テント日誌1/4日 経産省前テント広場―481日目…新春餅つきも大会は賑やかに、テント防衛集会は寒風をついて

新春は穏やかで温かい日差しの中でと書いたばかりだったのに、寒の入りを前にした4日は一転して寒かった。年末から年始にかけてテント前では様々なイベントが行われたが、今日はその最後とでも言うべき新春餅つき大会とテント防衛集会が持たれた。

餅つき大会は今年で二度目である。淵上代表のつき始めで次ぎ次ぎとつき手は変わり餅は出来あがる。餅をつく人も見ている人もどこか少年や少女に帰ったようなおもむきもあり、少し風が冷たい中だったが楽しさが溢れていた。あんこ餅、きな粉餅、からみ餅、さらには納豆餅などの様々な餅が出され、参加者は「つきたてはおいしい」と言いながらほうばっていた。道行く人や飛び入りの人にも振舞われたが好評だった。豚汁もおいしく彩りを付けてくれた。僕らの挨拶として各官庁等に餅を配ったのであるが、受け取りは様々で対応ぶりはおもしろい。経産省は強固に受け取りを拒否しているが、農水省などは違う。各省がテントのことをどう見ているのということもあってその対応には興味をそそられるところもあった。

午後の一時からはテント前での記者会見があり、テントをめぐる動きや今後についての話がなされた。みんなの関心は安倍政権の対応とそれに対するこちらの動きということにあるが、我々は大きな原則的立場しか語りようがない。我々の意思でテントを撤去することはないというや脱原発運動の持続、発展に寄与するということなどを考えるということだ。あちらこちらで多くのみなさんの意見も聞こえてくるが、じっくり考えながら対応して行くとしかいいようがないのが現状である。

夕方の5時からはテント防衛の集会が持たれた。陽射しも落ちて寒風の中での集会になった。集会には広瀬隆・落合惠子・澤地久枝さん、さらには首都圏反原連のメンバーなど多くの人たちの発言をうけ盛り上がった。安倍晋政権は発足早々、原発ゼロ政策の見直し、新規原発の廃止の撤回など反動的な言辞のもと地金を露呈させてきているが、衰えることない脱原発運動がその解答になるだろう。新春に向けて多くに闘いの日程が明らかにされつつあるが、我々は手を緩めることなく前進する。テントには全国のみなさんからの年賀状も届いている。次の機会に紹介させてもらう予定だ。   (M/O)