経産省前テントひろば1807日後
寒波襲来と言われるだけあってほんとに寒い一日だった 2月11日(祝)
今世紀最大の寒波襲来と言われるだけのことはあって昨日からの空気はそれまでとは違って顔がひきつる程の冷たさであった。寒いのでマスクをして家を出たのであるが駅に着くまでに鼻息が冷やされて鼻水のようになって垂れてきた。今日は三連休の最終日でもあり建国記念日という事で反対集会が開かれるのでテントひろばに寄る人は少ないだろうと推測して椅子だけ持って経産省前に行った。
経産省前は、珍しく風も無く準備に時間はかからなかった。
昼食を取っていた12時半頃、早くも右翼の街宣車が二台、パトカーを引き連れて虎ノ門の方からやって来て外務省に抗議していた。彼らから見れば、今の外務省は韓国に対して軟弱外交であるから韓国にコケにされるのであり我々が前から言っているように国交断絶を含めた強い態度を取るべき‼だそうである。
2時頃には右翼の街宣車が四台やって来て文科省に抗議していた。彼ら曰く。戦後日本の教育は我が国本来の良さを全て否定したので最近とくに悲惨な事件が相次いでいるように道徳的に堕落してしまった。こういう状況を打開するためには小さい頃から教育勅語を教えていくことが肝腎である‼これしか他に道はない‼今すぐ文科省は教育勅語を教育の基本として道徳を確立せよ‼
しかし何時ものように長い時間抗議するのではなく二回とも10分程で水道橋駅の方へ去っていった。そこには建国記念日反対の集会が開かれていたのである。1時過ぎから風が吹いてきた。外気温は6度しかないので少しの風でも体感温度はかなり寒く感じる。2時前に来たレジェンド・Sさんはこれまでで最も寒く感じる、と言っていた。その寒さは最後まで続いたので座り込みは3時手前で終えて急いで事務所に撤収した。(保)
乱さんニコニコ顔で蜜柑を配布 2月12日(火)
セッティングが終わると、間もなく乱さんが到着した、と直ぐに大きなミカンを座り込んでいる人に加賞ですと言いながらニコニコ顔で手渡してくれました。
その後は例の「川柳」の立て看板「福島の必死の叫び聞こえぬか」を掲げて通行人にアピール何と16時頃まで続けていました、また明日当番のTさんが、今日当番のAさんと交代との事で14時頃到着する。
そのTさん、男性の通行人がカンパをして頂いたお礼を言いに立ち上がったのはいいが、何と数十分も立ち話、私はその会話には入らず、ゆったりと座りこんでいました。今日は、曇り空で温度も低かったが、幸いに微風で2月としては、かなり楽な方の座り込みだったと思う。(Y・R)
財務省前では消費増税反対の抗議行動があった 2月13日(水)
事務所に行くと、すでに座り込みグッズが台車に乗せられ、いつ出発してもいい状態になっていた。一呼吸して、保っちゃんと経産省に向かう。予定より早くセッティングが終わる。曇っていたが風がなく、そんなに寒い感じではなかった。
しばらくするとAさんがこられ、カンパをしてくださり、安倍の言っていることのひどさについて苦言ではなく怒りを発しておられた。そうこうするうち、財務省前でJMIUの「金属反合」の人たちが抗議集会を始めた。消費税増税反対の抗議で、労働組合の人たちはそのあと、厚労省で抗議し、そのあと日比谷公園の霞門から国会請願デモに行くと言っていた。
勝爺が昨日来られなかったのでと言って今日来られた。規制委員会前での水曜日抗議行動を終えられたKさんが、自分用の小型マイクで経産省に向かって抗議の演説をはじめられた。原発事故は本当にあってはならないこと、原子力の平和利用なんてできない、原子力を人間は制御できない、直ちに原発をやめるべきだ」というようなことを内容深く訴えていた。通りがかった年配の女性は原発ははやくやめるべきなのにどうしてやめないのか。汚染水の処理も燃料棒の廃棄もできないのに、経産省は何を考えているのだろうか、福島はどうなるのだろうかと言っておられた。それが最大公約数の意見だと思った。
Mさんがテントに用事があって来られた。みんな久しぶりなので懐かしい様子だった。用事を済ませた後、座り込みをされた。731部隊の裁判で、一瀬弁護士、SさんとSさんが寄られた。また、別のSさんも仕事の合間に来られた。そのあと、レジェンド斎藤とAsが来られる。(T)
経産省前でも市民投票がはじまる 2月14日(木)
今日はとっても寒い座り込み。遅番の僕が到着したら、既に、4人が座っていた。寒い、寒い。トピックは、外務省に行ってきたという、福島伊達市から来たという男性二人。2人でまじまじテントを眺めた後、近づいてきて「ご苦労さまです」のあいさつあり、話してゆくと、ご両人はテントのことは全く知らなくて、今日始めて知ったとのこと。リーフレットを渡すと、座り込みの長さに、驚き感動した様子で、地震と津波、原発の爆発当時の話をされていた。一時話されたあと、「お疲れ様です」 「頑張って下さいと」と言って帰られた。
台車が新しくなった。押してゆくと「迷走」し、直ぐに前かがみに「お辞儀」をしてしまうので「何とかして!」の声をうけ、テントの大蔵省Yさんが動いた。新車購入。皆さんごらんあれ、2年ぶりの新車ですぞ!!迷走しなくなり運搬がラクチンになりました。
ⅲ)辺野古の海を埋め立てていいのか?!を問う、経産省前市民投票が始まりました。 あたらしい台車に赤い布袋がかかっています。市民投票のグッズ一式が入っています。
(用票用紙、ホカロンの箱でつくった投票箱、チラシ、パネル)。良く言見て下さい。 投票用紙は沖縄県と同じ物です。担当者の皆さん、袋は軽い物です。経産省前の座り込みに、赤い布袋を持ち出し、持ちかえって下さい。投票は一人一票。よろしくお願いします。投票用紙の整理と管理は高瀬がやります。
尚、24日座り込みの後事務所で開票作業をします。よろしくお願いします。
(高瀬)
雪がちらついたが積もらなくてよかった 2月15日(金)
いつもの様に台車とワゴンに荷物を分け事務所から経産省正門前に運ぶ。正門前まで来ると、白いものが落ちてくる。埃かな?と思っていると、「雪だ!雪だ!」の声。確かに、雪が降りだした。積もらなければいいなと思っていたら、勢いが益々激しくなる。寒いうえに雪が降るとは!黙々とセッティングを続ける。だが、今日は風が弱いのでバナーを2枚取り付ける。座り込み開始である。
今までは、ずうっと途中でお弁当を仕入れていたが、今日は底冷えがするので暖かい物が食べたくて、農水省の食堂まで行く。ゆったりと食事を済ませて正門前まで戻ると、すでに雪はやんでいた。
辺野古の埋め立てについての県民投票が始まったが、テントひろばでも街ゆく人々に呼び掛けて投票をしてもらっている。昨日あたりから始まったようだ。
暫くすると、裁判所のほうから顔見知りの何人かがやってきた。東京高裁で行われた千葉県原発訴訟の第1陣の控訴審の傍聴行動が終わったようだ。千葉訴訟の会の人々にも協力を呼びかけ辺野古の埋め立てについて投票をしてもらった。
4時過ぎてから、文科省抗議の集会に参加した。今日は朝鮮大学生が試験週間のため、大学生の姿が見えない。オモニたちと無償化連絡会のメンバーしかいない。テントからも10名程度参加したので何とか形になった。テントも重要な参加人員ななりつつある。(S・S)
コゲラも放射能被曝? 2月15日(金)
座込みながら3.11古賀茂明さん講演会チラシを配布する。経産省職員も以前の先輩のチラシを受け取る。
Yさんがすぐ近くの大木の上を見上げコゲラだと教えてくれる。キツツキ科の可愛らしい鳥が夢中で木の樹皮を突っついている。見つめると経産省側の木に飛び移った。コゲラと大木と木の実と昆虫と…。生物の繋がりを人類が放射能をまき散らして破壊しないように願う。福島の生き物を想いながら。
経産省前の抗議行動では、高木仁三郎話などいつものようにアピールとコールと歌とで経産省に脱原発・核ゴミ増やすなと訴えた。
(K.M)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その108
「核のゴミ」をこれ以上増やすな、付けを末代にまで残すな!
~資源エネルギー庁の担当が「核のゴミ」は私が入省する前と言い訳~
2019年2月14日 木村雅英(経産省前テントひろば)
資源エネルギー庁の検討会を傍聴した後でエネ庁担当と少し立ち話。高レベル放射性廃棄物18000トン、プルトニウム48トン(核燃料内には他に約160トン)をどうするのか?と尋ねたところ、若い担当者が次のように答えた。
「これらは私が入省する前から貯まってきたもので私を責められても困る」と。
確かに、核のゴミは長年の原発推進政策の結果として貯まったものだ。
この回答を聞いて私は訴えたい。
「だからこそ、今あなた方は、末代の人々に迷惑をかける施策をしてはいけない。
だからこそ、核のゴミをこれ以上増やしてはいけない。」と。
2月14日に参議院議員会館で「核ごみ問題研究会」主催・福島みずほ事務所協力で「第8回核ごみに関する政府との会合」が開催されたので、私も参加した。
原発廃炉金属再利用の問題、神戸製鋼所などのデータ改ざん問題、幌延深地層研究開発センター施設関連問題、六ヶ所再処理事業関連問題などについて、経産省・原子力規制庁・文科省・JAEA他の担当と質疑応答がなされた。
残念ながら納得できる回答が得られなかった。特に私が気になったのは次のこと。
★日本学術会議の主張に反して、核のゴミを「地層処分」で(10万年)保管・管理できるとJAEAが回答したが根拠が脆弱。
★六ヶ所再処理工場の「高レベル放射性廃液が沸騰し蒸発乾固した場合」の問題に審査終了しているはずの原子力規制庁が回答できず。事業者任せのいい加減審査が露呈。
★核廃棄物最終処分場「科学的特性マップ」以降の進展も今後の展望も見えない。
実際に「核のゴミ」をどうするのかは、今まで原発の電力を利用した我々の世代が解決させないといけない。それが半世紀間進展していない現実を考えれば、今原発を稼働させて核のゴミを増やすことは、未来世代に対する冒涜である。
「付けを末代に残す」政策を直ちに止めるべきだ。
経産省・資源エネルギー庁よ、末代の為に早く方向転換せよ!
2月19日(火)安倍政権は退陣を!
国会正門前行動 場所K:国会正門前 18時30分~
総がかり行動
2月21日(木) 月例祈祷会 「死者の裁き」日本祈祷団47士
15時:経産省前テントひろば
2月22日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
脱原発青空川柳句会 2月24日(日) 正午から
経産省前テントひろば 12時~ 選者:乱鬼龍
3.11脱原発テントひろば院内集会
~古賀茂明さん「原子力ムラとの最後の戦いが始まった!」~
日時:2019年3月11日(月)16時半~18時
場所:霞が関 参議院議員会館 講堂
講演:古賀茂明さん
「原子力ムラとの最後の戦いが始まった~3.11から始まった経産省の長期戦略とは?」
主催:経産省前テントひろば
私たちは、3・11事故から半年後の2011年9月11日に経済産業省敷地の一画に脱原発テントを設置し、全国の方々とともに脱原発を訴え続けた。さらに、2016年8月の経産省による脱原発テント強制撤去後、「経産省前テントひろば」は経産省本館正門玄関前歩道に座り込んで、平日も休日も毎日福島原発事故の責任を追及し脱原発を訴え続け、毎週金曜日夕刻には本館前で抗議集会を実施している。
福島原発事故は収束していない。ところが、経産省は東電を残して原発推進する施策をし続け、原発を存続させる「エネルギー基本計画」を施行している。当然、「国民」の理解は得られず、核燃料サイクルも原発輸出も破綻している。
イチエフ福島原発事故後から丸9年目を迎える3月11日、2011年9月に経産省を退任し「日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起して原子力ムラと対決」を開始した古賀茂明さんに講演をお願いした。この8年間の経産省・安倍政権の施策を振り返り、原発推進政策を糾弾し、原子力ムラとの最後の戦いを考える。
なお、同じ会場で開催される大間裁判報告集会の終了後にテントひろばの集会を開催する。
沢山の方々の参加を呼びかける。
問合せ:
経産省前テントひろば
〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
070-6473-1947