、下着のズボンが短いので、汚染水に触れると足が汚染してしまう。この間は大勢が汚染検査で引っかかっていた。

 前の布の下着は上下とも使いやすくて、みんな持ち帰って部屋着にしていた。内部被ばく検査のときに、係員が内緒でチェックしていて、着ていたのがばれた人が会社に注意された。布のズボン戻らないかな.もう持ち帰ったりしないから。    (写真はお尻の部分が大きく破れた防護服)

                        (7月3日 東京新聞より抜粋)

 

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