テント日誌2月11日版

経産省前テントひろば1807日後

コロナ禍出の苦境を訴える青年の声、麻生氏に届いたか   2月5日(金)

今日は大間裁判の口頭弁論期日。イロハネットの人たちはほとんどそちらに行き、Saさんと Miさんがセッテングに参加してくれた。今日はあまり、風も強くなく幟旗もバナーも取り付け座り込みを開始できた。時々突風が吹いてきて椅子にくくりつけた幟旗が倒れてしまうこともあったが何とか無事に過ごすことができた。

12時半ごろに小型のトラメガを持ったお兄さんがやってきて、財務省と経産省に訴える。「コロナで庶民は大変苦しんでいる。仕事がなくなり収入も減り家賃が払えない。麻生さん何とかしてくれ‼今の大学生は1日300円で暮らしているのを知っていますか?麻生さん‼1回300円じゃあないよ。1日300円だよ。カップラーメンの値段知っていますか?本当に大変なのだよ‼家賃補助してくれないとアパート追い出されちゃうのだよ。わかっていますか?消費税を下げるとか、給付金20万円、30万円を出してくださいよ。我々は今までちゃんと税金払ってきたのだよ。お願いしますよ‼」悲痛な訴えだ。経産省に対しても同様に訴える。「原発再稼働はやっちゃだめだよ。核のゴミはどうやって捨てるのだ‼プルトニュウムいっぱい貯めてどうするの?原爆作るなんてやめてほしいよ。これから厚労省へ行ってくる」と言って出かけて行った。コロナで苦しめられ人々がみんな怒っている。

1時過ぎるとレジェンドSさんがやってきて暫くしてから浦和のHoさんも現れる。それを見て、MiさんもSaさんも大間裁判の報告集会が開かれる議員会館に向かう。歩道を行きかう霞ヶ関界隈の官僚たちも随分数が少ない。きっと、テレワークで自宅勤務しているのだろう。座り込みのメンバーはJ若干少ないがいつもと変わらずの面々が椅子に座ると椅子が足りないほどになる。3時には下駄のKさんがやってきて後半に引き継いだ。私は4時少し前に文科省前のサイレントスタンデイングに向かう。今日も15人ほどのメンバーが参加した。コロナ禍ではあるが、訴え続けることが力になると信じて続けている。頑張るぞ‼   (S・S)

エネルギー基本計画「意見箱」に原発廃止の意見を出そう    2月5日(金)

15時前に到着。春一番が吹いたとかで暖かい。北国の方に申し訳ない程、東京周辺は今年も積雪を経験していない。久しぶりに、「経産省は大嘘つき、…」と叫びながらテントニュースなどを配る、30分で10セット程。

17時からMoさんの「座り込めここへ」の歌と経産省糾弾コールで抗議行動を開始。エネルギー基本計画についてTaさんが資源エネルギー庁の進め方や東京新聞記事から相変わらず原発推進しようとしている経産省を批判。私から、「原発は絶対にクリーンでは無い」ことを訴え、前日に開催された「エネルギー基本計画自主的意見聴取会」(ZOOM会議・エネ庁交渉)を報告し、資源エネルギー庁が開始したエネ計「意見箱」を紹介して意見提出を薦めた。

続いて、「オリンピック終息宣言展」紹介とアンダーコントロールで招致した五輪のご臨終、Naさんがコロナ口実の市民の自由弾圧批判、Yoさんが菅政権批判、Hoさんが「サンケン勝利の歌」紹介、Miさんから森発言を巡る議論、千葉から・Asさんから・Saさん他から脱原発の強い訴え、…とアピールが続いた。「原発はいらない」「真実は沈まない」の歌と再稼働反対コールで、18時過ぎに経産省抗議行動を終った。参加は約35名。この日は大間裁判と報告集会が開催されたが、同時刻ゆえ報告は適わなかった。片づけの荷物運びはNaさんと。 (K.M)

五輪精神に反して不適切だった、それでどうする 2月6日(土)

手袋なんかいらないホッとする暖かさ。一日ごとに日が長くなり影の位置も毎日変化している。鳥たちは春が近いと感じているかのようだ。今日は散歩の犬がとても多くて弾ける笑顔を見ていて楽しかった。人間と一緒に歩いているだけなのになんて幸せそうなのだろう。ずっと続けてきた座り込み。誰かを幸せにできるだろうか。

〇総理の言葉は国民にしっかり届いている

公助は突破率2割、鉄壁の水際撃滅の生活保護。「国民は票と税を差し出せばよい。あとは知らん」と理解しました。

〇立憲民主党の中村喜四郎や岡田克也ら約10人が、新たな党内グループ「小勝(しょうしょう)会」を結成

小さな勝利ではなく、小勝(ちびかつ、神楽坂の日本料理店)でもなかった。「小選挙区で勝つ」という意味を込めたそうだが国民のことより自分たちのことだけなのだね。党内主流派を目指し、共産党との「野党連合政権」構想に反対なんだとさ。正気かい?

〇With 自民党

「不適切」とは「しまった!やべぇ!」ということ。「撤回」とは「人に向けた刃を一旦鞘に戻す」ということ。もう沢山。

〇五輪のカウントダウン

森   林   木   十   ×

〇五輪を盛り上げようとして森下げた

動かぬ証拠。ノーカット映像です。

森会長、発言撤回し謝罪、辞任は否定「五輪精神に反し不適切だった」(202124日) – YouTube

〇『令和の運び屋』は「Uber Eats」 のことではなかったのだ。

そう、新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣のことです。

『プロジェクトXみたいな、結構大きな仕事になるんだろうなと』・・・私個人的には残業、徹夜、休日出勤(すべて頭にサービスがつく)を連想してしまいます。私の場合エックスではなくペケでしたが。はい本題に入ります。

ワクチンの接種体制の確保とは「ロジスティクスの構築」ですね。「必要なものを」「必要な時に」「必要な量を」「必要な場所に」届ける(補給する)ということですね。うわあ、難しそう!現場を担当する皆さま、宜しくお願いします。現場が頼りですから。『デタラメだぞ』に負けないでください。

需要と供給との適正化を図るということであれば『突破力』は二次的な要素になりますか。英語の「logistics」は、ギリシア語で「計算を基礎にした活動」ないしは「計算の熟練者」を意味する「logistikos」に由来するそうです。『やるということが大事なのでプロセスはどうでもいいだろうと思う』とはいかないようです。

運び屋を英語で言うと「Carrier」のほかに「Mule」があります。ラバ、頑固者、(麻薬・密輸品などの)運び屋という意味です。The Mule(運び屋)という映画がありましたね。 面白かった。DVD買ってしまいました。ということで『発信力』を行使する前にひと呼吸考えましょう。センスも磨きましょう。それと受信力も必要です。耳を傾けることが大事です。

あと、ひとつだけ。運んだら後は知らん・・・なんて言わないで。ねえお願い。   (O・O)

2月7日は「北方領土の日」  2月7日(日)

2月7日は「北方領土の日」。右翼の街宣車数台が、朝から、外務省前に陣取り、政府の無策をなじっていた。機動隊も、ワンサカいた。街宣車が外務省から帰る時、経産省前の脱原発座り込みを見て「おまえら、いくらもらっているんだ??」と、いつもの悪態をついた。

先週日曜日に続き、今日の座り込みも快晴で、ずっと日光を浴びた。風もなく、春を通り越した感じ。今日の出席は、サイクリングの遠藤さん、ストウさん、サッシー、M・Kさん、レジェンド斉藤さん。サイクリングの二人は、いつもどおり、12時30分頃、すぐに帰った。M・Kさんは、途中で、「君が代、日の丸裁判の集会」に出かけていった。日曜当番のはしゆきは、ひざ故障で、当分、おやすみ。

私(原子力ガリレオ)は、今日も、経産省周囲のごみ拾い。経産省内のごみ(不良官僚、大臣)は、なかなか、つまみ出せないが、経産省周囲のごみ拾いは、できる。添付写真のとおり、45リッターのごみ袋を2袋分のごみ。レジェンド斉藤さんが、写真に入っている。元気で、なにより。

座り込み終了定刻(午後3時)の後、西新橋事務所には、私が一人で帰り、後片付け。事務所に不燃物ゴミがたくさんあったので、持ち帰った。    (原子力ガリレオ)

何気なく見える座り込みも人々に届いている 2月8日(月)

天気予報通り日本列島全体が寒気団にすっぽり覆われてしまったためか、今日は昨日とは打って変わって空気が例たく手袋なしではいられなかった。経産省前に着いて暫くは薄日が射していて暖かくて良かったがその後、空が雲に覆われてしまってからは強い風の為に体が芯まで冷えてしまった。

このような中でも裁判傍聴の前後に座り込みに参加された人々がおられたので今日の座り込みは10人を超えた。その裁判とは沖縄・高江のヘリパッド建設反対運動を弾圧するために警視庁機動隊が動員されたがそれは法的根拠がなく違憲・違法だとして訴えたもの。一審判決は一部ではあるがこちらの訴えを認めているので控訴審でも裁判官は真相を知ろうという姿勢を見せているので大いに注目されている裁判である。

裁判が始まる3時前後に座り込みに参加していた人や(木)座り込みのOさん、Nさんらがバラバラで来られた。どうしたのか聞いてみると抽選に落ちたとのこと。大法廷だが裁判所はコロナを口実に三分の一の30人位しか傍聴を認めなかった為であった。それでも4時から参議院会館で報告集会が予定されているとのことなので思い思いにそちらに向かわれた。

今日は午前中に・秘密保護法廃止!共謀罪廃止!・集会が行われていた。それにも参加した(火)担当のYさんがある人からカンパを頂いたと言って三枚渡してくれた。その人はYさんに・テントひろばの人ですよね❗ と言ってカンパしてくれたとのこと。嬉しい限りである❗ 毎日何気なく座り込んでいるようであるが、経産省前の座り込みという抗議行動は人々の中に確実に認識されている❗証拠である。(保)

見通しの暗い事ばかり続く世の中だが 2月9日(火)

今日は出発が遅れて、12時直前に経産省前に到着。空は晴れているが、予報通りに冷たい風が吹いて横断幕は椅子ごと飛ばされそうになる。今年は福島での東電原発事故から10年。その東電は汚染水の海洋放出が廃炉作業に不可欠と言い、JOCは差別発言の会長を擁護し、菅首相は息子を庇う。東電の廃炉も今年のオリンピックも自民党政権も、同じように見通しは暗い。テントひろばは明るく座り続けよう。(EO)

もうオリンピック中止を決めるべきだ 2月10日(水)

暖かく、セッテングの時はセーターでよし。バナーの取り付けには30分くらいもかかる。その後はお弁当を食べて、当番として坦々と座り込む。

規制庁抗議から、ヨーカンさん、Oさん、木村ゲタさんが回って来られた。3人ともアメリカ大使館付近で警察から「どこから来たのですか」「どこに行くのですか」などと職質を受けたそうだ。そのあたりでの職質はいつもなのだが、でも、そういうのを許してはいけないと3人は言っていた。この頃、駅そばなどでの職質も多いそうだ。「どこから来ようとどこに行こうと大きなお世話だ。」「あんたたちは森発言をどう思うのか言え!と聞きたいところだ」。

今日は早番、遅番の当番は勢ぞろい。

森の女性差別発言は保守政治家ばかりでなく、多くの日本人の男たちはやっている。若い女性たちが根本からあらためなければならいといっているのはその通りだ。森や二階の発言は許せない。コロナ危機は続く。オリンピックはやめるべきだ。オリンピックは嘘つき安倍が福島原発事故について「アンダーコントロール」とウソをいって招致したのだから最初から間違っているのだ。

菅首相にもあきれる。自分の息子の写真を見せられて「誰だかわからない」なんていうとは。息子が政府の役人をもてなすとは! 腐りきった政府であり政治家たちだ。

風が出てきて寒くなる。レジェンド斎藤は毎日来られる。お元気! NAさんもこられる。座り込みは2人から始まるが、だいたい10人にはなる。(T・I)

森喜朗の東京五輪会長辞任の報道が伝わってきた 2月11日(木)

今日は、祭日で経産省前の人通りは閑散としたものだったが、八王子のKさんがいつものようにお煎餅と、諦めないお饅頭の差し入れを持って来てくださいました。そのKさんに当番のIさんが、いつも富士山とタンポポのバナーの下に下げている自前のポスター(テント設置日より0000日、強制撤去日より0000日等を記入)に、「命どう宝」と「あきらめない」の文字と可愛い絵をカラーの絵筆で描いて頂き大喜び。これは以前より、今度来られた時には描いて頂くのだと言っていて、待ちに待ったものでした。あとは水曜日当番のTさんも来られて、Kさんや当番者と暫し歓談をして行きました。

座り込み中に、サメの脳みそと言われた、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長、森喜朗が辞任の意向というニュースが入ってきた、森の女性差別発言が、国際的に非難され、国内でも聖火ランナーの辞退、ボランティアの辞退者の続出で追い詰められての

辞任、それを「余人をもって代え難い」などと擁護していた自公政権与党の幹部、本当に世界の恥さらしだ!マスゴミも何を報道しているのだ!IOCなどと言っても、オリンピック憲章の理念を踏みにじり、スポーツを利用した一つの営利団体ではないのか、それをさも国際的に権威ある国際団体のように見せかけて来た、政府・マスゴミの責任も大きい。

撤去の時間までにレジェンド斉藤さんが来られず、いつも何かとお世話をして下さるKさんがお弁当とスープを用意して待っておられました、今日が祭日と気づかず撤収時間に間に合わなかっただけなら良いのですが、後ろ髪を引かれる思いで経産省前を後にした。 (Y・R)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その161

次世代にツケを先送りしないため、原発を止め、「核のゴミ」は人間の目の届くところで!~小野有五さん<寿都町、神恵内村で明らかになった「核のゴミ」地層処分の問題点

2021年2月9日 木村雅英(経産省前テントひろば)

地理学者小野有五さん(北海道大学名誉教授)の<寿都(スッツ)町、神恵内(カモエナイ)村で明らかになった「核のゴミ」地層処分の問題点>(岩波科学、1月号、14ページ半)がとても興味深い。経産省とNUMOが「核のゴミ」についてあまりにひどい対応をしていることを指摘するとともに、「核のゴミ」の処分について建設的な提言をしている。<

NUMOによる「核のゴミ」の地層処分事業の根本的な問題点を提示したい。

1 NUMOの「核のゴミ」地層処分事業の非公開性

2017年以来「科学的特性マップ」を使いNUMOがやってきた「住民との対話」は、「NUMOの主張をご理解いただく」ための形式だけの「対話」。

2 「説明会」での「説明」の問題点

★ NUMO(Nuclear Waste Management Organization、原子力発電環境整備機構)は、原発を有する電力会社が100%出資してつくった組織で、政府機関ではない。

★ 都合のいいことしか伝えない海外の実情と、「責任論」の強調

★ まったく「説明」されない低レベル放射性廃棄物の危険性

ウランより原子番号の大きな放射性物質TRU(Trans-Uranium)も「地層処分相当低レベル放射性廃棄物」。処理が困難なTRUの地層処分が同時に行われることを隠蔽している。

★ 天然の「地下空間」と異なり「地層処分施設」はつねに地表と繋がっている長大なトンネル

コンクリートは時間とともに劣化しひび割れる。鋼鉄製のオーバーパックは千年もたない。

3 「科学的特性マップ」の非科学性

★ 北海道胆振(イブリ)東部地震は、NUMOの「科学的特性マップ」の「適地」で起き、誰もが予測しなかったほどの大きな被害を与えた。

★ 寿都町と神恵内村の「適地」の危険性

4 では、どうすればいいのか?

★ 原発を可能な限り早く止める、ということこそ、次世代にツケを先送りしないために、真っ先に取り組むべき現世代の責任。

★ 日本学術会議は2012年に地層処分問題に関する意見書を政府に提出している。原則50年間は、人間に目のとどくところで乾式貯蔵などの暫定保管をすべきである、と。

経産省は、4年前に新たに「科学的有望地」を選定すると言っていたけれどできず、予定変更して「科学的特性マップ」を公表した。ところがそれも全く信用できない。経産省は、NUMOとともに科学的知見を無視して地層処分をするそぶりをして、3.11東電福島原発事故以前と同様に原発の再稼働を進めている。安全性が全く担保されていないのに。

「核のゴミ」問題から考えても、原発の稼働は絶対に許されない。

なお、次のパンフレットもご参考に。

★ パンフレット<知っていましたか? いま 地層処分しては いけない 8つの理由>

「行動する市民科学者の会・北海道」(HACASE)(2020年11.11発行)

(入手方法)千円のカンパで10部送ってもらえる(送料は会が負担)

郵便振替 02760-4-49497(加入者名:行動する市民科学者の会・北海道)

★ 小野有五さんの講演  

https://www.youtube.com/watch?v=8rxqNf56sjs

2月19日(金) 経産省前抗議集会(毎週)

17時~18時 経産省前テントひろば

2月19日(金)福島原発千葉訴訟

東京高裁101号法廷 15:00~・2月19日(金)

国会議員会館前(総がかり行動)18:30~19:30