テント日誌1月28日版

経産省前テントひろば1807日後

経産省は「エネルギー基本計画」に脱原発を書き込め 1月22日(金)

3時過ぎに到着。テントからも参加者が多いサンケン電気の問題をSiさんから聞く。テントニュースと再稼働阻止全国ネットワークリーフのチラシ撒きはコロナ故から受取はもう一つ。

5時から経産省抗議行動を開始。斎藤幸平さんの<人新世の「資本論」><NHK100分de名著カール・マルクス資本論>の紹介、寿都町・神恵内村で明らかになった「核のゴミ」地層処分の問題点(小野有五さんの文)、支持率落ちこみが激しい菅政権批判、パンデミックを口実に人々の自由を奪い管理しようとする政権批判、老朽・被災原発東海第二の再稼働を阻止しよう、サンケン電気「韓国サンケン解散・全員解雇」に抗議する韓国・日本の民衆の行動紹介、菅政権の新型コロナ対策批判と米国大統領誕生、嘘情報を流す経産省に騙されず第6次「エネルギー基本計画」に脱原発を書きこませよう、…と多彩なアピールで時間オーバー。歌もコールも短くなってしまったが、参加者30名の怒りの声が経産省に届いただろうか。(K.M)

なにをやってんだ、という声は聞こえぬか 1月23日(土)

朝起きたときは曇りで寒くもなかったが霞ヶ関についたら小雨がぱらつき寒くなっていた。正午なのに夕方のように薄暗く人通りも極端に少なかった。雪を警戒したのかバイクや自転車も見かけなかった。

体は厚着しているので寒さはなんとかしのげたが、雨に濡れた指先がジンジンと痛み感覚がなくなるのが辛かった。紐は雨で濡れてきつく閉まるので緩めに結ぶ。さもないと解くときに泣きをみることになる。

〇トランプ感満載のちびっこギャングたち

報道をフェイク呼ばわりしてネットで咆哮するわ(NHKワクチン報道、去年はイージス・アショア候補地断念)。批判をケチ呼ばわりするわ。特別措置法改正案にいたっては「国家に罪あらば、罰は国民に」と言わんばかり。サイゼリアの社長さんの一言に同感。

〇いちいちそんなケチつけるもんじゃないですよ。

批判を難癖とはね。自業自得でケチがついただけじゃん。

日めくりカレンダーのように色々なケチがつく毎日だね。

〇試しに機長をフォローしてみた。

「根拠なき楽観論に立って対応が遅れたとは考えていない」

わかった、わかった。「主観論」に立って対応しただけだよね。うんうん。「安全」と「経済」と「人権」、もとい「命」と「暮らし」と「人権」を、バランスを取りながらどれも必死に守るなんて無理だよね。できないよね。難しすぎ。それを目指すのが議会制民主主義の政治だと思うけど。

そういえば途中降板したのがいたな。後手と言われてもそれを秘書のせいにはできないしね。

話を元に戻そう。何としてでも「Go Toキャンペーン」だっただけだよね。何が何でも「五輪」なんだよね。「どうやって?」とは聞かないでおくよ。それにしてもGo To トラベルがGo To トラブルになったみたいだね。Go To Eatと言っておいて飲食狙い撃ちの自粛要請ではHeatしちゃうよね。

今のところメディア・コントローラーの女優は炎上していないみたいだね。他人の相撲で褌をとるのが絶妙だから。またジョーカーをひかないようにね。御用心。

疲れたぁ。いやな気分を吹き飛ばそう。

“Birdland” (Live In Studio) – Freddie Hubbard & The Allyn Ferguson Big Band – YouTube

(O・O)

マスクの着用はそれぞれの判断で 1月24日(日)

当日は、天気予報で雪になるかもと言われていました。しかし、実際は昼頃にごく弱い雨が降っただけで、それ以降は雨が降らず、どんよりとした曇り空でし た。太陽が出ていないので寒さが一層厳しく感じる一日でした。少し遅い時間に「逮捕されていない」方のSさんが登場、参加者は合計で8名です。

印象的だったのは、タクシーの運転手さんが車を止めてカンパをくださったことです。さて、8名の参加者のうちマスクをしているのは5名、していないのは3名です。人は考え方がそれぞれで仮に100人いれば100通りの考え方があるでしょう。だから、マスクをするかしないかでどちらかに強制するのは良くないです。

しかし、その前に踏まえてほしいことがあります。多くの人がマスクをするようになったのは「新型コロナウイルスが怖い」との思いが原点になっていると思われます。マスクは花粉やPM2.5を防ぐことができます。しかし、ウイルスの大きさはそれらよりも非常に小さく、ウイルスはマスクを素通りしてしまいます。一方、マスクを常時つけていることによって、二酸化炭素過多になること、酸欠状態になりやすい問題があります。さらに、血流が悪くなり、免疫力が下がる懸念があります。さらに付け加えると、近年注目されているマインドフルネスでは、呼吸法が核になっているように、人が能力を発揮する際に呼吸が重要です。この観点からやヨーガの立場でマスクに反対している人がいます。

このように、マスクには悪い部分もあります。ただし、マスクが一概に悪いかといえば、そうとも言えないです。例えば気温がとても低く、乾燥しているときに喉を保護する機能があります。そして、風邪をひいている人がエチケットとしてつける面があります。とは言うものの、経産省前は屋外のため、マスクをつける必然性は低く、それぞれの好みでいいのではないでしょうか。このように書いている私も花粉症があるため、花粉の時期になるとマスクをつけると思います。

経産省前テントひろばはアジールとしての機能があります。アジールとは、英語でアサイラムとも呼び、通常は自由空間または避難所と訳されます。閉塞した社会システムの中で様々な人々が集まって自由に語り合う場所として、今ほどアジールが必要とされる時代はないかも知れません。この意味では、マスクが好きな人も嫌いな人も原発に反対しているとの一点で集まることは意義が大きいです。(Y.N)

関西生コン裁判に出掛ける人が寄られた 1月25日(月)

今日は昨日と違って気温が13度にもなるといい予報なのでセーターを脱いで家を出た。経産省前に着いてみると意外に風が強く吹いていて昨日の低気圧の影響が残っていると感じられた。

座り込み準備をしているときにレジェンドSさんが来られた。何時もよりは元気そうである。何時も重い手提げを提げているが、後で手で重さを測ってみたら何時もよりは軽かったので安心した。

今日は週刊実話で誹謗・中傷された関西生コン支部の裁判が3時過ぎにあったが、これに傍聴する人が大勢座り込みに参加してくれました。去年の非常事態宣言が出た後、厚労省に抗議に来た後に経産省に来て我々と親しくなった青年が久しぶりに顔を見せて財務省、経産省批判のアピールをしてくれた。荒削りだが指摘は鋭い❗ というのが聴いていた皆さんの評価であった。明日も来ますので宜しく、と言って帰っていった。

関西生コン裁判の傍聴者が裁判所に行かれた後、常連者だけになったので時間まで反原発CDを掛けて通り掛かる人にアピールして今日の座り込みを終えました。(保)

コロナでの休業給付が多すぎる(?) 1月26日(火)

今日は経産省前に12時前に直行した。すでに、OさんYさんが椅子などセットを始めている。天気は曇りだが風も殆どなく、寒さもそれ程ではない。昨日のテント日誌によれば、久しぶりに顔を見せた青年が財務省、経産省批判のアピールをして、座り込んでいた仲間からは「荒削りだが指摘は鋭い」との評価を得たので、今日もまた来ると言って帰ったらしい。

先週に発注したニュース台紙が1時ころ納品されるとの連絡を受けて急いで事務所に行き、新しいニュース210号を印刷して経産省前に戻る。その途中、コンビニ弁当を持ったS女史と一緒になる。経産省前では、車道に立ったお兄さんがハンドマイクで財務省に向かって、コロナ緊急事態宣言後の休業給付金が多すぎるのではないかと元気良くアジっていた。それを見たS女史は「何を言いたいのか理解できない」と言い、後半の交代で来ていたKさんが「あれは右翼だ」と言っていたが、政府、官僚の金の使い方に文句を言うのは正しく、某所の誰かから金を頂いてその代弁をするような「右翼」とは思われない。(EO)

経産省前の今日は活気があった 1月27日(水)

天気予報では、今日は暖かいということだったが風が割とあって、そんなに暖かではなかった。「汚染水を海に流すな」と静岡からの「ひまわりバナー」をピンと張るコツがわかった。ピンと張ることができて気持ちがいい。

12時30分過ぎに、おじいさんが通り掛かって、バナーを見て、「あんたたち福島県の人か?」と聞いてくる。「福島は大変だよな」「福島の人はいい人たちだからなあ」「俺は福島を忘れないよ」「ずっと忘れないから」と言って行かれた。

規制庁抗議からよーかんさんとNさんがこっちに回って来られた。倉田さんは、今日は横浜から直接経産省前に来られて、お弁当を食べて演説。今日は「電力広域的運営推進機関」という電気の送電を一括的に統括する組織が、結局は大手電力会社が有利になるように、再生可能エネルギーの電力会社が不利になるようなやり方をしている批判をされていた。私は勉強不足で、問題点がしっかりとつかめなかった。

今日は毎月1回開かれている日蓮宗宗徒の皆さんの日本祈祷団四十七士の原発批判があった。3時~4時過ぎまでパーフォーマンス。さらに今日は「第6次資源エネルギー調査会基本政策分会」が経産省で開催される日で、木村さんやIさんを中心にした抗議活動も3時前から行われて、シュプレヒコールなどを日蓮宗の人たちと譲り合いながら行われた。

前回も来てくれた、気候変動に反対する女性が若者を代表して発言。「今のような温暖化が進んでいったら私たちが年寄りになるときには地球上に生物が住めなくなっているでしょう。皆さんと一緒になってこれをなんとしても阻止しなければならない。何とぞ御協力下さい」と訴えた。その女性は、前回は、われわれが毎日座り込んでいることを知らないで来て合流。環境問題に後ろ向きの日本政府にスタンディングという形で抗議しようとして経産省前に来たのだそうだ。その女性はカンパをしてくださる。もう一人カンパをしてくださった人は、ブログでニュースやテント日誌を読んでいると言われる。心強い。

祈祷団の次は2月26日。3月は11日にやりたいと言っていた。 そんなわけで、今日の経産省前は40人からの人で活気があった。(T・I)

季節でいえば今は「大寒」というところなのだが 1月27日(水)

「寒の入り」という言葉があるように季節の上では今が一番の寒い時期である。「大寒小寒山から小僧が飛んできた」というのが口をついて出るが、この時期は寒さを実感するものだ。都市の暮らしはこういう季節感を薄れさせるのであるが、最近はこういう季節感を狂わせもする。寒い日が多いことは確かであるが、結構暖かい日もある。暖かい日でも陽が落ちれば寒くなるし、風は冷たくて寒い感じはするのだが。ただ、これは何だろう、と思う日も多いのである。やはり、気候変動がこんな形であらわれているのだろうか。

アメリカではバイデン大統領が、気候変動に対応するパリ協定に復帰するという。気候変動問題なんてインチキな議論だとパリ協定から離脱したトランプの方針を覆したのである。日本では菅政権が脱炭素社会を目指すと宣言した。気候変動問題は基本的には環境問題であるし、自然との交流(循環)に異変をもたらしていることである。こういう問題に取り組もうとするのは良い。ただ、この自然との交流に異変をもたらしつつある原因を究明しないで、脱炭素化社会ということを掲げ、それを経済の高成長に結びつけるものはどうだろうか。これは政治的な戦略として取り出されたものであり、具体的に、また有効な方策に結びついては行かないと思える。単純にいって気候変動問題は高度成長という経済のありかた、資本主義の生産様式と関係しており、そこの転換ということなしには解決しない。バイデンや菅の提起にはこういう根本的なところの認識が欠落していると思えるが、それでもこういう問題に向かおうとするところは注目したい。気候変動問題は具体的にと全体的にいう形で問題が提起されなければならないのだが、その双方でバイデンの提起も菅の提起も曖昧であり、これは先が見えているということになる。特に菅の提起には欺瞞的なことが隠されていて、目はそこに向く。

菅首相の施政方針演説にはこうある。「まずは、次の成長の原動力を創り出します。「グリーン」と「デジタル」です」。これは2050年カーボンニュ-トラルを宣言しましたと続き、そして「もはや環境対策は経済の制約ではなく、社会経済をおおきく変革し、投資を促し、生産性を向上させ、産業構造の大転換と力強い成長を生み出す鍵となるものです。」とくる。「次世代太陽光発電、低コストの蓄電池、カーボンリサイクルなど野心的イノベーションに挑戦する企業を、腰を据えて支援することで、最先端技術の開発・実用化を加速させます。水素や、洋上風力など再生可能エネルギーを思い切って拡充し、送電線を増強します。デジタル技術によりダムの発電を効率的に行います。安全最優先で原子力政策を進め、安定的なエネルギー供給を確立します。2035年までに、新車販売で電動者100%を実現します。」というのが語られる。

ここに語られていることを画餅であると批判することはしない。そうであっても菅が目ざす方向として理解するように努めたいと思う、ただ、この中にさりげなく、滑り込まされている「安全最優先で原子力政策を進め、安定的なエネルギーを確立します」とあるところを見逃すわけではない。狡猾に滑り込まされている原発再稼働―保存(原子力政策)はカーボンニュートラルという形の環境問題の解決に矛盾するし、実際のところ、それが再生エネルギーへの転換ということを妨げているのだからである。原子力発電はエネルギー技術の最先端にあるものであり、石炭や石油などの化石燃料のもたらす汚染を解決するものであり、グリーンなエネルギーだと宣伝されてきた。これが真っ赤な嘘だということを福島第一原発事故は明らかにした。放射能汚染や核ゴミなど、環境汚染をもたらすものであり、危険なものである。それは新しい技術のリスクということを超えた危険な代物であることを示した。再生エネルギ―への転換ということを陰に陽に妨げ、妨害してきたのは原発保存という原子力政策であることは誰の目にも明瞭なことである。電力独占体の送電線の支配という事も含め、再生エネルギーの転換を妨げ、その産業的発展と技術力を低下させてきた。

原発の再稼働と保存という原子力政策が再生エネルギ―への転換という問題を遅らせながら、一方で再生エネルギーに取り組んでいますという宣伝を恥ずかしげもなくやっているのを僕らは見て来た。経産省の広報看板(広報パネル)でいつも見ている。かつて僕らのテントが立っていた場所には経産省の広報パネルがあるが、そこにはそれを推進しているかのような掲示がある。それを見るたびに欺瞞的なことはよせ、と蹴飛ばしたくなる。成長産業と言われた原子力産業は衰退している。それは東芝や日立の姿を見れば明瞭である。彼等はそれをどうみているのだ。まだ、原子力産業は高度成長産業というのか。菅は原子力を再生エネルギーの一つとしているのかと疑いたくなる。

菅の施政方針演説はこの十年、「3・11」以降、エネルギー問題の最大の問題であった原発問題をすり抜けるように処理しているのだが、これは原発問題への欺瞞的な対応でもある。僕らが直面してきたこの十年の最大問題だった原発問題に隠蔽的に対応し、彼の絵にさりげなく滑り込ませようとしたって、だれも騙されなんかしない。日本の政治の悪しき姿を見てうんざりというのが僕の偽らざる感想である。テントへの通い路の中で、たまたま、バイデンの就任演説を読みながら、カバンに入れてあった菅の施政方針演説を取り出し、読み直してみた。彼等のこの10年の原子力政策を思い腹立たしい思いにかられたのだが、これは僕だけの感想ではあるまい。(三上治)

みぞれが雪になった、寒い一日だった 1月28日(木)

事務所を出発する時には、曇ではあったが雨は夕方からと高をくくって出かけたが何の事はない、1時頃から雨が降り出してきた、慌てて事務者にパラソルと傘を持ちに帰り、経産省前到着するとみぞれになっていた、急いで濡れた椅子を拭いてパラソルをセットし一安心、流石に今日は当番者以外は誰も来ないだろうと思っていたら、何と長老のSさんがチョコレートの差し入れを持って参加、準レギュラーのOyさんや英語の先生、勿論レジェンド斉藤さんもと、前半・後半の当番者を含めて合計9名も座り込んでくれました。

14時半頃みぞれから雪に変わり撤収時には雪の真最中でした、私は厚い

靴下の準備を怠り足の指が痺れてしまいました、皆さん厳冬の座り込みは準備に怠りなくよろしくお願いいたします。事務所に帰ってバナー等を乾かす為にロープ等にかけてから近くのラーメン屋さんで冷えた身体を温めた。   (Y・R)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その159第6次「エネルギー基本計画」を嘘で固めて間違った議論をするな~英国政府の再生可能エネルギー(再エネ)導入の目標数値で「ウソ」を記載~

2021年1月21日 木村雅英(経産省前テントひろば)

梶山経産相が1月15日の記者会見で「2050年カーボンニュートラルを見据えたエネルギー政策」について「2番目、脱炭素火力や原子力の持続的な利用システムの在り方」を検討し、「基本政策分科会において議論を集約し、エネルギー基本計画の見直しに反映をしてまいりたい」と説明した。

ところが次の二つの報道が示す様に、また本シリーズその152に示したとおり、経産省・資源エネルギー庁は強引に原発温存に議論を持っていこうとしている。 ★「経産省有識者会議、原発支持続々 段階的廃止求める世論と溝 エネルギー基本計画改定論議」東京新聞1月20日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/80859★「新増設準備を」「運転延長が必要」 原発推進に息潜める反対意見 経済産業省の分科会東京新聞1月20日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/80862/

このように、各委員会で国民の意向を無視して原発温存を目論む経産省・資源エネルギー庁は許せない。しかし、もっとひどいこともやらかした。◎再エネで「嘘」を…英国政府を“激怒”させた経産省の大失態(再エネ80%=>65%)  日刊現代 更新日:2021/01/15 13:00         https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283906<経産省が外交問題に発展しかねない大失態を犯した。菅首相の肝いり政策である「2050年カーボンニュートラル」に関し、英国政府の再生可能エネルギー(再エネ)導入の目標数値で「ウソ」を記載していたのだ。昨年12月25日、政府は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定し、発表。再エネについて「最大限の導入を図る」「2050年には発電量の約50~60%を再エネで賄う」とした。その際、「世界最大規模の洋上風力を有する英国の意欲的なシナリオでも約65%」と記し、英国でもこの数字なのだから日本は頑張っている、とアピールしたのだった。ところが、これを英大使館は完全否定。今月12日に出したニュースレターには次のようにある≪昨年末、様々な資料に記載された英国のエネルギー政策などについて、誤解を招く内容が含まれていた≫≪英国はこのような目標は掲げておらず英国の政策ではございません≫…… 当事者の経産省は日刊ゲンダイの取材にこう弁解した。

「英の気候変動委員会は2019年の報告書で再エネ比率65%としておりましたが、昨年12月9日に新シナリオで80%と出していました。今月8日に英大使館から『新しいものがあります』と担当者が指摘を受け、12日にはニュースレターが出された。いま、どう対応するか大使館と相談中です。(間違いを訂正するのか?)追記するかを含め、相談しています」(資源エネルギー庁の西田光宏戦略企画室長)

元経産官僚の古賀茂明氏がこう言う。「英大使館は表向きは言えないでしょうが、かなり怒っていると思います。通常はレターを出すなんて外交上あり得ません。日本側が謝って、すぐ訂正すれば、黙っている。それが外交上の大人の対応です。今年の『COP26』は英が開催国。ジョンソン首相は再エネに熱心で、勝手に恥ずかしい数字を出されてはたまらない、ということでしょう。経産省の事務方も確信犯で、『65%』と梶山大臣に説明した手前、訂正しなかったのではないか。国辱ものの大失態。こういう時こそ、菅首相は政治主導の人事でウソつき官僚をクビにすべきですよ」

世界中に恥をさらした経産省は、どう落とし前をつけるのか。>  他にも「電力不足キャンペーン」や「電力卸市場値上げ251円!?」をも悪用している。経産省・資源エネルギー庁は原発温存の為に何をするか分からない。しっかり監視しよう。

1月31日 脱原発青空川柳句会 12時より

選者:乱鬼龍 経産省前ひろばにて 参加歓迎

2月3日(水) 「アベ政治を許さない」を掲げる日

国会正門前 13時~

2/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

3月は、「3・11」10年で3月11日(木)に

2つの抗議行動をおこないます!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

日 時:2月3日(水)17:00より17:45

場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

銀座線末広町駅4番出口より4分

※北ビルです!南ビルではありません!

共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

2.「第89回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

東電は2200億円の原電支援をするな!

東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

日 時:2月3日(水)18:30より19:30

場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

2月5日第23回大間原発建設差し止め裁判

東京地裁 103号法廷 15時~

裁判報告と講演会 16時~ 参議院議員会館

2月5日(金) 経産省前抗議集会(毎週)

17時~18時 経産省前テントひろば

この日は新エネルギー計画を集中的に取り上げます。