テント日誌3月6日…いろいろの人に支えられて

経産省前テントひろば1639日

いろいろの人に支えられてあるテント

今日は朝から曇り空で雨を心配したが、一瞬ぱらぱら落ちてきただけで時折陽もさして暖かくて助かった。

Mさんが熊本・鹿児島に行き留守だったのでテントが手薄になるのではと心配したが、たくさんの人が来てくれて良かった。

まず時々寄ってくださる女性が台湾の方とテントで待ち合わせして美術館などご案内し、いろいろ話していた。

台湾の方は国で反原発運動をされているとのこと、台湾の運動のこと尋ねたらほとんどの人は原発に反対だが、デモに参加する人は少ないと言っていた。

そしてテント前で写真を撮って帰って行った。

久しぶりに来たA子さん、ヨーカンさん、調布のSさんなどとマイナンバーのことや食べ物の話で盛り上がった。

群馬から来た人はテントに何かあったらすぐ駆けつけたいが連絡方法はどうなっているのかなどYさんに尋ねていた。

ツイッターなどで発信する予定と話していたけれど…

そして「朝鮮総連・朝鮮学校をぶっ潰せ!デモin帝都」にSさんと一緒にサイレントカウンターとして参加すると出かけた。

テントにとばっちりが来ないかちょっと心配だったが、一台の街宣車がわめいて行っただけ。

通りがかった外国人のカップルが親指を立てて応援して下さる。

私たちのこと判ってくれて嬉しい。

平和でのどかな一日だった。(I・K)

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雨だけれど暖かい夜

日曜夜のテントは大賑わい。第1テントが一杯なので常連泊り担当さんが早寝するほど。

包丁談議やら猫談義やら。博識のKさんがベトナムやアジアの話。5年前に何をしていたかも皆で思い出した。

10時過ぎに「国会正門前平和通信」さんたち3人が167号を持って来訪、一瞬小雨になって少し沖縄のことを話した。

政府と沖縄県との和解成立をどう見るか?

参議院選挙最優先の安倍政権。辺野古工事を国交省が組み換えする為に少々休憩するのだろう、辺野古に造ると言っているのだからサミット後・選挙後にどう出てくるかが心配。それでも阻止行動の方も、闘いの体制を整えることができる。沖縄に行ってきた国会正門前さんが、長らくテント泊り担当をしていた(ぎょろ目の)Hさんに辺野古で会ったそうだ。

それにしても、なぜ辺野古新基地建設なのだ? まずは、世界一危険な普天間飛行場を閉鎖するべきなのに。1966年頃に米海軍が計画していた辺野古基地・軍港を、ベトナム戦争中で予算調達できなかった米国が今頃になって普天間移設と称して日本の予算で造らせようとしているのに。まして、アジア・太平洋戦争のあと、米国が国際法に違反して沖縄を実質占領したのだから、沖縄の米軍基地をすべて返還するべきなのに。

7日(月)には月例の辺野古実の防衛省抗議行動がある。(K・M)

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「アベ政治を許さない」全国一斉行動(渡辺一技さんの報告から)

3月3日午後1時、「アベ政治を許さない」全国一斉行動がありました

国会前には約100人が集まりました。

暖かな陽気で、国会議事堂の向かい憲政記念館の公園(?緑地)内には桜が咲いていました。

呼びかけ人の澤地久枝さんは「風邪をひいて一昨日まで10日間寝込んでいましたが、3日はどうしてもここに立とうと思って来ました。男の人も戦争は嫌だろうけれど、女の人は自分が生み育てた子供が戦争に駆り出されるなどとても許せることではないと思います。女の人はもっと声を上げなければいけないと思います。

生活保護受給者が増えているといいます。

子供の貧困や、親の介護で仕事を辞めざるを得ないなどで、暮らしが大変になっている人が増えているからです。

生活保護を受けることを恥のように思わされていますが、真面目に慎ましく暮らしていてもなお私たちの暮らしは苦しくなってきています。

恥ではなく堂々と受けていい権利なのです。

アベさんのやっていることは本当に酷い。

今日も東京だけでなく全国で、みんなが一斉に声を上げていると思います。

一人でも、仲間と一緒でも立ち、立つことが難しければメッセージを窓に貼るなどいろいろなやり方で、声を上げていると思います。

主権者として、これからも声を上げ続けましょう」

「全国スタンディング」の集計(3月4日現在)によれば、全国55ヶ所で920名が立って意思表示をしたそうです

東京はポカポカ陽気でしたが、旭川では雪の中でのスタンディングだったようです。

次回は4月3日、日曜日です。  

最高裁への申し入れ書

高裁判所第一法廷 御中
平成28年(オ)第320号,(受)402号 裁判長様

2016年3月4日
経産省前テントひろば
当事者申立人 K・M

福島第一原発事故直後に高木仁三郎さん他の本を読み、恐ろしい原発事故が既に予想されていたにも拘らず、止められなかったことを非常に悔しいと思いました。そこで、私は霞ヶ関に通い、多くの原発事故関連の検討会等を傍聴して一層驚きました。官僚たちが再び推進側に立って再度原発推進の行動をしたからです。文科省「損害賠償審査会」では東電に代わって賠償と避難を過少にしました。文科省「放射線量等分布マップ作成検討会」では統計のイロハに反する計算法でヨウ素分布を過少推定しました。環境省「環境回復検討会」では山林等で除染効果無しが実証されても強引に除染を推進しました。経産省のエネルギー・環境戦略検討では常に原発存続の為の資料を出しました。経産省「ストレステスト意見聴取会」では委員の厳しい指摘を無視して大飯原発の再稼働を促進しました。今の原子力規制委員会・原子力規制庁は反対派の声を封じて再稼働を推進するばかりか福島の人たちに被ばくを強要しています。
この数日に報道された、東電のメルトダウン隠し、九電の再稼働後の免震重要棟設置否定、関電の高浜4号機の放射能汚染水漏れと原子炉緊急停止事故の連続事故なども、経産省や原子力規制委員会の不当な行政に原因していると思います、官僚たちは、5年経過して人々が事故を忘れることを期待・予想して、被害者救済を止め、再び原発を推進し、さらにあろうことか原発輸出までしようとしています。

その様な状況を危惧して、私たちは経産省前テントひろばで毎日霞が関の人たち、特に経産省に対して、福島の声を聞け・核と命は共存できない・再稼働反対・電気は足りている…と訴えています。
私たちは、憲法21条で保障されている「表現の自由」を行使して、霞ヶ関の官僚たちに目覚めるように訴えているだけです。
私たちは、甘利明前経済再生担当大臣のような悪辣な大臣にお金を積んで立ち退き料を請求するような不法行為はしません。逆に、経産省からスラップ訴訟で脅かされています。

どうか、霞ヶ関の臍・峠の茶屋の維持を認めてください。
どうぞよろしくお願い申し上げます

経済産業省への申し入れ書

経 済 産 業 大臣 林  幹雄 殿

資源エネルギー庁長官 日下部 聡 殿

要望書

経産省前テントひろば

 先月末の福井県高浜原子力発電所3号機に続き、まさに本日、17時にも、関西電力が再稼働しようという高浜4号機で、わずか6日前、運転に直結、必須の一次冷却系の汚染水漏れが発生した。ボルトが緩んでいただけで、漏れた放射線量は基準値以下だったというが、その発表を鵜呑みにしたとしても8年前からチェックしていなかったとか、実際この低温・低圧で漏れる惨状で実用に耐えうるのか、深刻な懸念、問題だらけである。

それにも関わらず、何が何でも予定通り本日「再稼働強行」するという。

さらに一昨日は、福島原発事故での反省、放射線被ばく等での脆弱劣化の海外知見を踏まえた「40年ルール」を破り、本来廃炉にすべき1、2号機までをも再稼働させるとの報道があった。これらは一義的には事業者の責任であり、また規制すべき原子力規制員会の問題だろう。

しかし、その背後に隠れて、あたかも関係無いような顔をしている安倍政権、そして経産省の責任は、関電並み、あるいはそれ以上に重大なのである。

その典型は、経産省が策定し、安倍政権が閣議決定したエネルギー基本計画に基づく2030年におけるエネルギーミックス目標である。もし「40年ルール」遵守なら、万が一、既存原発を全て、規制委が基準適合と認め、実際に電力会社がフル再稼働させたとしても、10%余りにしかならず、全く「計算」が合わないにも係らず、原子力を20%以上と定めた。

こうした滅茶苦茶な「国策」の下で、危険な老朽原発を免震重要棟等の安全諸対策、まともな避難訓練~移住計画、責任の明確化、さらに放射性廃棄物の処分問題まで、何一つ解決しないまま、「とにもかくにも再稼働」強行、「済し崩し」の圧力となっている。

規制委の田中委員長さえも再三明言しているように、あくまで「規制基準に適合しているか」の審査であって、それが即ち「安全」を保証するものでも無いし、ましてや「推進派」の「免責」を意味することなどあり得ない。それなのに、事業者は無論「国民国土の安全を守る事こそ政治の第一の責任」等と称しては、改憲などへの強行を繰り返してきた安倍政権、就中、経産省は、自分たちこそが推進する「原発」から守る責任は丸投げ、放棄しているような態度である(事実、十数度に及び礼を尽くし、筋を通しての申し入れにも知らんふりを決め込んだ)。

福島原発事故は単なる人災、事故でも、まして天災でもなく、東電など自身が主因という津波の危険性を、社内でも自覚した後も隠蔽し続け、安全対応を怠った経営陣をはじめ「原子力ムラ」関係者による重大な裏切り、犯罪事件であったこともようやく明らかになってきた。事故にせよ犯罪にせよ、規制する者と、起こした者、起こさせた者の罪は比べようもない。

これらを肝に銘じれば、このまま「再稼働ラッシュ~原発依存社会」に逆戻りしていいわけがない。子どもたちでもわかっていることだ。直ちに改めることを強く要望する。

3月8日(火)原子力規制委員会院内ヒアリングにご参加を!
「川内原発免震棟問題/高浜1,2号機老朽原発延長稼働問題」
日 時:3月8日(火)14:30より17:30
会 場:参議院会館B103会議室   資料代500円
発 言:後藤政志さん、山崎久隆さん
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549

立憲フォーラムからのお知らせ 3月8日(火)14時20分~

「第2弾!ママと議員の憲法カフェ@参議院議員会館」

日 時:2016年3月8日(火)14:20~16:00

場 所:参議院議員会館 101会議室

講 師:弁護士 伊藤 真 先生

3月10日(木)九州電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:3月10日(木)17:30より18:20まで
場所:九州電力東京支社(JR有楽町駅日比谷口電気ビル前)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

毎週金曜日は5時から経産省前抗議行動(テントひろば主催)

官邸前抗議行動6時30分からもあります
★3.11経産省→東電包囲(「3・11」5周年行動

反原発美術館からのお知らせ 3月12日(土)の催し

(3/12(土)12時から(開始時間が1時間早まりました!)
A3BC:反戦・反核・版画コレクティブによるトーク&ディスカッション

テーマ「私/美術/社会(原発)はどう関わっていけるのか?」
高校生も参加予定。
どなたも参加できます。
 13:30ごろから

 木版画ワークショップ(12月に開催したのと同じ内容。木版画が初めての方でも、手ぶらで参加出来ますのでぜひ!)
終了予定:夜