オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 ”アイゼンハワーと核兵器” (Oliver Stone‘s Untold History of the USAから – 2012年 )

 ドワイト・デイヴィッド・アイゼンハワー第34代米国大統領

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ご紹介させていただくドキュメンタリー「オリバー・ストーン氏が語るアメリカ史”アイゼンハワーと核兵器”」は、示唆豊かであり、私たちにとって、大いに思考を促してくれるものなのではないかと思う。

日本語字幕つき動画へのリンク:

https://www.dailymotion.com/video/x4cie25

ー なお、このドキュメンタリーは、すでにNHKが2013年に放映したもので、その概要がNHK世界のドキュメンタリー・サイトに掲載されてあるので、それを引用させていただく:

 ”アイゼンハワーと核兵器 (NHK世界のドキュメンタリーから引用)

冷戦構造が確定し、核開発競争が激化するアイゼンハワー大統領の1950年代を見る。アメリカは「力の外交」を展開し、自由主義陣営の構築を目指す。その屋台骨をダレス国務長官やポール・ニッツェなどの反共産主義者が担い、CIA長官のアレン・ダレス、FBIに君臨したエドガー・フーバーが権謀術数を張り巡らす。外交面では、パーレビ国王を復位させたアメリカはイランを中東最強の同盟国に仕立て上げるなど、政権転覆も含め、アメリカの陣営に入れようと様々な“工作”が行われた。こうした“外交”は、第三世界でのアメリカの評判を落としていったと、ストーン監督は指摘する。米ソによる対立が激しくなる中、エジプト、インド、インドネシア、ユーゴなどの国々は、「非同盟中立路線」を掲げて、アメリカと距離を取っていく。一方、対共産圏では、中国、北ベトナム、ラオスなど、アメリカは核兵器使用を検討する事態があったことに光をあてている。国内的には、軍需産業が隆盛となり、経済的繁栄を謳歌したが、海外に目を向けると朝鮮戦争やハンガリー動乱、スエズ動乱、インドシナ戦争など、ベトナムへの軍事介入の伏線が張られていく時代でもあった。

ー引用おわりー

以上

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion12218:220726〕