テント日誌1月15日…毎週金曜日の経産省前のアピールは/南相馬の20ミリシーベルト避難解除取消等請求事件訴訟報告

経産省前テントひろば1589日

毎週金曜日の経産省前のアピールは知れ渡ってきた

今日は上智大短期留学の女性が何人も寄って下さった。
最初はパラオとアメリカの方達がメディアの勉強をしに来たそうだ。
今のメディアをどう思うかなど聞かれたけれど、英語では思うように説明できなくて申し訳なかった。
写真を撮ってありがとう!と帰って行ったけど、
少しして以前あおぞら放送の司会をしていた松元ちえさんが外国の女性を3人連れてやってきた。
上智で彼女が教えている方達で最初に来た方たちも生徒さんで、メディアと市民 運動を学んでいるとのこと。ちえさんがテントのことを説明し、美術館も案内してくださった。

5時からは恒例の経産省前抗議行動
だんだん知れ渡ってきたせいか参加してくださる方も多くなった。
高瀬さんの司会で淵上さん・三上さん・脱原発のステッカーを配っているKさん・ 在日の女性・双葉町の亀屋さん・木村さん・園さんなどたくさんの方 がアピール。それぞれ思いのたけを経産省に向けてぶっつけた。

園さんがフランスであったCOP21に参加し、外国の人たちは福島のことをとても 知りたがっていたと話したのが印象的だった。
福島事故が終息していないのに再稼働・原発輸出などはクレジーと言っていたそうだ。ほんとにそうですね。
在日の方は祖先がモンゴルで核のゴミをモンゴルに持って行こうなどとんでも無 いと言っていた。

終わりごろには関電行動を終えたたんぽぽ舎の方達も参加してくださり、にぎわって良かった。

日が落ちてとても寒くなったのでテント前で暖かい紅茶のサービスをする。
一足先にテントを離れて内幸町に向かうと脱原発のプラカードを持った人に出会 い、皆頑張っているのだと嬉しくなった。(I・K)

 南相馬の20ミリシーベルト避難解除取消等請求事件訴訟報告

 瀬戸大作さんの報告 転載させていただきました。(M)

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職場から「南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟」の第2回口頭弁論~報告集会に駆けつけた。この間の「原発事故被害者切り捨てを許さない」取り組みの為に重要な住民訴訟です。
国は一方的に、「年20ミリシーベルト」という一般の公衆被ばく限度として国際的に勧告されている水準の20倍ものレベルの避難基準および帰還基準を設定し、住民の意見をきかずに帰還を強制、避難勧奨地域を解除し3か月後に賠償を一方的に打ち切る。
住民の意思を無視した避難勧奨地点の解除は違法だとして、福島県南相馬市の住民たちが国を相手どり提訴しているのです。

★ 国は東京電力福島第一原発事故前の放射能被ばくに関する基準を次々に引き上げています。
1.公衆の被ばく上限を年間1ミリシーベルト→20ミリシーベルト
2.放射性廃棄物基準を100ベクレル/Kg→8000ベクレル/Kg
3.体表面汚染のスクリーニングレベルを13,000CPM→100,000CPM
4.労働者の緊急作業時被ばく限度100ミリシーベルト→250ミリシーベルト
5.被ばく管理の考え方を空間線量率→個人被ばく線量
原発事故における健康被害を矮小化し、安全キャンペーンを展開してオリンピックを福島にも誘致して、健康被害を切り捨てる国のあり方を問う裁判は、南相馬地域の問題だけでないと思います。今日も南相馬の8行政区長を初め片道5時間もかけて20名超の原告が駆け付けています。

★ 東京地裁が、第2回目の口頭弁論において、原告の意見陳述を行わないという方針が示されました。TPP違憲訴訟と同様です。法律的側面と被害認定の側面で裁判所は裁判が成り立たないと主張しているのでしょう。
 今後、書面での意見陳述および裁判官との質疑による原告の意見のききとりを行うとのことです。口頭弁論は、わずか30分で進行協議の様相でした。昨年末に地裁から弁護団に今期日以降、原告の意見陳述を認めないとの方針が伝えられたのです。
ただ今日の救いは、陳述継続の署名=原告367筆・支援者1,109筆が地裁に提出された事など含め、裁判長から、1.この提訴は重大な内容だと理解し深い関心を持っている、2.原告の主張を理解したい、状況を理解しないままで判決は下さない、3.現段階では意見陳述を認めないが、争点が明らかになった時点で被害の実態をどう認識するか必要に応じて人証や証拠調べでは意見陳述してほしい、との表明があった事です。
次回の第3回口頭弁論は、3月28()14:00より東京地裁103大法廷です。
★原告団の藤原区長の発言が重く響く。「日本人は1ミリシーベルトが限度、でも私たち福島県民は20ミリシーベルト。これは福島差別だ!」南相馬は原発立地自治体ではない。恩恵を受けていた訳ではない。処理しようがない除染廃棄物、南相馬との境にある飯館村蕨平の仮設焼却炉稼働で再び放射能をまき散らしてしまう。なのに南相馬に住んでいる人たちは汚染され続けられ、移住の援助がないまま我慢しなければいけないことは決して許せる問題ではない。
★この間、首都圏における土壌汚染の実態も報告されている。葛飾区水元公園の土の計測では、19万6千ベクレル/平方mもあった。土壌汚染基準の5倍以上の数値がでている。南相馬や福島だけの問題ではない。
毎週(金)は17時~18時に経産省前抗議行動

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立憲フォーラムからのお知らせ 1月19日(火)集会17時~

 繰り返しのご案内になりますが、1月19日(火)17時~憲政記念館の講堂で立憲フォーラムと戦争をさせない1000人委員会が主催して「さぁ、安倍政治を終らそう 1・19集会」を開催します。
立憲フォーラムから通常国会の見通しなどについて報告、小林節慶応大名誉教授、SEALDsが発言します。18時30分からは国会前行動に合流します。チラシは添付です。広い会場です。拡散をよろしくお願いします。

函館市大間原発建設差し止め裁判 第7回口頭弁論

東京地裁103号法廷 1月19日(火)午後3時~4時

<裁判報告集会>

時間:午後4時~5時30分

場所:参議院議員会館101会議室

<スタンディングデモ>

1月19日(火) 電源開発本社前 12時~13時

高浜現地行動の呼びかけと案内

関西電力は高浜原発3号機の再稼働を、1月28日-30日にかけて行おうとしています。伊方住民アンケートを見ても、住民の反対は半数を超えています。
「原発現地へ行く会」は川内原発再稼働行動と同様に、若狭の皆さんの呼びかけに応え、現地行動への参加を呼び掛けます。そのための全国各地から個人の皆様が参加するための交通費のカンパもお願いします。様々な事情で駆けつけることができない、そのお気持ちをカンパに託して、現地の皆さんを応援して下さい。
【高浜現地行動】 1月24日(日) 12時-ゲート前集会 14時-15時30分 高浜町文化会館
町内デモ16時30分ごろ終了予定。
(再稼働阻止全国ネット交流会18:00-20:00高浜町で予定)
      主催:「高浜原発再稼働を許さない1.24全国集会福井県民会議
◎新宿西口スバルビル前23日(土) 23時出発の貸し切りバスを運行。帰京は25日(月)早朝現地へ行く会よりバス代を補助。[個人負担金は往復で5千円]
【大阪-関電本店包囲行動】1月27日(水) 16時-20時(第1部16:00-18:00 第2部18:30-20:00)
場所:関西電力本店前(大阪市北区中之島)
主催:「高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動」実行委員会
呼びかけ:原子力発電に反対する福井県民会議
《交通費の補助》
高浜行動/大阪関電行動とも全国(福井、京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫を除く)からJRや車で参加する個人の皆さん(申込者に限る)に交通費の補助(1万円)を実施します。

《申込み方法》
○Fax 03-3238-0797やメールinfo@sendaiikou.comにて必要事項を記載し、申し込み願います。《問合せ先》「原発現地へ行く会」TEL  070-5019-5907(担当-沼倉)*JRなどで高浜現地へ行く場合の経路、時間などは事務局に問合せ願います。
※基金の振込先
●ゆうちょ銀行 郵便振替口座 00190-0-361095
加入者名 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)
●城南信用金庫・九段支店
口座番号(普通)334455    口座名称  原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)
☆城南信用金庫の場合は事務局に住所・氏名をご連絡ください。
1・27(水)高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動
◆と き:16:00~20:00
(Ⅰ部、16:00~18:00、Ⅱ部、18:30~20:00)
◆ところ:関西電力本店前
(大阪市北区中之島3丁目6番16号)
◆主 催:「高浜原発再稼働許さない!関電包囲全国行動」実行委員会
(追加案内)
◎1・27高浜原発3号機を動かすな!関電東京支社行動
日時:18時半~20時
場所:関西電力東京支社前(富国生命ビル、内幸町)
呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク
連絡先:再稼働阻止全国ネットワーク