テント日誌11月18日版

経産省前テントひろば1807日後

チェルノブイリの惨状を伝える人が寄り話をされた  11月12日(金)

事務所に着くと女性陣が一生懸命に荷つくりをしていた。私も作業に参加した。出かける準備が完了して、出発したがワゴンの後輪がうまく回らず、ロックがかかっている状態で非常に押しにくい。経産省前に着いてからロックの部分を金槌で叩いて無理やりロックを外し後輪が回るようになった。ロックがかかった状態だと帰りの夜の状態の時だと非常に危険なので根本的に直さなくてはならない。

座り込みを開始したら、なんとレジェンドSさんがいる出ではないか、元気な姿は一安心だが帰りは一人で大丈夫であろうか。久しぶりに見る姿で懐かしかった。

昨夜Iさんからのメールで、亡くなった瀬戸内寂聴さんの載った写真を頂いたのでプリントアウトして持ってきた。2012年の4月から5月にかけて経産省テントでやったリレーハンストの折の写真だった。それまで日本のマスコミはテントのことは無視し続けてきたが、(海外メディアはひんぱんに取材に入っていたが)寂聴さんたちが参加したことで急に注目をするようになったのを覚えている。そして5月5日の子どもの日に日本の原発が稼働0になったことを記憶に鮮明に残っている。

3時少し前、座り込んでいたら年配の男性がやって来て話しかけてきた。話を聞くとチェルノブイリへ度々出かけていき被害の状況を調べているとのこと、あまり、表ざたになっていないが大変酷い状況は続いているとのこと。福島でも同じことが言えるとのことだった。政府が被曝のことを認めないので隠されているが将来は大変なことになるだろうと言う。名刺を頂いたので後で連絡してみようと思う。(S・S)

斎藤美智子さんと南から北からのゲストを迎え、反原発意気軒高  11月12日(金)

3時過ぎに到着、なんと斎藤美智子さんが座込んでObさんと話している、嬉しい。しばし雑談。経産省に電話すると担当が逃げて出てこない、なぜ申入れの直接受取を拒絶するのか、産業界とべったりのくせに、この様な請願の拒絶は亡国の経産省だけだ。

私は金曜行動のチラシをInさんは東海第二チラシを配布。仕事モード歩行者の受取はいまひとつ。経産省抗議行動は、斎藤美智子さんのアピールで開始。嘘つき経産省・嘘つき資源エネルギー庁を糾弾し「汚染水を海に流すな」コール。続いてTaさんが、立憲民主党代表戦における右傾化を批判のあと、「高レベル廃液貯槽破裂」が危険、蒸発乾固で収束できれば小事故、乾固物の溶融・揮発・爆発こそが大事故と訴え、廃液を増やす再処理再稼動は許されない。鹿児島県薩摩川内市からのEdさんが連帯アピール、川内原発の20年運転延長に歯止めをかける意見広告運動への応援を依頼、亡くなった瀬戸内寂聴さんを迎えてのハンガーストライキを思い出す。

「座り込め、ここへ」、「水に流すな」の歌を皆で歌う。

続いて、青森からのゲストOgさんが、青森市で毎週金曜の抗議行動、六ケ所再処理施設も問題、寿都町最終処分場問題、行き場のないガラス固化体、青森県を核ゴミ最終処分地にするな、覚書により核ゴミを各原発立地に戻す可能性あり、…。私からは、低い甘い基準地震動で原発稼働を認める「新規制基準」について島崎邦彦氏の説明を求め、東電に原発動かす資格ないとの東京新聞記事を紹介。Miさんが、今の憂うべき状況の中で、自分たちが正しいと思うことを表明し行動することが大切であると訴え、テントハンストにおける瀬戸内寂聴さんを思い起こす。東京新聞にその写真が載った。Yoさんが、衆議院議員選挙を振り返り、国民民主党や維新の会を厳しく批判し、憲法改悪を危惧。

最後に、斎藤美智子さんが、経産省の皆さん、一体なぜ今に至っても原発を止められないのか、かって戦争を止められなかった日本軍と同じではないか、放射能汚染の元・子供たちのがんの元である原子力発電をやめよう、核のない健やかな未来を創ろう、と元気なスピーチ。最後にTuさんの原発いらない・…コールで、計50名を超える抗議行動を終わる。片付けも沢山の方の応援で順調に終了。 (K.M)

書くことを思いつかない日もある 11月13日(土)

とりたてて書くことも思いつかない。天気の話もとっくに読み飽きていることと思うので今日は書かない。そんなことを言うと次回から何を書こうか悩む。今回は手抜きでごめんなさい。(O・O)

子供がいなければ貧困とは無縁とでもいうのか 11月14日(日)

先週のように、日比谷公園(日比谷野外音楽堂)での大規模な集会は無いらしく、街宣車の通過もなし、警備の警官も無なし。霞が関二丁目交差点の人通りは、休日でも徐々に回復。通りかかる、ハトバスも、乗車率は50%強か。結構増えた。ハトバスは何台も通ったが、本物のハトは参加数僅少。

世間では「給付金」が出るとか出ないとか言って騒いでいるが、子どものいない世帯は対象外らしい。子どもがいなければ貧困と無縁? 子どもがいたら貧困? そんなことは無いと思うが。そう言えば、昔々、子どもを多数産むと褒められる時代もあった。なるほど、子どもは戦争遂行に必須だから、親子共々大事にしなければならないということか。家庭も無く子どもを持てない若い世代の独身者、出産年齢では無い高齢者世帯、皆、戦争に役に立たないから、どうでも良いと言いたいらしい。

ならば合点がいく。明治時代の教育制度も、古い世代は無視、子ども世代を徹底的に洗脳することに重点を置いていた。この国の国民に選ばれた代議士センセイの考えていることは、昔と変わらないのだ。昔の栄光をもう一度手にしたい、国民もそんな代議士センセイの夢を叶えるために積極的に投票しているようだから、この国の未来には栄光がある??

本日の参加者は、常連の自転車「兄弟」Sとう&E藤、山田のかかし、藤原節男、S本、M島、H江、H本、N瀬、Taxi-Driver-S村、乱鬼龍師匠、そして久々に登場!伝説の人-斉藤美智子さん、そして私。(先の戦争を経験している世代はひとりだけ。大切にしましょう!)(T崎)

防寒着の差し入れがあり  11月15日(月)

座り込み準備を終えてひと息付いて農林省の方向を見たら小柄な女性がゆっくりと歩いてくるのが見えた。斎藤さんだ!皆に「斎藤さんが来た」と知らせてMさんに迎えに行ってもらった。先週の月曜日に国会前座り込みに参加した後、12日金曜日に経産省前に来て元気にアピールしていたとのことなので「今日も来るのではないか」と注視していたのである。

Mさんが「お昼ご飯は?」と聞いたら「買うのを忘れてきちゃった」とのこと。ここへ来ることに集中していてお弁当を買うことを忘れてしまったのでしょう。(かつて斎藤さんもよく利用していた)手作り弁当屋へ行ったら出来立てのものがあったので買って来て食べてもらった。昔と変わらず食欲は旺盛である。ゆっくりとではあったが完食した。

2時半ごろ相棒のSaさんが持参しているミニ・トラメガでのアピールをMさんが勧めたら大きな声でしっかりとアピールをしてくれた。これも昔と変わらない!大したものである。その後、Mさんが「疲れているようだ」と言うので斎藤さんに聞いてみた。「体の調子はどう?」と聞くと「腰が非常に痛い」と言う。医者から痛み止めでも貰って飲んでいるから歩けるようになったと思っていたが、Mさんの予想通り「頑固だから拒否したに違いない」と言う事でしょう。3時近くなったので「1時間半もかかるのであれば今が帰り時」と言ったら素直に従ってくれた。心配なのでMさんに丸ノ内線の駅まで送ってもらった。

素直に帰ったところを見ると(以前なら片付けまでやるといって聞かなかった)ここに来るだけで疲れてしまうのでしょう。私のように痛み止めを飲んで楽に暮らしたほうが良いと思うのだが、頑固なのでそれができないのが斎藤さんなのだ!これからも体の続く限り「痛い!痛い!」と言いながら通い続けるのでしょう。

ダウンジャケットとお金のカンパ。以前にも来てくれた人―テントがあったころ正清さんと親しくしていた―が大きな紙袋を持って来られた。何かと思ったら大きめの防寒着であった。買ったままで着てないようなものである。XLと大きいので誰でも着られて便利である。急に寒くなったりしたときの重ね着に重宝するでしょう。久しぶりだからとお金までカンパしてくれました。感謝!感謝!です。今日は一日中、晴れていても風が穏やかだったので楽な座り込みでした。(保)

川内原発の江田さんと意見交換  11月16日(火)

セッティングが終わると間もなく、地下鉄霞ヶ関駅の方からObさんが笑顔で歩いてくる、思わず手を振るとObさんも手を振りながら到着した、すると早速美味しいカステラの差し入れを、暫くするといつもテントに来て下さる女性の方がクッキーの差し入れとカンパまでしてくれました。また準レギュラーの女性Okさんも参加されていつもは男性陣だけの座り込みが華やかになり、風も無く快適な一日でした。

撤収後は事務所で、鹿児島川内テントで頑張っている江田さんを囲んで川内テント在京事務局との意見交換を行った。川内現地では保守系の人達も含めて原発の寿命40年を超えての運転延長を阻止すべく色々な運動を展開しておりますが、その一環として南日本新聞に意見広告を掲載するため、その準備として上京したとの事でした。皆様の絶大なるご支援をお願い致します。 (Y・R)

規制庁抗議から回ってきた面々の演説が冴え 11月17日(水)

今日も暖かい。セッティングが終わってしばらくして、中国人が座り込みの様子などを撮った。資料など渡したが、日本語はよくわからないと話はあまりしなかった。今日は規制庁抗議からヨーカンさんが回ってきて、お弁当を食べながら話がはずむ。と、まもなく、久しぶりにSさんが来てみんなから「どうしていたか」と問われていた。元気でよかった。Okさんもニコニコと様子を観察しアドバイス。

この間、斉藤美智子さんがきていたので、今日も来るかと保っちゃんは心配したが来なかった。斉藤さんは先週の金曜日にはしっかりと演説した。すごい!

倉田さんが登場して演説。今日は規制庁抗議を妨害する右翼は来なかったそうだ。いろいろのことをしゃべった。内容は全て経産省とその職員批判にまとめられるもの。江田さんがお菓子を差し入れてくれる。デジタル裁判の傍聴後のAさんが寄ってくれる。今日は10人以上になった。(T・I)

いつもの「諦めない煎餅」の差し入れあり  11月18日(木)

前半当番のInさんが、昨夜自宅で怪我をなされて来られませんと連絡があり

ビックリ!怪我の程度は、とお聞きすると腰を打って歩行が困難で昨夜は痛みで

寝付けなかったとの事、今日病院に行きますと言っておりましたが非常に心配です。一日も早い全快をお祈りするばかりです(神も仏も信じない私がこのような時は?)それでヨーカンさんと二人でセッティングを始めると、イロハネットのWkさんが昨夜星稜会館で行われた、福島瑞穂さんの講演会に参加した時にPASMOを紛失したらしく、そのPASMOが永田町駅に届いていたので取りに来た帰りですと寄って下さり、セッティングの手伝いもしてくださり後半まで座り込んでくれました、またロッキングチェアの補修までやっていただきました。

今日も、八王子のKさんがいつもの「諦めない煎餅を」を差し入れて頂き皆で美味しく頂きました。撤収後はテント運営会議で終了後はいつものコースでした。(Y・R)

静岡ひまわり集会 (転載)

お疲れ様です、早川由美子です。

これまで3回、「反原発美術館」テントを再建展示していただいた、静岡のひまわり集会ですが、今年はコロナで開催を見送りました。

その代わりに、これまで10年の歩みを振り返るメモリアル映像を製作し、ネットで公開されましたので、ご案内します。

音楽は「原発なくたって」(作詞・作曲:稲葉光さん、歌:うらんさん)、編集は私が担当しました。よろしければご覧ください!

浜岡原発の再稼働を許さない!!ひまわり集会メモリアル – YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=UstiGMdL3CM

早川由美子

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院内ヒアリング集会  是非参加してください!

放射能汚染水「海洋放出」は許されない!

~21年8月東電検討資料に基づく関係省庁ヒアリング~

経産省・東電が目論んでいる放射能汚染水の「海洋放出」は許されません。その理由は、多岐にわたります。海を放射性物質で汚してはいけない、「海洋投棄」はロンドン条約・国連海洋法条約で禁止されている、「海洋放出」は長期大規模環境汚染ゆえ環境アセスメントが必要、タンク保管が可能、何よりも福島の人たちがいわゆる「風評被害」を心配し、漁業者・水産業者ほか全国の多くの関係者が反対し、近隣諸国や国連人権理事会などからも反対の声が上がっている、トリチウムは危険、内部被曝が危険、食物連鎖が心配、…です。

一方、東電が8月末に発表した「海洋放出」検討案は、蓄積されたALPS処理水(実は、ALPS不完全処理汚染水)約125万㎥以上(トリチウム約860兆ベクレル)を、約1kmの地下トンネルを経由して海洋に数十年かけて希釈「放出」するもので、「海洋放出」の問題点がより明らかになってきました。 そこで、「海の放射能汚染」(緑風出版)著者湯浅一郎さんの講演を聞いて事前学習した後、具体化された「海洋放出」検討案についてその内容を確認するとともに「海洋放出」の問題点を指摘して断念を迫ります。

院内ヒアリング集会<放射能汚染水「海洋放出」は許されない>

日時:12月7日(火) 13時~17時 (会議室予約12時30分~17時30分)

場所:参議院議員会館 B109会議室

   東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩

出席依頼:経産省(エネ庁)、原子力規制庁、外務省、環境省 【依頼中】

紹介:参議院福島みずほ議員

主催:経産省前テントひろば賛同:再稼働阻止全国ネットワーク

概要

□集会次第案(12時45分~17時)

12時45分~            通行証配布

13時00分~14時00分     事前学習会(湯浅一郎さん他)

14時15分~16時15分     省庁ヒアリング

16時15分~16時45分     事後意見交換会

□ 事前学習会        13時~14時

     講演         湯浅一郎(ピースデポ代表)   

海の放射能汚染、「海洋放出」は許されない

     質問説明    山崎久隆、木村雅英   

東電の「海洋放出」計画、外務省・環境省の見解他

□ 省庁ヒアリング    14時15分~16時15分

学習会を受けて、トリチウム等放射性物質の「海洋放出」の危険性を訴え断念をせまる

□ 質問骨子案

A 海の放射能汚染は許されない

「海の放射能汚染」(湯浅一郎著)と「福島第一原発放射能汚染水の海洋放出は許されない」(現代の理論2020年夏号)の一部を参照し、放射能汚染の実態を提示し、放射能汚染の問題認識を問う。

B 現在の「海洋放出」計画の概要と問題点

8月下旬に東電が発表した「多核種除去設備等処理⽔の取扱いに関する検討状況【概要】」などを参照して、「福島第一原発廃炉」の現状と汚染水処理計画との関係及び代替対策についての検討状況を問う。

C 放出位置は基線の内側?それとも外側?

「海洋放出」の位置(立坑から約1km沖合の海中)と海底トンネルの計画を確認し、外務省国際原子力協力室の「領海になる」との回答と東京電力原子力センターの「希釈された処理水の放出地点は立坑」との回答との不整合を問う。

D 地元の反対

地元を始めとした各自治体や全漁連等の反対の声を伝え、引き続き開催され、予定されている説明会などの状況を確認し、漁協との約束を守り、説明責任を尽くし、理解を得られるまで計画を進めないことを要求する。

E 周辺国・大平洋沿岸国等の懸念とロンドン条約・国連海洋法条約・環境影響評価

周辺国を始めとして国際的な反対の声を確認し、Cの放出位置とも絡めて、ロンドン条約・国連海洋法条約違反にならないかを確認する。また、国連人権理事会勧告と環境影響評価について国の見解を問う。さらに、IAEAの対応を確認する。

11月25日(木)月例祈祷会「死者の裁き」

時間:15時~ 場所:経産省前テントひろば 主催:JKS47士

11月26日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)

17時~18時 経産省前テントひろば

11月26日(金)「原発いらない金曜行動」

場所:首相官邸前 時間:18時30分

11月27日(土)東海第二原発動かすな 再稼働阻止

11・27廃炉デー集会 集会:文京区民センター3A

18時15分~20時45分 講演:海渡雄一他 資料代500円

12月1日(水)第41回原電本店前抗議行動

17時~17時45分 JR秋葉原駅昭和通り出口徒歩7分

12月1日(水)東電責任追及 第99回東電本店合同抗議

18時30分~19時30分  東電本店前 たんぽぽ舎他

12月3日(金)「アベ政治の継承を許さない」ポスター日

13時 国会正門前でも行います。