テント日誌12月20日…「それは死ではなく生の色だ」とゴッホならいうだろう

経産省前テントひろば1807日後

「それは死ではなく生の色だ」とゴッホならいうだろう 12月16日(土)

経産省敷地内のケヤキの枝に残る葉もわずかになってきた。鮮やかだった葉の色もおとなしい色調に変わっていた。死にゆく葉が美しく見えるなんて不思議な気がするが「フィンセント・ファン・ゴッホ」だったら、「それは死ではなく生の色だ」というに違いない。葉を落として冬を越すのだから、命を繋いでゆくのだから。

今日の話題のひとつは歴史国立民族博物館で開催されていた「1968年無数の問いの噴出の時代」。ベ平連、三里塚、水俣、学生運動など当時の資料の数々は過去の運動の歴史というより今現在の自分に問いかけてくる。それらは現在も生きている。

〇闇と光

・米軍ヘリの落下物が見つかった緑ヶ丘保育園へのメールと電話

「自分たちでやったんだろう」「教育者として恥ずかしくないのか」

http://news.livedoor.com/article/detail/14037556/

・映画「否定と肯定」

上記ニュースを知った同じ日に観てきた。荒ぶる気持ちが静かな怒りになった。

http://hitei-koutei.com/

・不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 講談社現代新書 鴻上尚史

  「死ななくていいと思います。死ぬまで何度でも行って、爆弾を命中させます」

私は別に戦争が好きなわけでも肯定しているわけでもない。「何だ。その兵士は戦争に反対していないじゃないか」などという拍手喝采の正論と私は無縁。ただ本当のことを知りたかった。再稼働という特攻が続くのは何故なのか知りたかった。(O・O)

強風で冷たい一日だった 12月17日(日)

師走に入ってクリスマス商戦とお歳暮で街は華やかな感じもするが、文字通り寒い冬を迎えている人も多いことだろう。

経産省本館前に11時40分に到着も先着の藤原さんと二人で座り込み準備を始める。快晴の冬空ではあるが冷たい強風が吹くので旗は2本だけ、すぐ群馬からTさんが座り込みに参加だ。強風なので椅子に縛りつけた旗が倒れないように椅子に座って重石の役目をしながら藤原さん提供のおにぎりとゆで卵を戴くが2時までは人が来ず3人だけの寂しい座り込みだ。藤原さんが軍隊ラッパの練習音色で右翼の反原発か、今度は日の丸をもって来ようとからかう。寒いから先週の川柳句会参加者も少なかった。

2時過ぎからぎんなんさん、Sさん、ハシユキさん、Nさんが参加してそれなりに揃った感がある。Sさんが「おテント様は見ている」の最新CDを持ってきた。既版とあわせて4枚一組の立派な外装で1000円だそうです。テントの記録ですので皆さん買って下さい。強風の寒いなか4時に撤収した。(S・K)

カンパに感謝いたします 12月18日(月)

きょうも空は澄みわたり天気の良い1日だった。座り込みのメンバーは遅番担当のSさんが引っ越しの為お休みされた以外はいつもの仲間たちであった。時は静かに過ぎて行き、外務省に抗議に来た右翼の街宣車がいつものように口汚く罵って去っていった。四時過ぎには格さん助さんに見守られてレジェンド・Sさんが来られた。変わった事と言えば、3~4人の人達が1円玉5円硬貨10円銅貨を0・5リットルのペットボトルにギッシリ詰めたモノをかんぱして下さった。かなり重く感じられたモノをありがたく頂いた。事務所の真ん中に置いた。(S)

大間原発反対のスタンディングも総がかり行動もあった 12月19日(火)

いつもより早目に事務所に着いて、私は「大間原発反対関東の会」のTさんが毎月定例日の19日に東銀座の電源開発本社前で抗議のスタンディングデモで使用する新しいバナーの、は止め作業、相方はテントひろばニュース128号の印刷をしてから出発する。

今日の座り込みは、風も無くお天気も良く快適でした。

時々外務省の方より、街宣車の訳の分からない音が聞こえて来ましたが。

先先日の17日(日)50代の男性が名前も名乗らずに、カンパですと言って下さったペットボトルに入っていた、コインを郵便局に預金して来ましたが、何と100円玉が1個・10円玉が1501個・5円玉が445個・1円玉が1144個・合計18,479円でした。

先日のテント運営会議と本日の座り込み者で、いくら位か予想をしましたが、かなり外れていました(参考までに下は6,200円から上は13,000円)

何年もかけて、貯めていた事であると思われるお金を本当にありがとうございました。涙が出る思いです。

全ての原発を政府と電力会社が廃炉にすると決定するまで、諦めずに反原発の運動を続ける決意を新たに致しました。(Y・R)

ケーブルテレビの取材があったのだが 12月20日(水)

2時過ぎにテントに着いた。勝さんがインタビューを受けていた。相手は広島県の倉敷ケーブルテレビであった。レジェンド・Sさんは有名らしく、テントに来れば会えると考えて来られたらしい。残念ながら3時過ぎに帰らなければならないとの事で、Sさんが来たのは3時半過ぎだったので会えずに帰られました。あとで勝さんにご苦労様でした、といって感想を聞いたのであるが、勝さんは恥ずかしそうに、お粗末な話をしただけだよ、と言ってお茶を濁していました。

きょう、早番のTさんは用事があるとの事でお休みして、私の時と同じく土浦のWさんが替わってやってくれていました。暗くなって来たので、高島平のTさんが豆電球を点灯してくれました。先週は風が強くて落下してしまったが、きょうはそれほど風がなくてキラキラと綺麗に輝いていました。また、きょうはいのちをつなぐ通信を発行しているSさんが経産省前で一人でビラ配りをやっていましたがかなり早いペースで配れて喜んでいました。その中には経産省から出てきた人が二人も受け取ってくれたそうで自慢そうに話してくれました。大勢でやると相手に警戒心を抱かせるが、一人でやるとそういう事はなく受け取りは良くなるそうです。(保)

官邸前の抗議行動から 12月19日(火)転載(杉原浩司さん)

12月19日午前、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の閣議決定が強行されました。閣議決定直前に行った「イージス・アショアの閣議決定をやめろ!官邸前緊急行動」(呼びかけ:大軍拡と基地強化にNO!アクション2017)には約20人が参加。生活保護費を3年間で160億円削減する一方で、2000億円を超える巨額の武器購入によって米国の「軍産複合体」に貢ぐ最低の政治に「NO!」の声をあげました。配備候補地の人々とも連携しながら、取り組みを進めていきたいと思います。

22日には政府予算案が閣議決定されます。年末のどさくさに紛れて、イージス・アショア導入を閣議決定し、「専守防衛」を逸脱する敵基地攻撃兵器(巡航ミサイル)の購入予算を突然計上する。憲法9条の制約を取り払う攻撃の最終段階です。関連予算を削除させる本気の取り組みが求められます。ここで食い止めなければ、明文改憲の企ての手前で、憲法9条はボロボロになってしまいます。

ちなみに、当日のマスコミ取材はTBSと秋田魁新報のみで、関心の弱さも浮き彫りになりました。そうした中でレイバーネットがしっかり報じてくれましたのでご紹介します。

イージス・アショア導入反対!官邸前行動(12月19日、labornetTV、7分)
https://www.youtube.com/watch?v=UdREfcqPwYs&feature=youtu.be

軍拡ニッポンでいいのか!/陸上イージス「閣議決定」反対の声上げる
(12月19日、レイバーネット 写真速報)
http://www.labornetjp.org/news/2017/1219shasin2

官邸前行動では、「ミサイル防衛」や宇宙軍拡などに反対するNGOの国際
ネットワークである「宇宙の軍事化と核戦場化に反対する地球ネットワー
ク」( http://space4peace.org/ )からの連帯メッセージも紹介しまし
た。同ネットの共同代表であるイギリス在住のデイブ・ウェブさんと、日
本理事である京都在住の藤岡惇さんが共同で書かれたものです。

メッセージは「ミサイル防衛というシステムは、先制攻撃すると反撃され
るという恐れから米国を解き放ち、米軍が安心して先制攻撃を行える態勢
をつくることに眼目」があると指摘しています。国内で報じられていない
視点が盛り込まれています。

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12月22日(金)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)

官邸前抗議行動は6時30分から(首都圏反原連)

再稼働阻止全国ネットワークから緊急行動の案内です。
いよいよ12月27日に柏崎刈羽原発の設置変更許可を認可するようです。
それで、再稼働阻止全国ネットワーク(と原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動)で27日(水)10時から緊急抗議行動をします。
年末ですが多数の参集を期待します。
12.27規制委緊急抗議行動~東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めるな
日時:2017年12月27日(水)10時~13時(定例会議は10時半~12時)
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前 港区六本木1丁目9番9号)
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク 及び 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動
その他:抗議・申入書を原子力規制委員会に提出します(10時過ぎ)
小雨決行(柏崎刈羽6・7号機設置変更許可が議題に上がらなければ中止)

54基の既存原発の再稼働を推進してきた原子力規制委員会が、柏崎刈羽原発の設置変更許可(「合格」と報道されている)を年末の12月27日(水)の定例会議で認可すると報道されました。
福島原発事故を起こした東電、イチエフの収束も廃炉への道も被害者賠償も見えない中で膨大な費用を国民に税金と託送料金で払わせている東電、免震重要棟の基準地震動未達を3年もひた隠しなど数々の不祥事を起こしている東電、トリチウム汚染水問題で漁連を怒らせた東電、こんな東電に原発再稼働を許すことはできません。
10月4日の定例会議で確認してパブコメをかけ締め切ってから一カ月半も経過して年末最後の定例会議で決定しようとするのは、900件余りのパブコメ意見に対してまともに回答できないからでしょう。
緩きに過ぎ合理性を欠く「新規制基準」と甘い甘い審査ゆえ、柏崎刈羽原発の再稼働は非常に危険です。
それだけでなく、東電は規制委が新たに持ち出した「適格性」が無いばかりか、原子炉等規制法43条の3の6の「経理的基礎」も「技術的能力」もなく同法に適合しません。
東電福島第一原発事故を起こした東電が、イチエフの廃炉への道も全く見えていない中でその費用を「国民」に押し付け、さらに再稼働を認可されるなんて、私たち「国民」はなめられているのではないでしょうか。
怒りを結集しよう!
定例会議は、12月27日(水)10時半から開催されます。
定例会議開始前の10時に原子力規制委員会前に集まって抗議を開始し、定例会議を傍聴する方はそのまま中に入り、残った者は続けて外から抗議を続けます。
また、今回は、申入書を10時10分に提出します。
みなさん、是非六本木ファーストビル前に結集願います。

また、可能な方は原子力規制委員会定例会議を傍聴してください。
規制委定例会議の案内は次です。
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/00000298.html
既に傍聴申込を募集しており、締切は12月26日(火)午前中。
短いメール一本で傍聴申し込みができます。
宛先:nra-bocho@nsr.go.jp
タイトル:第57回原子力規制委員会の傍聴希望
本文:原子力規制庁 長官官房 総務課 会務担当 御中
第57回原子力規制委員会(12月27日)の傍聴を申込みます。
氏名:漢字(カタカナ)
職業:
連絡先:電話・FAX番号、メールアドレス
あるいは、電話でもFAXでも申込み可能です。TEL:03-5114-2108、FAX:03-5114-2172
年末年始の経産省前テントひろばの行動
★経産省抗議行動
年末は仕事納めの28日(木)に抗議行動、29日(金)は休みます。
日時:2017年12月28日(木)17時~18時(29日は休み)
場所:経産省本館正門前
主催:経産省前テントひろば
年始は1月5日(金)から実施します。
★経産省前座込み行動
年末、年始も毎日経産省本館前で座込み抗議を実施しています。
平日:12時~17時(冬時間)

年末・年始・土曜・日曜・休日:12時~16時
○紅白歌合戦
12月31日(日)19時~24時
経産省本館前
ヴォーカル、合唱、合奏など
○年始餅つき
1月4日(木)(12時までに事務所で餅つきを行う)
経産省本館正門前(12時~14時)にて、餅各種、豚汁等を振る舞う。
ご近所(省庁)回り、経産省抗議初め