経産省前テントひろば1807日後
福島原発かながわ訴訟の会の人が訪れた 5月14日(金)
昨日とは打って変わって、朝から空はすっかりと晴れ渡っている。今日は30度近くまで上がる予報だ。こうも、天気の変化が激しいと中々身体がついていけない。 パラソルの下で 座り込み開始だ。今日は水曜日に倣ってバナーを横一列に並べて取り付けてみた。横にずらっとテントの主張が分かりやすく表現できて、何のために座り込みをしているのか、通る人にもはっきり見えて良くわかる。 1時スタート。
福島原発かながわ訴訟の会の人で今日の口頭弁論に参加すると言う女性が現れ、カンパをしてくれた。あとでチラシを頂いたのだが、今日が第6回の口頭弁論の期日だそうだ。次回は7月16日(金)午後2時からの予定だそうだ。
サンケン電気支援の闘争の中で、韓国の地方労働委員会では「当事者間の円満な協議」を求めて「和解を勧告」し「1週間の調整期間を与える。」とする裁定を下した。ところが、韓国サンケンの元経営陣は話し合いに応ぜず連絡も取れない状態。10日の埼玉市民の会の定例の月曜行動で本社にこの裁定を踏まえた話し合いを求めたところ、あろうことか警察権力に通報し、仲間1人を逮捕させた。労働委員会の裁定を無視するサンケン電気と労働争議に介入した埼玉県警新座署の不当逮捕を許すことはできない。 (S・S)
核・原子力への想像力を持たない人権後進国日本 5月14日(金)
「福島は終っていない、原発を終わらせよう」と声を出してリーフを撒いたところ、温かい陽ざし故かいつもより受取が良い。
続いての経産省抗議行動。いつもの「経産省は嘘をつくな、老朽原発うごかすな」などのコールや「ああ福島」「水に流すな」の歌を挟んで次々とアピール。
・前日の「エネルギー基本計画」基本政策分科会ではエネ庁から原発温存の資料配布。雨の中で座込みの場から抗議行動をして本館に入っていく委員に脱原発を訴えた。
- 破局を科学的に予測出来てもそれを信じることができない、想像力の欠如だ(戸谷洋志「原子力の哲学」集英社新書)。広島・長崎・福島を経験してもなお!
- 南海トラフ巨大地震は必ず起こる。地震動が181ガルと説明する四国電力もひどいが、それを容認する原子力規制委員会は原子力寄生委員会だ。
- 再生エネルギーの技術があったにも拘らず、原発に税金を注ぎ込んだ為に、今や再エネでも後塵を拝している日本。「エネ計」検討の委員たちよ反省せよ! 委員たちを取り換えよ!
- コロナ対策無能の菅政権が、他の報道が少ない中で国民投票法・デジタル法・入管法などの採決を強行している。またミャンマーやイスラエルで起こっている人権侵害に加勢している。皆で声をあげよう。
- サンケン電気闘争においても逮捕者が出た。何度も不当逮捕を経験したテントひろばは強く抗議するぞ。
- 経産省はいつまでも誤った原発推進政策をするな、いい加減に目覚めよ。
入管法反対で国会議員会館前で座込んでいる人も居て、いつもより少ない45人の抗議行動を終えた。 (K.M)
静かな土曜日っていうところ 5月15日(土)
車の音と鳥の声、それ以外は静かな土曜日。毎週似たようなものだがエンジン音と鳥の声は奇妙な取り合わせ。鳥の声はいつ聞いても良いものだ。微妙な鳴き方の違いに耳を傾けていると陶然としてくる。すべての声に意味があるのだろうな。 (O・O)
雨に降られての一日、でも、最後まで座りこめた 5月16日(日)
小雨でした。途中やや雨脚が強くなった時もあって、もうダメかー早仕舞いするしかないかーという感じでしたが、3時までできました。
私がスマホを持たずに家を出た(出がけに見つからなかった。実は椅子の上に置いてあったのに、猫が寝そべって、背中で押して、椅子の影に落としてしまっていたのでした。ために、写真も撮れないし、ツイッターで実況の報告もできなかったのでした。このメールに添付してある写真はT久さんが撮ってくれたものです。
参加12人。
3時、終了して椅子や幟を片付けた直後、デモ隊が来ました。東の方から来て、厚労省や農水省のある一角を回って日比谷公園方面に戻って行きました。もともと日比谷公園で集会をやっていたしいです。ミャンマーの軍事政権を日本のODA が支えていることへの反対デモで、200人くらいだったでしょうか。知った顔もいました。(はしゆき)
関西生コン裁判に参加した 5月17日(月)
今日は午前11時半から関西生コン裁判。10時から地裁前で情宣活動があるというので参加した。20名ほどが参加。この裁判は三年ほど前に『週刊実話』が3回にわたって関西生コンに対する誹謗中傷のキャンペーンを行ったことに対して名誉毀損罪で訴えたものである。関西では何年も前から関西生コン労働組合が生コン企業に対して要求する労使交渉に対して警察権力が介入してきて暴力行為をでっちあげて不当逮捕・起訴の大弾圧が行われている。これに対して全国の労働者・市民が支援に立ち上がっている。この裁判もその一つである。労使交渉は企業の不当労働行為から労働者を守る為に憲法で保障された労働三権であり本来なら警察権力が介入してはならないものである。警察が誰の味方をしているか如実に判る。次回は7月14日16時~。
今日の天気予報はあべこべで午前中は降らないで午後から断続的に降り続いた。それでも11名が座り込みに参加してくれました。
緊急事態宣言プラス雨のためか人通りは少なかった。
関西生コン裁判支援の為に来られた横浜のKさんが裁判の帰りに座り込みに参加してくださった。このあともうひとつ予定が入っているとのことで早めに演説された。ユーモアを織り交ぜての経産省に対する舌鋒鋭い演説に聞いている皆が「その通り!」と声を上げ大拍手で盛り上がった。
3時過ぎに『桜を見る会』などで活躍されているKさんが来られた。「官邸前でやっている集会に?」と聞いたら『現代版・治安維持法』と言われている土地規制法反対の集会に参加してきたとのこと。これについてはよく知らないので今後勉強していかなければならないと思った。(保)
川内テント応援の会合に上京してEさんらと久ぶりに 5月18日(火)
今週はずっと朝から曇の予報。そして今日は午後には雨も予想されているなか、いつものように12時からの座り込みが開始された。通常は後半担当のAさんと入れ代わったために2時の到着を目指して家を出てはみたものの、20分程も遅れて経産省前に到着した。人通りの少ない経産省前に6~7人で座っていると、アッという間に終わりの時間が近づいた。そろそろ終わりの時間かと思う4時5分前となって、空からは大粒の雨が落ち始める。そこで急いで撤収作業をはじめる。それでも4時過ぎには雨も止んで、5時からの川内テント応援団会合に上京してきたEさんらと久しぶりにゆっくりと話しをして過ごした。(EO)
梅雨の季節になってきました 5月19日(水)
朝から雨。終日雨。少し寒かった。
Oさんは雨の日は万一滑ったりしたら大ごとになるので、無理しないとなっていたが、これからは梅雨のようになって、いつも雨かもしれないと思って、今日は来たと言われる。倉田さんは規制庁抗議から回って来られて、経産省批判の演説。トリチウム汚染水の問題にしても、水と同じだというなら、自分たちが飲んでみてから言えといっていた。
遅い、遅いと待ちわびていたOさんの願いが届いたのか齋藤さんが2時半過ぎに来られた。3時前にはたんぽぽ舎の「東京のナベさん」が来られた。仕事がるには早いので聞いてみたら、雨のために早しまいしたようだ。いつものように木の椅子持参。
川口のAさんも雨が降り続くなか来てくれた。9条改憲阻止の人も事務所の会議の途中に立ち寄ってくれた。吉良よし子サポーターの二人も体が疲れたので仕事を早しまいして参加してくれた。当番だけかなと思ったが、いろんな人が来てくれた。通行人が「頑張るね、身体に気をつけてね」と励ましてくれた。(保)
オリンピックやめてコロナ対策をのデモの声あり 5月20(木)
経産省前に着いた時は曇っていたが、暑いくらいだった。
セッティングしてしばらくすると斉藤さんが重い荷物を持って現れた。
国会通りを官邸の方に向けてデモが通ったのでYさんが見に行ったら全労連の請願デモの様だった。
「オリンピックはやめてコロナ対策を!」などの声が聞こえた。
みんな思っているのに決断できないのは何故?ですよね。
通りがかった88歳の男性がYさんに原発はダメ、戦争は絶対してはいけない、8年も安倍が政権を担った弊害などを話して行ったそうだ。
天気予報では3時ごろから雨と言うことだったらしいのに一時半ごろボツボツと落ちてきた。
そしてずっと小雨が続きうすら寒くなった。
今日は当番の他、吉良サポーターのお二人そして仕事がキャンセルになったとWさん。Wさんが美味しいドーナツを差し入れてくれみんなで頂く。
2時過ぎて後半当番のTさんが来たので私とヨーカンさんはテントを離れたが、そのあと御大Sさんも座り込みされたようです。そして通りがかった外国のカップルが”頑張って!”と言ってくれたとの報告がありました。
嬉しいですね。
今日は老朽美浜原発3号機原子炉に燃料装荷を行うと言うことで関西では抗議行動、申し知れなどが行われたようです。
私たちも雨にも負けず頑張らないと・・・・・(I.K)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その173
「想像力」を鍛えよう、戸谷洋志著「原子力の哲学」(集英社新書)が教える人類の愚かさ ~広島・長崎・福島を経験した地震大国日本で脱原発を実現できない理由は「想像力」~
2021年5月16日 木村雅英(経産省前テントひろば)
若い戸谷洋志さんが何と明解な文を書いてくれるのだ! 哲学の書「原子力の哲学」を読み始めて一番に感じた、同年代の斎藤幸平さん『人新世の「資本論」』もそうで一気に読めた。
戸谷氏は、科学的・技術的な言説で原子力を語ることに限界があると考え、7人の哲学者の考察を紹介しながら、次の様に結んでいる。
- 全面的核戦争の脅威とともに、一見平和的で人類の便益に適う原子力発電に、私たちが飲み込まれている現実が脅威だ
- 自然科学的な専門知に基づく予測には限界がある
- 破局が予測できたとしても人間にはそれを信じることができない
★脅威への抵抗の為に、①領域横断的な対話を、②想像力を鍛えよう、③落ち着いた態度で熟慮する余裕を!
そう、専門知に基づく予測の限界と人間の想像力の無さが今の愚かな現実を招いている。とりわけ日本では、東電福島第一原発事故後10年を過ぎて、福島は全く終わっていないにも拘らず、経産省は今また第6次「エネルギー基本計画」で地球温暖化対策を口実に原子力発電を残そうとしている、十年止まっていた老朽原発まで動かして!
私たちも、地球上の総ての生き物への想像力を鍛え、未だに原発を残そうとしている政治家や官僚たちに、科学的事実を突きつけながらより「想像力」を持つように訴えよう。
戸谷洋志著「原子力の哲学」(集英社新書)紹介
マルティン・ハイデガー、カール・ヤスパース、ギュンター・アンダース、ハンナ・アーレント、ハンス・ヨナス、ジャック・デリダ、ジャン=ピエール・デュピュイ。
本書は原子力(核兵器と原子力発電)をめぐる7人の代表的な哲学者の考えを紹介し、それぞれの人と思想の関係を整理する。
技術、自然、そして人間――。
原子力の脅威にさらされた世界はどのようなもので、そうした世界に生きる人間はどのように存在しているのか、その根源を問うていく。
◆目次◆
第1章 原子時代の思考――マルティン・ハイデガー
第2章 世界平和と原子力――カール・ヤスパース
第3章 想像力の拡張――アンダース
第4章 世界の砂漠化――アーレント
第5章 未来世代への責任――ハンス・ヨナス
第6章 記憶の破壊――ジャック・デリダ
第7章 不可能な破局――ジャン=ピエール・デュピュイ
5月24日(月) 月例祈祷会 「死者の裁き」
15時 経産省前テントひろば JKS47士
5月28日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~18時 経産省前テントひろば
5月28日(金) 大間原発裁判 15時 東京地裁
報告と講演会 16時~ 参院議員会館
大間原発裁判の訴え 転載
みなさま 松田です。 BCCで複数のML等に送信しております。 重複ご容赦ください。 函館市が提起した大間原発建設差止等訴訟は、日本で初めて自治体が原告となって原発の差し止めを求めた裁判です。 建設中の大間原発は、函館市から30キロの距離にあります。 大間原発から50キロ圏内の函館市を含む北海道の道南区域には、37万人の人口を抱えています。 大間原発が過酷事故を起こした場合、避難は不可能です。 前回の期日より、係属裁判体が民事3部に変更となりました。 今回の期日では、新たな裁判体に対し、これまでの訴訟の内容を理解いただくために、プレゼンテーション資料を用いて、本件の争点や大間原発の問題点をわかりやすく説明いたします。 裁判終了後、市民による記者会見を兼ねた報告集会も企画されています。 コロナ禍拡大防止のため、マスクの着用、消毒などご協力ください。
函館市大間原発建設差止等請求訴訟 第24回口頭弁論
期日 5月28日(金)15:00 東京地裁103号法廷(最寄駅 地下鉄:霞が関A1出口) <抽選>当日午後14時40分までに指定場所に来られた方を対象予定 詳細は東京地裁ウェブサイト https://bit.ly/3f4GgsZ にアップされます。
▼函館市:大間原発の建設凍結のための提訴について http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031000166/ 記者会見を兼ねた報告集会 ※15時から入館証を配布いたします。
16時00分~18時00分/参議院議員会館 B107 (最寄駅「永田町」「国会議事堂」)
1.講演 「あれから10年 東電被曝・今フクシマで何が起きているか」小笠原和彦さん(ライター)
2.弁護団報告(17:00~) 「新たな裁判体へ これまでの訴訟の内容を理解いただくためのプレゼン」(中野宏典弁護士)
3.現地からの報告 ▼詳細(チラシ) https://bit.ly/33ZSnRA 主催:大間原発反対関東の会 イロハネット(090-6517-3341 山本) 賛同:経産省前テントひろば 070-6473-1947
松田奈津子さくら共同法律事務所http://www.sakuralaw.gr.jp/弁護士 河合弘之 原発担当脱原発弁護団全国連絡会 事務局http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/
5月30日(日)脱原発青空川柳句会 選者:乱鬼龍 12時:経産省前テントひろばにて 参加を!
6月2日(水)老朽原発稼働阻止 日本原電前抗議17時~
6月2日(水)東電本店前向後行動 18時45分~
お知らせ:渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばでも販売します。予約受け付中
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円