テント日誌12月27日…年末年始は経産省前テントひろばへ!

経産省前テントひろば1569日

今日は冷たい風が吹き寒かった!

今年一番の寒さではなかろうか。
昨日植木職人が来てテントの後ろの木を剪定したので経産省が丸見えになった。
それで余計寒々とした感じだ。
午前中は通行人も少なく静かだったが、カイロを貼って膝掛けに包まって東京新聞を読みながら座り込む。
浜岡原発の防波壁完成の記事にびっくり。
再稼働に向かっての工事だったと思うと許せない。
昼近く第2テントのOさんが来て数時間座ってくださった。
寒いから気をつけてとカイロを差し入れに来てくれた人も居て感謝です。
美術館を見てフレコンパックの耐久性など話して帰られた。
その後風邪を引いてしばらくこられなかったと言うヨーカンさん・テント前に人が居ることが大事と毎日来てくださるM子さんが来て嬉しかった。
埼玉のKさんも居たので私は3時過ぎテントを後にした。(I・K)

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核燃料プールと核爆発

冷たい風が吹く今年最後の日曜日、テントでは核燃料プールの議論で盛り上がった。 実は総計約2万トンの使用済み核燃料が各原発敷地と六ヶ所再処理工場の使用済み核燃料プールに保管されている。燃料プールには原子炉内の数倍の燃料が入っており、密閉性の格納容器と異なり、プールは大量の長寿命放射性核種セシウム137を放出しうる。さらに、原発再稼働の1年後に炉心から取り出されてプールに移される燃料は、もっと熱い。福島第一原発事故時の4号機で爆発が起こりプールの核燃料が大気にさらされることを心配したことを思いだせば、この危険は誰にも認識できる。

各原発現地にあるプールの問題は、もっと詳細に報道され、議論を巻き起こす必要があるのではないか。核燃料サイクルが破綻していることとともに。一方、元三菱重工のFさんは、前日の講演資料を見せて、福島第一原発事故において、3号機の爆発は使用済み燃料プールにおける核爆発だと主張する。その根拠を次のように話した。

★爆発映像や写真では、1号機の水蒸気爆発(白い煙)と異なり黒い煙である
★爆発によるきのこ雲の高さが数倍もあり巨大な瓦礫が落下した
★セシウムホットボールが真球になっている
★使用済み燃料プール上方の屋根フレーム鉄骨が超高温に晒されて広島原発ドーム鉄骨のように飴細工のように曲がっている
★3か月後に3号機タービン建屋屋根(直径14mと直径4mの穴)カバー設置の修理をした際に作業員が12mSvの大量被ばくを受けた
★東電が3号機側からの高放射線を遮へいするために3号機に向けて衝立(バリア)を建てた
★東電が、福島3号機原子炉格納容器蓋の上方にあるコンクリートシールドプラグ周辺の雰囲気線量測定し、最大値 2,170mSv/時を確認などなど。

私にはFさんの主張の真偽を判断できないが、1号機と3号機の爆発写真を見る限り爆発の違いを強く感じる。事故後5年を迎える前に、このことがもっと議論されていいのではないか。

それにしても、福島第一原発3号機の爆発が水素爆発であれ核爆発であれ、使用済み核燃料プールに重大なリスクが存在することは明らかだ。最終処分の問題とともに、原発稼働前に、燃料プールの状況・燃料プールのリスク・今後の保管・管理・場所について、より広くより詳細に論ずるべきである。
(K・M)

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- 年末年始は経産省前テントひろばへ! ―

   (テント年末年始企画)

12月31日(木)

21:00〜23:45  ―― 関電前プロジェクトの皆さんと中継で結んで ――

『世界から原発なくそう!反原発紅白歌合戦 エピソードⅤ〜トリプル・スリーって何だっけ?わたしの今年の流行語大賞!〜』

★紅白出演者のみでなく、観戦者からも、今年の流行語を募り、大賞を決める。

問合せ:chikarasongs@hotmail.com  (浦邉 力)

23:45〜24:15

『ゆく年!来る年!カウントダウン!』

●1月1日(金) 00:30〜燃え尽きるまで

『こら(筑紫)哲也!何ばしちょっとか!Vol.2 大島渚、野坂昭如も、水木しげるもいらっしゃーい♪安保なんかアンポンタン!朝まで生激論会!』

●1月2日(土) 10時集合 10時半スタート 12時半まで

2016新春経産省包囲マラソン

 トップランナーには【経産省包囲したで賞】授与。走った後はトン汁で体温めます。参加申し込み先 たかはしひでみ(090-7217-4812)

●1月3日(日) 12時―14時30分

新春川柳句会

 乱鬼龍選

15:00〜燃え尽きるまで。

第96回「After311〜霞ヶ関の中心で愛を叫ぶ‼︎」2016新春スペシャル

経産省前テント・オープンマイク特別篇

★主催:浦邉 力

 ●1月4日(月)10時―1130

新春経産省前餅つき大会

搗きたての御餅を持って霞ヶ関界隈の官庁へのご挨拶周りも行います。

● 1月7日(木) 18:30〜21:00

第97回「After311〜霞ヶ関の中心で愛を叫ぶ‼︎」

経産省前テント・オープンマイク

★主催:浦邉 力

● 1月10日(日)14時―

新春講談・落語会

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年明けの国会周辺での行動等から

◆通常国会は1月4日(月)に開会し、まずは補正予算の審議が行われます。開会日の4日は以下の行動があります。

戦争法廃止!安倍内閣退陣!1・4国会開会日総がかり行動 4日(月)12時~13時 衆議院第2議員会館前を中心にした行動です

◆20日に記者会見し発足した「市民連合」。詳しくは

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/b6750f101362b30b07c55fee268a978f

「市民連合」の最初の行動は1月5日(火)正午~午後1時半、新宿西口での街頭宣伝です。野党などのあいさつが予定されます。

●関西電力東京支社抗議行動  高浜原発再稼働やめろ!
日 時:1月6日()17:30より18:30
 場 所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)
よびかけ:再稼働阻止全国ネットワーク

1/6東電は原発事故の責任をとれ!第27回東京電力本店合同抗議行動 東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:1月6日(水)18:30より19:30
場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体

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経産省前テントひろば・反原発美術館

Occupy Kasumigaseki Anti-nuclear Tent Museum

「経産省前テントひろば・反原発美術館」がオープンしました!

反原発美術館は好評で毎日多くの人が訪れています。テントに顔を出したり、足を運んだ人だけでなく、通り掛りの人も寄っていただいております。

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●経産省前テントひろば 反原発美術館

年中無休・入場無料

開館時間:12:00~20:00

※イベント開催時は、開館時間が異なる場合があります。

※原則無休ですがメンテナンス等の事情により休館している場合もあります。

美術館所在地:東京都千代田区霞が関1-3-1

最寄駅:東京メトロ「霞が関」駅A12a出口、銀座線「虎ノ門」駅7番出口

主催:原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

コーディネーター:早川由美子(映画監督)