2015年6月24日
NHKの放送のあり方を考え、意見発信を続けている首都圏の4つの市民団体は、このたび、沖縄の基地問題と共同体論を研究されている明治大学政経学部教授の山内健治氏との共同で次のようなシンポジウムを企画し、準備を進めている。
案内チラシ
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/712sinpo_chirasi.pdf
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シンポジウム 「沖縄 戦後70年:基地問題とジャーナリズム」
7月12日(日)13時~16時30分(開場12時30分)
会場 明治大学(御茶ノ水)駿河台キャンパス
グローバルフロント棟 グルーバルホール(1階)
JR中央線・総武線/東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅下
車、徒歩約3分
(地図はチラシの裏面をご覧下さい。)
●研究報告 山内健治(明治大学政経学部教授)
“基地接収・返還に揺れた共同体――読谷村の事例から”
●パネル討論 “辺野古から考える日本のジャーナリズム”
金平茂紀(TBSキャスター)
影山あさ子(映画「圧殺の海」監督)
宮城栄作(沖縄タイムス東京支社報道部長)
司会 醍醐 聰(東京大学名誉教授)
(パネリストの詳しいプロフィールはチラシの裏面をご覧
下さい。)
●主催・会場責任者 山内健治
●協賛団体・賛同者(チラシの表面をご覧下さい。)
●資料代800円(学生400円)
山内氏の報告は、今日の沖縄の基地問題の源流といえる、戦中・戦後の米軍による土地接収・基地形成の実態を実地調査された研究成果をスライドを交えて話されるものである。シネマ沖縄の好意により「あけもどろ」(読谷の沖縄闘争ドキュメント)も放映する予定。ぜひ、お聴きいただきたい。
“辺野古から考える日本のジャーナリズム”と題したパネル討論は、辺野古基地建設の実態を現地でつぶさに観察された3人のパネリストに、基地建設の実像をリアルに語っていただくと同時に、本土のメディアの報道のあり方について、それぞれの視点から直言していただく。
討論の後半30分ほどは参加者との質疑・討論を予定している。司会を務める私も内容の濃い、白熱した討論となるよう、準備をしたいと考えている。
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昨日、6月23日の沖縄全戦没者追悼式において翁長雄志・沖縄県知事は「そもそも私たち県民の思いとは全く別に強制接収された『世界一危険』といわれる普天間飛行場の固定化は許されず、その危険性除去のため『辺野古に移設する。嫌なら沖縄が代替案を出しなさい』との考えは到底、県民には受け入れられるものではありません。国民の自由・平等・人権・民主主義が等しく保障されずして、平和の礎を築くことはできないのであります」と語った。
今回のシンポジウムが翁長知事のこの言葉を咀嚼し、理解を深めるのに寄与することを願っている。
裏面
初出:醍醐聰のブログから許可を得て転載
記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye3023:150628〕