テント日誌4月7日…社会通念ならば再稼働停止だろうに 福岡高裁判決

経産省前テントひろば1671日

昨日のことから 素晴らし天気だった

今日は春らしい天気で座り込み日和
関電前行動に参加するため5時ごろテントに着いたらいつもよりたくさんの人が座ってくれていて嬉しかった。
川内原発仮処分申し立てが却下されちょっと落ち込んでいたが、それにもめげず、関電前にはたくさんの人が集まり大太鼓も参加して力強く再稼働反対の声を上げた。
詳細はシャワリンさんのツイキャスで見られます。

○http://twitcasting.tv/showering00/movie/259355941
○http://twitcasting.tv/showering00/movie/259370745

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今日は昨日とはうって変わっての雨 春の嵐(?)

今日は朝から激しい雨だったのでテントの中で待機
なにやら太鼓の音がすると思ったら日本山妙法寺の方達だった。
数日前から経産省前で座り込み、脱原発を訴えている。
雨なので立ったまま太鼓を叩いていた。

泊まりあけのSさんによれば8時半頃に来ていたとか、
本当にお疲れ様です。経産省に彼らの声が届いて欲しい…
しばらくして郵便が届き、その後宅急便も来た。
数件の電話に対応し、あとはSさんの買ってきた東京新聞を読んで過ごす。
前ウルグァイ大統領ムヒカさんのインタビュー記事に感動した。
彼は「私たちは戦争を終わらせる義務がある」「富に執着し絶望して生きて欲し
くない」と言っている。

そして広島を訪れる重要さにも言及している。
日本は憲法9条を持つ国なのだからそれを武器に世界平和をめざすべきなのに為政者は普通の国になりたいのでしょうね。
昼休みに時々来てくれる男性・そして木曜日などに訪れて下さるIさんだ寄って下さった。3時ごろ雨が小降りになったので私は失礼した。静かなテントでした。(I・K)

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社会通念ならば再稼働停止だろうに 福岡高裁判決について

福岡高裁宮崎支部の西川裁判長は「川内原発の運転差し止めを求めた住民側の抗告」を棄却した。理由は絶対安全性を社会は求めていないとし、再稼働を認めた原子力規制委員会の判断は合理的であるとした。平たく言えば、絶対性の確証はなくても、常識的にみて安全であれば運転は差支えないということであり、規制委員会の判断はそれに妥当しているとするものだ。社会はそれを認めているとして社会通念ということを持ちだしたのである。これは九電やそれを支持する側の論拠に立った判断であるが、やはりこれはおかしなものだ。大津地裁の判決の明晰さと対照的といっていいが、彼がわざわざ持ちだした社会通念としていえば、事態は逆であるように思う。社会通念ならば、再稼働停止というべきであり、彼の認識というか、見識は社会通念に反しているというべきである。

原発の安全性は現在の科学の水準では求めることができない。絶対に安全な原発は存在しえない、これが社会的な常識になっていることを裁判所も認めた。この点はかつての安全神話が常識のように流通していた時代から見れば大きく変わったことであり、これは福島原発事故がもたらしたものである。だが、これは科学と安全性という一般的なことではなく、原発事故というおおきなリスクを目前にしたことであり、原発の再稼働や存続にとって重要な判断の根拠となるものである。絶対に安全なものとしての確証がなければ、原発の再稼働や存続はないというのが福島事故によって、その衝撃を通して人々が持った認識であり、社会通念であるといえよう。安全ということと絶対的とは相等しいというのが、この事故によって人々が持った認識であり、それだけ事故のリスクが絶対的と言っていいほど凄まじいものだと知ったのである。もはや原発は存在させてはいけない、という考えから、安全性を模索するというところまで結論には幅はあっても根底にはこういう認識ができたのだ。

だが、西川裁判長は今回の判決にあたり社会通念としてその絶対的な安全性を原発の稼働の条件として求めていないとした。これは疑問である。社会通念をどこに求めているかということもあるが、常識的にこれはおかしいのだ。先にも述べたように福島第一原発事故のもたらしたもの、あるいはその衝撃の大きさから、社会(一般の人々)は絶対的に安全ではない原発の稼働などは認められないと考えたのではないか。西川裁判長が社会通念として絶対的な安全を求めていないとした根拠が明瞭でないが、これはどう考えてもおかしいのではないか。

確かに安全でなかろうが、原発を稼働させたいというのが電力業界の本音であろうし、それに利害をともにする官僚などの考えである。原発の安全性を求めたら、再稼働はできないし、原発の耐用年数が来てしまうことを彼らは承知しているのだと推察できる。使用済み核燃料の始末のことをあげてもいいだろう。彼らは安全など関係なく、再稼働させたいのであり、リスク(危なさ)を承知で動かしたいのだ。福島の事故の原因すら究明されず、事故の収束の展望を持てない現状が何を意味するか彼らはよく知っているのだ。原発の実態を独占していて、外部からは本当のことが分からないということを条件にして隠ぺい工作や安全神話を作りあげてようとしているだけだ。彼らの経済利害はそれほど強いものであり、経済的な利害が生命というよりも優位に置かれている現状が実際のところであろう。僕らはそれゆえにそれに対決しているが、彼らの既得権益や経済優位を現在的な人間にしいる宿悪のようなものとして理解している。なまじかのことで勝てない現実的な理由であると見ている。人間の生み出したものの恐ろしさとでも言ってもいいのだ。だから、かれらの論理や欲求を軽いものとはみてはいない。

西川裁判長のいう社会通念は電力業界やそれと利害を共にする人たちの通念にほかならず、国民、あるいは一般の人々の通念ではないのである。適当のところで安全性の基準をうちだし、原発を再稼働させたい人々の通念なのだ。これは安全であろうがなかろうが、原発が動くことによる利益を優先させたい人々の理屈である。科学的にみての安全性というのは、その理屈に与えた衣装のごときものである。そうでないなら福島原発事故の究明も収束もできているはずである。西川裁判長の社会通念は特定の、それもかなり偏った人々のものである。僕はそれが既得権益や経営上の利益という強い欲求から出てきてものであることを認めることにやぶさかではないが、それを社会通念といわせるわけにはいかない。社会通念としたら逆のことがいえるはずだ。怪しげな御札のようなものはいらないから、原発再稼働なんてとんでもない。それが一般の人々の認識であり判断である。(三上治)

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・4月8日(金)午後5時から:経産省前抗議行動(毎週金曜日)

6時30分からの官邸前抗議行動もあり

・福島原発告訴団からのお知らせ

4.9 福島原発刑事訴訟支援団 福島集会!

ひろげよう!福島原発刑事訴訟支援団 福島集会
~ようやく原発事故の責任が問われる~
日時:4月9日(土) 14:00~16:00
場所:郡山市 郡山ユラックス熱海 2階第1~第3会議室

・【案内】院内ヒアリング集会「原発の電気はいやだ!東電の電気はいやだ!どうやって選べばいいの?~電源構成を明らかにせよ~」
日時:2016年4月13日(水) 13時半~16時半
場所:参議院議員会館B105会議室
対象:経産省・資源エネルギー庁(14時~16時、予定)
主催:経産省前テントひろば
経産省前テントひろば〒100-0013東京都千代田区霞が関1ー3ー1
電話070-6473-1947 メール
tentohiroba@gmail.com ブログhttp://tentohiroba.tumblr.com/
紹介:参議院議員 福島みずほ事務所

・『戦争法発動させない!戦争する国許さない!安倍内閣は退陣を』

「4・19議員会館前行動』(総がかり行動)

4月19日18時半~(衆議院第2議員会館前~国会図書館前)

呼びかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 http://sogakari.com/?p=1705