ゴールの前で一蹴りして初代の中国民選大統領

清華大学法学院教授許章潤の「赤い帝国は通用しない」発言

世界門 mnewstv.com  出所: NTD     発表時間: 01/14/2019  (翻訳 金剛力士)

 

教授は香港メディアに《中国は赤い帝国ではない》という文章を発表。曰く「中国は既に巨大な全体主義国家になっているが、北京は又しても“闘争”を強調し、そして“台湾問題を解決”と叫び、又しても“赤い帝国”に歩む傾向にある。」

 

「これは北京政権の人、歴史、権力、国家と世界に対する“認識障害”を浮き彫りにしている。」

 

「中共の現在の国体は“過小評価し過ぎ”という認識の間違いを犯している。一は民の知恵を過小評価。二は億万の国民の既存の体制に対する強烈な嫌悪と維新を求める切実な気持ちを過小評価。三は国際社会の赤い帝国に対する警戒の度合いに対する過小評価、及び世界システムの緊密な相互作用が内政に及ぼす大きな影響。四は、威風堂々とした歴史の歩み、勢いは止めることができないことに対する過小評価。」

 

「中共は長年にわたり国を挙げた変革の要求を“引き延ばし”で対応し、何度も政治の高度化と歴史が足を踏み出す際のタイミングを失わせ、その結果様々な矛盾が今日まで蓄積して解決を難しくさせている。」

 

「“立憲民主、人民共和”の実現によってのみ、“政権の恒久的な正当性”を求めることができる。 その後に、自由、公正、平等、仁愛、信義、平和と理性という普遍的な価値観、即ち、天下は一家、世界皆兄弟という世界精神と人類の胸襟である。これによってのみ、人類の永久平和を期待することができる。」

 

「現在、公民権が提唱されればすぐに多くの人が賛成の声が上げ、公民結社の政治要求を求める声は沸き立っている。このような状況において、中国と億万の人々の生活のために、血生臭い中で登場した全体主義の体制は既に“名誉ある退場の時”が来た。」「閣下は最後の皇帝になりたくないのであれば、最初の民選大統領の選挙に参加し、心を一つにして力を合わせ、中国の大転換の為に“ゴール前の一足”を蹴ることができる。」これは北京の現指導者に対する提案のようである。

 

昨年末、中国のSNS上に伝わった「百名の公共知識分子の改革40年の所感」は「中共の“改革は既に死んでいる”、真の改革を呼びかけ、民に権利を戻し、天下の大勢を一変させて、憲政民主の道を歩み、中国を国際社会に溶けこませて足場を築かせたい。」とある。