テント日誌4月16日…川内原発テントから

今日のテント前は賑やかだった。 4月15日(金

今日は朝から強い風が吹いていた。
霞ヶ関周辺の鮮やかな緑を楽しみながらテントに行くと外務省前の異常な警備にびっくり。
そしてそれがロシアのラブロフ外相の来日だと思い当たった。
昨日も右翼の街宣車が外務省に抗議の声を上げて通ったので…
しばらくしてトランペットの音が響いてきた。
何事かと思ったら、財務省前で労働組合の人が鳴らしていたので一安心。
日比谷の集会の前段のようだった。

テント前に座り込んでいたら右翼が来るのでテント内にいるように指示されたので椅子を片付けて中に入る。
強風がテントを揺らすのでちょっと心配になったが、5年近く風雪に耐えてきた
だけあって大丈夫だった。
そのうち組合のデモが通ったのでHさんとエールを送った。
デモも右翼の街宣車のせいか交差点で長時間待機させられていた。
幸いテントには影響はなくて良かったけれど、

元右翼だったという若者が来てHさん、Yさんと話しこんでいた。
今は考えが変わってオリンピックのため明治公園から追い出されるホームレスの抗議行動に参加しているとか、若いのに歴史などよく勉強しているので感心した。

通りがかった男性、お金が掛かるでしょう。共産党から出ているの?と見当違いな事を聞く。とんでも無い、原発反対の方達のカンパでやっているのですと答えたけど判ってくれたかな?

4時ごろぼつぼつ抗議行動のためやってくる人も居たが、椅子を出せないのでテ
ント前でスタンディングアピールをしていた。
カナダの大学教授、コミニュケーションについて教えていると言う女性が寄ってくれ、生徒に伝えたいと写真を撮って帰られた。

5時からの経産省抗議では昨夜の熊本の地震と川内原発の関係などで一段と激しい声が起こった。九電は原発に異常はないと運転継続しているが本当?と気になる。

東京新聞に東電に国の融資が7兆円突破、返済分は電気料金に上乗せされている他除染費用などなどが載っていると言うので帰りにコンビニで買って帰る。
地震大国に危険な原発は絶対動かしてはいけないと強く思う。(I・K)

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川内原発周辺も映して欲しい 4月16日(土)

今日も外務省前は厳重な警備だったが、
毎週土曜日に来る“反原発ならろうそくで暮らせ!”と叫んでいく街宣車が通っただけ。
3時過ぎまで待機していた警視庁の方達お疲れ様でした。
熊本の大災害で右翼も自粛したのでしょうか?

埼玉から二人の女性、川内原発が心配で居てもたってもいられなくて、国会前で
何かやっているかと思ってきたと言う。
特別なことは無いと思うけれど、個人的にスタンディングしている人が居るかもしれないとお伝えする。

テントに来ると情報が得られるのでといって下さって嬉しいが、川内原発についてのことはテレビ・新聞以上の最新情報は無いので、たんぽぽ舎のメルマガを読んでくださるようお勧めする。
メディアは異常ないと言うだけなので信じられない。
福島原発事故の時もそうだった。
せめて原発周辺の映像を写して欲しいと…

3時前、国会前で川内NOの意思表示をして来たという女性が寄ってくれたので、埼玉の女性と合流できたのではと嬉しかった。やっぱりみんなの心配がひしひしと伝わってきます。

その後テント美術館を見に来てくれた男性・長く労働運動をされていたそうで連合初代会長山岸章さんの死去について言及していった。

4人組の女性たち同級会の帰りとか、カンパをして頑張ってと言ってくれる。
通りがかりの外国の方もエールを送ってくれて励みになった。

3時過ぎに外務省前の警備もコーンなど片付け始めた。
そしてMさんも来て下さったので私とTさんは安心してテントを後にした。

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川内原発テントからの報告 4月16日(土)

4月15,16の連日、震度7~6の大地震が熊本を襲った。以降16日朝まで計6回携帯の警報音が鳴り響いた。そして今、16日午前11時半、今度は日向灘で地震発生との知らせである。明らかに異常だ。地震の専門家でなくても、それは分かる。

九電はメディアその他から殺到する問い合わせに対し、薩摩川内市の震度は4と発表されたのに対し、原発構内では震度2であったと発表、原発は磐石と装い、熊本地震など対岸の火事であるかのようだ。
地震の発生で関心が原発に向くのを極力避けたいとの性根が透けて見える。しかし、問題は地震活動が異常に活発化しており、そのことが多くの住民を恐怖に突き落としているという現実なのである。

こうした地震の活性化のメカニズムは専門家といえども未知の分野だ。何はともあれ原発の稼働を停止し、学者、専門家を結集して科学的点検作業を行うべきだろう。老朽化した原発そのものが今回の地震でどのような影響を受けたのかの点検もまた同様だ。

テントには地元の方々を含め、 多くの方から心配の声が寄せられた。
中でも、水俣のWさんの、自然がね「あんたたち、こんな状況になっても原発停められないの? 」って、そういってんだよ、という言葉が心に沁みた。
「ストップ原発3・11鹿児島実行委員会」は、18日午後4時九電鹿児島支社に「原発の運転停止と全面点検」を行うよう申し入れを行うことになった。(E)

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4月18日(月) 「鎮魂 死者が裁くー呪殺祈祷僧団四十七士」

月例祈祷会 日時;15時~16時 場所:経産省前テント前

既におなじみの呪殺祈祷会です。前回は3月11日に行われましたが、呪殺とは死者による裁きです。東日本大震災から既に5年余が経たのですが、あの災害に責任あるものたち、とりわけ原発震災の責任あるものたちは、何事もなかったかのような振る舞いを露骨に示し始めています。原発の避難者に対する賠償の打ち切りをはじめそれは誰の目にも明らかになっています。あたかも時間が免罪をしてくれるような傲慢な所業です。また、電力業界やそれと利害を同じくする官僚らは他方で原発再稼働を目論んでいます。これらの所業を見るにつけて私たちは言いしれない怒りを覚えるものですが、彼らに対する有効な反撃もなかなか見出しにくいのが現状です。今こそ、死者の声による裁きの重要さを痛感する日々です。呪殺祈祷僧侶団はこうした声に応えて例会をひらきます。4月18日15時(3時)からの祈祷会に参加を訴えたい。(M)

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『戦争法発動させない!戦争する国許さない!安倍内閣は退陣を』

「4・19議員会館前行動』(総がかり行動)

4月19日(火)18時半~(衆議院第2議員会館前~国会図書館前)

呼びかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 http://sogakari.com/?p=1705

【案内】院内ヒアリング集会 4月22日(金)13時30分~
【案内】院内ヒアリング集会「原発の電気はいやだ!東電の電気はいやだ!どうやって選べばいいの?~電源構成を明らかにせよ~」
日時:2016年4月22日(金) 13時半~16時半
場所:参議院議員会館講堂
対象:経産省・資源エネルギー庁(14時~16時、予定)

 

4月22日(金)午後5時から:経産省前抗議行動(毎週金曜日)

6時30分からの官邸前抗議行動もあり

4月23日「伊方原発再稼働を許さない4・23in松山」全国集会

集会:13時~デモ終了予定16時 会場:城山公園安らぎ広場

「現地原発へ行く会」より参加者に交通費補助 主催:伊方原発をとめる会