<シンポジウム 領土問題の打開策を探る>
尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる緊張が大きく報道され、竹島(韓国名:独島)も係争点です。
11月にはAPEC首脳会議が北京で開催され、ロシアのプーチン大統領の訪日も予定されています。
領土問題は最重要課題の一つですが、なかなか打開策が見つかりません。この問題のエキスパートである3人のパネラーから問題提起していただき、打開策を探りたいと考えます。
パネラー:岩下明裕 北方領土:現地の視座で考える (北海道大学教授)
岡田 充 尖閣諸島:自治体で特区設定、非国家化を (共同通信客員論説委員)
若宮啓文 「竹島と独島 友情の島への夢想」再考 (日本国際交流センター)
司会 高野 孟さん(ザ・ジャーナル主幹)
開会挨拶 西川伸一(政治制度研究センター)
閉会挨拶 村岡 到(NPO日本針路研究所)
日時:10月19日(日)午後1時30分~
場所 :明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室 (御茶ノ水駅徒歩10分)
アクセスマップ http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
キャンパスマップ http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
資料代 : 1000円
共催:NPO日本針路研究所 http://www3.ocn.ne.jp/~shinroin/
明治大学・政治制度研究センター http://www.meiji.ac.jp/research/promote/specific_subject/dtl_tokutei_2012_0037.html
連絡先:03-5840-8525
岡田 充さん
「尖閣問題をめぐる関係国の主張をおさらいし、中国の真意がどこにあるかを探る。
「安保のジレンマ状態」に陥っている日中関係を改善するため、3つの地方自治体(石垣、台湾・宜蘭、福建省)で島を「特区」にし非武装化し、3者による共同利用の可能性を展望する。
岡田 充『尖閣諸島問題 領土ナショナリズムの魔力』(蒼蒼社)
岩下明裕さん
日本の領土問題をそのスケールで考えれば、99.9%が北方領土だ。だが世間の喧噪は尖閣に集まる。領土問題が人々の認識の問題でもあることを意味する。その解決策を「境界研究」の知見をもとに、世間の常識を解体し、境界地域の現実をヒントに再構築する。
岩下明裕『領土という病 』(北海道大学出版会)
若宮啓文さん
いっそ日本は竹島を譲り、韓国はこれを「友情の島」と呼ぶ。そんな夢想をコラムに書いたのは10年近く前のこと。せめて日韓をがっちり固めようとの戦略的夢想だったが、おかげで売国奴と叩かれた。その後の展開はどうか…。いま、領土問題の虚しさを考える。
若宮啓文『右手に君が代左手に憲法』(朝日新聞社)
懇親会:会費3000円 資料代1000円
懇親会参加は事前登録必要。郵便振込を
00170-6-708097 NPO日本針路研究所