テント日誌5月13日…座り込み日和

経産省前テントひろば1707日

座り込み日和だった

今日も晴れ渡った良い天気
まさに座り込み日和です。
でも午前中のテント前はひっそりとしていた。
11時過ぎて久しぶりにYさんが来てくれホッとした。
その後東電株主訴訟に参加された方等が何人か寄って下さった。
午後修学旅行で富山から来たという男女5人がテントを興味深く眺めていたのでチラシを渡したら気持ちよく受け取ってくれた。
若い人たちに原発を動かしてはいけないことしっかり判って欲しいと思う。

今日は恒例になった5時からの経産省前抗議行動を30分で切り上げ幟旗を掲げて有楽町の九電前へと向かった。
集会では九電への申しいれの報告がなされ、久見崎テントからの様子なども話された。
そして抗議行動と同時に「川内原発止める・止めなくてよい」のシール投票を
行った。道行く人たちは急ぎ足で通りすぎ無関心な人が多かったけれど、
双葉町のKさんなどが必死に呼びかけて50人以上の方達がシールを貼ってくれた。その中でただ一人止めなくて良いがあったとのこと。

スピーチの合間にみんなで川内原発ただちに止めろと声を高く上げました。

行動の様子はツイキャスでご覧下さい。

http://twitcasting.tv/showering00/movie/270488408

5月14日(土)

13日の金曜日に経産省前テントひろばが「中央構造線が動いている! 川内原発今すぐ止めろ! 5・13九電東京支社・経産省抗議行動」を実施した。
(九電東京支社申入れ行動)
まず、15時半に九州電力東京支社を5人で訪問し、応接室で業務推進グループの2人と面会した。まず、淵上さんから「要望・質問書」を提出し、熊本地震に鑑み川内原発を直ちに止めるよう、免震重要棟を耐震支援棟に代替させる方針を直ちに撤回するように要求し、特に九州電力の「安全文化」を糾弾した。藤本グループリーダの回答に対して久見崎現地の声を含めて5人が口々に厳しく追及し、17時前になったので後日の回答を頂くことを約して申入れを終わった。
原子力規制委員会の審査では免震の言葉が飛び交い免震重要棟が今年の3月に建ち上がる約束であったのに土地を造成しただけ、ところが今見直し審査中の耐震棟でさえ建ち上がるまでに着工後2年もかかるとは驚いた。規制委と九電が「国民」騙し続けているのだ。
(経産省本館前抗議行動)
17時からは毎金曜の経産省前抗議行動。申入れ組も急いで霞ヶ関に戻り、約50人で川内原発を止めろ、原発推進政策を止めろと糾弾した。福島から避難している方からもふるさとを返せ、福島を返せと訴えた。霞ヶ関・虎の門のビルから出て来て帰路に着く人たちに、川内原発を止めるべきかどうかのシール投票を開始するとともに、テントニュースを配布した。
いつもの半分30分で切り上げて、再び有楽町に向って経産省に面する歩道を歩く。関電が入る富国生命ビル前ではたんぽぽ舎の人たちが抗議行動をしている。東電本店で短く抗議行動して九電東京支社が入る電気ビルディングに到着。
(九電東京支社抗議行動)
18時に抗議行動を開始。夕方の申入れ行動の報告をした後。皆で「川内原発を直ちに止めろ」と電気ビル7階に向って何度も訴えた。久見崎テントから戻ったNさんからは、熊本大地震後に川内原発ゲート前を三菱重工の職員を乗せたバスなど多くの車の出入りがあり、地震で何かトラブルがあったのでは、と報告した。また、鹿児島から、この日の昼から16時まで県庁前で座り込み行動・夕方には天文館で街頭情宣行動が行われたとの電話報告。
なお、経産省前から引き続いてIさんが実施したシール投票の結果は、55対1で「川内原発を止めるべき」が圧倒した。
中央構造線が動いている中何としても川内原発を止めるべきとの訴えを続け、19時過ぎに抗議行動を終了した。
(K.M)

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シール投票を実施しました(経産省前・九電支社前)

シール投票の集計、画像に収めたのでご確認ください。
経産省前のシールは10枚ほど。55:1でした。
「止めなくてもいい」を貼ったのは中年の背広姿の男性で、
「(原発に)賛成だけどいいのかな」と勇気?を出しました。

個人的には初めての試みでしたが、ビラ配りとは違いシールを貼る間に若干の言葉を交わすことができるので
小さい意思表示のリアクションがよく分かります。

鹿児島の出身地を告げた方が5名ほどいました。
熊田さんの「原発やめよう」タグを渡すと皆さん笑顔で受け取りました。

シールの渡し方、ボード文字の小ささ、反省点が多々ありましたがカンパ箱はテントの丸缶でしたが、目立たなかったようです。50円。
経費300円、シールと用紙はまだ残っているのでいずれまたトライしたいと思います。

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今夜の経産省前テントひろば主催
13日の金曜日行動(17時~経産省本館正門前抗議…18時~九州電力東京支社抗議)
http://twitcasting.tv/showering00/movie/270488408

申し入れ文は、経産省宛は前回の回答待ちのままですが、九州電力社長宛は後ほどブログ等にアップします。
(添付の写真は九電東京支社内。いつも、お茶も出してくれるのですが、肝心の中身は報告の通り、酷すぎるものでした)

また、今日からテント公式ツイキャス「テントカメラ」http://twitcasting.tv/tentcam/show/でも
緊急時に限らず、朝の風景、毎週金曜日17時~18時の経産省前抗議などテント行事も配信していく予定ですので、宜しくお願い致します。

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九電への要望および質問書(渕上太郎)

九州電力株式会社代表取締役社長 瓜 生 道 明 殿
要望及び質問書
経産省前テントひろば
〒100-0013千代田区霞が関1-3-1
電話070-6473-1947

去る4月14日21時から始まった熊本を中心に大きな地震は、現在でも余震のようなものが続いています。今日までの最大震度は7(M7.3)とされています。今回の地震は、当初14日のM6.5 の地震が本震とされていましたが、16日未明に上記M7.3 の地震が発生したことを受けて、気象庁は同日、16日未明地震が本震で、14日の地震は前震であったと考えられるとする見解を発表しました。そして1週間ほどで収束するという見通しとも異なって、今日まで余震は1500回を数え、M5.0を超える地震だけでも4月29日までに20回を数えています。すなわち、熊本地震は、今日までの地震に関する知見を超える想定外の大地震でありました。
多くの国民は熊本地震を目の辺りにして、「川内原発は大丈夫か?」と心配し、御社にもメール等が届けられたと存じます。しかし御社の対応は、原発の基礎岩盤に設置している地震感知器の記録はいずれも、「原子炉自動停止設定値160ガル以下であった」という素っ気ない発表をして、平然と運転を継続しています。問題は、地震感知器の記録が160ガル以下であったかどうかだけではなく、今回の地震が想定外の地震であったことを真摯に受け止め、少なくとも16日未明の地震が起きた時に、一旦は原子炉を停止させるべきではなかったのか、ということです。

これが、安全文化というものです。瓜生社長は、原子力規制委員会が、川内原子力発電所についての原子炉設置変更許可を2014年9月10日に承認した直後の10月29日の規制委員会で、安全文化醸成という議題のなかで、「不確実性の高い自然現象への備えや原子力のリスクに対するマネジメントにおいて反省すべき点があり」「法令・企画・基準に留まらず、新たな知見を積極的に取り入れ、安全対策に反映する」「地域の皆さまの声をお聞きし、真摯に受け止め」などと仰有っています。
「原発の安全性」などと枕詞のように言うのは簡単です。大事なのは、これが日々の原子力安全の実践のなかで生かされていくのか、です。今回のような、これまでの知見・想定とは異なり、理解しがたい振る舞いの大地震に際しての、御社の上記のような対応はみずから言う安全文化に逆行するものです。到底納得できるものではありません。
しかも、御社では昨年12月、それも川内原発の1号機、2号機を再稼働させてしまってから、免震重要棟は作らず、小さな「耐震支援棟」で代替させる方針を表明しています。これは原子力規制委員会に対する裏切りですが、何よりも国民・地域住民に対する裏切りであり、東電福島原発事故の重大な教訓の1つを踏みにじるもので、このタイミングの方針転換は「再稼働してしまえばどうにでもなる」という姿勢の現れではないでしょうか。
1.今回の熊本地震を鑑みて、川内原発1、2号機を直ちに停止させてください。
2.その後田中原子力規制委員長とも面談されているようですが、免震重要棟を耐震支援棟に代替させる方針を直ちに撤回してください。
以下質問です。

1.熊本地震において川内原発1、2号機をなぜ緊急停止させなかったのか。安全文化醸成という課題との関係で説明してください。
2.免震重要棟を耐震支援棟に代替させるという方針転換は、「総合的判断」とされていますが、なぜこのような判断に至ったのですか。経済的・コスト的理由ということでは、「安全性」とは全く反対のことになります。
            2016年(平成28年)5月13日(金曜日)
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