経産省前テントひろば1807日後
納税者一揆に多くの人が集まっていた 2月16日(金)
今日は日中暖かだという天気予報どおり、穏やかな陽気だった。幟旗をセットし終わった頃から、僕らの真後ろに大きな街宣車がやってきて駐車した。今日の集会の街宣車だ。
腕に「実行委員」と緑の腕章をつけた人々が我らが座り込んでいる辺りを行ったり来たりしている。そして、1時半頃から少しお騒がせしますが、との挨拶があった。「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の人々だ。国会で虚偽答弁を繰り返した元理財局長で現佐川宣寿国税庁長官を追求する「納税者一揆」を主催する市民団体の人々だ。そう言えば今日2月16日は確定申告の第1日目だ。今日は賑やかになりそうだ。
1時少し過ぎ頃から国税庁(財務省の建物内)の前の道路と経産省前の道路に人々が集まり出した。そして1時半頃には溢れんばかりの人になった。手には「安倍・麻生・佐川・加計を許さない」等のステッカーを持ち怒りの声を国税庁に向けていた。
警備の制服警官も多数動員されていたが、人々の怒りの声をかき消すことはできない。そこで、テントニュースを手に参加者の列に入っていった。「経産省前テントです。」「毎日抗議の座り込みをしています。」と言いながら手渡していった。あっという間に300~400枚くらいのテントニュースを配り終わった。集会に参加した人々は日比谷公園に戻り、その後銀座コースでデモに出かけた。
今日は金曜日のお昼時だったので、参加者は高齢者が多く、若者が少なかった。それでも、参加者は1000人を下らなかったのではないだろうか。3月3日(土)にまた同じ趣旨で集会をするそうだ。次回の参加者はきっと今回の何倍もの数が集まるだろう。チラシ撒き態勢を整えてそれに備えたい。(S・S)
佐川国税庁長官も柳瀬経済産業審議官も許すな 2月16日(金)
16時から朝鮮学校への差別反対の文科省抗議行動、17時からは国税庁の前で(昼のデモに続いて)佐川国税庁長官への抗議行動、そして対岸の経産省前では私たちが「記憶にございません」7連発国会答弁と原発推進の柳瀬経済産業審議官ほかに抗議行動。
インフルエンザでいつものFさんが不在ながら、Sさんが午後の佐川デモ報告、Hさんが埼玉県議会署名、KさんがWHO・IAEAの被ばく許容問題、Kさんが柳瀬唯夫と経産省、Yさんがリニアモータカーと原発、Mさんが経産省官僚への声かけ、Aさんがこの状況でなぜ原発止めない、Rさんが我々は訴え続ける、などなど、経産省に向かってまた帰途につく霞ヶ関族に対して多彩なアピールを続け、最後に「座り込め」合唱で抗議集会を終わった。
最近の自民党議員や河野外務大臣からの経産省原発推進策への批判、「エネルギー基本計画」衆議院院内集会で経産省担当から再生エネルギーへの理解ある答弁、そしてこの日のリーフレット配りで経産省に入っていく人が受取る、など少し流れが変わってきているように感じた。油断せずに脱原発座り込みを続けよう。 (K.M)
空の青さと雲の形のすばらしかつた 2月17日(木)
薄曇りとういのか何ともはっきりしない空模様。気温が高いのはありがたくコートを着ていると暑かった。しばらくすると怪しげな雲が出てきた。程なくわずかだが雨粒が降ってきたが傘の必要はなかった。 時折太陽が薄い雲の向こうに顔を見せるが気温は下がる一方で風もかなり強くなってきた。
夕方に太陽がビルの陰に隠れたころに素晴らしい快晴になったが時すでに遅く昼間と打って変わって寒い。でも空の青さと雲の形は素晴らしかった。今日もプラタナスに雀が沢山集まっていた。(O・O)
日曜日の座り込み多種多彩である 2月18日(日)
経産省本館前に着くと座り込みのセッテイングを銀輪部隊のお二人と藤原さんとで終わらせていたので私は座り込むだけとなった。天気は良いのだが冷たい強風が吹いて寒い。今日はテント川柳句会が行われるので乱気流さんが来た。句会に参加の方々とイッシーさん、ワッシーさん、ヨウカンさんと合唱隊メンバーでテント広場は賑やかだ。
テントがあった頃日曜日の泊まり込みのメンバーが私と藤原さんでハシユキさんは鍋を作ってくれていた。その流れで今も日曜日の当番をやっているがひょっこりとKさんが現れて、私が金曜日に顔を見せないので心配になってやって来てくれたようだ。彼は日曜日に昼の当番をしていてテント用チラシの丁合をしていたのを思い出す。しばし5年前の昔話をしてお互いの元気さに安堵し笑顔がこぼれる。合唱に句会、懐かしい顔に日曜日の座り込みは多種多彩だ。テントはないが反原発のアピールは今後も続く。原発を止めるその日まで。KY
2月18日(日)午後1時より脱原発青空テント川柳句会が開催
選者は乱鬼龍氏、席題は 「税」 「光」 3時投句締め切り、3時半頃より入選者の発表、披講 となりました。良く晴れていましたが、北風が冷たい一日でした。今回の参加者は10 名、入選句の発表後 入選者へ選者よりお菓子、本など様々な景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。(S.E.)
「税」
特選
★ ご理解とご協力との脅し文 – 草地
秀句
〇 徴税者話にならぬ書類破棄 – 言奈地蔵
〇 忖度税設けて佐川に払わせろ - 水蓮仏
〇 都合良い数字並べてまた増税 - 芒野
〇 消費税選挙の前の支持率しだい - ワッシー
〇 金持ちは払わず嘘つきが取り立てる – 無位史膳
「光」
特選
★ 核爆発銀河のはてにまかせたら – のら
秀句
〇 モリカケをメダルの光で目くらまし – 芒野
〇 なぜやめぬ高額すぎる原子の灯 – 水蓮仏
〇 沖縄に射す陽遮る本土の陽 - 草地
〇 平昌の光の下で雇い止め - 無位史膳
〇 平昌でかすかに見えた和の光 – 乾草
次回の脱原発青空テント川柳句会は3月25 日(日午後1時からの予定です。
さしたることもない平穏な一日というべきか 2月19日(月)
用事があって四時過ぎに着いたので早番の人の報告を聞いて以下に記します。きょうは陽射しがあり経産省前に着いたときには肌が汗ばむほどであったが3時前に太陽が金融庁のビルに隠れると途端に寒さが身に染みるようになってきた。きょうは何事もなく過ぎていった。午前中に正月明けから入院していたレジェンドSさんが退院されたとの連絡があった事とカンパして下さった方が一人おられた事ぐらいである。座り込みはいつもの常連3人であった。
きょうの出来事は以上で全て。私が来たときには他の二人は用事があり帰られた後だった。着いたときには経産省のビル風が強く吹いており寒さが身に染みた。ひとしきり吹いたあと和らぐとかなり楽になった。帰る直前から又強い風が吹いてきたので大急ぎで荷物を片付けて帰った、(保)
福島より避難されている方が立ち寄られた 2月20日(火)
セッティングをしていると、中年の男女が二人経産省をバックにした記念写真を撮って頂きたいと、カメラを差し出された。快く引き受けてシャッターを押すと女性の方がお礼を言われ、男性の方は経産省の中に入って行かれた、どうせなら「再稼働反対」の「のぼり旗」と「NO NUKES」の横断幕をバックに撮って欲しかったが、何せ小心者なので言いそびれてしまった。
今日は非常に暖かくてコートは脱いだままの座り込みがビルの日陰になるまで続いた。13時過ぎに丸の内警察署の白いワンボックスカー(ナンバー 12-47 )より警察官が降りて来て、何やら言っていたようだが、こちらは新聞を読んでいたので、顔も上げずになま返事をしていたら直ぐに立ち去って行ってしまった。15時頃日陰になる時間だが、地裁で「難民を支援する会」の裁判傍聴をされた方2名が今夜行われる新宿地区労主催で実施する「反原発デモ」に参加される迄と2時間位座りこんでくれまして、9名の座り込みとなる、本当に嬉しい限りです。
福島より避難されているタクシーの運転手さんが、「福島の声を聞け」という「のぼり旗」を見たので寄りましたと、車から降りて来て色々とお話を伺いました、自宅付近は8割が山林、除洗したところで一雨降れば・風が吹けば元の木阿弥と、国、東電の事をまったく信用しておらず、子供3人とも帰るつもりはないと言っており、福島県の帰還キャンペーンにも激しい怒りをぶつけておりました。帰りにはカンパまでして頂き恐縮してしまいました。(Y・R)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その59
国策民営の使い分けで責任逃れする経産省
~東芝経営再建も放射性廃棄物も東電の賠償和解案拒否も日本原電債務補償も~
木村雅英(経産省前テントひろば)
2月16日(金)の世耕経産相の記者会見が面白い。国策民営で原子力発電を推進して多大な問題を起こしながら、様々な問題を指摘する記者の質問に対して、経産省は「民間企業の問題」と逃げるのだ。
世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要
平成30年2月16日(金曜日)9時19分~9時28分 於:記者会見室
http://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2017/20180216001.html
【東芝】の会長兼CEOに車谷元三井住友銀行副頭取が就任する人事について、
「民間企業の人事について一つ一つコメントすることは控えたい」
【放射性廃棄物の処分地】について、
「発生者責任の原則のもとで、事業者が処分場所の確保などにしっかりと取り組むことが必要不可欠」
【東京電力】の事故の賠償の件で最近は和解案の拒否や先送りも目立つのですがという質問に対して、
「真摯に誠実に対応することは東電の当然の責務だ。ADRセンターにおける和解仲介手続について丁寧な対応を求めていきたい。引き続き(経産省が東電を)指導してまいりたい。」
【日本原子力発電】の1,700億の東海第二への再稼動投資に向けた東京電力及びその主要株主である国の対応について、
「各電力会社で判断されること。国が東電の株式を原子力損害賠償・廃炉等支援機構を通じて過半を持っているというのは、これはあくまでも福島における東電の責任をしっかりと果たさせるためという趣旨。あくまでも東京電力というのは、商法に基づく民間会社でありますから、それぞれ経営判断をされるということ」と回答した。
確かに資本主義社会ではこれらの問題を民間企業の問題として片付けることが当然かも知れない。しかしながら、1954年から国策で核の平和利用(原子力発電)を推進し、原発の産業用廃棄物問題をずっと未解決のまま容認して核ゴミを増やし続け、多くの反対を無視し規制を怠ってとんでもない大事故を起こし、それでも東電を倒産させないように画策するばかりか好きなように税金を東電につぎ込んでいる経産省。経産省の回答はあまりに無責任だ。
この記者会見は、国策民営による原発推進が重大な問題を山積させていることを明らかにするとともに、世耕経産相の回答は、重大な問題のつけを国と大企業が結託して「国民」に押し付けていることを表している。
特に、巨大な税金をつぎ込んでいる東電を通して【日本原子力発電】に金を出して東海第二を再稼働させるなんてあまりにひどい。
厄介なことは民間企業の問題と逃げながら、自分たちの権益を維持するために多大な税金を投入する政治家と官僚は許せない。
2月23日(金) 日本祈祷団の月例祈祷会
「死者の裁き―鎮魂」 時間:15時 場所:経産省前テントひろば
2月23日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
反原連の官邸前抗議行動は6時30分から
3月11日(日) 第54回東電本店合同抗議
13時30分~15時 東電本店前
呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎 賛同:128団体
3月11日(日)東電抗議のあとに、日本原電前抗議
15時30分頃より16時30分まで 神田美土代町(小川町交差点近く呼びかけ:再稼働阻止ネットワーク