アートは壁を越えて パレスチナ・ガザの画家と上條陽子 於:深川アートホール東洲館

著者: 松本保昭 : パレスチナ連帯・札幌
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◆北海道深川市アートホール東州館 創立20周年記念

”アートは壁を越えて”パレスチナ・ガザの画家と上條陽子+支援するアーチスト展

会期:2021年6月1日(火)~30日(水)10:00~18:00(初日のみ15:00~18;00)

会場:北海道深川市アートホール東州館 深川市1条9番19号                      深川市経済センター2階(JR深川駅) TEL/FAX:0164(26)0026

出展:モハメド・アル・ハワジリ/ライエッド・イッサ/ソヘイル・セレイム/上條陽子/   支援アーチスト全国から54名(うち道内画家:佐々木敏光/星野修三/渡辺貞之)

◆NHK日曜美術館放映のお報せ:”壁を越える パレスチナ・ガザのアーティストと上條陽子” 6月6日(日)NHK Eテレ9:00~9:45/再放送:6月13日(日)Eテレ20:00~20:45

◆映画上映6月12日(土)14:00~16:00:「ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち」(2011年)監督:古居みずえ

<ごあいさつ>東洲館館長:渡辺貞之より:「私どもの小さな美術館で、このような世界規模の大きな課題をもつ展覧会を開けることに私は心躍ります。遠い外国の出来事を遠目で観て、日々なんとなく安穏に暮らしている私たちの「まどろんだ眼」を見開き、小さいけれど強い核になる…そういうことを願っています。」

PHAPパレスチナのハートアートプロジェクト代表:上條陽子より;「全世界がコロナ禍で封鎖されるこのような時代がくると誰が予想したでしょうか。2019年三人の画家がガザから来日できたことは何と幸せだったかと改めて思います。帰国後、日本各地で巡回展を開催し作品と現地の状況を紹介してきました。                         このたび北海道の深川市アートホール東州館で創立20周年記念として企画していただきました。ガザの劣悪な環境の中、コロナも心配です。日本のアーチスト達の出品作品がどんなにか彼達に生きる喜び、生きる力、生きる励みになることでしょうか。早くコロナが終息し安定した社会に戻りますよう願って止みません。」

今回の5月10日から21日までのイスラエル軍によるガザ攻撃の被害で、やはりイッサさんの兄弟が亡くなったそうです。ご冥福をお祈りします。6月中の開催ですから、一度は深川へ足をのばしていただければうれしいことです。

※なお、2019年9月には、パレスチナ週間 in さっぽろ ガザ絵画展―ナクバの現場から   ”描くことは生きること、抵抗すること、心をつなぐこと” として札幌市教育文化会館  にて、今回のような支援アーチスト展こそなかったけれど、同様の展覧会を開催しました。