テント日誌12月1日 経産省前テントひろば813日目…商業用原発停止78日目

銀杏の金色の輝きは何処で見ても見事なものだ!

今日から師走。風もなく穏やかな朝、外務省脇のイチョウの葉が太陽に照らされて金色に輝き見事な眺めだ。10時半過ぎ「あしながMYウォークin東京」の案内人がテント前に現れた。MYとは明治安田生命のことだそうだ。あしなが募金をした方達のイベントで増上寺から日比谷公園まで約8キロのウォーク。

続々と通り過ぎる人たちに「脱原発テントです!」と声をかけチラシを配った。中にはお疲れ様と声をかけてくださる方も居たけれど、チラシを受け取ってくれる人はほんのわずか。ゴール近くで歩くのに必死だったのかテントも見ずに通りすぎる人も多くチョットがっかり!途中で気を取り直しテントの向かいに立ち、Sさんが幟を持って私とTさんでチラシを配った。関心のある人は進んでチラシを受け取ってくれるし、テントの存在を知ってもらうだけで良いかなとも思う。MYがテント前を通るコースを作ってくれたことに感謝!

今日の昼食はMさん差し入れの具沢山ののり巻きと古漬け白菜の炒め物。どちらも美味しかった!いつもありがとう。ウォークの一団が去ったあと、外務省脇に全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の集会があった。エイサーやら反原発の歌声がテントまで響いてきた。全交に関係するTさんが沖縄の学生さんや韓国の方達をテントにお連れして色々説明していた。

自転車で通りがかった外国の方2人、展示してある福島のお母さんの声の英文を熱心に読んでいた。オランダの方は自国で日本の食品は禁止されていると教えてくれた。日本より外国のほうが敏感になっているのですね。

テントを興味深そうに見ていた若者に声をかけたら大学生でゼミの先生にテントに行ってみるように言われたそうです。ご実家が柏崎狩羽の30圏内にある、中越地震のとき中学生で原発のこわさを知ったと言っていた。丁度反原発の大先輩Sさんがいらしたのでご紹介する。彼はSさんと長時間話して帰って行った。

通りがかった親子“赤いつぶつぶ”のパネルの前でお母さんが小さな娘さんにその意味を説明しているのを見て嬉しかった。早速テントのチラシをお渡しする。

夕方、新宿であった秘密保護法の集会からの帰りの女性たちが寄っていった。
今日はテントから伊方原発反対集会に参加していたのでスタッフは少数だったけれど、訪問者が多くテントはにぎやかで良かった。

今日の名狂歌

「5千万トクダトクダと思ったが 今じゃ心はチジに乱れる」 乱鬼龍作
(I・K)