テント日誌1月6日版

経産省前テントひろば1807日後

 PCの修理道半ば 12月31日(大晦日)

今日は大晦日、イロハの女性メンバーには今日ばかりはお休みをしていただきました。事務所からは1人かな? と思っていたのですがサンケン太郎さんと事務所近くでばったり会って、今日は2人でスタートかなと思いなおしました。早く着きすぎたかなと思って事務所に入って行くと、先客が何やら荷物整理をしていました。乱鬼龍さんが私物の整理だそうで早朝からガサゴソと荷物整理をしながら荷物を広げています。

2人で経産省前まで行くとYaさんやYoさんそれにMIさんまで来ていただいて、5人でスタートです。いやはや、椅子を4脚しか運ばなかったので予定外の賑やかさになりました。

しかし、このところの冷え込みで寒さは尋常ではなく、やがて白い物がパラパラと降り出してきました。幸いなことにそれ以上の降りにはならなかったけど、日本海側ではまたまた大雪だと言うニュースが流れています。後半のKさんが到着したので私は事務所に向かいPCの修理に向かいます。HDD→SSDに換装の作業です。手こずったが何とか終了したかと思ったのですが、パスワードを何にしたのか分からなくなっていまい、もう一回やり直しになってしまいました。後日やり直しに来ることにしました。年内にやり遂げることが出来なくて残念至極。   (S・S)

 正月気分になれた座り込みだった 1月1日(元旦)

雲一つない、抜けるような青空の下、寒さは一段と増すばかり。誰も来ないと思っていたのにOBさんRさん、その他数人の人たちが参加してくれた。OBさんからのお節料理に始まり、他の人たちもお菓子や果物を差し入れてくれたので何となく正月気分になれた。   (O・O)

いい天気で楽しく歓談 1月2日(祝・日)

本日の参加者計17人。

いいお天気で歓談。

終了後事務所で乱さんの手伝い。

挽きたてコーヒーでコーヒータイム お汁粉を食べ、麻婆豆腐も食べました。

写真は下記 連続ツイートをご覧ください。

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 脱原発・経産省前テントひろば(365日座り込み)
新年おめでとうございます。
気持ちの良い青空、そよ風、柔らかな日差し。絶好の座り込み日和ですね。日差しに誘われたか人数も今13人。トータルでは16人でした。 https://t.co/xBEpKbgxQF

https://twitter.com/keroppu8649/status/1477516975140380673?s=20

斎藤美智子さんは元気との事でした 1月3日(祝・月)

今日の経産省前は風が余りなくて空は快晴なので太陽光が燦燦と降り注いでいたので比較的楽な座り込みであった。座り込み準備の方は担当者が早く揃ったのと常連ではあるが月曜日に顔を見せるのは珍しい人が早くに来られて手伝ってくれたので早く終えることができた。

きょう3日は澤地久枝さんの呼び掛けで始まった恒例の「安倍政治を許さない女の会」(今は『安倍・菅政治を継承する岸田政権にNO!』でしょうか)による国会前抗議行動のある日、川崎のMiさんも「一度行ってみたい」とのことなので川柳のRaさんに案内してもらった。

1時半前からこれに参加した人々が次々に座り込みに参加してくれた。お陰で多めに持って来た椅子が足りなくなるほどであった。140人ほど参加されたそうで少し離れた所にいた人にはしゃべっている人の声が聞き取れなかったようで、ヨーカンさんなどは早めに帰って来られた。

ともあれテントひろばとしては15人も座り込みに参加してくれて大いに賑わったしカンパも頂けたので良い一日であった。渕上さんの本が一冊売れた。常連さんが渕上さんの本を手に取って見ていたが「以前に買ったかもしれないがダブってもいいや」と言って買ってくれた。日々の活動が忙しくて積読になっているのでしょう!

このところ姿が見えない美智子さんはどうしているか自宅に電話したらお嫁さんらしき人が出られて「元気にしております」とのことで一安心。暖かくなってから出かけてくればいいと思いますが今日も幾人かから「美智子さん元気ですか?」と聞かれたので電話で確認した次第です。(保)

新年はじめの集会もあって 1月4日(火)

正月明けの経産省前は風もなく暖かい。しかしセットには二人だけで始めると、直後に自転車二人組が来て、手伝ってくれる。完了してから4人で記念写真。彼ら2人は元・日大(芸斗委)関係者、当時の話をしたあと、自転車で国会方面に走り去る。

いつも車でやって来る帯のよしおかさんが年賀のお菓子「風雅巻き(海苔菓子)」を持って現れ、その直後に常連2人組や「2020年世直し餅」進呈の世直し大作戦小道具を両手にぶら下げた乱さん、そしてカートを曳いた帯谷さんらが来て10名を越えて、にぎやかな座り込みになる。

集会開始の3時には路上に30名位集まった。吹き始めた冷たい風のなか、主催者あいさつで始まる。守屋さん、ジョニーHさんの歌、田中さんの昨年衆院選データ解説などの後、森丸さんの講談(山手線恋の一回り他)に「玉すだれ」実演が始まる頃には、50名を越える人々が歩道の両脇に並ぶ。

4時過ぎて寒さが厳しくなっても集会は終わらずに、杉丸さんと一緒に事務所に戻って着かえ。乱さんの「世直し大作戦」により、本日のカンパは3万円に迫る勢い。ありがとう、森丸さん、そして参加の皆さん。(EO)

経産省は何をやっているのだ、疑問だらけの所業 1月5日  (水)

寒い。今日は座り込みに来る人も少ないだろうと予測して、椅子の数を少し減らした。風が強くてバナーも植え込みの高さにし、かつ、数も減らした。太陽が出ているので陽が当たる所にいればまあまあだった。

規制庁前の抗議行動も再開して、倉田さんとヨーカンさんがそこから回ってきた。ヨーカンさんは寒すぎるので、今日は帰ると言って、少し話し込んでから帰られた。倉田さんは2回、演説。原発で働く労働者の放射能汚染をどう考えているのか。レントゲンの照射は極力押さえられているのに、南相馬の裁判で年間20ミリシーベルトは 大丈夫とする裁判の判決は一体何なんだと糾弾された。海はゴミ捨て場ではない。放射能は死の灰だ。死の灰を出し続けていいとする経産省は武器商人と同じだと糾弾された。

2人連れの若い男性が興味深そうにこちらをみたので、簡単に座り込みの趣旨を説明して資料をあげた。大学生かと思ったら中学生だった。通りがかりの人に「原発反対」をいうとうなずいてくれる。今日の参加者は当番をいれて9人。明日はもっと寒いそうだ。(T・I)

桜の木の雪が満開のようで綺麗だった    1月6日(木)

地下鉄内幸町駅を出ると、小雪がパラパラと降っていた、天気予報通り今日は雪かと納得、それなりの準備はしてきたので準備は万端。

事務所を出発する時に、椅子を何個にするか迷ったが9個を用意した。

セッテングする頃には、雪もたいしたことはなかったが徐々に大雪に、面前の経産省からは3人程出て来て雪かきスコップで通路を確保し、融雪剤を撒いていた、それも経産省の敷地内だけ、せめて経産省前の歩道だけでも撒けば良いものをと思った。ふと外務省を見ると、桜の木に雪が積もって桜が満開のように綺麗で思わず写真をパチリ、「ひまわりの」バナーも植え込みに積もった雪と何とも言えない良い感じでこちらもパチリ、撤収迄にはかなりの積雪になった。

この大雪の中でも、当番者3名準レギュラー1名を含めて7名の座り込み者があった。撤収時には用意した雑巾がカチンカチン、手は痺れて難儀したが定刻まで貫徹した。(Y・R)

桜の木の下に埋まっているものは 1月6日(木)

いつも春一番に咲く外務省の桜が時ならぬ雪化粧で綺麗だという。僕はふと「櫻の樹の下には虐体が埋まっている」という梶井基次郎の小説のことを思い浮かべた。そうだ、そこには戦死者たちが埋まっているのだと想像できる。彼らは己の声を封じられたまま埋められている。埋めきれなかった戦死者の声は巷にあふれ戦後の国家の暴走に歯止めをかけてきた。戦死者達の声を聞きとり引き継ぐ同時代の戦争経験者たちに代弁されてである。国家(外務省)は機会さえあれば戦争に出掛けて行こうと画策をしてきたのだが、それは戦死者たちの声で押しとどめられてきた。戦死者たちの声を象徴する憲法9条が盾になってというべきか。

戦争経験者の少なくなっていく趨勢のなかで、戦争に対する危惧、つまりは国家の暴走を懸念する人たちの声も小さくなりがちである。昨年の衆院選挙で野党共闘が振るわなかったこともあって、実際は立憲民主党が敗北したにすぎないが、憲法改正の動きが全面化しそうだ。憲法改正、それはいろいろと理屈づけられるが国家を戦争のできる国家にすることである。国家が主体的に戦争できることの歯止めになっている憲法9条の改正である。国家意志としての戦争ができるためには憲法9条は邪魔なのだ。憲法9条2項(交戦の禁止や戦力非保持)の直接的な改定であれ、自衛隊の憲法明記であれ同じことだ。憲法9条に象徴される非戦という精神(人々の意識)を変えたいのであろうが、国家権力が目指すのは戦争への歯止めをなす9条を変えることだ。

戦後の日本の国家(国家権力)は憲法9条でいう交戦の禁止や軍隊の非保持は国際紛争に関る規定であり、侵略対応としての戦争(自衛のための戦争)や軍隊の保持は該当しないとして自衛隊を作ってきた。そこでは専守防衛という考えが支配的だった。憲法9条はアメリカの戦争加担(海外への軍隊の派遣)の拒否に使われてきたのだが、一方でこの専守防衛や自衛隊の存在規定では国家意志として戦争をやり得る壁をなしており、それを変えることを悲願とする動きがでてきた。安倍晋三の憲法改正の提起はその代表的なものだった。国家が国家意志としての戦争を専管事項としてなし得るという国家主義の復権がそこにはあった。戦後の自民党は憲法改正を党肯としてきたが、その内部では憲法改正が多数派であったわけではない。池田首相(宏池会)の系統(吉田茂の自由党の系譜)の政治家たちは憲法擁護であり、憲法改正の議論を封じてきた。彼らはイデオロギー(政治理念)というよりは戦争体験から戦争の否定(憲法9条の擁護)をやってきたのである。自民党の中で鳩山一郎-岸信介という民主党の系譜の政治家が憲法改正に熱心であったが、彼らは自民党内で少数だった、安倍晋三は岸信介の系譜につながる政治家であり、憲法改正に執着した。

安倍の憲法改正の野望は頓挫した。岸田がある意味で後継内閣なのだが、彼は安倍の憲法改正を引き継ぐのか。岸から池田の政権交代後には池田は憲法議論を封じる形で岸政治の継承をしなかったわけだが、果たして岸田はどうか。岸田には戦争についてどういう認識をしているのか、憲法9条についてはどうなのか。これらは明瞭ではない。時代という意味では戦争経験者たちの非戦の声が大きな影響力を持つことは変ってきている、それが依然として大きな力であることは間違いないが、減衰していることも確かである。

今年の参院選挙では憲法改正の問題が浮上し争点になると思える。僕らは憲法問題の核心をはっきりと把握し、政党のようにぶれないでこの問題に立ち向かいたい。原発問題と憲法問題が政治的争点になることが予測されるが、今年は腰を据えて向かうしかない。櫻の樹の下の虐体の声を掘り起こし、彼らの声を届けなければならない。僕らは原発での死者たちの声を平然と埋めて顧みない経産省と闘っているが、ある意味ではこれは同じことである。(三上治)

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泊原発の地震審査やり直せ、柏崎刈羽の審査やめろ
~年明け早々の規制委定例会議「審査の状況」を聴いて~
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会・被曝強要委員会! その250  木村雅英

2022年1月5日年明け早々の原子力規制委員会定例会議で「原子力発電所の新規制基準適合性審査の状況」が確認された。
女川2号の「設計及び工事の計画の認可」(2021年12月23日)と東海第二原発の「特定重大事故等対処施設」の設置変更許可(同日)のみがこの四半期の変更点として赤字で示された。自然ハザードの審査が遅れてきていて、プラント審査が待ち状態になっている様で、更田委員長が次は東通りか大間かと原子力ムラの焦りを意識してせっつく様子。
そんな中で2点の報告をする。

1 泊3号再稼動前提の地震審査をやり直せ
私が驚いたのは、北海道電力泊3号炉の審査状況の表(P.9)に 「震源を特定して策定する地震動 ③ ⇒ ④ 2021/10/22」  と赤字表示されていることだ。
10月22日の審査会合の資料を見ると確かに北電が276ページの資料を提出し、石渡委員が
「泊発電所の敷地ごとに震源を特定して策定する地震動につきましては、これまでの会合でのコメントに対して概ね妥当な検討がなされているというふうに考えます。」と結んでいる。
5日の定例会議でもこれからは津波の審査が中心になるような発言があった。
これまでの小野有五さんや渡辺満久さんの指摘はどうなったのか?

ここでは、渡辺満久「泊原子力発電所の安全審査に関する問題―反論できないことは無視するのか」(岩波科学2022年1月号)を紹介する。
渡辺さんは2021年7月2日の審査会合から次の様に指摘している。
●「F1断層・F4断層・F11断層については、後期更新世以降の活動性はないことを示す、納得できるデータが示された。」と結論された。いよいよ泊原子力発電所の再稼動に向けて動き出しそうである。
● 筆者は、規制委の役割は原子力発電所を再稼動させることであると思っている。そのため、審査会合で示された結論そのものには驚きもしないし意外感もない。しかし、事業者を助けるような指導ぶりや問題の本質をはぐらかすようなまとめ方には驚きを禁じ得ない。
● F1断層やF4断層の活動性について今回の審査会合では「後期更新世以降には活動していない」と結論されているが、これは明らかに間違っている。
● 石渡委員の「まとめ」に違和感、問題の根幹が現れている。深く検討すべき問題点から国民の目をそらしてしまいかねない、極めて不適切。
● 都合の悪い見解は無視して結論を急いだ。
● 規制委は既存研究を把握しながら、北電が対応できそうな内容については追加資料を提示させ、反論できそうにない研究成果は無視させている。
● 規制委は、正々堂々と反論を論破する姿勢を見せるべき。

2 柏崎刈羽6,7号の審査をやめろ
核物質防護違反など数々のトラブルを起こした東電の柏崎刈羽6,7号の特定重大事故等対処施設審査進捗状況表(P.21‐22)に驚いた。規制委は多くの「国民」の「東電に原発うごかす資格無し」を無視して、次の記載の様に、審査を継続しているのだ。
●令和3年12月24日の審査会合において、既許可の解析用物性値を特定重大事故等対処施設の地盤の安定性評価に用いることの妥当性等について説明するよう求めた。今後、事業者から説明を受け、内容を確認していく。
●格納容器圧力逃し装置の隔離弁の手動による開操作の信頼性について、事業者に詳細な説明を求めている。引き続き、事業者から説明を受け、内容を確認していく。

さすがに「原子力規制委員会は再稼動推進委員会」だ。
総ての原発を止めて、廃炉委員会に改組するべきだ。
・・・・

●1月14日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)

17時~18時 経産省前テントひろば

●1月19日(金)総がかり行動 第二衆院会館前 18時30分~

●1月12日(水) 17時~18時 第42回原電本店前抗議行動

JR秋葉原昭和通り出口7分

●1月12日(水)  18時30分~19時30分 第100回東電抗議

東電責任追及 テントひろば・タンポポ者など合同抗議行動

●1月21日(金)原発いらない金曜行動 6時30分~7時45分

首相官邸前 フクシマは終わってない 鎌田慧・落合恵子他市民リレースピーチ