経産省前テントひろば1354日商業用原発停止6月18日
戦争法案の国会審議がはじまった
「紫陽花の季節にはまだ少し早い」のだけれどと書いたからではあるまいが、「国会をあじさいで囲もう」(国会正門前あじさい(雨傘)アクション)の招待(呼びかけ)が舞い込んできた。6月1日(金)~7月31日(金)まで月~水は19時~20時、木・金は20時~、あじさい(雨傘)で取り囲もうというものだ。紫陽花模様、あるいは紫陽花のペイントをした雨傘を持って国会審議を開始しょうというわけだ。僕は毎日参加できるか、どうかは分からないが、紫陽花の模様を施した雨傘を作り参加したい、と思う。テントではTシャツを作って売り出しているが、誰かTシャツでも作るといいのかも知れない。紫陽花のTシャツは戦争法案に反対の意思表示だとわかるといいと思う。何かにつけて自粛や自己規制が流行りの世の中に対する静かな抵抗になるかもしれない。
5月26日は国会で安保11法案(戦争法案)の審議がはじまった。先週も国会周辺では座り込みなどがあり、5月24日(日)には辺野古に新基地を作らせないための国会包囲行動がり、1万5千人もの人々が国会を取り囲み、声をあげた。経産省前テントは6月19日(金)13時30分よりの控訴審を控えているが、変わりのない毎日を過ごしている。淡々としていて何の変哲もないように見える毎日でも、小さなドラマなどはあるわけだが、国会周辺が活性化すれば、自ずとその影響はある。テントを訪れる人も、テントを目安に国会周辺に来る人も増え、議論も原発のことと安保法制のことも関連して出てくる。僕個人は健康のことがあって、泊りを控えさせてもらっていることが、気になっているが、焦っても致し方がないのでなるべく短時間でもテントに足を運ぼうとしている。ついでに国会の方にも足を運びたい。
テントは存在しているだけで、多くの人が気になる存在になっており、その意味を最近、あらためて確認している。国会前行動があたりまのようになる中でテントとの連携も強まるだろう。国会周辺で久しぶりに顔をあわす友人も増えるだろうが、それも楽しみの一つである。(三上治)
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28日、29日(金)は官邸前行動があります
「戦争法案反対・国会前集会」
5月28日(木)18時30分~(連続行動第2回)
場所:衆議院第2議員会館前
主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
http://sogakari.com/?p=181
<毎週木曜日 18時30分~>
6月 4日(連続行動第3回)
6月11日(連続行動第4回)
6月18日(連続行動第5回)
※戦争法案反対・国会包囲集会(大結集を!)
6月14日(日)14時~15時30分
6月24日(水)18時30分~20時
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テント日誌の読者からのメールです。紹介します。
真宗大谷派(東本願寺)が安全保障法案に対する宗派声明http://tco/3crsI09nau
を5月21日宗派総長名で発表したので紹介します.
日本国憲法の立憲の精神を順守する政府を願う
「正義と悪の対立を超えて」
私たちの教団は先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して多くの人々を死地に送り込んだ経験を持っています。その過ちを深く慚愧する教団として、このたび国会に提出された(安全保障関連法案」に対して強く反対の意志を表明いたします。そしてこの日本と世界の行く末を深く案じ憂慮されている人々の共感を結集して、改めて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼び掛けたいと思います。
私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年年間、この世界から国々の対立や戦火が消えることはありません。
このような対立を生む根源はすべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる人間と言う存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、互いに苦しめあっているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕らかにされる私ども人間の愚かな姿はまことに慚愧にたえないという他ありません。
今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が「積極的平和主義」の言辞のもとに、何ら躊躇なく進められようとしています。
そこで私は、いま改めて全ての方々に問いたいと思います。
「私達はこの事態を黙視していてよいのでしょうか」「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返しても良いのでしょうか」と。
私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者は、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されることを求めます。
2015年5月21日
真宗大谷派(東本願寺9宗務総長 里雄康意