テント日誌10月14日版

経産省前テントひろば1807日後

Mさん元気に復帰  10月8日(金)

今日はあらかぶ氏の第19回口頭弁論 Wさんが傍聴したいと言うので、Wさんは裁判所に直行した。経産省前でセッティングセッティングは他のメンバーで取り掛かる。経産省へ向かう途中、折りたたみ椅子を入れたワゴンがたおれてしまい、起こそうと努力するが意外と重くて悪戦苦闘していたら、霞が関のオフイスで働く青年が駆け寄り、起こしてくれた。丁重にお礼を言って経産省に向かった。

座り込みを開始して暫くしてから、2人の女性が立ち寄ってカンパをしてくれた。福島原発かながわ訴訟の傍聴に参加する途中だとのこと、チラシを渡して、尾澤さんの釈放署名もしていただいた。

その後また暫くしてから女性が訪ねて来た。話を聞いてみると只ならぬことだった「命が狙われている」とのことだった。しかし、何故その様に思ったのか聞いてみても「第7感」という。警察に行ったがまだ被害にあっていなら警察では扱えないと断られたと言う。誰に狙われているのか聞くと「テレビ業界」の人だと言う。「それなら、経産省より総務省へ行った方がいいよ」と言って場所も教えてあげた。すると総務省方面に出かけて行った。普通のいで立ちで、特に変わった人ではなかったが世の中にはいろいろな人がいるものだと思った。

3時過ぎたころ杖をついた見覚えのある人が裁判所方面からやって来た。よく見るとMさんだった。そういえば脳梗塞で入院されていたはずだった。無事退院されたようだ。かなり長く入院されていたので再会を喜び合った。Mさんの周りにみんな集まり体調を訊ねてみたり、近況を聞いてみた。とにかく健康になったこと喜び合った。(S・S)

イチエフ「廃炉」欺瞞も汚染水海洋投棄も許すな 10月8日(金)

元気になったMiさんと再会を喜んで(通りがかりの一瀬弁護士も交えて)雑談。同様に療養中のSaさんに電話したら元気な声、近日中に座り込みに来られるか。
17時からの集会でも、まずはMiさんが元気なメッセージ。

Taさんからは、2051年までの廃炉完了は「現実的に困難である」との週刊金曜日5・28号の紹介と」ともに、今のまま「廃炉」困難、できもしない「廃炉」の危険性・欺瞞性、「石棺化」せよ。

座込め、ここへ」と「水に流すな」の歌のあと、私から具体的になってきた放射能汚染水の「海洋放出」についての環境省と外務省への電話かけ報告。環境省は、環境影響評価法で放射性物質をも環境影響評価することになっているにも拘らず、環境アセスを避ける回答。外務省が「放出」場所は基線の外側で内水でなく領海への「放出」と回答、これだけのことを確認するのに約1カ月かかった。そこでロンドン条約に抵触するのではないかを外務省に追加質問中。引き続き両省を厳しく追求しなくては。

衆議院議員選挙を目前にして安倍・菅政権を継承する汚職岸田政権批判も続き、40人余りの抗議行動を終わる。

片付け、テント運営会議のあと、久しぶりにラーメン屋さんで一杯。勢いで新宿駅前に移動して山本太郎の演説を少し聞く。   (K.M)

ケロップ(@keroppu8649)さんの呟き

経産省前テントひろば(金曜抗議行動)

秋らしいきれいな雲が出ています。

今日も皆さん経産省前に集まりました。

先ほど数えたら40人ちょっとでした。

https://twitter.com/keroppu8649/status/1446396555934650379?s=20

(ケロップ)

折角のかっこいいセリフも自民党にいわれりゃね 10月9日(土)

最初はレギュラーの4人だけではじまった。景色は一段と秋の色彩に染まり、暫く姿を見せなかった尾長が元気に鳴いていた。ケヤキの葉に巧みに姿を隠すので姿を見るのは至難。少したってサポーターのお二人、その後に以前テントに何度も来てくれた方がいらしてくれた。

〇ハードボイルドな国

映画「カサブランカ」にハンフリー・ボガートのこんな台詞があったと思う。「昨日?そんな昔のことは忘れてしまった。明日?そんな先のことはわからない」。ボギーが言うと痺れるが他の人が言えば単なる・・である。自民党の政策に相応しい台詞かな。地方選もダブルボギーの連発だしね。

〇民主主義の危機

自民党に言われたくない。とっくの昔に炎は上がっている。放火魔に「火事だぁ!」と言われた気分になるよ。

本日の始まりは小雨、後に晴れ 10月10日

1964年10月10日は東京オリンピック開会式の日。高度成長期前夜で明るい未来を夢見た時代。そういえば、先頃同じ名前のイベントがあったが、

それは似て非なるもの。つらい現実を忘れ、同じ夢を見たい、見続けたいと願う輩は結構多いようだ。原子力エネルギーに明るい未来を期待した時代も過去のこと。無理だとわかっているが、現実から目を背ければ、不都合なことを忘れようとすれば、そこには明るい未来が見えるのだろう。

残念ながら、この明るい未来は信じようとする輩にしか見えない。

本日の始まりは小雨、後に晴れ。参加者は、F原、自転部隊E藤&S藤、S本、M島、N瀬、若手イケメンの師匠、私(H・T)、いつものガードマン、

そして数羽の雀、鳩はいない、街宣車も来なかった。交差点を通過する観光バス(はとバス)も、規制解除のためかそこその賑わい。(H・T)

斎藤美智子さんのこと    10月11日(月)

今日は齋藤美智子さんのことを中心に書きます。

午後1時少し前のこと。誰かが「斎藤さんが来た」と言うので、噓だろうと思いながらいつも来る農林省の方を見たが居ないので反対方向の虎ノ門の方を見たら斎藤さんが杖を付いて一歩一歩確認するように歩いて来られた。火曜日担当のOさんが荷物を持って後ろから付いてきた。

椅子に座るなり「もうダメだ!」が第一声だった。それもそうだろう、暫くまともに歩いていないのだから。昼飯には途中で買ったお弁当を持ってきていた。初めはあまり食欲もないようだったが月曜日常連のMさんが勧めたらゆっくりと食べ始めたので安心した。

2時過ぎには国会前座り込み時代から面倒を見ているKさんも来られていろいろ話していた。彼女もビックリしていた様子だった。彼女の話ではお医者さんから「狭窄しているから気をつけるように」と言われているとのことだった。内臓が丈夫だからこの年齢まで座り込みに参加出来ているのだと思っていたのでショックだった。2,3年前に通っていた地元の診療所が潰れて以来、病院へは行っていなかったので今回の入院中に発見されたのでしょう。

齋藤さんの話では地元の駅でOさんとバッタリ会ったので連れてきてもらったとのことでした。Oさんは「用事があるから出かけるが3時までには帰って来て送り届けるから」と言って出かけた。2時過ぎには吉良よし子サポーターの二人も「仕事が急になくなったので寄ってみた」と言っていたが斎藤さんを見てビックリしていた。

3時過ぎにOさんが戻られて半過ぎに帰って行かれた。皆には明日も来たいと言っていたようだが、今日の様子ではここに来るのはまだまだのようです。

嬉しかった事。3時半過ぎに女性が来てカンパしてくださった。お礼にニュースをお渡ししたら「Facebookに載せたいので写真を撮ってもいいですか?」と言われるので「どうぞ遠慮なく。ここにもⅠさんというひとが写真をFacebookに載せています」と言ったら「よく見ています」とのこと。「汚染水を海に流すな」を中心に我々が座り込んでいる様子を撮って行かれた。福島カレンダー。水曜日から売り始めたのでまだ見ていなかったMさん、Sさんに買ってもらいました。今日、定期の病院での診察で来られなかったOさんには来週買ってもらう予定です。(保)

防衛白書と憲法の関係を      10月12日(火)

今日はYさんに代ったT女史と二人で、事務所から荷物を下ろして台車に積み込んで10数分。それから一休みして経産省前に行き、合流したOさんと3人で15分ほどかけてセット完了した。その直後から雨が少しだけ降ってくる。

T女史は、防衛省が今年8月に発行した『はじめての防衛白書 ~まるわかり!日本の防衛』という、小学生向け白書の現物を皆に見せてくれた。

その冒頭「国の防衛はなぜ必要なの?」には、「話し合いや協力といった手段により、平和や安全が脅かされるような状況になることを未然に防ぐことはもちろん重要です。しかし、国を確実に守るためには、日本がきちんと自分たちの国を守る意思と能力があることを周りに示し、 日本から何かを奪うのは難しいと他の国に思わせることが必要です。さらに、それでも他の国に攻め込まれるような場合には、確実に対処できるようにしておくことが必要」だと説明する。

この政府機関としての防衛省見解は、実際に平和、安全に関する話し合いや協力を近隣諸国と誠実に実行していない日本政府の現状からして、単に自らの武力保持を正当化する武装平和(=「自主防衛」)の論理でしかなく、明らかに憲法前文及び第9条の規定を踏みにじる主張だ。(EO)

いつもの経産省批判の演説が今日も 10月13日(水)

水曜日担当のTさんが私用で来られなくなったので急遽、火曜日担当のÝさんに代わってもらったので今日の座り込みは初コンビである。何時ものように11時前に事務所に着いたら既にÝさんが来られていた。今日は一日中弱いながらも雨が降り続くようなのでしっかり雨対策をして経産省前へ出かけた。

Ýさん式セッティング法があるというのでお任せした。見ていると最初に支柱を定点に刺して後はそこにバナーを結び付けて行くだけ!確かに10分でセッティングを終えた。合理的である。次回月曜日に試してみよう。雨模様というのに経産省前の人通りは多い。特に財務省方向から集団で虎ノ門方面に向かっていった、この昼飯時に何か特別に用事があったとは思えないのだが。

セッティングを終えた後、何時ものように反原発ソングを掛けて道行く人々にアピールして行った。聴き慣れている為か特に反応はなし。1時前に常連のOさんが来られて皆に最中と柿を差し入れて下さつた。皆で美味しく頂いた。

2時前には何時ものように規制庁抗議行動を終えたKuさんが来られた。一息ついてから何時ものように痛烈な経産省批判の演説をされた。「本当に汚染水を薄めたらきれいになるのか?地球環境に影響はないのか!」「本当にそう思っているのなら薄めた汚染でご飯を炊いて食べてみろ」などなど。3時過ぎになると身体が冷えてきた。温度計を見ると気温は19℃。暑がりなので長袖は早いと思って春物のジャンパーを着てきたのであるがそれでも寒かった。もう暑くはならないようなので次からは冬支度をして来よう。3時40分に雨が止んだので撤収した。(保)

寺崎さんの同級生だった人が訪れて 10月14日(木)

昨日と打って変わって快晴。

着いた時は暑いくらいだった。

あまり風もなく過ごしやすい座り込み。

セッティング終わって少したつと「北朝鮮帰国事業賠償請求事件」裁判の傍聴券配布に並んだと言うOさんがやって来た。

抽選には当たったけど、関係者に譲ってきたと言う。

在日朝鮮人らの帰還事業で北朝鮮に渡った後、同国を脱出し、日本に戻った脱北者5人が北朝鮮政府を相手に賠償を求めた裁判だそうです。

何だか難しそう!Oさんはヨーカンさんと話し込んでいった。

その後寺崎さんの同級生だったと言う人が訪ねてきた。

事前に連絡があったのでテント時代の彼女の写真数枚を渡してしばらく話した。その人はテントのあった頃来て下さったと言うが寺崎さんに会えなかったことを非常に残念がっていた。

今日は宗教者核燃裁判の集まりがあるので寄って下さった様だ。

寺崎さんが反原発に熱心だったこと伝えたけれど、もう会えないのは本当に悲しいですね。

2時少し前、長老Syさんその後たんぽぽ舎ボランティアのOkさんが来てくれて少しにぎやかになった。

経産省前ではTBS の人が来て何やら撮影していたけれど・・・・不明です。

今日はやたら上空をヘリコプターが飛んでいてうるさかった。(I.K)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その187 

放射能汚染水を海に流すなー追6 独・米・仏から汚染水「海洋放出」反対メッセージ 

~「希釈は汚染の解決にはならない」、「五大湖に放出されるトリチウムも危険」、「海洋への廃棄物投棄は禁止」

2021年10月11日 木村雅英   (http://www.jca.apc.org/~kimum/METIno187.html)

トリチウムや他の多核種放射能汚染水を海に流してはいけないことは、本シリーズで何度も書いた。にも拘らず経産省と東電は「海底トンネル1キロ建設」計画を発表し、本当に「海洋放出」と称して海洋投棄するつもりだ。新たな視点も加えて「海洋放出」に反対する。

ここでは欧米3国からのビデオメッセージを紹介する(紹介:梶川ゆうさん)。

ドイツ、アメリカ、フランスからの動画(翻訳字幕付き)が、汚染水「海洋放出」の罪深さを良く表している。それぞれ十分ほどゆえ是非ご覧いただきたい。以下では字幕文字の一部をピックアップ。

 〇Alex Rosen(ドイツの核戦争防止国際医師会議 ドイツ支部 アレックス・ローゼン氏) 

https://www.youtube.com/watch?v=fuc5vkXoFcU

私たち科学者、医師たちが非常に懸念

タンクには62種類以上の放射性核種が含まれている

中でも強い発がん性核種であるストロンチウム90も含まれている

これらは日本で定めた基準値や国際基準値の何倍もの数字

ストロンチウム90では例えば日本の基準値の2万倍もの数字を測定

「希釈は汚染の解決にはならない」

放射能をなくす唯一の方法は自然の放射性崩壊を待つことだけ

放射能汚染水を保管しているタンクを再評価し、増設し、増強するべき

〇Kevin Kamps(米国の放射性廃棄物の専門家 ケヴィン・キャンプス )

https://www.youtube.com/watch?v=OX1gVUK8Xuw&

ベータ粒子を放出するトリチウムには強い放射性リスクがある

自然地表水のトリチウムの濃度は3~24ピコキュリー

福島の汚染水はその100万倍

ALPSを2回通した汚染水のトリチウム濃度は日本の海洋放出基準の14倍

希釈して放出しても再濃縮される(生物学的に濃縮され蓄積され、魚介類に蓄積され)

人間が食物連鎖の頂点

「希釈は放射能汚染の解決策ではない」(ロザリー・バーテル博士、カナダ)

トリチウムの危険性は、水素が行ける所ならどこにでも行き渡ること

五大湖に放出されるトリチウムも危険

水は命

トリチウムの有害性の持続は、半減期が12.3年ゆえ、約125年~250年

韓国、中国、台湾、ロシアの政府が反対している

福島の放射性物質は海流により北米の西海岸にまで運ばれている

人類のすべての生物にとってかけがえのない貴重な太平洋を守るために(ビヨンド・ニュークリア―)

〇Didier Anges(フランスの反原発運動家 ディディエ・アンジェ氏) 

https://www.youtube.com/watch?v=uRyHCH26et4

フランスで、海洋への廃棄物投棄は一切禁止された。

水は拡散力が強く核廃棄物を処理するには全く適しない解決法

廃棄物でなく投棄物

それゆえオスパール条約で投棄を禁止している

海をゴミ捨て場にしてはならない、核廃棄物の貯蔵地にしてはならない

地球を気候変動の危険から守るべきだと言っているときに、

放射性物質による危険の問題をそれから排除することはできません

私も福島を訪問

日本とフランスは共通の責任がある

フランス領事館の代表はアレヴァ(現オラノ)の代表を兼ねている

日本は原子力において強権を濫用しすぎ

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10月19日(火)総がかり行動

18時30分 第二衆院議員会館前

10月22日(金) 経産省前抗議行動(毎週)

17時~18時経産省前 主催:テントひろば

さようなら原発10・23オンライン集会・シンポジウムを開催

日時:10月23日(土)13:00~15:00  全電通労働会館(JR御茶ノ水駅5分)

内容:集会とシンポジウム

参加方法:緊急事態宣言は、解除されましたが、オンラインでのご参加をお願いしています。以下のURLをご利用ください。

https://youtu.be/YziAPtBrizo