テント日誌2月14日

経産省前テントひろば1807日後

新型コロナウィルスについて思うこと 2月9日(日)

テレビでは新型コロナウィルスによる肺炎の世界的な広がりの問題を繰り返し報じている。この過剰という報道ぶりにうんざりというところもあるのだが、そうは言っても目を離せない。報道で事態の本当のことを知り、不安感を解消したいのだが、不安感は徐々に深まっている。この新型コロナウィルスの感染と症状については楽観論と悲観論があり、僕は楽観論であって欲しいと思ってきた。楽観論に何となしに組みしたい心理が働いていたのだと思う。新型コロナウィルスが中国で発生し、身近な問題というよりは自分には遠い存在だと思ってきたこともあると言えようか。でも、最近、どちらかというと悲観論に傾いている。暖かくなったら収まっていくのではないかという楽観論で収まってくれればいいのだが、僕の見方は悲観論に傾斜している。これは意外と身近なところにやってくることかもしれないと思い始めていることでもある。

もとより、新型コロナウィルスのことはわからないし、僕の判断はテレビや新聞などで手に入れた知識で素人の判断に過ぎないことは十二分に分かっている。信頼できる専門家(医療)の診断というか、評価が欲しい。信頼できる専門家の診断(科学的判断)が欲しいが、これについては誰を信頼していいのかわからない。友人に専門家いて見解をメールでいただいた。それを読んでホットしたのは事実だが、彼の見解はどちらかというと楽観論で、悲観的意識が強まってきている今はもう少し、突っ込んだものが欲しいと思っている。ただ、新型コロナウィルスによるは肺炎についての認識(診断)や対応については政治権力の問題があり、それへの不信があって、僕の不安をより強めているのかも知れない。

いうまでもなく、新型コロナウィルスは中国(武漢)で発生した。その性格や病状、また対処方法を仕切ってきたのは中国政府である。僕は中国政府の発表などは信用してはいない。日本の政府筋も同じである。それは中国と日本の権力に同じような不信があるからだ。本当のことを発表し、伝えるはずがないという不信があるからだ。例えば、日本の政府は新型コロナウィルスの感染や広がりがオリンピックに関わるような事態になれば、その本当のことを隠し、操作を施した発表をするかもしれない。そんな馬鹿なことをするはずがないと思うかもしれないが、僕はそうではないと考えている。福島事故への科学的対処でなく、オリンピックのために復興を掲げ臆面もなく語っていることは一つの例だ。

国会では「桜問題」の質疑が続いいており、安倍首相はそれにしびれをきらし、「質問が非生産的」で、「意味のない質問だ」とヤジを飛ばし、混乱を助長させている。確かに、国会での質疑は政府がやろうとしている政治政策をめぐって行われるべきだろう。それが、本来の姿であろう。けれども、そうでない事態を生み出しているのは政府を含めた現在の政治のあり方に起因するのである。これはデーター偽装などの政治的不正が蔓延していることでなどをあげれば明瞭ななることだ。

例えば辺野古基地建設において地盤調査のデーター(工事の根拠覆す実測価)を伏したまま工事をすすめていることがある。同じように敦賀原発では原電が原発の下に「活断層」があるというデーター(地質データー)の書き換えをやっている。これらはほんの一例だが、こうした不正が蔓延している。それが明るみに出る時、人々は衝撃を受けるが、反応はマヒしてしまうような頻繁な事態になっている。いうまでもなく、「森友・加計」学園問題の疑惑とそれへの対応はその象徴と言っていいのであり、桜疑惑もそうである。何らかの政策の是非の以前の政治が腐っているということである。政治家が倫理やモラルを失っているとも言えるし、政治が最低限の規範を失っているともいえる。だから、新型コロナウィルスについても正確な事実でなく、改竄したデーターを公表するかもしれないと疑ってかかることに根拠があるのだ。不正行為を自分たちの都合のために恥じらいもなくやるということを政治がやれば、社会にもそれは蔓延する。それが現在に事態である。

こういう政治(権力)の存在の批判は権力がどのような政策を行うかということの批判と違って難しい。こういうことを容認する構造ができているからだ。

これを糺して行くことに困難を感じ、下手をするとニヒルな心的状態に置かれることになりかねない。ニヒルな心的状態に陥りがちな中で、腐って行く政治と闘わなければならないのは困難なことだ。

新型コロナウィルスの今後に僕が悲観的な気分になるには、それを押さえこんで行くことに困難性があるのではと予測していることもあるが、現在の政治のありようも関係している。現在の政治は新型コロナウィルスの広がりに伴う不安を加速させる契機になっているのだ。これは中国だけのことではない。

(三上治)

テントひろばは一転にぎやかになって   2月10日(月)

今日は寒さの底だという天気予報だったので覚悟をして経産省前に行ったが、幸いなことに風があまり吹かなかったので座り込みには楽であった。       経

産省前の人通りは日曜日と建国記念日の間に挟まれた事が影響しているのか少なかったように思う。

座り込みに訪れた人も少なかった。レジェンド・Sさんを含めて8人であった。ここまで書いてきた後に桜を見る会を糾弾する集会に参加する人達が3名座り込みに参加してくれた。また2ケ月振りに虎ノ門病院に来た人が帰りに寄ってくれて大金をカンパしてくれました。テントひろばニュースをお渡しすると喜んで受け取ってくれました。

これで寂しかったテントひろばは一変に賑やかになりました。そこで早番のSさんも張り切ってCDを掛けながらアピールを始めました。レジェンド・Sさんもそれに続いてアピールをして時間が来るまで発信し続けました。時間が来たあと急いで事務所に帰って桜を見る会を糾弾する集会に参加する為に官邸前に出掛けました。(保)

旗(日の丸)を出していたのは経産省だけだった 2月11日(火・祝)

今日は休日、風もそれほどでもなく温度もまあ~まあ~時間も15時迄なので楽な座り込みでした。本日一度だけだが、日の丸を付けた街宣車が5台程通過した、その中の1台が、そんなところに座っていると、コロナウィルスにかかってしまうぞとか、トンチンカンな事を言っていた、あの連中の言っていることは、全てそんなものだ。

今日はなんか賑やかな一日だった 2月12日(水)

春の陽気。風もない。坦々とセッティングし、座り込む。

すぐに、袴田さん救援を闘うAさんが裁判所前の抗議行動で使うトラメガを取りにきた。それからすぐに、今度は「砂川事件裁判国家賠償請求訴訟(伊達判決)に行きます。神奈川から来たのです」と言う人が挨拶してくれて裁判に行かれた。ヨーカンさんが規制委員会抗議のあと寄ってくれた。

倉田さんはいつものように演説。原発のこと、カジノのこと、国会のことなど訴えたいことが山ほどあり、演説は熱を帯びる。演説は回を重ねている分、どんどん滑らかになって行く。今日はマイクの音量もよく、聞かせた。

Sさんはドライ野菜を持ってきてくれた。砂川裁判の関係者の由井さんは座り込みの後、裁判の報告会に行くそうだ。由井さんは60年安保闘争の時の全学連や東京地評のビラ類のファイルを持ってきていて見せてくれた。一瀬弁護士はそれをスマホで撮った。由井さんはものすごくたくさんのいろいろの資料を保存しておられるが、順次、大学などに寄贈しているそうだ。通りすがりの比較的若いサラリーマンがカンパをしてくれた。保っちゃんが来て、パンを分けてもらう。今日はなんかにぎにぎしい。(T)

遅番にバトンタッチして後、3人の方からカンパを頂きました。よく来られている方、袴田さん救援のAさん、伊達判決を生かす会の方々でそれぞれの人にテントニュースをお渡ししました。そのあと福島原発事故は終わってないこと、故郷は放射能が積もっていて帰りたくても帰れない現状を告発した歌のCDボリュームを上げて流しました。何時も通っている人は早足で駆け抜け、或いは固い表情で通り過ぎて行く。あまり来たことがない人はこの音楽は何だろう?と覗き込んで幟やバナーを見て納得して通り過ぎて行った。それぞれの表情の違いが面白い。何回も聴かされていくうちに脳裡に残っていくのではないかと思い、今後も続けていきます。(保)

木内みどりさんの「お別れ会」に 2月13日(木)

それにしても休日の官庁街は閑散としていて、のんびりと新聞や本をゆっくりと読める、ただ悩みは昼食をする所が、ほとんど休みという事である。

ちなみに各省庁の屋上をグルリと見渡したが、日の丸の旗を掲げていたのは目の前の経産省ただ一つだけであった。(Y・R)

天気予報では朝のうち雨でそのうち晴れると言うことだったのに朝起きたら曇り、しばらくして降り始めたのでいやーな気分でいたら予報通りまもなく止んでほっとした。雨は座り込みの大敵です。

いつもより出遅れて12時に経産省前に着いたらYさんとヨーカンさんですっかりセットが終わっていた。

風もなく太陽が輝いていたので暖かくコートを脱いで座っていた。

しばらくして昨日沖縄から帰ってきたと言う方が少し座って下さり、カンパまで頂いた。

2時過ぎ木内みどりさんとのお別れ会に行くと言う方が二人寄って下さった。私も遅番の人とバトンタッチしてお別れ会に向かった。

素敵な会場に豪華な花に囲まれた写真をメインに若いころからの写真も一杯飾られ、思い出の品々や愛車イセッタ迄展示すると言う素晴らしい演出でした。

その愛車赤いイセッタを国会前「安倍政治を許さない!」にいらしたときちらっと見たこと思い出しました。会場はたくさんの人であふれていてゆっくり見られなかったのがちょっと残念!

それだけ彼女は多くの人に愛されていたのですね。

私はみどりさんの小さなラジオはほとんど聞いていなかったのですが、

ご本「私にも絵が描けた!」は購入して楽しく読ませて頂いた。

今度Web「マガジン9」に連載された『木内みどりの「発熱中」』をまとめた本が出版されるそうです。テントからも何人かの人が会場整理や道案内などのお手伝いをしていた。お疲れさまでした。

木内さんにはテントのイベントで何回も司会をして頂き感謝です。

大事な人が次々他界され淋しいです。

みんなの思いを継いで脱原発頑張らないと…(I.K)

文科省前の抗議集会を支援する人は増えている 2月14日(金)

きょうは2月ももう半ばである。大分暖かくなってきた。経産省前までやって来て、幟旗等をセットしているときは、上着を着ていると暑いので脱いで作業をする。カッターシャツとカーディガンだけだが・丁度いい。

座り込みを開始して直ぐだが、一人の男性が近付いてきて、ちょっとお訊ねしたいのですが、ここで座り込んでいて経産省が来て文句をつけて来ることはありませんか?とか警察が何か言ってくることはありませんか?と聞いてきた。

経産省は何もなければ言ってこないし、警察だって妨害はしないよ。と答えておいた。経産省の敷地に一歩でも足を踏入れると、血相を変えてやって来るけど、そうでなければ全然問題ない。警察は何時までやりますか?何人ですか?と聞いてくる。その人によると、文科省に抗議をしようと思うけどどんな反応を示すのか知りたかったそうだ。僕らが1年365日雨の日も、風の日も、正月も、雪が降っても、夏の暑い日も休みなく座りこんでいますと言うと、ビックリしていた。

暫くすると、裁判所方面から目立つ上着を着ている年輩の人がやってきて、Wさんに話しかける。かつて渕上さんと親しかったとのこと、これからは中国が世界をリードしていく。等話をされていったそうだ。

今日は2月14日だったようで、色々な人からお菓子を戴いた。ドクターストップのかかった私には嬉しさ半分、辛さ半分、のプレゼントだった。でもありがとうございました。

4時になったので文科省前まで行って金曜行動に合流した。今日はこの3月に卒業する朝鮮大学生全員が参加したそうだ。抗議のスピーチが30分位過ぎたころ右翼街宣車が2台通りかかり、目の前の路上に停車して大音量で語り始める。警察は右翼のなすがままにさせている。「朝鮮学校の生徒諸君は抗議する場所が違うだろう。朝鮮総連の前で抗議してするべきだろ。拉致被害者を今すぐ返せと叫ぶべきだ」と慇懃無礼な口調で語るが、しだいに本性を表す。集会を妨害する右翼を早く通過させるように警察に要求すると、口汚く罵る。一般の車が通行する車線に堂々と駐停車する右翼にたいしては寛容な警察だ。暫くしてから外務省方面に走り去っていった。

この様子を見ていた通行人が、私たちはあの様な人達とは違う。応援していますよ。頑張ってくださいと声かけてくれたそうだ。しかも何人もの人々がそう励ましてくれたそうだ。右翼の妨害をはね除けて頑張ろう‼  (S・S)

原発も安倍政権も早く終わりに  2月14日(金)

曇り空ながら寒くなくぽつぽつ雨も負担にならない金曜日。

右翼妨害で少し延長した文科省抗議に重ねて、経産省前の抗議行動を5時から開始。原発止めろというコールとともに、東電が福島地裁仲裁和解案を拒否、トリチウムだけでない汚染水の放出問題、高浜と玄海のブラックマネー、冷やし続けないといけない使用済みMOX燃料、大間フルモックス発電の危険、などなど、原発止めろというアピール。

そして、衆議院予算委員会を観ての安倍批判が続いた。腐ったトップが野党質問に「意味が無い」の野次、集団的自衛権行使と同様に法解釈を変えて安倍ひいきの黒川検事長定年延長と汚職隠し、赤嶺議員辺野古質問に強度試験否定の嘘つき防衛相、ミサイル積んで自衛隊の「調査・研究」派兵、入管の人権侵害、…。原発も安倍も早く終わらせようの気持ちを共有した。

反原連の抗議、首相官邸「裏」の抗議、財務省裏のアピール、経産省本館前の峠の茶屋も行われた。 (K.M)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その133

「3つの誓い」を破って裁判所の和解案をも拒否する東京電力

~東電とその大株主で監督官庁である経産省との横暴を許すな、東電から電気買うな~ 2020年2月13日  木村雅英(経産省前テントひろば)

東電が福島地裁の和解案をも拒否した!

<その115 東京電力に「3つの誓い」を守らせよう、電力購入止めよう>で、東電がADR(原子力損害賠償紛争解決センター)の多くの仲裁和解案を拒否していることを責めた。ところが、何と東電は裁判所の和解案をも拒否したのだ。

例えば、福島民友は次のように伝えている。

<東京電力、福島地裁の和解案「拒否」中通り52人集団賠償訴訟 2020年01月09日 08時35分

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200109-448827.php

東京電力福島第1原発事故で精神的損害を受けたとして中通りの6市町に住む主婦ら52人が東電に計約9900万円の損害賠償を求めた訴訟で、東電が福島地裁(遠藤東路裁判長)による和解案を拒否したことが8日、原告側代理人への取材で分かった。東電は地裁と原告のいずれにも拒否の理由を明らかにしていない。

原告側代理人によると、東電が7日に和解勧告を拒否する方針を地裁に伝えた。地裁は昨年12月18日、原告と東電の双方に和解案を示していた。原発事故を巡る集団訴訟で和解勧告は初めてだった。原告は和解案を受諾する意向だったが、東電側の拒否により2月19日に判決が言い渡される。

地裁が示した和解案の内容は非公表だが、東電が支払う和解金を含む複数の条件が示されていた。

原告側代理人の野村吉太郎弁護士は「証拠を調べた上で裁判所が和解案を提示しており、裁判外紛争解決手続き(ADR)よりも重みがある」とした上で「東電が公言する『和解案の尊重』に反する対応。原発事故の責任を無視している」と非難。東電は「訴訟に関する内容については回答を差し控える」とした。

原告は福島、郡山、二本松、伊達、国見、田村の6市町に住んでいた52人。1人当たり約100万~約900万円の損害賠償を求め、2016(平成28)年4月に提訴した。原告側代理人によると、東電側は「低線量被ばく地域では賠償に値する法的な権利侵害はない」などとして請求棄却を求めていた。>

もう一度東電の「3つの誓い」を確認しよう。

3つの誓い

http://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/compensation/oath/index-j.html

1.最後の一人まで賠償貫徹  

2.迅速かつきめ細やかな賠償の徹底

3.和解仲介案の尊重>

東電は、「3.和解仲介案の尊重」を全く守らずに、ADR仲裁和解案を蹴ったばかりか、裁判所の和解案をも拒否した。「2.迅速な賠償の徹底」にも反する。2月19日の福島地裁の判決に注目しよう。

それにしても、原発継続の為に東電を潰さないことを決定し、8兆円もの税金をつぎ込んでいる経産省。賠償をけちり、イチエフ廃炉・汚染水対策は破綻(イチエフ廃炉30年~40年でニエフ廃炉44年の可笑しさ、多核種汚染水対策放出か)、一方で柏崎刈羽のみならず日本原電の東海第二に資金支援する東京電力。どちらも低線量被曝の影響を否定したいのか?

東電と一緒になって福島被災者を見捨てて愚かな原発の生き残り策を弄する経産省はあまりにひどい。一方、私たちは東電からの電気不買を徹底しよう。

 

「桜を見る会」糾弾 官邸前緊急抗議行動(第6回)

~安倍政治の嘘とごまかし許さない!~

日時 2020年2月17日(月)18時~19時 

場所:首相官邸前

主催:安倍政治に物申す会(片岡・木村・乾)

問合せ:木村(080-5062-4196、kimura-m@ba2.so-net.ne.jp)

2月19日(水)関西電力ブラックマネー糾弾

関電東京支社抗議(第7回)17時~17時45分(国会通り、日本

プレスビル並び・地下鉄内幸町A7出口)

2月19日(水)第53回総がかり行動 自衛隊中近東派遣反対

衆院第二議院会館前 18時30分~

2/20(木)「函館市大間原発建設差し止め裁判」第22回口頭弁論

14時~ 東京地裁103号法廷

函館市民に代わって傍聴しよう! 是非出掛けてきてください

大間原発裁判報告集会 15時ころ~ 

講演「下北核半島と大間原発」鎌田 慧氏

弁護団報告 現地報告

2月21日(金) 経産省前抗議集会 17時~

官邸前向後講堂は18時30分~【反原連】

 

JKS47 月例祈祷会

日時:2020年2月26日(水)午後3時より

会場:経産省前テントひろば

     予定:1500~ 芸能の刻

      1530~ 「月例祈祷会」 厳修  1630  終了

                              JKS47事務局  合 掌