テント日誌4月26日…テントの周辺も深緑に

経産省前テントひろば1324日商業用原発停止588日

テントの周辺も新緑から深緑に変わった

区議と区長選投票を済ませてテントに向かう。
投票場ががらがらだったのが気になった。
期日前投票したのだろうか。
国会通りの木々の緑が新緑から深緑に変わり、先日まで見えていた国会議事堂の屋根を隠してしまった。
午前中は風がまだひんやりして上着は欠かせないが、午後は暖かくて今度は日焼けが心配になるくらい。
座り込みには快適な陽気です。
午後通りがかった学生がおずおずと反原発の運動はいつやるのですか?と尋ねてきた。

チラシを渡して金曜行動やデモのことテントの話などして最後に原発をどう思っているか聞いたら難しい問題ですねとの答え、福島原発がいまだ終息していない事、原発は事故だけが問題ではなく動かすだけで被曝労働者を生み、海を汚す事など話したら熱心に聞いてくれ、ありがとう!と言って帰っていった。
その後、春日部から自転車でやってきた70代の男性、9条は絶対守るべき、福島原発が終わってないのに再稼働なんてとんでもないと安倍への怒りをぶちまけて、Mさんと長時間話して行かれた。
休日は外国の方も良く通る。たいてい好意的な態度をしめしてくれて嬉しい。
タクシーの窓から必死に手を振ってくれた女性がいてびっくり!
気がついてそれに答えられて良かった。
テントに近づいて黙ってチラシを取っていく人も居る。
4時過ぎ毎日欠かさず来てくれるM子さん第2テントのHさんにバトンタッチして私はテントを離れた。 (I・K)

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季節は最高なのだけどね!

学生のころ「深緑夏代」というシャソン歌手がいた。シャソンを聞かせる喫茶店がお茶の水にあって、彼女の歌を聞きに行ったことがある。ジローという名前の喫茶店だった。『学生街の喫茶店』(ガロ)というのがよく知られているが、そのころはこんな喫茶店もあったのだ。新緑から深緑に変わるころは新学年にも少し慣れてくるころなのだが、なんとなしに眩しいような感覚があった。そして、どこか、溶け込めないところも残っていて、孤立感もあった時期だが、時折、思い出すこともある。この後には連休が控えていたのだが、学生にとってはどこか取り残されたようなところがあって、あまりうれしくなかった記憶もある。

この連休の真ん中に憲法記念日がある。政府というか、時の権力からは邪見に扱われてきて不思議な感を持ってきたのだが、今回の憲法記念日もそうであるように思う。学生時代から憲法のことは関心を持ってきたのだが、その扱われ方の変遷も思い致すところだ。最近は憲法の事への関心が以前から比べればましていて、そのことは良いことだとは思っているが、『憲法』という言葉はもう一つピンとこないというか、体に馴染まないところがあると思えて仕方がない。政府や権力が邪見に扱ってきたことを除いてもそう思える。

その一つは憲法が移入された言葉であって、身体化(感性化)されにくいということがある。僕らの身体化ものにはならないところがあるのだ。日本では論理的言葉と情緒的言葉とが対立する精神的。文化的伝統が歴史的の通底音のようにあって、それは繰り返しある。憲法は論理的言葉の系譜に属していて、情緒(感性)的言葉になり切れないようなところがある。今、この情緒的言葉の基盤であった農村と農本的共同体が解体に瀕している時代にあってこの構図も壊れている。そうであれば、自由とか民主とこの言葉も論理的な物から、感性的なものに転じる契機を持っているのか。戦後という言葉にはそれがあったのだが、最近の憲法への関心の高まりにはそれがあるのか、そのような期待感もある。

憲法を馴染みにくい言葉にしている要因にはもう一つ左派的な思考がある。日本で憲法のことが人々の関心として現れたのは自由民権運動の時代と大正デモクラシ―時代である。大正デモクラシ―の時代は憲法が大衆化する時代の端緒をなすものだったが、この時にロシア革命に影響された左派的な思考では、憲法は自由や民主と同じで、古い時代(ブルジョワ革命)の産物であると扱われた。憲法(そこに表現される思想)は古い時代のものではなく、もっと永続的で普遍的なものであり、こうした歴史段階の理念にすることは間違いだった。ロシア革命のもたらした思想が左派的な思考から消える度合いだけ、この事は明瞭になって行くが、この思想に呪縛されている限り、憲法(自由や民主も含めて)の思想的な意味が見えてこない。従来の左派的思考が影響力を失われることで、憲法のことが再評価されるようになってきている。そこが現在、憲法が再評価されるようになってきているところだが、これは良き兆候といえるのだろうか。憲法記念日が近づいていて、こんなことを思いめぐらしていた。(三上治)

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いろいろのイベントの案内

●祝☆高浜原発運転差し止め!ありがとうパレード】
【日にち】
2014年4月29日(水・祝)
【時間】
14:00 宮下公園・集合
14:30 集会スタート
15:00 パレード出発
16:30 ゴール予定♪

【集合場所】
渋谷区・みやした公園

●4月29日チエルノブイリの日東京集会

日にち 4月29日 14時 16時デモ出発

場所  日比谷コンベンションホール(日比谷図書館地下)

 

●5月1日(金) 再稼働反対! 首相官邸前抗議

5月1日 金曜日  18時30~20時

●5月3日(祝) 「5・3憲法集会」

13時30分~15時30分 横浜・臨界パーク(みなとみらい線下車)

●5月3日(祝) 再稼働阻止全国ネットワーク第二回総会

憲法集会終了後 かながわ労働プラザ4F(石川町駅北口)