経産省前テントひろば1135日 商業用原発停止396日
テントは賑やかな一日だった
朝は少し寒いくらいだったけれど、雲ひとつない秋晴れで気持ちよく座り込んだ。先日のことがあったので泊まり開けの男性たちも残っていてくれ心強かった。先週の日曜日もテント前を走ったと言うサイクリングの2人の方が心配して寄ってくれた。乱さん、正清さんが詳しく状況を説明していた。
次に以前にみかんを送ってくださった事があるという伊豆から来た女性、矢張り心配で来てくれ、カンパをして下さった。彼女は福島の子どもたちを保養に招いているそうだ。力が無くて充分には出来ないが、と言っていた。
みんなそれぞれの思いで行動しているのですね。
11時すぎMさんがルイちゃんと一緒に新米のおむすびと金平ごぼうを持って来てくれた。みんなで美味しく頂いた。
少ししてテント前をツイードツアーと言うバックを肩にかけた自転車隊が何台も通り過ぎた。何だろう?と思ったらツイードを纏って走るツアーだった様です。きっとイギリスが発祥なのでしょうね。外国人も少数混じっていた。
先日の東京シティサイクリングと違ってヘルメットも被らずのんびり走り去って行った。結構沢山の人が参加していたので帰宅後ネットで検索したけれど、残念ながら良く判からなかった。
彼ら一行が過ぎ去った後、右翼の街宣車が2台現れ横断歩道をまたいで駐車して前の一台がドアを開けてがなりだした。“不法占拠のテントを燃やしに来た”“テントは中核、革マル、左翼の集まりだろう。もう団塊のみんなの時代は終わった!”“脱原発は良いけれど、国有地を占拠するな!自分の庭でやれ!”“脱原発と言うなら代替案を出せ!”“なんで経産省に突っ込まないのだ!”“マナーを守れ、俺たちはちゃんと(何やら)法に則ってやっているんだ”“どうせ裁判に負けるのだから…俺たちは説得に来たんだ”などなど怒鳴っていたけれど。
横断歩道に駐車していて良いの?道路交通法違反でしょ?マナーを守っているって言えた義理でしようか。
暫らくして外務省のほうから警官がやって来て運転手と何やら話してやっと去って行った。今回は公安車がついていないのかと思ったらちゃんと右翼の車の前に止まっていたそうだ。と言うことはテントに来る事は公認だったのですね。
嫌な感じ!でも右翼が車から降りてこなかったのは幸いだった。
彼らが帰った後Fさんがテント前で原発替え歌をトラメガ使って流す。
懐かしいメロディーがいっぱい。かなり大きな音だったけれど、住宅街で無いから良いか。警官も何も言ってこなかった。
右翼襲来をメールで伝達した後続々と応援が来てくれた。
交差点の向うに機動隊車が止まりヘルメットを被った隊員が何人も立っていたのでテントを守るため居てくれたのかと思ったら、3時少し前、某団体のデモが通り過ぎた。そのための警備だったらしい。
公安と機動隊の数とデモ隊と同じくらい。
何でそんなに厳重な警備が必要なの?と不思議。
テントに応援隊が増えたので再襲来のないことを願いながら私は3時少し過ぎテントを後にした。いやはや賑やかな一日だった。
(I・K)
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経産省前は報道車で一杯である
真昼の来襲。これで3週連続だ。沢山のテント関係者が集まり、昼の備えは万全。夜も午後からの警戒もありにぎわっている。右翼来襲を肴に話と飲食は弾む。午後に右翼が国会議事堂内に入った話も。こちらの右翼はテントに見向きもしないで国会に一目散で向かって行ったらしい。
「20代から30代くらいの男で、調べに対し意味の分からないことを話している」と報道されたが、本当は報道したくないことをしゃべったのか。それにしても、小渕経産相が週刊新潮スクープで首になったことも含めて、私たちに一番遠い政界の裏の動きも気になる。
一方、キリマンジャロに登って来て写真を持って久しぶりに泊まってくれたNさんの話と写真で国際的に。次はすぐにネパールに登ると聞いて皆驚愕。朝は、先週の台風襲来と打って変わって晴天。通勤者が増えてきたのでチラシ撒きをする。何と今日で原発ゼロ400日なる、そのことをアピールしながら撒いたら、結構受取りが良く、折り込チラシが全部はけてしまった。折り込してくれているKさん、御免。折しも小渕経産相の辞任があり、フジテレビ、TBS、遅れてテレビ朝日などのテレビカメラが経産省正門前に陣取っていたので、彼らにも「原発ゼロ400日。安全も安いも電気足りないも嘘」を伝えられたか?
20日10時から薩摩川内市議会の原特委が開かれたはず、再稼働反対の沢山の陳情はどうなっただろう? (K・M)
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◆10.26九電東京支社抗議行動(全国統一行動)
~「川内原発再稼働反対!同意拒否の宣言を全国から」
~九州電力は住民の声を聴け! 川内原発の再稼働を断念せよ
・日時:10月26日(日)14時~16時
・場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷口)
・主催:再稼働阻止全国ネットワーク
◆(「川内の家」ニュースの抜粋(ビラより)
皆で「再稼動反対」ウィークに、皆で参加を
10月20日の原特委につめかけ、審議を監視しましょう。推進陳情の採択を止めましょう。 私たちは10月26日、久見崎海岸で集会をもち、原発ゲート前までのデモを行います。事故時の放射能拡散を証明する「風船あげ行動」との、連携イベントです。 再稼動「同意」の流れに圧力をかけ、止める行動が必要です。住民こぞって「再稼働は許さない」の声を、大きく上げていきましょう。
川内テントから
・10月 20日(月)9時~川内市役所3F集合
・10月26日(日)2時~久見崎海岸集合
10月26日(日)午後2時より、地元・反原発有志によって薩摩川内市久見崎海岸にて、風船飛ばしを行います。当テントもその行事に協力します。プログラムでは午後2時開始となっていますが、風船にヘリウムガスを注入する準備に手間取るための処置として、30分ほど前から作業を行いますので、お時間ある方の積極的なご参加をお呼びかけします。
その後、久見崎周辺の集落をデモ行進し、川内原発正面ゲートにて抗議集会も併せて行います。皆様、宜しくお願いします。 管理人:F
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<テントからのお知らせ>
「福島おんなカレンダー2015年版」を買ってください。
「原発いらない福島の女たち」は来年のカレンダーを発売しています。このカレンダーは福島の現状と闘いを伝えております。子どもも甲状腺がんなどの健康被害・除染・避難と帰還・焼却炉・核汚染物の中間貯蔵地問題等です。この「フクシマの今」を伝えています。カレンダーの売上収益は「女たち」の活動、とくに、福島の事を伝えに行くための交通費に役立てられています。一部1000円(税込)です。連絡先 原発いらない福島のおんなたち(カレンダーチーム):070-5018-7478黒田 梨の木舎メール:nashinoki-sha@jca.apc.org FAX:03-3291-8090
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◆ 函館市大間原発建設差し止め裁判
・10月29日(水)午後3時
・第2回口頭弁論 東京地裁103号法廷
・裁判報告集会:午後4時 参議院議員会館講堂
★弁護団報告 ★大間原発訴訟の会代表 竹田とし子さんのお話 他