テント日誌4月11日(木)経産省前テントひろば578日目…4月10日「脱原発テントと命を守る裁判」についての記者会見を開催しました 

4月10日(水)13時~、3月29日に国が東京地方裁判所に提訴した「経産省前テントひろば」に対する「明け渡し請求訴訟」に関して、テントひろばとしての見解と今後の対応を明らかにするための記者会見を開催いたしました。

当日の会見には、テント側から淵上さん、正清さん、江田さん、その他に大口弁護士、福島の被災者である亀谷さん、椎名さん、福島出身の講談師神田香織さんが出席され、TBS、NHK、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、新聞赤旗、共同通信などの大手メディアの他に、市民メディアのOurPlanetTV、IWJ、UPLAN、レイバーネット、フリーランスの田中龍作さんなどが取材してくれました。

冒頭には、司会者から「福一の事故は終息していません。被災者は救済されていません。除染作業も廃炉作業も上手くいっていません。汚染水計画は破綻しています。放射能汚染水の水漏れが起こっています。トイレなきマンションが爆発して2年経って、水漏れです。これは、見過ごせません。水に流せません。酷いもんです。配電盤故障で冷却装置が作動せずという事を2回も繰り返しました。福一はどうなっているか私達はとても心配です。福島原発事故の責任はおまけに誰もとっていません。こんな状態です。脱原発は国民多数の願いです。にも関わらず、安部政権は再稼働をもくろみ、原発輸出を促進しようとしています。原子力規制委員会は、規制基準を甘くし、地震、IC破断等、福一事故検証も不十分なまま、バックフィット、5年猶予、大飯原発特別扱い等、事業者の顔色をうかがって、再稼働促進をもくろんでいます。私達はこういう事を許せません。1年半前に私達はここの経産省前テントを建てました。そして、先々週記者会見しましたが、3月14日に仮処分の通知を受け、3月29日付で国が脱原発テントを提訴しました。これらに対して、私達の見解をこれから述べます。」と、原発の現状に対する認識と会見の主旨が述べられ、その後、出席者からの発言、質疑応答を含め約1時間に渡って会見が行われました。

会見中は、テントに来て下さった皆さんが、「とつきとおか未来を孕む女達」の期間中にテントにいらした方から寄せられた寄せ書きと「原発よりも命が大事!」「国と東電は福島と向き合え!」「子供被災者支援法の確立を!」と書かれたメッセージボードを出席者の後で掲げ、テントの存続の意義を訴えました。

当日の記事・映像は、以下でご確認下さい。

・UPLAN

20130410 UPLAN 「脱原発テントと命を守る裁判」についての記者会見

http://www.youtube.com/watch?v=8l6ZhCXwQyA

・IWJ

2013/04/10 経産省前テントひろばに迫ったスラップ訴訟 土地明渡しをめぐり裁判へ  ―「脱原発テントと命を守るための裁判」についての記者会見

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/73385

・田中龍作ジャーナル

【Occupy 経産省】 テント側が国を提訴 「原発政策にもの申す」

http://tanakaryusaku.jp/2013/04/0006969

・レイバーネット

みんなの脱原発テントを守りぬく!~テント前で記者会見

http://www.labornetjp.org/news/2013/0410shasin?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

(Toku-san)