テント日誌10月20日  経産省前テントひろば771日目~日曜の雨夜と月曜の朝

10月20日の日曜日、伊豆大島で土砂崩れへの警戒から避難とのニュースを聞いて家を出て、大雨の中をテントに到着、以外にも中はにぎやか。連れだってK温泉で保養してきたテント仲間4人が立ち寄ってぺちゃくちゃしゃべっている。いつも原子炉論議をしかけるOさん、記録ノートとパソコンに立ちむかうHさんに私も加わって、テント運営に関して喧々諤々の議論。お手製の料理を届てくれたTさんも参加して、宵が深まるに連れてだんだん理解が深まった。テントを守り脱原発を実現する為にやるべきことを共有化できた。テント裁判は、来年2月の口頭弁論予定も決まった。越年に向けて心と身体とともに衣類やカイロの準備が必要だ。
皆が宵闇に消えた後、泊り当番が交代で仮眠。雨も止みそれほど冷えず毛布2枚で熟睡できた。夜が明けて明るい月曜の朝、沢山のダークスーツ通勤者がテント前を歩く中で、初めて泊まるFさんにご近所のトイレ事情を伝えたら喜ばれた。日本でいち早く東電フクイチ3号炉の核爆発を主張したFさんは原子炉の設計基準を見直すべきことを強調した。
9時頃になっていつもの経産省担当者が見回りに来る。テントへの警告はともかく、東電フクイチの未汚染対策はどうなっているの?毎週のように新たな問題が出ているではないか?経産省も資源エネルギー庁も何やっているの、と責めた。資源エネルギー庁は今必死だと言う、確かに今朝3時頃も別館の一部の電気が点いていたが、どんな悪たくみを考えているのか(?)。
10時頃、「脱原発 五輪どころではない? 汚染水対策を」と訴えるゼッケンを前後に着けた年配の方が来訪。生きているうちに脱原発を是非とも訴えておこうと大阪から来た老科学者さん、首相官邸付近を歩いていたら警官に遮られたそう。強圧的な警官はけしからんですねと私が言うと、でも表現の自由を制限したその警官が、科学者さんに経産省前テントひろばを紹介・案内してくれたそうだ。
その方と参議院議員会館までご一緒して、「特定秘密保護法」の超党派議員による省庁交渉に参加した。とんでもない悪法だ、留保事項に騙されず何としても廃案に追い込まねば。 (K.M)