テント日誌3月19日

産省前テントひろば1807日後

さいたま市がマスク配布で朝鮮幼稚園を除外 3月13日(金)

朝から頭が痛い。花粉症の痛みかな?と思いつつ花粉症の薬を飲んで家を出た。事務所に着くころになると気分も悪くなる。事務所に着くと既にイロハネットの女性陣が座り込みグッズ一式を台車に取り付けている。私も加わり、取り付け完了したが、気分の悪いのは収まらない。みんなに「今日は帰ったら」、と言われるが暫くソファーで横になっていれば何とかなるかな?ということで少し休ませてもらった。

少し良くなったので大分遅れて計経産省前に向かう。既にみんな座り込んでいた。久しぶりに会うTさんが座り込んでいる。最近、沖縄から帰って来たそうだ。私がいない間、Wさんが幟旗を旗竿に取り付けていた時、通りがかりの女性がそれじゃだめよ、といって手際よく旗竿に幟旗を付けてくれたそうだ。通行人もよく見ているものだ。そして、感謝!別の通行人がこれカンパですと言って紙袋を渡してくれた。中を見るとお煎餅が入っている。有難く頂戴した。

2時半になって、KさんとYさんとシャワリンが経産省への申し入れ行動に入って行った。Kさんが事前に経産省へアポイントをとって計画していたことだ。時間は10分間ということだ。それを超えたら、今後一切受け付けないと強圧的な対応をしたそうで、「9年前に甚大な被害を出しておいて偉そうなこと言うな。」と反撃をしたそうだ。そして、今日はその当日だ。経産省は男性の役人が1人。いつものように地下の窓のない部屋に通されKさんとYさんが申し入れ書を読みながら手交した。シャワリンがその様子をカメラで撮影する。勿論、事前に本人の了解も取ってある。役人の顔が映らないようにカメラで撮ろうとしたら、外で待機していた警備員が部屋に入ってきて妨害しようとする。福島の土地や自然そしてそこに生きる人々の生活そのものを奪い去った原子力村が何と横暴なことをするな。と怒りを抑えながら最後まで要請行動を貫徹して来たそうだ。経産省から出てきて座り込んでいる仲間の前でKさんとYさんが報告してくれた。

先週から文科省前の金曜行動は休止している。やはり、コロナ騒ぎの影響だが、生徒やハッキョに迷惑になるような事態は避けようと考えた結果だ。それでも文科省前までやってくる仲間がいることもあるので、4時過ぎてから出かけてみた。10人前後の仲間たちがやって来た。そこでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためマスクを配布する際、朝鮮幼稚園を除外したさいたま市に対する話題に集中した。埼玉県さいたま市は備蓄していた24万枚のマスクを市内の保育園や幼稚園、小学校や放課後児童クラブ、そして高齢者施設に勤務する職員向けに配布する計画を立てていたものの、朝鮮幼稚園を対象から外した。

このことに幼稚園関係者が市庁舎を連日訪問し抗議しているそうだ。そして、現在も抗議が続いているとのこと。人権上、人道上到底許されない態度である。それに対して、市の職員が朝鮮幼稚園側にマスクを配布すれば「転売されるかもしれない」と説明したそうだ。何というヘイトか! まさに官製ヘイトだ!それに対して、後日流石に、市幹部が朝鮮幼稚園長に「不適切だった」と謝罪したそうだ。

その後の報道で、マスクは配布されるようになったそうだが、さいたま市だけでなく日本全国至る所で、このようなことが起こりうる可能性がある。朝鮮と名がつけば何をしてもいいのだという風潮が蔓延している。関東大震災のころの朝鮮人大虐殺を許した潮流がいまだ日本にあることを恥じるばかりである。           (S・S)

3.13経産省本館前抗議行動~東電福島第一原発事故後10年目~ 3月13日(金)

3月11日東電福島原発事故後9年と2日経った金曜日、経産省前テントひろばは毎週の経産省抗議行動を拡大して、「3.13経産省本館前抗議行動~東電福島第一原発事故後10年目~」を実施した。

14時半に経産省に提出した抗議・申し入れ書2種の読み上げ、抗議コール、そして常連さん達の安倍官邸・経産省を糾弾するアピールが続く。さらに、福岡の方から福島の実情、満田夏花さんから被害者インタビュー映像、阪上武さんから被災者切り捨てへの怒り、坂東さん(たんぽぽ舎)から長年の反原発運動の話が続く。

「座り込め!ここへ」の歌が夕闇に響く中、落合恵子さんが登場。新型コロナに負けず安倍を倒そうと安倍政権と経産省への怒りのアピールとともに、経産省前テントひろばへの励ましのお話をいただいた。一ミリでも進めばいい、一人一人の考えで闘おうと力強いメッセージ。更に半世紀以上反原発運動を続け毎日座込んでいる斉藤美智子さん、双葉町から避難している亀屋幸子さん、毎週文科省前で抗議している長谷川和男さん、……と原発推進糾弾、インフルエンザ特措法可決への怒り、安倍官邸への不信のアピールが続き、2時間の枠でもテント座込み者の発言を控えるほど充実した厳しいアピールが続いた。最後に、Tさんのコールで閉めた。

これらの映像はシャワリンが次に収録してくれた。是非ご覧願います。

https://twitcasting.tv/ec_ogo/show/

終了後は大勢で椅子類を片付け、いつものラーメン屋で反省会。

新型コロナウイルスにも、特措法による緊急事態にも、警戒を怠らずかつめげず、私達経産省前テントひろばは経産省・安倍政権への抗議を続ける。  (K.M)

みぞれに耐えている桜の花に心打たれた 3月14日(土)

外務省の桜が咲いていた。みぞれ混じりの冷たい雨に打たれながら薄暗い景色の中で淡い色彩を滲ませていた。座り込みのようにじっと寒さに耐えていた。いつか春が来ると信じて。

〇感謝

3月13日に行われた金曜経産省抗議行動では約二万円のカンパを頂きました。ありがとうございました。

(O・O)

脱原発青空川柳句会開かれる 3月15日(日)

3月15日(日)正午より淵上太郎さん一周忌、大竹さん、玉中さん追悼の脱原発青空テント川柳句会が開催されました。選者は乱鬼龍氏、席題は「安全」「大きい」2時15分投句締切、2時40分より入選者の発表、披講となりました。

雪が降った昨日とは打って変わり、はす向かいの外務省の早咲きの桜も満開で、暖かな陽が射す春らしい一日でした。

今回の参加者は10名、まず乱さんが参加者の追悼句を読み上げ、その後入選句が発表されました。選者より入選者へBig Issueや焼き芋、果物などの景品が手渡されました。追悼句および入選句は以下の通りです。(S.E.)

追悼 淵上太郎さん一周忌、大竹さん、玉中さん(順不同)

淵上太郎さん一周忌

・蒲公英の綿毛となって太郎翔べ - 月居

・道ばたにたんぽぽ咲く見て君思う - 乾喜美子

玉中さん

・残されたバナーは活きる大間を止めよ - 月居

・思い出し共に過ごした日々糧に - 芒野

・亡き人の思いをつなぐ座り込み - 乾喜美子

・ノーと言いダメだと言う人が一番の国の宝 - 甲斐猫のら

・あの笑顔咲いた桜も泪ぐむ - 水蓮仏

・先輩の意志を引き継ぐ座り込み - 柚子っ子

・咲く桜逝った顔ぶれおもいだす - 原子力ガリレオ

・人間が核操らぬ安き世に - 斉藤美智子

「安全」 特選 ・9年目かかった虹に何思う - もっちー

秀句

・安全のかけ声何処(いずこ)フクシマよ -  落葉

・国内の基準満たすと安全か  - もっちー  ・危険ですアベ一任の緊急事態 - 月居

・トリチウム安全といううそ流し - 乾草

・ひと揺れで安全神話崩壊す - 柚子っ子

「大きい」

特選 ・一人から始まる政治民動く - 月居

秀句

・場当たりの大口たたくなコロナには - のら

・見えぬ敵ブレイクアウト大惨事 - もっちー

・ウイルスが大恐慌を連れてきた - 柚子っ子

・大震災風化させないあの怒り - 芒野

・コロナから地球の大きさ学ぶ日々 - 乾草

次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年4月26日(日)12時から開催いたします。是非ご参加ください。

今日は本当に強風との闘いだった 3月16日(月)

今日の天気予報では冬に逆戻り位の寒さと午後からの強い北風と雷雨を伴うゲリラ豪雨に見舞われるという事なので寒さ対策と雨対策をして経産省前へ向かった。経産省前に着いた時は太陽の光が射していて暖かかったが、座り込み準備をしている最中に南風が急に北風に変わり、連結している椅子も人間が座っていないと倒されるほどだったので幟旗だけは何とかくくりつけた。しかしバナーは諦めた。

今日の座り込みは稀に見る強風との闘いであった。普通に座っていると風に煽られて椅子ごと後ろへひっくり返りそうになるので体を前に倒して何とか凌いでいた。帽子を被っている人は飛ばされないようにしていたのであるがそれでも不意をつかれて突風が来たときには防ぎようがなく幾度となく飛ばされていた。

こんなこともあった。農林省の方から台車で書類を運んできた女性二人が経産省の中に入った途端に突風が吹いて箱が開いてしまって書類が三回にわたって飛ばされてしまった。我々が拾えたのは近くに引っ掛かっていた三枚だけ。幾枚も我々の横を通り抜けて財務省の方へ飛んでいってしまった。運良く自動車に引かれずに財務省のガードマンが拾い集め、受け取りに行った女性に渡していたようだ。しかし暫く経って農林省の方から人が来て経産省のガードマンに何か聞いてから文科省の方へ駆けて行った。拾えたのは全部ではなかったようだ。

国会前で座り込みをしていたレジェンド・Sさんらが何時もより早く4時前に来られた。どういう状況だったか聞くと、向こうも風が強く吹き飛ばされそうだったので早めに切り上げたとのこと。その後こちらも強風に加えて寒さも増してきたのでーこれからどんどん気温が下がってくる予報、何時もより早めに撤収した。(保)

昨日風で吹き飛ばされた書類を探す経産省の女性 3月17日(火)

12時、経産省前にのぼり旗等を立てて座り始めるとまもなく、裁判所方向からY弁護士が通りかかり、いつものように皆に挨拶して立ち去られました。1時過ぎて現れた男性はカンパを下さり「以前に建てていたテントはどうしましたか」と尋ねられたので「風で飛ばされた」という訳にもいかず、正直に「2016年の最高裁判決で敗訴し、強制撤去された」とお答えしました。

その後、3月3日の国会前行動に参加したという女性がテントひろばの活動を記録したDVDを持って現れ、「このDVDを下さった方がいて、家で見てみたら大変によくできているのでもう何枚か欲しい」とのご要望、生憎と手元に持っていなかったため、製作者のSさんに連絡するようにお願いしました。

2時ころになって女性が歩道脇の植え込みを探索しながら私たちのところまでやってきて「昨日の強風で飛ばされた書類を探している」という、しばらくして同僚らしき別の女性も現れて、お二人で車道側と経産省側の植え込みを丹念に調べていらしたが、とうとう見つからなかった様で引き揚げて行かれました。昨日ほどではなかったけれど、今日も冷たい風が時折強く吹いていました。夕刻になって、昨日の座り込みメンバーによる「捜索」協力へのお礼にお二人の女性が再度やってきました。

赤木さん告訴に対する政府の対応は何だ 3月18日(水)

春めいた暖かな陽気。今日は18度くらの予報。

経産省前につくと、すぐTさんと自転車のYさんが来られた。一緒に設営をしてくれた。そのあとは政治談議。新型コロナウイルス特措法で「非常事態宣言」を安倍に出させたらピンチという話になる。各地であらゆるレベルで集会などが禁止されてして、みんなその体験者だった。モリカケもサクラもウソとペテンでごまかしている安倍。報道では、今日、モリカケで自死された近畿財務局の赤木さんの夫人が佐川と財務局(国)に対して裁判を起こすそうだ。当然だ。全ては安倍と安倍昭恵から始まっている。

今日はNHKの経営委員長の森下俊三の辞任を求める運動をしているAさんが座り込みに参加。さらに規制委員会前での抗議行動を続けている倉田さん他2人が来られた。また、Sさんが来られて、ずっと本を読んでおられた。

当番の勝爺は医者からコロナの心配はないと言われて、先週から当番復帰。レジェンド美智子も来られた。倉田さんはいつものように原発問題で経産省批判。3時過ぎになったら、太陽が文科省の高いビル隠れて寒くなる。あと、今日は関電抗議の緊急行動が提起されている。福井県高浜町助役の森山から金品を関電75人3.6憶円が受け取り、森山の関係会社に工事を発注していたことが明らかにされたことに対する抗議行動が5時から行なわれる。それで、4時30分に座り込みはやめて、片付けてそっちに参加した。(T・I)

素敵な布マススの女性が寄られて 3月19日(木)

雲一つない快晴で経産省前に着いた時はほとんど風もなく暖かかったが、2時頃になってやはり風が強くなり、パラソルはたたんだ。セッティングが済んで座り込んだら一ノ瀬弁護士が自転車で通りがかり、しばらく話し込んでいった。

テント日誌を読んで下さっているようで嬉しい。そしてテントの財政についての心配までして下さった。その後、素敵な布マスクをした女性がちょっと行き過ぎてから戻って来てカンパをして下さった。マスク不足を大騒ぎしなくても工夫すれば乗り切れるのです。彼女の息子さんはイタリアで修行して帰る途中今ドイツに居て帰れるか心配だと話していた。いつも美味しい瓦煎餅を持って来て下さるKさん、今日は手に入らなかったからと3種類の飴を持って来てくれた。

都庁へ申し入れをする途中だとか。いつもテントのこと気にかけて下さって有難い。自転車のYさんが今日も来てくれて会話が弾んだ。話題はやはり森友問題で自殺した方のこと、安倍への怒りが爆発した。

ひとしきりこの話題が終わった後、Yさんが多嘉山脩三さんの講演会で配られた「辺野古ウソ?ホント?」という問題集を持って来てみんなで挑戦した。みんなで知恵を絞って回答した。

だいたいのことはみんな知ってはいたが、米軍基地の実態や数字までは判らず勉強になった。Sさんは今日も静かに読書しながら座っていた。ヨーカンさんは夜19日行動に行くので地下鉄一日券を買ってきたそうだ。みんな頑張っているのに安倍政権はなかなか倒れなくて残念!(I・K)

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3月22日(日) 渕上太郎一周忌の墓参り

亡くなった渕上太郎さんの墓参(八王子市上川霊園)

3月22日(日)午後2時にJR八王子駅に集合してください

連絡 090-3908―7330(三上)

第9回「桜を見る会糾弾」官邸前行動

日時3月23日(月)19時~20時

コロナ騒ぎで桜を見る会の疑惑をうやむやにされてはなりません

それぞれプラカードや鳴り物などを持参して官邸前に是非お集まりください。

金曜経産省抗議行動

日時:2020年3月27日(金)17時~18時

場所:経産省本館正門前

主催:経産省前テントひろば