テント日誌1月6日 経産省前テントひろば849日目…商業用原発停止114日目─年始の経産省抗議行動・記者会見・餅つき大会

長い年末年始の休みを終えてひときわかしこまったスーツにオーバーコートをはおった人たちが行きかう霞が関。私たちはテント前ひろばから抗議行動・記者会見で厳しく「エネルギー基本計画」の撤回を訴えるとともに、昼にはもちつきをしながらひろばで、皆で楽しく餅とトン汁を食べて英気を養った。

経産省正門前抗議行動(10時半~)
テントに集った30人程が経産省正門前に歩き、本館ビルのガラス窓に向かって、「エネルギー基本計画撤回」、「経産省は原発推進の責任をとれ」、「閣議決定するな」、「経済よりも命だ」、「再稼働反対」と大きな声で強く訴えた。また、淵上代表が閣議決定反対を訴えてテントひろばの闘いの決意を表明する「声明」を読み上げ、人見やよいさんが福島の声を経産省に届けた。

テント前記者会見(11時~)
テントひろばに戻って記者会見を開催、淵上太郎さん(テント代表)、吉田明子さん(Foe Japan)、柳田真さん(たんぽぽ舎)、木村結さん(東電株主代表訴訟事務局長)、人見やよいさん(原発いらない福島の女たち)が、「エネルギー基本計画」の撤回・閣議決定をするな、日本の原発が総て止まっていて電気が足りている中原発を再稼働するな、と訴え、6日締切りのパブコメの提出を呼びかけた。この映像は、IWJ他の市民メディアで生中継されアップされている。

新春餅つき大会
記者会見の後は待ちに待った新春餅つき大会。テント横案内板の後でYさんがもちつきを始め、きなこ・餡・ごま等のお餅と暖かいトン汁を皆でほおばった。「脱原発テントと命守る裁判」の河合弘之弁護団長も羽織はかまで登場、餅を食しながら写真撮影やおしゃべりに花咲かせた。
お餅は、いつもお世話になっている地下鉄の駅やコンビニや霞が関のご近所さんにお届けした。残念ながら経産省は無理だったが、文科省と農水省では受け取ってもらえた。 経産相と安倍政権の強引な原発復活を何としても止めたい、という皆の願いが、霞が関に行きかう多くの人々に伝わったか。 (K.M)