テント日誌7月5日

経産省前テントひろば1807日後

脱原発青空テント川柳句会が開催されました。6月30日(日)

選者は乱鬼龍氏、席題は「年金」「恥」15時10分投句締切、15時30分より入選者の発表、披講となりました。15時頃までは何とか降らずに済んだ曇り空でしたが、終盤雨に降られてしまいました。

今回の参加者は6名、選者により入選句が読み上げられ、入選者へTシャツや手ぬぐい、リンゴゼリーなどの景品が手渡されました。

入選句は以下の通りです。(S.E.)

 「年金」 特選 ・年金は俺の金だと権力者 - 水蓮仏

秀句 ・年金はあの世で貰えと厚労省 -  水蓮仏

・年金が破綻しないで消えてゆく  - 原子力ガリレオ

・年金の実質目減りに四苦八苦 - 落葉

・年金は不要ですよと麻生くん - ギンナン小僧

・やめられずもらえないならこりゃさぎだ  - 芒野

「恥」 特選 ・大事故の処理も出来ずに再稼働 -  芒野  

秀句

・議長でも首相無視され仕切るフリ - 芒野

・自民党厚顔無恥が死語となる - 原子力ガリレオ

・日本人核電作り恥もなく - 落葉

・字が読めず恥を利巧と読む首相 - 水蓮仏

・サミットでトランプ追随アベの恥 - ギンナン小僧
次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年7月14日(日)13時より開催いたします。是非ご参加ください。

安倍政権の対応を対決する脱原発の闘いの継続を 7月1日(月)

今日は雨模様なので雨具と椅子を多めに持って経産省前へ行った。小雨が降っていたのでカッパを着込んで座り込み準備を行ない、少し時間は掛かったが大きなパラソルふたつ左右に配置しその間にバナーをふたつくくりつけることができた。今日は風もなく雨も昼過ぎには止んでそのあと撤収するまで降らなかったので幸運であった。

今日は裁判の傍聴や院内集会もなかったのか常連以外新たに寄られる人もなく静かに時が過ぎていった座り込みであった。それでも3人の方がカンパしてくれた。頑張って下さい、少ないけれど❗こういう言葉には励まされる。  都合の悪い事は見ないことにしてやり過ごそう❗というアベ政権の対応を許さず、もっともっと大きな声をあげて全原発廃炉を勝ち取るまで頑張っていきましょう。(保)

淵上さん,正清さんを偲ぶ集いの準備は進んでいるようです 7月2日(火)

セッティングをしている時は、もの凄い蒸し暑さで顔からは汗が流れ落ちて、下着はビッショリ着替えを持って来なかった事を後悔した前半でしたが、後半は若干風も出て来て少し楽になった。

本日の座り込みは、常連の2人が都合により不参加となり寂しかったが、14時頃イロハネットのTさんが寄って下さり、2時間程色々と話し込んでいきました。16時頃には院内集会に行かれる前にと、金曜日に経産省前で抗議行動の司会をしてくださるHさんが集会に間に合う時間まで座りこんでくれました。

17時過ぎ青年がさり気なく、カンパをしてくれましたので慌ててテントのチラシをお渡ししました。撤収後は事務所で、渕上さん・正清さんを偲ぶ集い実行委員会に参加して、その後は例のごとく近くのラーメン屋で懇親会を行った。(Y・R)

日本原電や東電への抗議行動など色々あった一日 7月3日(水)

天気は雨を覚悟していたがそうでもなく薄日が差し、一日中雨は大丈夫だった。

1)セッティングをしていた時、自転車で通りがかった人が、たんぽぽ舎のスケジュールが出ているプリントがほしいと言われた。保っちゃんが持っていたのをあげた。

2)AさんとBさんが、「あぶくま会」の裁判を傍聴したのち、テントに寄られた。「午後は用事があって傍聴できない。テント日誌のブログをみて傍聴した」と言われた。なお、この前日発行のテントニュースにも「あぶくま会」都路町の原発裁判・被災者の証言法廷に傍聴してくださいを載せた。少しでも傍聴者が増えるといいのだが。

3)今日は先日熊本地裁の判決で「ハンセン病の家族被害認定」賠償命令が出たのを受けて、厚労省に「控訴するな」の抗議の申し入れ、裁判所前のビラまきが行われたそうだ。橘さんを先頭に7名の方が座り込みの場に来られた。午後3時から衆議院第二議員会館で厚労大臣?と役人に対する申し入れを行うと言っていた。

4)修学旅行の中学生と思われる一団が通りすぎた。慌てて呼び止めて、テントのパンフを渡し、若干説明。

5)規制庁前で抗議行動を終えたNさんが経産省前で演説。地震国の日本には原発はいらない。福島の惨状をみすえよ。私たちはわけ知り顔をしてはいけない、等々、たくさんのことを訴えられた。

6)江古田の武蔵大学の前でギャラリーを開いている古藤さんがOさんらとともに来られた。反原発その他問題ある事柄の映画会や展示会等々をやってくださり、私たちもお世話になっている。今日は午後、澤地久枝さんがやっている「安倍政治はいらない」の国会前集会に参加されての帰りだそうだ。いろいろと話がはずむ。

7)レジェンド斎藤も来られる。いつものように最後の6時まで座り込み→東電抗議へ。

8)都路町の裁判の午後の証言の傍聴に沖さんが行く。

9)何人かの人が会釈して通られる。テントニュースを渡す。

10)今日は第一水曜日なので、秋葉原の第二原電前での抗議集会と、東電への抗議集会の日。山本さんは事務所でテント関係の事務処理をしたのち座り込みに。そして秋葉原→東電に参加。山本さんと保っちゃんは「7/27(土)淵上さんと正清さんを偲ぶ会」の案内が渡ってない人に封筒を渡す。封筒が渡っていないみなさん、もらって、参加の返事を下さい。

11)5時を過ぎるとテントに寄る人は少ないが、9条改憲阻止の会の人たちが会議の前に立ち寄ってくれる。いろいろ話し込む。 今日は、だいたい以上のような展開。寄ってくださった方々がカンパをしてくださる。本当にありがたい。 あと、保っちゃんは、今日は来る人が多いと判断して、いつもより多くパンを焼いてきてくれて、皆さんがご相伴に預かった。

■沖道子さんの傍聴報告

7月3日の原発被災裁判(阿武隈会)の傍聴に加わりました。今回も本人尋問。以下は午後の尋問当事者、本田さん(女性)の発言を傾聴した記録です。 本田さんは、先に移った姉を追うように都路に移住しました。牧草地を20年近くかけて栽培できる豊穣に作り変え、カモミールなどの香辛料、花、野菜を育て、犬4匹、猫8匹とともに”何にも代えがたい”楽しい時間を過ごしていました。 原発事故の後は、地元を転々としながらも、残してきた犬、猫のため度々家に戻りました。4畳半1間の仮設住宅で2年暮らしましたが、不眠症と腰の痛みで通院しました。 やがて、避難指示解除に伴い帰宅を促されるようになりましたが、我が家は見るも無残な姿で、到底住める状態ではありませんでした。除染後の土地は変容し、周囲のフレコンパック、猪の出没に恐怖を覚え、線量計の値も高かったため、すぐにでも都路を出たいと思いました。 姉が率先して何年も家探しを続けました。やっと見つかった福岡の家に犬、猫を連れて移ったのが平成26年でした。姉は間もなく胃がんで亡くなり、本人も大腸がんの手術を受けました。 最後にご本人の言葉です。「辛くてどうしようもありませんでした。それでも、犬と猫が傍にいたおかげで、気持ちを奮い立たせ、頑張ってきました。原発事故さえなければ…帰宅したら膵臓の検査です。残された日々を平穏に暮らしたい。」そして、添えられた悲しい一言は「犬のカナが死にました。」 (T・I)

今日は参院選公示の日、安倍政権許さぬ行動を 7月4日(木)

家を出る時には、小雨が降っていたが事務所に着く頃には雨は止んでいたラッキー!経産省正門前についても雨は止んでいてセッティングはスムーズにいった。その後は、小雨が降ったり止んだりの天気だったが、撤収時には降ってなくまたまたラッキー!

15時頃に日本語の上手な外国人が、レジェンド斉藤さんの横に座り込んで何か盛んに話し込んでいた。その外国人が帰った後に、斎藤さんにどんなお話をしていたのですかと尋ねたら、何故ここに座り込んでいるのですか?との質問から始まり、とりとめのないお話をしていたようですが、帰る時には、私も原発に反対ですとハッキリと言っておりました。

16時頃いつも斎藤さんのサポートをして下さる、Kさんが何度も電話をかけたが出なかったので心配されてテントに来てくれました。しかもトウモロコシの差入れまでして下さいました。

今日は参議院選の公示日、「噓も100回つけば真実になる」を地で行っている詐欺師・安倍その噓を指摘もしないし、勿論報道もしないマスゴミ、このような状況でも今回の選挙は絶対に安倍政権に鉄槌を下さなければならない。

大手メディアの経営陣が安倍と頻繫に会食をしている中で真実の報道がされない現在でも、現場には少数ではあるが真実の報道をと奮闘している記者がいる事が一縷の望みであります。先週から上映されて早くも、話題沸騰の「新聞記者」を是非ともお勧め致します。(Y・R)

ここにいると多くの抗議行動に出会う 7月5日(金)

今日は夜遅くから雨が降るというので、雨具をリックに入れて家を出た。経産省まで来たとき、日差しもなく曇り空なので、パラソルは広げずに椅子と幟旗をセットし、風もなかったのでバナーも2本しっかり取り付け座り込みを開始した。

1時過ぎごろ、女性の声でシュプレヒコールの叫び声が聞こえた。デモの様である。法務省の方面からやってきた。霞が関の交差点を日比谷公園の方面に向かって左折していった。よく聞いてみると「星野文昭さんは無実だ!」「星野さんを返せ!」と訴えている。この間亡くなった星野文昭氏を追悼する中核系のデモのようだ。ざっと見るところ、400名ほどの隊列だった。その後、月曜当番のSさんがやってきて報告があった。Sさんは中核派ではないがデモに参加してきたと言う。結構人が集まるものだねと感想を述べていた。

Sさん以外でもデモの参加者がその後座り込みに参加し、いつもだと、3時ごろの手薄になるころでも、今日ばかりは椅子が足りないくらいであった。3時には後半のKさんはやってきて賑やかになってきた。

4時前になるとTちゃんや文科省抗議に参加するメンバーが集まってきて、場所を移動しての抗議を始める。文科省抗議は今日は朝鮮高校の生徒2年生全員が参加した。高校生だけでも150名を超える参加者だった。大学生や高校生のスピーチはいつも通り理路整然としている。在日朝鮮人が朝鮮の言葉や文化や歴史を学ぶことのどこが悪いのか。民族教育をなぜ否定するのかと文科省に訴えかける。聞く者の心に響くものがあった。(S・S)

安倍政治も原発も終わらせよう 7月5日(金)

15時に到着、椅子を埋めて12人が経産省に怒りを込めて座り込む。Inさんが東海第二リーフを配りだしたので、私は「安倍政治を終わらせよう、脱原発を実現しよう」の自前チラシを配布。安倍政権批判には女性よりも男性がいい反応。

5時から「経産省は嘘つき。原発は、安全でも安くもない、無くても電気足りている、クリーンでもゼロエミッションでもない、核のゴミ増やすな」のコールで開始。「偲ぶ集い」のアナウンスとともに選挙モード発言が多い。
国民主権の権利を行使して投票に行こう、棄権は危険、立憲主義・民主主義・平和主義の敵・憲法破りの安倍政権を許すな、安倍政権に改憲の資格なし、不正選挙を警戒し期日前投票は避けよう、…と。そう言えば、数週間前に柳瀬唯夫氏が経産省に現われたそうだ。「原子力立国計画」、3.11後も東電存続原発推進、加計学園不正で「記憶にございません」7連発、そして東芝ダイナブックに天下り。原発推進にも安倍政権存続にも罪深い人だ。  反原連の首相官邸前抗議は休みで、椅子を片付けて峠の茶屋とバトンタッチした。(K.M)

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原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その19

小児甲状腺がん多発(230人超)「被曝の関連は認められない」を誰が信じよう! ~牧野淳一郎さんが「県民健康調査」議論を統計学に基づき糾弾する~

2019年07月05日  木村雅英

<2011年の東京電力福島第一原発事故時に、18歳以下だった福島県民を対象にした14~15年度分の甲状腺検査について、福島県の評価部会は3日、「現時点で、発見されたがんと被曝の関連は認められない」とする見解を取りまとめた。(朝日新聞デジタル)  そして、第35回「県民健康調査」検討委員会を7月8日に開催し、「甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない」とする評価部会まとめ案を承認すると危惧されている。これに強く抗議して「放射線被ばくを学習する会」が「緊急申入書」を提出する。  さて、「福島でこんなに小児甲状腺がんが多発しているのは被爆の影響だろう」との当然の推定を否定しようとしている「県民健康調査」については多くの方々が問題点を指摘している。ここでは、牧野淳一郎さん(神戸大学)が「岩波科学」の「3.11以後の科学リテラシー」で統計学に基づき「県民健康調査」を糾弾しているので、紹介する。

一言で言えば、「個人の被曝量データにアクセスできる」のに、作為的に区分けされた市町村別にグループ分けして統計解析して、被曝量の影響による有意な差を出ないようにしている。また、その統計計算も正確さが疑わしい。  

以下に、「科学」6月号と7月号から、牧野さんの文を引用する。 (6月号から) ◆ そこに示されている結果は、オッズ比、信頼区間ともに間違っているように思われる。 ◆ そのような資料が、「線量依存性の悪性ないし悪性疑い発見の性・年齢調整オッズ比の上昇傾向は認められなかった」という文言になって絵委員会の検討結果としてでてこようとしている。これはいくつもの理由で正当な科学的方法を使ったものとはいいがたい。

(7月号から)

◆ 大平哲也氏の研究では、2016年の論文と2018年の論文ではなぜか分析方法を変えている。「データが既に揃ってから」分析をしています。「出したい結果を出す」ようなバイアスにつながっている可能性が高いのでは。

◆ Kato Toshiko氏(大平論文掲載雑誌にコメントがアクセプトされた)によれば。 ★ 大平論文に書いてある基準(外部被曝量が1mSvを超える割合)で分類したら大平論文に書いてあるような地域区分にならなかった。 ★ 大平論文と同様な分析を本格検査についての公開データから行ったKato論文では、外部被ばく線量推計と悪性率に明確な関係が出ている。 ★ 大平論文の解析は再検証されるべきであろう。

◆ そもそも、個人の被曝量データにアクセスできる大平論文で、市町村ごとにまとめてさらにグループ分けした解析を行うのは統計学的に適切なアプローチではなく、そのようなやり方をとっていること自体が大きな問題である。  以上、チェルノブイリ事故と同様に、イチエフ事故でも、放射線被曝による影響を過少に見せようとしている日本の及び世界の「原子力ロビー」たちに騙されてはいけない。 メディアもしっかり報道してほしい。

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7月12日(金)経産省前抗議行動 17時~18時 官邸前抗議行動(首都圏反原連) 18時30分~

7月17日(水)大間原発差し止め裁判 第20回口頭弁論

東京地裁103号法廷 7月17日(水)14時~

大間原発裁判報告集会 15時~ 参議院議員会館

「淵上太郎さん、正清太一さんを偲ぶ集い」

日時:2019年7月27日(土) 第一部 午後2時~5時、第二部 午後5時半~8時まで 会場:YMCAアジア青少年センター(JR水道橋駅徒歩5分)    〒101-0064東京都千代田区神田猿楽町2-5-5    TEL03-3233-0611、FAX03-3233-0633 会費:4000円(ただし第一部のみは1000円。第二部のみ3000円) 現在、「偲ぶ集い」の実行委員会から案内状が出されています。 この案内状は私たちの手元にある住所のデータでお送りしましたが、経産省前テントひろばに御縁がある方々に十分にはご案内できていません。 テントの集会等に参加したことのある方、また渕上・正清と知り合いの方など、参加希望の方は是非連絡ください。 連絡先::〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F 電話:070-6473-1947 メール:tentohiroba@gmail.com 郵便振替口座=00160―3―267170(名義:経済産業省前テントひろば) 【8.3新宿・夜デモへの参加のお誘いと賛同のお願い】 「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」では8月3日(土)夕刻から、新宿駅東口アルタ前広場を出発し、新宿駅周辺をまわる夜のデモを呼びかけています。 今年3月時点で首都圏の76もの自治体が東海第二原発反対の意見書を国に提出する中、東京23区内ではいまだ意見書採択がなく、都心部の関心の低さが伺われます。 そこで今回で3回目のデモは、初めて新宿で「東海第二原発をとめよう!」と訴えることになりました。 夏休みの夕刻の新宿駅周辺で、若い方々に向けて、東海第二原発の危険性を訴えましょう。皆さんのご参加を呼びかけます。(I・K)

【8.3新宿・夜デモご案内】 名称:とめよう!〈首都圏原発〉東海第二原発8.3新宿・夜デモ (通称:8.3新宿・夜デモ) 集合:8月3日(土)17:30 場所:JR新宿駅東口アルタ前広場 コース:新宿駅周辺 約50分 17:30 アピール 18:15 デモ出発 19:10 デモ終了・流れ解散〈四季の道(ゴールデン街入口)〉 19:30   懇親交流会(希望者) 【賛同のお願い】 ◎今回のデモへの個人・団体の賛同を募っています。 西の高浜・美浜原発、東の東海第二原発、ともに40年超えの老朽原発の再稼働を許すことは、全国のほかの原発の再稼働に手を貸すことにつながります。 そこで、老朽原発を止めたいと考える全国の方々に、デモへの賛同を呼びかけます。 個人・団体を問わず、広く全国の皆さんの賛同の声をお寄せください。 賛同金は不要です(カンパ歓迎)。 賛同いただいた方のお名前は当会HPに記載させていただきます。 ◎賛同して頂ける方は、個人、団体名、連絡先を明記の上、メーリングリスト、又は下記の連絡先にご一報願います(公表不可の方は、その旨明記願います)。 初TEL  070-6650‐5549/FAX 03-3238-0797 E-mail:stoptokai2.shutoken@gmail.com 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2たんぽぽ舎気付 振込先:郵便振替 00150-7-392484 口座名:とめよう! 東海第二原発首都圏連絡会