■ 10月15日(月)には臨時国会が開かれる。なるべく国民の前で問題を議論ことを避けてきた政府がいやいやに開く国会である。オリンピック招致のために世界に向かって「大嘘」をついた安倍首相の言辞を国民は信用してはいない。政府はひたすら時間を稼ぎ、事が鎮静化するのを待ってきたが、事は政府の思惑通りに行ってはいまい。放射能汚染水を含めた福島第一原発事故問題は今や全世界の注視するところになっているからだ。なるべく福島で第一原発事故を小さく見せ、隠蔽しながら現在停止中の原発の再稼動→原発保存をという戦略(シナリヲ)もそれを揺るがせ押し戻す闘いがじっくり組みあった状態にある。
■ 10月13日(日)には霞ヶ関―国会周辺は4万人が結集し、脱原発―反原発の声を響きわたらせた。経産省前のテントに顔を出し、13時からはじまる日比谷公会堂に向かった。すでに11時から配られた整理券は手に入にすることが出来ずに、再びテントに戻る。集会も近づき、再び日比谷公園へ。外にはみ出た人々向けのスピーカーの声を聞きながら、公園を歩く。人ごみをかき分け、時折、会う顔見知りと挨拶を交わす。日比谷公園の霞門の方で14時からのデモを待つ人たちと談笑をしていた。霞門の方ではデモ隊の先頭をなすドラム隊やそのあとのファミリー隊等に続いていくつかのグループが準備を整えて居た。テント方で会いに来た人がありそちらに回る。だから、テント前で次から次へと続くデモにエールを送ることになったが、それにしても警察側の隊列の分断はひどい。デモを部分的の分断し、デモとデモの間に空きを作る。そのために後続部隊は待機させられることがながく、この日の三部目の国会前周辺抗議行動が始まる予定の17時を過ぎても、経産省の前を通るデモが終らない。警察側はこれらの行動全体を分断し、デモ参加者に待機が長過ぎて嫌気がさすのを誘導しているようだ。デモはもっとスムースに流れずはずだし、こうした警備は問題がある。嫌がらせの警備に対する対応を考えるべきである。17時~19時の抗議行動は予定が後ろに押す形であったが、きちんと終了した。
■ 全体的に見れば持久戦的な様相の中にある脱原発―反原発の運動出はあるが、経産省前テントひろばの持続、あるいは毎週金曜日官邸前抗議行動などをはさんで存在している。国民が現在、政府に望んでいる最大のことは、原発問題の解決である。このことを僕らがしったかりと頭に入れておくなら、この持久戦を自信もってやり抜くべきだ。10月13日のような大きな意思表示とテント前ひろばの存続などを結びつけてじっくりとやって行こう。臨時国会に対して、国民の声を対置しながら進んで行こう。(M/O)
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今後のいくつかの予定から
◆脱原発テント裁判 第4回口頭弁論
日時:11月29日(金) 午後1時・東京地裁前抗議/ 午後2時・開廷 場所:東京地裁103号法廷 /午後4時から裁判報告集会(場所未定)
◆東電解体 東電本店合同抗議
日時:2回目・11月6日(水) / 3回目・12月4日(水) 場所;東京電力本社前 時間:18時30分~20時
◆10・27(日)トーク・イベント 三宅洋平さん
場所:日本教育会館8階第一会議室 開場・18時 / 開会・18時30~20時30 主催:経産省前テントひろば応援団