経産省前テントひろば1807日後
「電力システム改革貫徹」に抗議 12月9日(金)
午後3時半に到着すると既に10人程が経産省本館前に座り込みスタンディングしでいてにぎやか。3時半から経産省本館地下講堂で「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」が行われており、その傍聴を拒絶された人の提案でひとしきり抗議行動、イチエフ賠償費用を託送料金にかぶせるな、東電を法的整理せよ、…と訴えた。
一休みして日が沈んだ後5時から定例の経産省抗議行動。川内止めろ・伊方止めろ・再稼働反対と唱和したあと、経産省ビルに向って、また帰途の為に地下鉄入口に向って歩く人たちに向って、順にアピール。福島から来た黒田節子さんが、福島は終わっていない大変な状況だと厳しく訴えた。
その間に上記小委員会が終り傍聴者も出てきた、「中間取りまとめ案」に対して数人から反対意見が出たそうだが、エネ庁が強引に大筋このままで決定とするのだろうか。それは許せないと、東電を温存しイチエフ事故の負債を託送料金や税金で「国民」に負担させる「電力システム改革貫徹」反対を皆で強く訴えた。
その後本館前座込みは8時を過ぎてもにぎわっていた。(K・M)
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風が強いのでバナーはあきらめた。座り込みの場所は日陰になっていたのでOさんは正門前の敷地ぎりぎりに椅子を置いて座っていた。丸の内署のお巡りさんが現れて穏やかな声で「物を広げないでください」。Oさんが「通行の邪魔にならないようにします」と応じるとすぐに車に戻っていった。13時から総掛かりの集会とデモがあるので日比谷公園に行く前に立ち寄ってくれる人が何人もいた。今日は人が少ないという予想はいつも外れる。
日比谷野音の集会の後に来られた人もあり 12月10日(土)
外務省の機動隊のお巡りさんがひとりやってきた。軽く目礼するともあちらも頷くように私を見た。郵政前で何やら無線交信の後、いつものようにテント跡地へ歩いて行った。経産省のフェンスで隠された案内地図の前にベビーカーを押した女性がふた組み「日比谷公園は?」と尋ねるのが聞こえた。お巡りさんは大きく腕を日比谷公園のほうに向けて説明していた。
今日の工事は3人で跡地いっぱいに土を入れていた。中央のフェンスがはずされていて中がよく見えた。歩道が幅1m、長さ4mくらいカラーコーンとコーンバーで囲われていたが工事中の表示も警備員もいない。法律的にいいのかなあ~ コンビニから戻ってくると初対面の人が正門前に椅子を置いて座っていた。経産省の職員とビデオ片手の警備員がスクランブル発進してきた。その人は正門わきの歩道に椅子を移動。空席の椅子がひとつ敷地にすこしはみ出していた。鎖とコーンバーがあるから10cmくらいか。「誰の椅子ですか」とロックオンしてきたので「ハイハイ」と正門脇の歩道の敷地ぎりぎりに移動させてから振返ると引き上げていく後ろ姿が。まるでマシーンだ、要撃機だ。
「始めに官ありき、神も民もあとから生まれた」なんてね。 機動隊のお巡りさんがまたひとりやってきた。歩いていく方向から目をそらさない。さすがに寒いのか薄手のハーフコートを着ている。右腰のあたりに大きなスリットがあり拳銃のグリップのようなものが見えた。機能的にできていると不覚にも感心してしまった。集会が終わったあと何人か座り込みに参加してくれた。椅子6脚は満席で立ち見じゃなくてスタンディングが3名ほど。ひさびさにTさんも来てくれた。冷え込みがきびしいので誰かが持ってきたレスキューシートで腰から足まで覆い「これは暖かい」とおっしゃっていた」。(O・O)
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川柳句会も開かれて 12月11日(日)
今日の座り込みも経産省正門前。Rさんの川柳句会をやっています。みなさん作句中。日差しは明るく暖かい。
Fさんが自慢の酢漬け生姜と人参と大根を配っています。
M子さんはお弁当中。
今日最初は日当たりの良い、道の逆側(文字通りの正門前)に座ったそうですが、「通り道ですからわきに寄ってください」と、石の看板前に移動させられたよし。
前会計のHさんのお連れ合い様が見えました。明日が命日とのこと、いろいろお話を伺いました。この辺りからどんどん風が強くなり、寒くなってきました。横断幕が風にあおられて文字が読めません。
今日もまた先週と同じく、横浜の方がお一人だけ元テント前で抗議行動。寒風の中頑張っていました。。
そろそろ紅葉も終わりですね。空はとても青く、風はかなり強く、とても寒くなってきまて、16時を待ちかねて這々の体で終了しました。
事務所でコーヒー、参加者6人。(H・Y)
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21.5兆円で廃炉費用が収まるか! 12月12日(月)
11時半に事務所着、12時5分前に経産省前に着く。待機していたのか警官が常套句の「今日は何時まで」と聞くので6時までと伝える。温かく風もない穏やかな日だ。Oさんが日比谷公園の池でカワセミを見て来たと話す。カメラがずらり並んだそうだがこの光景は頂けない。朝の犬との散歩時、近くの川でほとんど毎日のようにその美しい青緑色の生態にお目にかかれる。鳴き声を発し水面すれすれに移動する様、ホバリングして小魚をついばむ姿に見とれる。研究者によると野鳥は外敵の少ない都会の方が住みやすいそうだ。
「釜石復興活動をしています」と、「日本リザルツ新聞」を配る女性たちがやってきた。受け取りはいい。3.11以降、毎月11日か12日に配布しているという。新聞には“貧困と飢餓をなくすための政策提言を行う国際市民グループ“と記されている。こちらも負けじとテントニュース96号を配る。経産省は9日、福島廃炉・賠償・除染費用の見積もりを21.5兆円と発表した。従来発表の倍以上で「日本の税収1/3」になる廃炉費用が電気料金で徴収される!と伝えかける。何年か先、さらに増額数字が発表されるのは明白だ。例によって経産省担当者が「1枚欲しい」と現れたので回覧を約束に渡す。最後の1枚がはけず自分用にした。
テント場所の工事が一人で行われているが今日はガードマン2人がいない。砕かれた床の地上空間は盛り土されている。話しかけるが工期は明かさない。
「分別をわきまえろ、安倍晋三」「食糧危機だ、オリンピックどころではない」と播磨屋宣伝カーが走り去る。師走だからか早すぎて極太文字も読み取れない。いつぞやはテント応援か、経産省抗議でクラクションを鳴らして去った。コピーを次々に替えるので「宣伝費は数千万円か?」などと根拠もなく概算する。
後半の引継ぎ担当から風邪で行けないとの連絡が入っている。用事もありHさんら沖縄支援参加の女性3名も集まり、熊本みかんや菓子パンがふるまわれて歓談するが5時打ち切りの了解を取る。一人で夕方の荷物返しは初めてになる。後で参加された方には申し訳ない日となった。(I・M)
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丸木美術館、岡志憧さん「ライブ・ペインティング」報告12月10日(土)
事前の早川さんからの要望に応え丸木美術館へ9時に到着。あとから集合は9時30分集合だったことが判明?
間もなくOさんと岡志憧さん早川さんが車で到着。車からスプレー缶がいっぱい入った荷物を両手にし、運びこんで入り口まで行く。入館手続きをし、入り口に入って一番奥の部屋まで行く。荷物を下し、サッシのドアーを開けて、テントの中に入る。今日のライブ・ペインティングの準備を始める。
まず、建物の側の幕をはずしガラス越しにテントの中が見えるようにした。また、脱原発テントのバナーも取り外す。床のコンクリートをブルーシートで被い、塗料が床に垂れないようにした。ガラスに透明ビニールを張り、ガラスにも塗料がつかないように養生した。準備を終え11時まで休憩する。今日のテーマは「爆発」だそうだ。
11時になり、岡さんが茶色のスプレー缶を取出し、白いテントの布地に何やら書いていく。よく見るとアルファベットを書いているようだ。その上にまた色を変え何か書いていく。やはり同じ文字を書いていく。何が始まるのかな?不思議なものを見せられている気持ちだ。そのうちに、塊のような物が描かれていく。テントのあるベランダは寒いので、時々暖房のきいている建物の中に入ったりしながら建物の中からも制作過程を見ていく。斜めになっている屋根の部分にも描いていく。高いところは脚立を使い描いていく。きのこ雲の様なものも見えてきた。最後に女の子を描き、自衛隊のヘルメットのようなものを被せて完成となる。制作にかかった時間はざっと4時間。
完成後、参加者全員が作品の前に椅子に座ってトークを始める。早川さんが進行を務めたのだが、初めに岡さんの自己紹介があった。彼の表現方法はグラフィティーというそうだ。3・11に衝撃を受けた5年前ごろ、既に絵の勉強はしていたそうだがこの様な表現活動はその後、模索するなかで、現在に至っていること。特に彼が大事にしている事としては制作活動の中に社会的な問題を直接的に表現するのではなく、楽しい事をしていく中で社会的な問題をそうっと入れ込むように表現しているのだという。芸術なんて全く関係ない世界で生きてきた私にも何となく理解できるような話であった。その後、片付付けをしてから、テントを原状復帰してから、夕飯をファミレスに食べに行った。
今回の、イベントには来週のイベントの講師の「井上さん」も参加されていた。若い女性で、名古屋から車を飛ばしてやって来たそうだ。毎月1回福島に通い「犬・猫」のレスキューの活動をされているそうだ。私たちは彼女の話を食事をとりながら聞いたが、詳しくは来週18日の日曜日、丸木美術館で1時から講演があるので話を聞いてほしい。なかなか聞けない話である。(S・S)
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今日の反原発美術館(丸木美術館)から 12月11日(日)
9時48分に東上線森林公園駅に到着、タクシーもスムーズに見つかり、同行のYさんと丸木へ向かいました。丸木入口の看板が見えるところまでくると、前方に中高齢者の一団。道いっぱいに広がっていて、このままタクシーに乗っていてもメーターが上がるばかりなので降ろしてもらい、この一団より先に美術館に着くよう、足を速めました。テントに入ると、きのうの岡志憧さんの労作が目に飛びこんできました。天井まで達する大きな絵。テントに新しいエネルギーを与えてくれるような作品です。
テント外側に脱原発テントのバナーを取り付け、テント内の枯れ葉の掃除、資料のチェック、電気ポットの用意など、あわただしく準備を進めました。10時までに来てよかった!と思いました。この一行約25人は台東区から貸し切りバスで来たそうで、丸木のあと、越生に出かけ、昼食、温泉という予定とのこと。この組み合わせはよいなぁと思いました。丸木だけだったら、躊躇する人も温泉につられて参加するのではないでしょうか? 解説を熱心に聞いてくださる方も多かったです。その後も数人のお客さんが来られました。千葉から来られたご夫婦はテントをご覧になったあと、ちらしや署名用紙が並べられたテーブルの前で熱心に署名をいくつもしておられました。
昼食の時間帯(1時半ごろまで)は訪れる方もなく、ヒマでした。
丸木美術館ではホールを貸し出しているらしく、今日は2時から「マクベス」の朗読劇の上演がありました。出演者の方がた5,6人は午前中から小高文庫(丸木夫妻のアトリエ)で練習しておられたようです。お客さんもやはり6人くらい。わたしたちもどうぞ、と誘っていただいたのですが、ずっとテントを離れているわけにもいかないので、2人交替でホール入口のところで聞かせてもらいました。
3時半ころだったか、朗読劇も終わりに近くなったころ、あわただしく6人のグループが来られました。ベルリンに住んでいて、テント前にも一時帰国のときに来てくださったIさんとそのお友だちのMさん、Mさんのお友だちの皆さん、全員アーティスト。最初、朗読劇をご覧になって、その後、テントに来てくださいました。いろいろと話がはずみました。そのあと、さらに2人、練馬で活動されている女性お二人。今日は子どもたちの野外教室として近くの化石博物館に来られたそうで、帰りのタクシーで丸木が近いと運転手さんに教えてもらい、急きょ来てくださったそうです。金曜行動などにも参加しておられるそうで、ここでもいろいろ話題に事欠きませんでした。
冬季は4時半閉館なので、わたしたちも資料をセットし直したりして、来週に備えました。橋ゆきさんがきのう、直してくださったのでしょうか。新しいホースがつけられて、室外機からの水もれはありませんでした。帰りはMさんたちが車2台で来ていたので、わたしたちも森林公園駅まで乗せていただきました。最初、美術館の方にタクシーを呼んでいただくよう、お願いしたのですが、混んでいて30分待ちとのことでした。今日のテント入館者は約40人(主催者発表?)。変化に富んだ充実した一日でした。(T・A)
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テントニユース96号を添付しました。
月例祈祷会 12月15日(木)
JKS47月例呪殺祈祷会の開催日が近づいて参りました。
12月は、添付ファイルの通り下記の予定で開催いたします。
日時:12月15日(木)午後2時15分集合、午後3時開催
場所:経産省正面玄関前
院内集会の案内「原発コストを問う~電力システム改革貫徹という名の東電・原発の延命を許さない~」 是非参加を
日時:2016年12月16日(金) 13時30分~16時30分
場所:衆議院第2議員会館第3会議室(定員最大60名)
対象:経産省・資源エネルギー庁(14時00分~16時00分、予定)
主催:経産省前テントひろば
紹介:参議院議員 福島みずほ事務所
テーマ:原発コスト
「使用済み核燃料を問う~核のゴミを放置して原発稼働してはいけない~」
日時:2016年12月20日(火) 13時30分~16時30分
場所:参議院議員会館B107会議室(定員約80名)
対象:経産省・資源エネルギー庁(14時00分~16時00分、予定)
主催:経産省前テントひろば
紹介:参議院議員 福島みずほ事務所
テーマ:使用済み核燃料
丸木美術館「今日の反核反戦展2016」にて再建展示
◆井上めぐみさん講演・写真展示「福島の涙は、私たちの涙」
2016年12月18日(日) 開始13:00、終了予定15:00
名古屋在住の井上めぐみさんは、2011年5月より被災支援場ランティアとして福島に通い続けています。原発事故=福島と一括りされてしまいがちですが、実際にはそれぞれの場所で、地震、津波、原発事故の被害や復興の加速度、被災者のお思いは異なります。…震災直後から福島に通い続ける井上さんに、原発被害にあった各市町村で見て来た現状を、地図とパネル写真を使ってお話いただきます。
12月16日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
12月19日(月)総がかり行動~議員会館前行動 18時30分~
場所:議員会館前~国会図書館前