テント日誌6月15日…そういえば今日は6月15日である/戦争国家化を憂える

経産省前テントひろば1009日 商業用原発停止270日

そういえば今日は615日である

今朝は太陽ぎらぎら、でも高原を思わせる涼しい風が吹いていて気持ちよい。10時過ぎテントに着いたら泊まり開けの人二人、誰が来てくれるのだろうと不安顔。

 10時半ごろ当番のMさんが現れて一安心。日曜日の午前中は通る人も車も少なくて静かだ。乱さんは睡眠不足解消のため一眠り、お疲れさん!その後T さんが運動半ばで去ったYさんのための花を抱えて来てくれた。

今日は615日、60年安保で敢え無く散った樺美智子さんの命日、忘れられない日だ。昼ごろから追悼集会に参加する人たちが寄って下さった。皆が国会議事堂に向かった後、Tさんと二人で留守番新聞を読んだりと、ゆったりとした時間を過ごした。

 2時ごろ国会議事堂から皆が戻って来た。クーラーボックスに昨日たんぽぽ舎のOさんがカンパしてくださった氷が残っていたので冷たい水をサービスした。議事堂前では集まった人たちがスピーチをしたそうだ。あの時私はまだ生まれていませんでしたという若い方も居たとのこと、びっくり!中にはそれから新宿デモに参加する人もいて感動です。

1時半ごろから機動隊が待機し始めたので何事かと思っていたら、ある派のデモでした。安保反対!阿部打倒のシュプレヒコールをあげながら通ったけれど、テントは無視でした。毎度のことですけれど、参加者より機動隊、公安の数のほうが多いくらい。暴力的なことは起こらないのに何であの派のデモには機動隊が発動するのか不思議。税金の無題使いのような気がするけれど…

2テントのHさんも現れ、充分な人が集まったので4時にテントを去った。充実した楽しい一日でした。(IK

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 戦争国家化を憂える

暖かい夜は、数人で戦争の歴史論議。「従軍慰安婦」、南京虐殺、重慶爆撃、731部隊、核兵器開発、BC扱戦犯の国籍離脱などについて話した。憲法に違反して集団的自衛権を容認すれば、米国によるベトナム戦争・アフガン攻撃・イラク攻撃などの侵略戦争に自衛隊が参戦させられのではないか。米国のイラクフセイン政権倒しのあとの、今のイラク内戦状態に怒った。軍需産業だけを喜ばせる戦争を繰り返してはならない。以下には、6月12日~14日の鹿児島行について簡単に報告する。

 全国から鹿児島県庁前・川内原発ゲートに結集

 「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」が鹿児島県議会6月定例会開催(6月13日)に合わせて呼びかけた「再稼働反対を訴える行動集会」に応じて、テントひろば、タンポポ舎、再稼働阻止ネットワーク他による「川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会」がJetStar他ツアーを企画し、120名以上が鹿児島県に飛んで次の行動に参加した。

 12日(木)夜:東日本実行委による県庁前記者会見と集会
 13日(金):地元主催の県庁前行動+九電前デモ。午後の天文館での街頭情宣(東日本実行委主催、チラシ2500枚配布)と全国相談会(阻止ネット主催)、夜の全国交流会
 14日(土):川内原発ゲート前での記者会見と抗議集会(地元と阻止ネット共催)

 これらの行動について地元のテレビや新聞では連日報道され、伊藤知事や薩摩川内市や九州電力に一撃を与えることができた。

(県議会傍聴)
 13日の県議会6月定例会は、傍聴席が158席なので、地元優先で東京からは20人の割り当て、私も傍聴した。傍聴者は10人ごとに入場、エレベータで7階に上がり、会議場傍聴席入口の控室で注意説明を受けてやっと入場、ホールのように壇上にせり上がった傍聴席に座る。伊藤知事が20項目以上に亘って方針説明。川内原発について、国による安全確保が大前提としながらも関係自治体で住民説明会を開催すると述べ、再稼働への道筋を示した。議会終了直後には、再稼働反対、福井地裁判決尊重、住民を守れ、などの発言が傍聴席から出て県議会職員が退場を促した。それにしても、鹿児島県議会の傍聴管理は国会よりも厳しかった。
 この日、伊藤知事が記者会見で「要援護者の避難計画は10キロで十分。30キロまでは現実的ではなく不可能だ」と言明した。規制委がUPZで「屋内退避」を薦めているとは言え、知事発言は黙認できない問題発言。(K.M


〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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