テント日誌6月9日…「万引き家族」監督が「権力には近づかない」と

経産省前テントひろば1807日後

警察は隠微に大衆の運動を妨害している  6月5日(火)

昨日の日誌に見回りに来た、警察車両の中から一人のお巡りが降りて来て(おそらく丸の内警察署員が点数を稼ごうとして、そそっかしい事をやったことと思うが)高飛車に、今すぐ荷物を片付けてここから立ち去れ、警告をしたからな!と言い放ったとの報告を見てから出かけたので、「憲法改悪阻止各界連絡

会議」編集・発行「日本国憲法」の小冊子を持参して、待ち構えていたが「丸の内警察署の車両は来なかった。ただ外務省を警備している機動隊員は数回座り込みの様子を見に来たが、何も言わずに通り過ぎた。馬鹿なお巡りが来れば、憲法21条「集会・結社及び表現の自由と通信秘密の保持」を何と心得ているかと言うつもりだったが、空振りと終わった。

この間の国会前の抗議集会や議員会館前の抗議集会でも、歩道に鉄柵のバリケードを設置して国民大衆の集会・言論の自由を国家権力が弾圧しているが、余りにも目に余る。横断歩道を封鎖している時に、法的根拠は何だと聞いても答えず、ただ物理的に妨害をするだけ、私達ははっきりと国家権力による、国民大衆運動に対する弾圧を決して許してはいけない。と思っているうちに、座り込みの終了時間が来たので急いで片付けをして、日谷野音で開催された「オスプレイ飛ばすな!6・5首都圏行動」に参加した、この集会は3100が参加し銀座を通り、東京駅手前の鍛冶橋までデモ行進した。(Y・R)

国会や霞が関周辺では毎日何かしらの行動がある  6月6日(水)

朝から雨。一日中雨。今日から梅雨入りかと言われていた。
風はなかったので、バナーは2枚ともちゃんと張れた。
雨の日に便利な大きいパラソルは1個しかない。緑の小さなパラソルは、椅子が、座るとくぼみ、そこに雨がたまるので、お天気の日の日よけにはすごくいいけれど雨の日にはむかない。大きなパラソルの他は、傘をさして折りたたみ椅子に座る。

12時30分頃、公害被害者たちのデモが角を通って行った。6月は環境月間で、午後から、環境省、厚労省への申し入れを行うとデモのアナウンスで言っていた。福島の原発事故の人たちもバス2台で参加したそうだ。省庁抗議の後、日消ホール(虎の門病院そば)で報告会をするそうだ。それに参加する人がテントに寄ってくれたりした。他にも「雨の中大変ですね、頑張ってください」と声をかけてくれて、「ニュースを下さい」という人もいた。

2時頃から雨足が強くなる。佐藤さんはこんな日なのに自家製のパンを持ってきてくれたのでおいしくいただいた。人が集まれば話は国会・政治の腐敗になり、みなで、安倍がアメリカに行くとかいうことそのものが破廉恥で何とかならないのかといいあう。3時過ぎに雨の中、斎藤美智子さんが来られる。

今日は月初めの水曜日で東電抗議行動が夜行われる。遅番の佐藤さんは座り込みを早めに終えて、グッズを事務所で干したりして、東電抗議集会に参加する予定。斎藤美智子さんも東電抗議に参加するつもりだといわれる。すごい!(T)

雨に降られる日が続いてお疲れ様です 6月7日(木)

事務所に着くと、「バナー」や「のぼり旗」がロープに整然と吊り下げられていた。これで水曜日当番の人達は3週連続で雨に降られたことになる、本当にお疲れ様ですとの一言です。座り込みに使用する物は、キチンと干されていたので、出かける迄の準備は凄くスムーズに進んだ、

経産省前に座りこんで昼食も済み、ウトウトと居眠りをしていた時に、丸の内警察署の車から降りてきた警察官が私の方を見て、寝ているんですねとか何か聞き取れない言葉をゴニョゴニョと言って帰って行ったと起きてからIさんより聞きました。

その後、原子力市民委員会の方が来られて、明日8日(金)14時30分~16時30分 文京シビックセンタースカイホールで開催される「エネルギー基本計画案を解剖する」緊急公開セミナーのチラシをお持ちになり若干のお話のした後にそのチラシを置いて行かれました。

このセミナーは、「第5次エネルギー基本計画(案)」の構造と問題点をあらためて解剖するという内容ということなので、時間の都合がつく人は是非とも参加を呼びかけます。別の資料には、先日テントひろば主催で経産省を呼んで院内ヒアリング集会で追及した「トリチウム水」の事もかなり詳しく記述されていました。(Y・R)

原発ゼロ基本法案、止めよう核燃料サイクル政策 6月8日(金)

今日もにぎやかな霞ヶ関。
昼前11時半から衆議院第2議員会館で「原発ゼロ基本法案」の国会銀議を求める緊急集会に参加、多くの野党議員が参加し民間団体などからの発言があり、衆議院での同法案審議を訴えた。
午後には衆議院第1議員会館で「止めよう核燃料サイクル政策 省庁vs議員と市民の院内集会」。フランス在住の映画監督渡辺謙一さんと原子力資料情報室伴英幸さんの話を聞いたあと、経産省・文科省・規制庁の担当を呼んでヒアリング。中嶌哲演さん、服部良一さんほかが鋭く核燃料サイクル政策の破綻を追及した。25年前から高木仁三郎が指摘していた問題に役人たちはまともに答えられない。菅直人議員も「エネルギー基本計画(案)」の問題点を指摘した。

残念だけれど途中で抜けて経産省前座込みに合流。5時からの抗議行動でも、核燃料サイクルも原発推進政策も完全に破綻しているのに、老朽原発東海第二を稼働させようとしたり、イギリスに原発を売ろうとしたりする経産省を厳しく糾弾した。座込みもあまりできないで心苦しいところを座込みセットの片づけをSさんとHさんにお任せして、私は首相官邸「裏」の抗議行動。少人数で安倍はやめろと訴えた。なお、座込み仲間が参加した4時からの文科省前行動については週刊金曜日6月1日号で2ページに渡って報道されていることを帰途の電車内で発見。安倍政権も経産省もめちゃくちゃなのに何とかしたい。新潟知事選も心配だ。

(案内)
第5次エネルギー基本計画策定に向けた御意見の募集(パブリックコメント)中

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620218009&Mode=0
受付期間)平成30年5月19日(土)~平成30年6月17日(日)(30日間)
(意見提出方法等)
①e-Govから
「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」画面の下にある「意見提出フォームへ」のボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」の入力様式に従い提出
②FAXで
意見提出様式(別添)に名前(法人・団体等の場合は、法人・団体名、意見提出者の氏名)と御意見を御記入の上、03-3501-2305 宛に送付
③書面での御提出
意見提出様式(別添)に名前(法人・団体等の場合は、法人・団体名、意見提出者の氏名)と御意見を御記入の上、下記宛先に送付
<宛先>〒100-8931東京都千代田区霞が関1-3-1
資源エネルギー庁長官官房総務課 パブリックコメント受付担当宛
(K.M)

財務省の工事って何の工事なの(?) 6月9日(土)

梅雨入り宣言の後には好天の暑い日がある。「空気は火焔のごとく」と言えば大袈裟すぎるが過ごしやすい暑さに慣れた体にはそう感じられた。僅かだけれど終始汗が出た。真上を見上げれば大きな夏雲が北へ流れてゆく。段々と雲が増えてきて少しずつ暑さが和らいだ。

ずっと続いている財務省の工事だが今日は一段と騒音がひどい。何の工事かはわからない。「トラック数千台分の公文書を埋める穴を掘っている?」「煙の出ない巨大な焼却炉を作っているのでは?」などとUさんと想像力の翼を思いきり広げた。

金曜行動をさぼって昨日観てきた「万引き家族」。カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を今村昌平監督の楢山節考以来日本作品で21年ぶりに受賞した是枝裕和監督に対してダンマリを決め込む安倍政権をフランスの有力紙「フィガロ」が批判していた。他人の功績を我が事のように自慢するのが常なのにね。

でもダンマリで良かったと思っている。あの政権に本作品を語る資格は無い。まるで無い。かけらも無い。せいぜい見当違い非難 くらいだろう。 万引き家族が描く世界を彼らは理解できないし忌み嫌うだろう。だから沈黙していればいい。芸術を冒涜することは許さない。

体調不良だったけれど観て良かった。感想を一言で言えば「自分が選ぶ絆」かな。「今のシーンって普通泣くところじゃないでしょう」の連続でした。

フランス紙が指摘…安倍首相が是枝監督受賞をスルーの理由(日刊ゲンダイ)

www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/608.html

万引き家族公式サイト

http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/   (O・O)

小川さんへ 大賀さんから 6月9日(土)

小川さん

「万引き家族」は見ていませんが、監督が「権力には近づかない」といってスルーした新聞報道は見ています。

官邸の安倍ができるとしても、それは見当違いの「避難」ではなくて、たぶん無謀な「非難」だけでしょう。

もちろん、私はその種の話は聞いていませんが。

みなさん

さて台風も明日で通過して、火曜からは晴天とまでいかないまでも、雨はない様子です。

添付したのは、東中野ポレポレ座で映画「隣る人」の上映お知らせと、その入場割引券。私は、火曜午後の上映(12時30分から)にベトナムの知人(ランさん)が登場するので見に行く予定です。

火曜、12日12時に私と交代で経産省前の座り込みに参加できる方、いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。

なお、12時までのセッティングには私が対応します。

(大賀)

経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その76
第5次「エネルギー基本計画(案)」で未だに核燃料サイクル政策推進
~経産省よ、高木仁三郎の25年前の「再処理を中止せよ」を聞け!~
木村雅英(経産省前テントひろば)

第5次「エネルギー基本計画(案)」の「4.原子力政策の再構築(4)対策を将来へ先送りせず、着実に進める取組
①使用済み燃料問題の解決に向けた取組の抜本強化と総合的な推進
②核燃料サイクル政策の推進
1)再処理やプルサーマル等の推進  」
を見るとあきれる。
①で18000トンの使用済み燃料、ガラス固化体25000本相当などと(分離プルトニウム47トン、他プルトニウム100トン以上は記載無)書きながら、②で「再処理やプルサーマル等を推進する」としているのだ。
もんじゅ廃炉が決まりフランスの高速炉開発も大幅縮小で核燃料サイクルの破綻はより明らかになった。にも拘らず未だに「再処理もプルサーマル」も続けようとしている。

このことを既に25年も前に高木仁三郎さんが危惧して「脱プルトニウム宣言 1993年1月3日」で書いていた。「市民科学者として生きる」(岩波新書)から「脱プルトニウム宣言」の中の「再処理を中止せよ」を紹介する。
<再処理を中止せよ(脱プルトニウム宣言から)
国際社会の中で、いま日本に求められる決断は、再処理方針を放棄することである。英仏への委託再処理、東海工場での再処理、そして将来六ヶ所工場での再処理が計画通りに実現すれば、日本は今後20年間で120トンを超えるプルトニウムを取得する。高速増殖炉や軽水炉でのMOX燃焼などのプルトニウム需要計画は、経済性の悪化で停滞するであろうから、日本の取得するプルトニウムの大半が余剰となる可能性が大きい。
このような大量の余剰プルトニウムが、将来日本の核武装につながる可能性を否定しきることはできない。日本が核武装をしなくても、そのプルトニウム計画は、他の国々を刺激して同様のプルトニウム保持計画を推進させ、世界の不安定化を促進する効果をもつであろう。日本は世界平和のためにも再処理を放棄すべきである。
ドイツが委託再処理からも撤退することが明らかになった現在、セラフィールド、ラアーグ、の英仏の再処理工場を存続せしめるカギをにぎるのは唯一日本である。再処理は環境にクリプトンやトリチウムをはじめ大量の放射能をたれ流す環境汚染源であり、地球環境の保全のためにも再処理の世界的操業停止が今強く望まれる。それは、日本が再処理方針を放棄することによって達成されるのである。
日本から海外への使用済み燃料の輸送も、プルトニウム輸送と同様に危険であり、中止されるべきである。委託再処理を止めることによってそれは達成される。

25年前の高木の主張は正しくそして今でも生きている。
経産省・資源エネルギー庁よ、今がチャンスだ。高木仁三郎の「再処理を中止せよ」を良くかみしめて、直ちに再処理・核燃料サイクルを断念せよ!
(今募集中の「エネルギー基本計画(案)」パブコメにこれも提出します。)

6月13日(水) 月例祈祷会(死者の裁き)を訂正いたします。

今月の祈祷会は6月28日(木)です。

誤報をお詫びし、訂正させていただきます。(M)

月例祈祷会

6月28日(木) 15時~ 経産省前ひろば 日本祈祷団47士

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辺野古新基地建設の環境保全措置で希少サンゴは守れるのか 政府交渉&院内集会

6月14日(木)13時30分~16時40分 衆院第一議員会館

福島原発刑事訴訟の6月公判予定の一部

6月12日(火)第15回公判 10時~17時

公判報告会(裁判終了後)参議院議員会館102号

6月13日(水)第16回公判 10時~17時

公判報告会(裁判終了後)参議院議員会館102号

6月15日(金)第17回公判 10時~17時17時

公判併行院内集会11時~16時30分頃

参議院議員会館 講堂

  • 傍聴抽選整理券配布時間8時20分~9時の予定

 6月15日(金)13時 国会南通用門前 樺さんを偲ぶ会

今年もあります。 主催:9条改憲阻止の会

6月15(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)

官邸前抗議行動 18時~(首都圏反原連)