経産省前テントひろば1807日後 54日
福島の梨を先週に続きごちそうになった。 10月11日
Yさんと新しい台車に椅子を7脚積み、12時前に現場に到着。交差点ではテレビカメラを構えた3人組、テレ朝のチームだった。彼らに、沿道に掲示された旗がベルギーの国旗で、国王が来日中と教えてもらう。そうだ、ベルギーと言えばビール、そしてドイツと同じ黒と黄色と赤の三色旗だった。
二人で椅子、幟旗などをセットし終えると、ちょうど12時。12時半ごろ、若い制服警官が車を降りてきて、「椅子を…」といつものセリフ、こちらからの返事はろくに聞かないまま、早足で待たせてある車に乗り込んで立ち去る。7脚の椅子にはいつもの女性たちが座り込み、そのうちのお一人からは、先週同様に福島の梨を御馳走になる。その後、新宿で障害者介護の仕事を終えて車で立ち寄られた方とは、30分ほど話し込む。
1時過ぎ、昼休み明けの経産省警備員の男女2名(巡回班?)が、いつものように時計回りで正門方向からやってくるが、相変わらずひと言もなく、しかも目を合わせないので、声の掛けようもない。想像するに、テント跡地を囲った緑のフェンスに異常がないか、座りこんでいる人間たちがフェンスを壊していないか、を監視せよと指示され、見回りにやってきているのではなかろうか。
その彼ら巡回班の立ち去った直後、別の男女がフェンス越しに「官庁街案内板」を覗き込んでいる。いつまでも立ち去らないので、こちらから声を掛けると、観光客風のお二人に「農林省の食堂はどこか」と尋ねられ、農林省食堂への道をご案内する。その間、Y、S・A、F、Sの各氏、いずれもテント創設以来のなじみの方々がやってきてはそれぞれに談笑し、入れ替わりで立ち去る。わたしも、7脚の椅子が埋まったころ合いを見て、昼食に虎ノ門へと出掛ける。(E・O)
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水俣病裁判があった。発覚からどれ程の歳月が経つか 10月12日
12時にテントひろばに着く。ちょうど経産省の見回りの男女2人とすれ
違う。帯谷さんが待っていた。今日は運び忘れをした。パラソルを立てる三脚2つを忘れる。それから後で必要になって気づいたのだが蚊取り線香を忘れる。蚊に刺される。
本日はもんじゅ関係の西村裁判が13時30分よりあったので 、その傍聴者がテントに寄って時間調整をしていった。
入れ違いに、13時30分くらいからぼちぼち人が集まり始める。Oさんは自分で作った脱原発の小さな旗とそれを立てる三脚持参で座り込み。それぞれに豊洲のことや高江のことを話し合う。
警察はワゴン車で来る。角を曲がったあたりで一瞬止まり、拡声器でなんか言った。聞き取れなかったが、そのまま虎ノ門方向に走り去った。
水俣病裁判があった。
「すべての水俣病被害者救済を求める『ノーモア・ミナマタ第2次訴訟』 第10回口頭弁論(東京訴訟)」で、3時前に裁判を終えた人たちが、報告集会に行くためにテント前を通る。テントリーフとテントニュースを渡す。水俣病患者の「発生が1956年に報告」されてから、60年たっていてなお未認定が続いている。許せないし、つらい。福島原発事故の場合はどうなるのか。
3時30分の段階で10人余が座り込み。西村裁判が終わったら、また立ち寄る人がいるだろう。今日は盛況。
あと、座り込み者から言われたこと。”テントが撤去されても、経産省の緑の「フェンス」(囲い)は柔らかい感じでいい。金曜日行動の時など、官邸の方から下りて来ると、なんかテントがあるような感じだ。”と。(T・I)
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呪殺祈祷僧団に感動した 10月13日
テント前に着いたらすでにKさん。座り込み準備は二人で。Kさんが持参したおいしいミカンを頂きながら1時間ばかり二人の座り込みでしたが、少しずつ参加者が増え、午後2時頃に“呪殺祈祷僧団四十七士の方々がみえ、20人程集まり祈祷準備。テント前を独特の雰囲気が占拠し、鎮魂歌「海つばめ」の演奏の後、祈祷が始まりました。僕は宗教がかった事は好きではないのですが、逃げ出すわけにもゆかず近くで見ることになり、配布されたチラシを読みました。
初めてしっかりチラシを読んだのですが、その内容にびっくり・感動。
「3・11東日本大震災以降において、私たちは無念の犠牲者の方々を深く悼むとともに、地震と津波と原発事故によって明らかにされた無謀な原子力行政を反省もなく繰り返そうとしている政財界の愚かさを、死者とともに正していかねばなりません。脱原発の聖地・経産省前テントひろばにおいて、テントの強制撤去を強行した経産省と国の横暴に抗議し、聳え立つビルに向かって一緒に太鼓を打ち鳴らし死者・神仏とともに祈念いたしましょう」と書いてあるではありませんか!! 私たちの応援団なのだ。
ありがとうございます。
祈祷途中でしたが、後は山本さんにお任せし、衆議院第一議員会館で開催される沖縄報告会に向かいました。(T・H)
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冷え込んできたようです 10月14日
今日はTさんが急病のため一人でテントひろばに行く。椅子を並べ、幟旗を取り付けていると、イロハネットの◯さんが来てくれたので、ふたりで座り込み開始。すっかりと秋の空気に入れ代わっていて、ちょっと汗をかいても直ぐに乾いてしまう。少しひんやりするくらいだ。用心のために上着を1枚羽織ってきたのだが、思ったより冷え込んできた。
座り込みを始め暫くしてから、穏やかに語りかける人がいて、知り合いかなと思って顔を上げると、なんと制服警官。ニコニコしながら「いいお天気になりましたね。過ごしやすくて。分かっていると思いますが、いつものようにやってください。お願いします。」と、こちらも「ご苦労様です」と返事をしてしまう。
いつものイロハネットのメンバーに合わせて、ひのきみのKさんが裁判の傍聴の合間を縫って、座り込みに参加者してくれた。今日は高校の卒業式や入学式などで。君が代斉唱時に不起立をして処分を受けた教員たちが起こした裁判の傍聴に来たそうだ。最高裁では、処分の不当性を指摘する判決が出ているのに東京都教育委員会は懲りずに処分を乱発する。教育委員会の横暴を許してはならない。
2時過ぎには、たんぽぽのAさんが福島カレンダーを運んできた。テントがあるときは、宅配便で運べたが事務所に送ろうにも、不在の時もありどうしようかと思っていたそうである。100部あるので、事務所で保管することにするそうだが、夕方の金曜行動の店番のおりに売ればいいのかと思った。
交代の時刻近くなると、20名程になってきた。後半のHさんやKさんにバトンタッチして私の役目が終わった。 (S・S)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!その3
東電福島第一原発の「石棺」隠しを指示する高木副大臣
~県民に被ばくと帰還を強要するために「石棺」を封印~
木村雅英(経産省前テントひろば)
3か月前の7月13日に原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)が「福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2016」を発表した。290ページに及ぶ報告書の中で「石棺」という言葉は1回だけ、「石棺」については、「困難」だと否定している。ところが、同日NHKが「廃炉計画で初めて「石棺」に言及」との見出しで報じたところ、「石棺狂想曲」とでも呼べるような騒ぎが起こった。
避難指示の出ている自治体首長ら(大熊町長、双葉町長、浪江町長、そうでなければ安心して帰還なんてできるはずがない、などの声が上がった。福島県危機管理部長も「さまざまな処分方法を検討することは否定しないが、県はデブリを取り出した上で、県外で最終処分するよう求める」とコメント。そして、7月15日には内堀福島県知事が経産省高木陽介副大臣を訪ね、燃料デブリを取り出して県外処分することを強く求めた。高木副大臣は、「国として、「石棺」で処理するという考え方は一切ない。原子力損害賠償・廃炉等支援機構に、技術戦略プランの記述を書長、南相馬市長、広野町長)から、石棺などということはあってはならない、県外処分が守られるよう書き直す指示をした」と答えた(県HP)。それを受け、「福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2016」から「石棺」の一文字が消えた。
以上は木野龍逸≪「石棺」騒動に観る無責任の構造≫(岩波書店雑誌「科学9月号」)による。
それにしても、この「石棺狂想曲」はおかしい。例えば小出裕章さんが福島第一原発は石棺で封じ込めるしかないと話しているように、メルトダウンした核燃料を上からつまみ出す方法なんてないだろう。ましてや、それを県外に処分するなんて技術的にも住民同意を得るのも非常に困難であろう。
結局、経産省は県知事や自治体首長とともに、イチエフ問題を隠し先延ばしし、福島県民を騙して、「石棺」を隠蔽するばかりか帰還を強要しているのだ。
放射能汚染水対策の「アンダーコントロール」や「ブロック」と同様に、経産省・資源エネルギー庁は大嘘をつき続けている。
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新潟の友人・知人に電話をかけて下さい。 転載
柏崎刈羽原発の再稼働を認めない米山隆一候補
菅井益郎 (新潟県出身、埼玉県在住)
すでにご存じの通り、新潟県知事選は、接戦の終盤となりました。
柏崎・刈羽原発の再稼働を認めない米山隆一候補が、猛烈な勢いで、自公推薦で主張のはっきりしない森候補を追い上げています。後一歩です。
新潟の親戚や友人、知人に投票を呼びかける電話かけをお願いします。
10月14日(金)の夕方、駅近くの万代シティ交差点で<市民のための「新潟県政」を語ろう!緊急市民大集会>が行われます。
多くの応援弁士とともに米山候補が演説します。
もし新潟に行くことができる方はぜひ参加して下さい。
私は仕事を終えてから駆けつけるつもりです。
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安倍政治を終わらせよう! 10月19日院内集会
・日時:10月19日(水)午後5時~
場所:衆議院第2議員会館 第一会議室
・講演:「南スーダン駆けつけ警護――PKOはどこまで変質するか」 前田哲男(軍事評論家)
・主催:立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会
・会場が狭いため、参加者希望者は事前申し込みとさせていただきます。
参加希望の方はメールはfukuda@haskap.net、FAXは03-3303-4739へお申
込みください。
日時:10月19日(水)18:30~
安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!10・19国会議員会館前行動
場所:衆議院第2議員会館前~国会図書館前
主催:総がかり行動実行委員
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10月21日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
18時30分~官邸前抗議行動(反原連)
【案内】院内ヒアリング集会 「使用済み核燃料問題を問う」
木村雅英
日時:2016年10月21日(金) 13時半~16時半
場所:衆議院第2議員会館 多目的会議室(1階)
対象:経産省・資源エネルギー庁(14時~16時、予定)
主催:経産省前テントひろば
経産省前テントひろば
電話070-6473-1947 メールtentohiroba@gmail.com
ブログhttp://tentohiroba.tumblr.com/
紹介:参議院議員 福島みずほ事務所
テーマ: (1)使用済み核燃料問題の実態
(2)原発コスト
2011年9月に経産省の敷地のポケットパークに設立した「経産省前テントひろば」は、福島の被害者たち、脱原発を訴える全国の人たち、また世界の人々に支えられて1807日間、日夜脱原発・再稼働反対を訴えてきた。
残念ながら、8月21日未明にテントは撤去されたが、私たち「経産省前テントひろば」の経産省・資源エネルギー庁への抗議行動を引き続き続けており、毎週金曜夕刻の抗議行動とともに、毎日午後に座込み・スタンディングを継続している。
さて、3.11東電福島第一原子力発電所(イチエフ)事故の責任を誰がとったでしょうか?
東電も経産省も自民党政権も事故の責任をとっていない。そればかりか、経産省は、原発が「安全、安い、クリーン(ゼロエミッション)、原料準国産、無いと電力が足りない」の誰も知っている大嘘をつき続け、東電は柏崎刈羽原発の再稼動を目論み、安倍政権・経産省・資源エネルギー庁は2014年4月に原発をベースロード電源とする「エネルギ―基本計画」を閣議決定して原発の再稼働と原発の輸出を推進している。
一方、ずっと店晒しになっていた原発の使用済み核燃料の問題は、川内・高浜・伊方の原発が稼働してからやっと報道されるようになり、もんじゅの廃炉問題、イチエフ事故対策費用や原発廃炉費用の「国民」や非核電力利用者にまでの転嫁などが論じられ始めた。
そこで、私たちは、原発の使用済み核燃料の実情を経産省・エネ庁にヒアリングしていわゆる「トイレなきマンション」の実態を明らかにするとともに、東電福島原発事故、核廃棄物、廃炉、核燃サイクル、その他の為の費用についても過去の実績と現状と今後の見込みを追及する。
多くの方々とともに、経産省に対して、原子力政策の矛盾を問い質したい。
是非ご参加を!
ジュネーヴでひるがえる幟
木村(雅)です。
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フランス在住のコリン・コバヤシさんからうれしいニュースをいただきました。
とり急ぎ転送します。
Date: Tue, 11 Oct 2016 23:16:38 +0200
Subject: テント村ののぼり、ジュネーヴでひるがえる
木村さん
三月以来、ごぶさたです。
三月の行事のあいだに、仏人の仲間の演出家ブリュノがテント村でもらって来た 幟をジュネーヴのWHO本部前で行なっているヴィジーで掲げた写真で す。
コリン