つくろい通信 第15号

著者: 稲葉剛 : つくろい東京ファンド

▼今号の目次▼
★1.桐生市「調査団」活動に参加。国会でも問題提起をしました。
★2.配信イベント『生活保護行政のアップデートを!』を開催!次回は5月28日(火)です
★3.スタッフ執筆記事&インタビュー記事

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★1.
桐生市「調査団」活動に参加
国会でも問題提起をしました。
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群馬県桐生市の福祉事務所で数々の違法対応・人権侵害が発覚して、5ヶ月が経ちました。
この間の経緯は、以下の2本の記事にまとめてあるので、ご参考にしてください。

群馬県桐生市で数々の違法対応・人権侵害が発覚。「調査団」を結成し、解明・追及へ
https://tsukuroi.tokyo/2024/03/17/2132/
桐生市の生活保護行政「生まれ変わり」の前にすべきことは?~4月5日「調査団」集会を前に
https://tsukuroi.tokyo/2024/04/03/2155/

生活保護問題に取り組む全国の研究者、法律家、支援団体関係者が結成した「桐生市生活保護違法事件全国調査団」(団長:井上英夫 金沢大学名誉教授)は、4月4日~5日の2日間、市や群馬県への申入れ、市民集会の開催など、現地での活動をおこないました。

「調査団」の現地活動には、つくろい東京ファンドの小林美穂子と稲葉剛も参加しました。この活動の報告は下記の記事をご覧ください。

桐生市の生活保護率はなぜ10年間で半減したのか?~「全国調査団」の活動より
https://tsukuroi.tokyo/2024/04/07/2172/

4月11日には、稲葉が参議院厚生労働委員会で意見陳述をおこない、「調査団」活動で明らかになった事実をもとに問題提起をおこないました。

桐生市生活保護違法事件における国の責任~参議院厚生労働委員会・参考人意見陳述(稲葉剛)
https://tsukuroi.tokyo/2024/04/11/2209/
「調査団」の活動は各メディアでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。

【4月5日】桐生市の生活保護問題 「福祉事務所へ行くぐらいなら死んだほうが…と思わせる福祉って」 全国調査団が会合:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/319418
【4月5日】桐生市で生活保護費不適切支給 全国調査団が報告 違法性疑われる対応「検証を」|生活ニュースコモンズ
https://s-newscommons.com/article/1540

【4月5日】群馬・桐生の生活保護問題 調査団は県にもクギ 監査見直し約束 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240405/k00/00m/040/211000c

【4月6日】生活保護法改正から10年 「過度な水際作戦」懸念浮き彫り 桐生市の保護費不適切支給問題|生活ニュースコモンズ
https://s-newscommons.com/article/1566

桐生市では市が設置した第三者委員会での検証が始まっており、群馬県による特別監査も続いています。
4月3日には、一連の問題が発覚する発端となった保護費の満額不支給問題の被害者お二人が、桐生市に対して損害賠償を求め、前橋地裁桐生支部に提訴しました。

【4月3日】生活保護「1日1000円だけ」利用者らが損害賠償求め提訴 「貧困余儀なくされた」 桐生市が不適切支給:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/319097
「調査団」では、この訴訟の応援もしていくことを確認しています。
引き続き、問題の徹底検証と生活保護行政の改善を求める動きにご注目いただけるとありがたいです。

長年、群馬県で生活困窮者支援に取り組み、桐生市問題追及の先頭にも立ってこられた反貧困ネットワークぐんま代表の仲道宗弘さんが3月20日、急逝されました。心よりご冥福をお祈りいたします。

【4月17日】生活困窮者支援に尽力 志半ばで死去の仲道宗弘さん 遅咲きの司法書士 桐生・生活保護問題でも奔走:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/321733

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★2.
配信イベント『生活保護行政のアップデートを!』を開催!
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4月9日(金)、2回目となる配信イベント『生活保護行政のアップデートを!』を開催しました。
イベントでは、小林美穂子と稲葉剛が桐生市の「調査団」活動の報告も含め、約90分、生活保護行政の問題点をお話しました。

イベントのアーカイブ動画は、つくろい東京ファンドのYouTubeチャンネルで閲覧できますので、まだの方はご覧いただけると幸いです。

生活保護行政のアップデートを!~扶養照会・水際事例・桐生市問題を語る(稲葉剛×小林美穂子)
https://www.youtube.com/live/jLwEfUZ2mXA?si=nyDBsPPON-GxRO0P

次回の配信イベントは、5月28日(火)20時~『難民・仮放免者を「ホームレス」にさせない~つくろい東京ファンドのとりくみ』を開催します。
詳細は来月の「つくろい通信」でお知らせします。ご注目ください。
配信リンクはこちらです。
https://youtube.com/live/Ik3aok8Rc5k?feature=share
もしよろしければ配信の通知をオンにしていただくと当日配信前にお知らせが届きます。
またつくろい東京ファンドのYouTubeチャンネルのご登録もよろしくお願いします。

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★3.スタッフ執筆記事&インタビュー記事
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この間、つくろい東京ファンドの各スタッフが執筆をした記事や取材協力をした報道を紹介します。ご参考にしてください。

【3月26日】社説:生活保護が過去最多 社会の安全網、より強固に | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240325/ddm/005/070/009000c

【3月27日】いかなる「違い」をも乗り越えて、ともに音楽を楽しむ吉日(小林美穂子)
https://maga9.jp/240326-5/
【3月31日】「誰も幸せにせぬ」扶養照会 「つくろい東京ファンド」スタッフ 小林美穂子氏 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240331/ddm/013/070/057000c

【4月6日】「苦しめて本国へ帰るようにしているとしか思えません」…日本政府が「行くあてのない外国人」に行っている対応の「現実」-現代ビジネス
https://gendai.media/articles/-/127116

【4月15日】政治家が隠していた裏金と生活苦の「別世界」 | | 小林美穂子 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240412/pol/00m/010/011000c

【4月17日】福祉行政を「排除ベンチ」へと進化させた桐生市の大罪 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240414/pol/00m/010/001000c

最後に毎度毎度のお願いで恐縮ですが、私たちの生活困窮者支援活動へのご支援、ご注目をお願い申し上げます。

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ご寄付は、クレジットカード、口座からの自動振替、口座への振り込み等で可能です。
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コロナ禍で「今夜、行き場のない人」をだれひとり路頭に迷わせないために(つくろい東京ファンド) – Yahoo!ネット募金
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食料品など支援物資のご寄付は下記の記事をご覧ください。

【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください。
https://tsukuroi.tokyo/2023/12/20/1890/

「セーフティネットのほころびを修繕する」取り組みにご参加いただけるとありがたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【発行元】
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