経産省前テントひろば1807日後
”野党共闘 大丈夫かしら?? ” 11月29日(金)
今日は朝から爽やかな秋空が広がっている。でも風は冷たそうだ。
今週も、先週Yさんに教えてもらった方法で、台車1台で運ぶことにした。
SさんとYaさんは狭山事件の集会に参加ということで、4人で先週のことを思い出しながら積んでみた。黒い太いゴム数本のお蔭で、先週よりも椅子を2脚多く(11脚)積むことができた。
セッティングでは、Yoさんも加わり、やはり先週のやり方でやってみた。のぼり旗やバナーをどこにどれをつけるか、あーだ、こうーだ言いながらやるのも楽しい。しばらくすると、今日は高江機動隊派遣裁判の判決日だそうで、その前に座り込みをしてださる方の姿があった。
2時過ぎに祈禱団の方達が来られ、マイクや楽器の音合わせを始められる。賑やかになってきた。Oさんが到着。Sさん、Yaさんも集会から戻り、お馴染みのメンバー5名や高江裁判に行かれる方が2人増え、Yaさんのお友達も加わってくださった。
座り込み中には、当番仲間で明後日の選挙の話になった。様々な情報が入る中で、野党共闘が各地域で上手く回っているのか心配になってくる。府中での菅直人氏の街頭演説会では聴衆は大人2人だったという。今夜は新橋駅前に山本太郎が来るそうなので、抗議集会後後片付けを数名で手伝い、4人で行ってみた。やはり以前程の大勢の人はいなかった。れいわ比例2番目で、東京第2区出馬の北村造(トオル 38歳)氏が太郎氏の到着前に頑張っていた。元気な若者は北村肇氏(元週刊金曜日編集長)の息子さんだった。 (Y.M)
政権交代選挙を期待しているが 10月29日(金)
祈祷團からのエールを受け、経産省は嘘をつくな、原発は安全ではない・原発は安くない・原発が無くても電気は足りている・原発はクリーンでは絶対にない・老朽原発うごかすな・…などのコールで経産省抗議行動を開始。
原子力ムラによる被曝被害隠し、放射性物質をまき散らし「核ごみ」(死の灰)を貯めこむ原子力発電を
終わらせようとしない経産省・自公政権への批判の声が続いた。「座込め、ここへ」「水に流すな」を歌い、「放射能汚染水を海に流すななどのコールで終わった。
片付けは、イロハの方々ほかの応援でセッティングしMaさんが片付けを応援してくれて無事終了。明後日の選挙がどうなるか? (K・M)
選挙結果が気になるのだけれど 11月30日(土)
先週の日陰の寒さに懲りて今日は正面玄関で座り込み。風もなく雲もなくとても暖かい。こんな日は当分ないだろうけれど。衆院選投票日の前日なので座り込みに来る人はいないと思いきやサポーターのお二人ともうお一人が来てくれた。椅子はギリギリ間に合った。
個人的な視点だが明日の投票で生死というか生存の可能性が決まる気がする。最悪の場合は麻生の温暖化で米が美味くなっただの甘利の自画自賛的世界観に支配されることになる。桜を観る会に続き錯乱を見る会は御免だね。その間に世界は日本を置き去りにしてゆく。
文大統領 バイデン氏にローマ教皇への訪朝提案を説明 (msn.com) (O・O)
選挙って不思議だといつも思う 10月31日(日)
10/31小雨。久々の衆議院議員選挙投票日。投票日が雨になると投票率は低下する傾向があり、浮動票も減るから「固い(堅い、硬い)」組織票を持った政党が有利になる(得票が相対的に重みを増す)。国の行く末を決めるかもしれない大切な日に、テルテル坊主の準備を怠ったことが返す返すも悔やまれる! この国は、どこをどう考えても労働者が圧倒的多数のはずだが、選挙で選ばれる議員は、資本家の主張を掲げる者が議会の多数派になる。選挙って不思議だ。労働者が労働者の利益を考えずに、何故に資本家の利益を優先して考えて投票するの?
本日はテント句会。
顔ぶれは、E藤、S藤、F原、M島、S本、K峰、I、K、K島(鹿砦社No Nukes voice編集長)、A山、M沢、M上、W辺、川柳の師匠、私(T崎)。
句会のお題は「民」「数」。
脱原発青空川柳句会が開かれた 10月31日(日)
青空は見えず小雨降る中だったけど、7名の参加
乱さんの出した席題は「民」と「数」
多分衆議院選挙を意識してのことだっだのでしょう。
入選者には”なめんなよ飴”や”世直し石鹸”というしゃれた賞品が配られた。(I・K)
「民」の秀句
民衆の 心届かぬ 総選挙 (孫じい)
投票所 民の怒りが 列をなす (ふ64)
今すぐに 原発廃止 民の声 (柚っ子)
民の声 聞かず安眠 国会で (金狼と月)
国会に 届け反原発の 民の声 (乾草)
特選
地に眠る 民の声あり 投票日 (青柿)
「数」の秀句
学会の 数が頼りの 自民党 (柚っ子)
先生の 数だけ違う 地震予知 (原子力ガリレオ)
数頼み 改憲狙う 自民党 (乾草)
足し算を 何度もしてみる 衆院選 (青柿)
ウソだって 数こなしてりゃ ホントうさ (金狼と月)
特選
ゆるぎない 安定多数 脱原発 (ふ64)
次の川柳句会は11月21日(日)12時からです
連合に批判されブレた枝野に敗因があるように思う 11月1日(月)
今日は昨日とは打って変わって秋晴れで気温も20℃と暖かく、しかもいつもは強く吹く風もほとんどなく座り込みには楽な一日であった。今日は砂川裁判の控訴審が2時からあるというので常連のMさん等2名が早くから座り込みに参加してくれたので賑やかであった。
1時ごろには同じく砂川裁判傍聴の為にこられた、たんぽぽ舎のTさんが「あらかぶさん」通信を皆に配ってくれた。昨日の選挙結果について大変怒っておられた。私もあの低投票率にはがっかりした、これでは勝てるわけがない!立憲民主党党首の枝野が市民連合、共産党らと政策合意して統一候補を立てておきながら労働組合の連合に「共産党との政策合意に反対」と批判されるや「政権取ったら立憲の政策第一でやる」と言ってブレ信用を失ってしまった。立党当初から肝心なところではブレてしまう彼の弱さも今回の敗因の一つであると思う。ここは潔く退くべきであろう。
3時前には時々来られる女性がカンパしてくれた。砂川裁判を傍聴されて、次に弁護士会館で開かれる報告集会までには時間があるので寄って下さったとのこと。久し振りとのことなので早速テントニュースをお渡しして喜んでもらえました。久し振りに千葉からⅠ元教授が来られた。この前に会ったのはガン手術を受けるという直前だったので「どうだったかな?」と心配していたのです。よく聞いてみると、ガンではなくて身体に細菌が入ったために起きたもので高熱が出て入院が長引いてしまったとのこと。無事に退院出来てめでたし!めでたし!であった。(保)
「行くあてもなく」を見たい 11月2日(火)
座り込みの、セッティングが終わると次から次へと本日東京高裁で行われた東電刑事裁判第1回控訴審、傍聴整理券の抽選に外れた人達が座り込みに参加されて用意した椅子は満杯に、参加した人の話によると30人の傍聴席に200人位が並んだそうです。経産省正門前はあちこちで、刑事裁判の話は勿論、衆議院選挙の話で盛り上がっていました。
カンパの方もそれなりに、ありました(感謝です)。
後半には、以前第二テントで講演会等を開催されたMoさんが、東京フィルメックスコンペティション特別招待作品の「行くあてもなく」というドキュメンタリー映画を観た帰りですと、お忙しい中寄ってくれまして福島カレンダーも2部購入されました。その映画は、福島やチェルノブイリの現在の姿を捉え、原子力エネルギーという人類の自己破壊に繋がる存在について考察する誌的なドキュメンタリーで、経産省前テントひろばや、反原発の国会前集会も出て来るとの事でした、次の上映はヒューマントラストシネマ有楽町で11月6日(土)10:30です。ご都合のつく人には是非ともお勧めです。(Y・R)
甘利を落とした横浜での闘いの報告もあり 11月3日 (水・祝)
今日は休みの日。しかし、沢地さん主宰の抗議行動と総がかりの憲法集会がある。
天気は良いが風はわりと強い。土日はテントがあった角の場所で座り込みをするようだが角は寒いということもあって、いつもの場所でセッティング。すでに、高級自転車さんが来てくれていた。
乾さんとAさんが沢地集会に参加する前に寄ってくれ、Aさんはカンパをして下さった。乱さんも幟旗やチラシ等をもって、ちょっと座り込んでから、国会方向に行った。倉田さんが来られた。今日は規制庁前の行動はないがここにきた。そして、道路の方に向かって発言した(いつもは経産省に向かう)。倉田さんは、選挙結果はなさけないと言われたが、今日は甘利を落とした横浜での闘いの報告をした。横浜の郷原信郎弁護士が出した甘利を落とせのチラシを持ってきてくれた。郷原さんはそれを甘利の選挙区で撒き、街宣に立ったそうだ。倉田さんも独自に街宣をしたそうだ。一人でも闘わなければならない、落選運動はその一つの方法だと言っていた。甘利はおちた。
Nさんはお菓子などを持って「今日は国会周辺の行動があるのでここが手薄になると思ってきた」と。ありがたい。Okさんは選挙結果にがっくり来て、死にたいほどだけど、そうばかり言ってもいられないと言っていた。保っちゃんのパンをいつものようにもらう。Anさんはいつものように3時少し前に着いたので、着いてすぐ片付け。さあ、状況に負けないでいつものように頑張ろう。 (T・I)
久しぶりにメンバーが勢揃い 11月4日(木)
本日は、久しぶりに前半・後半のメンバー全員が勢揃い何よりでした。
天気も、これが秋晴れだという好天気で新聞を読んでいても、ついウトウトと居眠りを、こんな緊張感のない事で良いのかと反省しきりです❣
座り込みの撤収後は、事務所でのテント運営会議に参加して、その後は近くのラーメン屋さんで軽く一杯、会議とは違い福島の復興支援の問題や放射能汚染水処理について、忌憚のない意見交換がなされて有意義な時間を過ごした。 (Y・R)
選挙結果に一喜一憂しないで次を考える 11月4日(木)
かつては翌日の仕事のことを気にしながら遅くまでテレビの選挙報道に見いっていたこともあった。当落の報道は一種のドラマのような趣もあって、なかなか目を離せなかったのである。今回はほとんど見ないというか、早い段階で一瞥しただけで、結果は翌日の新聞でみた。寝る前にテレビをつけることもしなかった。野党共闘が票をのばすというか、勢力をのばすということへの期待がなかったわけではない。野党というか、改憲に反対する勢力が3分の一以上の議席を確保することが、選挙における最低限の課題であるという事が、長い間の習慣のようにあり、今回もそれは念頭にあった。でも、今回は改憲に積極的な維新の伸長もあり、これはあらためて考え直すべきだと思えた。それを考えされたことが今回の選挙のもたらしたものだ。野党共闘が三分の一以上であればという期待が崩れたこともあるが、改憲をめぐるこういう図式そのものを考え直してみることを強いられたといえようか。これは積極的なことに転じられると思う。
今回の選挙について感想らしきものを列挙すれば、第一に自民党の総裁選挙での首のすげ替えが(岸田首相の選出)が、安倍(菅を含む)政権への批判を払拭したわけではないが、一定程度吸収しえたこともあり、それが衆院選挙につながったことがあると思う。言うなら自民党は総裁選と衆院選挙の二つをやったのだが、この政治的パフ―マンスに野党は差をつけられたことがあると思う。これは国民が現状維持を望んだことでもあるが、若者たちの自民党支持をつなぎとめたことであろう。若い世代が自民党というか、保守の支持というのは不思議な現象であるが、これについては内田樹がこういっている。「内閣支持率が一番高かったのが18歳から29歳、そこから年齢が上がるにつれて支持率は下がって80歳以上が最低。普通は逆でしょう? 若い人ほど反体制派になるはずなのに、日本の場合はそうなっていない。」「この現象について分析した新聞記事によると、今の若い人たちは生まれてからずっと日本が貧しくなり、国際的な地位が低下し続けている様子しか知らないのでこれからの変化があるとしてもそれは今よりもっと悪くなるに違いないと、彼らなりに帰納法的に推理をしているからだというのです。…政権が交代したらどんな変化があるか予測がつかない。それくらいなら今の政権のままじわじわと衰微してゆく方がまだましだ、と。若い世代は変化を望んでいないので、野党を支持しない。そういう分析でした」(『新世界秩序と日本の未来』内田樹・姜尚中)。内田はこの分析を読んで考え込んでしまったと言っているが、若者が保守的傾向であることの一つの見解だと思う。これは今回の選挙が現状維持であったということにも連なっていると思う。若い人の保守支持というのは今回も変らなかったのだから。これはもっと深く分析してみたい。そうすればこの若者の保守傾向のなかに、逆転して行く契機も見出されるようにおもうからである。
僕は今回の選挙で野党共闘の伸長ということを期待していた。ここには最低限、野党が反改憲勢力を確保することの期待もあったが、それは裏切られたというか、野党共闘はそれなりに健闘したと思うが、後退をした。この要因は連合の横やりというが大きいと思う。連合は立憲民主党の共産党との共闘ということへの批判であるが、連合がなぜに共闘に批判なのかは少しも明らかではなかった、これは共産党との批判を口実にしているが、連合が立憲民主党の脱原発政策、これは野党共闘の政策でもあったが、それを批判したいためではなかったか。連合は民主党政権時から脱原発政策に横やりをいれ陰でそれの足を引っ張っていた。質の悪いことに連合は表立ってきちんと原発政策を展開しないで、裏で政治的に妨害するという事をやってきたのである。連合のこういう横やりに対して、立憲民主党が原発政策を明瞭にするという形で対応しえないで連合への配慮という形で事を曖昧にしてしまったことが、これに応じたことになった。連合の横やりが野党共闘に混乱をもちこんだといわれるが、これは今回の選挙での重大な争点になるはずの原発問題をぼかしてしまったことになったことがでもあったのである。
今回の選挙は明瞭な争点がなかった、争点を構築できなかったことに野党共闘の弱さがあったが、その意味では重大な争点になる原発政策がこんな形で曖昧にされたのは痛い事だったのである。先のところで現状維持の選択が今回の選挙の特徴だったと分析したが、これは野党が変化を指南する政策が明瞭でなかったことを意味する。政府与党という体制党に対抗する政策が野党になかった、あるいはそれを国民的に示せるものは弱かったといえるだろう。これはさらに言えば野党が政策の基になる哲理というか政治理念において政府与党に対抗できるものを明瞭な形では持ち得ていなかったということにもなると思う。これは憲法に対する態度、憲法と自己の政治理念という形でこれからは問われるのだと思う。僕は大きな政策の対抗軸として原発と憲法が今後出て来るのではないかと思うが、この二つが明確になることによって野党は存在意味を獲得するのだろうが、その危うさを今回の選挙は示したのだと思う。野党共闘の後退をあれこれ言う意味はない。後退をしいられた根拠を認識することで、次に進むものをえればいい。それは問題に向かい合うことにあるのだと思うが、この程度の後退でおたおたしないで前を向けと言いたい。蛇足だが、11月5日の朝日新聞保阪正康さんのインタビユー(哲理なき現状維持)はよかった。一読を勧めたい。(三上治)
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11/10(水)2つの抗議行動にご参加を!
2つの抗議行動=定例→毎月第1水曜
- 11月は、第1水曜の3日が休日のため翌週となります。
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!
日 時:11月10日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
※北ビルです!南ビルではありません!
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
2.「第98回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援をするな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日時:11月10日(水)18:30より19:30
場所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など139団体
11月12日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)
17時~18時 経産省前テントひろば