テント日誌6月24日版

経産省前テントひろば1807日後

テントがあったころよく来ていた青年が  6月18日(金)

朝方、二度寝をしてしまい気が付いたら10時半を過ぎていた。慌てて飛び起きて、出かける支度をして家を出た。相当慌てていたらしく、頭も混乱していたようだ。遅刻、遅刻と思い込んでいたので、経産省前に着いたのが12時だった。そうか、今日は金曜日で1時スタートだと言う事を失念していた。急いで事務所に向かうと、全部準備が終わって、みんなは椅子に座って談笑している。私自身随分疲れているようだ。

座り込みを開始してから、暫くしたらどこかで見たような若者が立っている。テントがあった時、よく顔を出していた青年であった。音楽家になるんだと言うようなことを言っていたと思う。今何やっているの?と訊ねたら、今から面接に行くんです、と言う。話をしていくとあの頃は音楽の専門学校に通う学生だったと言う。今ではもう28歳になりましたと言っていた。今でも音楽家を目指しているとのことだった。テントの中も随分メンバーが入れ替わっているし亡くなった方もいるんだよと言うと寂しそうにしていた。渕上さんや正清さんの亡くなったことも知ってはいたようだ。面接、頑張ってきてねと言って別れた。

暫くすると座り込みの人々が沢山集まって来た。6時半から、今日は実行委員会による官邸前行動があるので大勢集まるだろうと思う。(S・S)

美浜3号動かすな、イチエフ「廃炉」が見えないぞ 6月18日(金)

座込みながらFuさんとIc弁護士と福島3号機核爆発説ほかの意見交換。一方、サンケン電気問題で不当逮捕されたOzさんが未だに収監されていると聞き驚いた、中国の香港市民への弾圧やロシアのナワリヌイ氏への弾圧と同様の日本の国家権力の弾圧を跳ね返さねば。

Moさんの「座込め、ここへ」の歌で経産省抗議行動を開始。いつものコールとともに次のようなアピールが続いた。

  • 経産省の25億円後押しで関西電力が稼働しようとしている美浜3号機を止めよう、6月23日の美浜現地行動に参加しよう、また6月21日は大阪地裁に美浜3号運転禁止仮処分申立される。
  • 六ヶ所再処理施設に”はつりガラス”はほったらかしで危険。これを放置する経産省や原子力規制委員会がひどい。
  • 東電福島第一原発の「廃炉」は姿も定義も曖昧で<見えない化>されている。尾松亮さんがチェルノブイリやスリーマイルと同様に「廃炉」を法律で定める必要があると主張。
  • 福島から来た被害者原告団の人たちから福島は全く終わっていないと怒りのアピール。
  • 安倍・菅政権批判とともに原発推進政策を止めるべき、東海第二を止めるべき。
  • スリランカ女性の死ゆえに入管法は廃案になったが、沖縄米軍基地や原発に反対する住民弾圧の為の土地規制法の可決を許せない。
  • 戦後76年、今も米軍ヘリが都心を飛んでいる様に、今の日本はアメリカの手のひらで動かされている、国防も原発も東芝問題も。
  • 福井・美浜3号機が23日(水)から再稼働されようとしている。美浜3号機は建設から40年以上過ぎた老朽原発であり菅政権はここを突破口として今あるすべての原発を60年運転延長させようとしている。これを許してはならない。そこで月曜座込み担当者は21日(月)に抗議行動をやることにしました。12時15分~13時まで。多くの方の参加を呼びかけます。

6時前に立ち寄られた多摩川太鼓を聴きながら経産省抗議行動を締めくくった。60人を超える多くの参加者が首相官邸前に向かった。

片づけはFuさんにお願いした、感謝。 (K.M)

命のしきい価 今考えることの一つとして 6月19日(土)

またも雨。思わせぶりに西の空が明るくなることもあるが雨は止まない。雨で人は少ないかなという予想に反して満席。サポーターのお二人は既に雨具を着込んで足を運んでいただいた。いつものようにSさんお迎えのYさんもいらしたのでKさんは台車に座った。今度は椅子を多めに用意しよう。みんな雨をものともせずすげえなぁ。

〇命のしきい値

私の勝手な造語ですが、ずっと頭を悩ましてきたテーマです。それは「死者の数にしきい値はあるのか、あってよいのか、誰がしきい値を決めるのか、決めてよいのか」ということです。

2011年3月11日のあと、書籍やネット上には「放射能は危険ではない」という主張が沢山溢れました。例えば交通事故や飛行機事故、様々な病気、犯罪、自殺、その他多数の原因ごとの死亡数とそれをもとにしたリスク評価が記述されていました。放射能は喫煙より低リスクということでした。Aが原因の死者、Bが原因の死者より少ないのだからAは軽視できると言わんばかりで心折れそうでした。

こんなのもありました。「長い間日本人は核実験により被ばくしてきた。それは原発事故による福島の人よりも遥かに被ばく量が多い」。今なら失笑ものですが、当時は危うく自分のパソコンに八つ当たりするところでした。

名前を憶えられないくらい大勢の死をイメージするのは困難です。それを数として捉えるのが妥当かわかりませんが、試しに数値を羅列してみました。

日清戦争:     約 13,800 1894年7月~1895 年3月

日露戦争:     約 85,000 1904年2月~1905年9月

震災関連死:      3,767 東日本大震災における死者数(令和 2 年 9 月 30 日現在 復興庁)

新型コロナ国内: 約 14,600 2020年 2月~2021年6 月

3.11後、原発事故で誰も死んでいないとか、原発事故よりも津波の死者が多いと強調する人が多数いた。誰も死んでいない、あるいは少ないならば手遅れになる前にすべきことがあるのではと思うのです。 広島・長崎の原爆被爆者認定に携わる官僚はNHKのドキュメンタリーで自信満々の笑顔で言い放ちました。「線引きをするのが行政、線引きをしなければ行政ではない」と。 (O・O)

楽しくおしゃべりができた座り込み 6月20日(日)

iPhoneを忘れて家を出てしまったので、写真は皆さんに、撮っておいていただくように、お願いしました。おかげさまで、普段私が写すときには写らない私の笑顔が!写っています!しかも美智子さんの隣で♪

ツイート見てください。

いつも座り込みや金曜抗議のたびにツイート流すので、結構常連さんが見てくれていて、リツイートされることも珍しくありません。ムフフ。

はしゆき

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました

: 経産省前テントひろば(365日座り込み) 6月20日(日)ご報告 経産省前ではなく交差点、前にテントのあったところの角です 雨の天気予報でしたが、明け方のうちにすっかり降り終わったか、なんとか曇りを維持参加者13名(最初に来て早く帰る人も後から来て片付けやる人も含め)で楽しくおしゃべりしました https://t.co/Sz5uy2AWw4 https://twitter.com/keroppu8649/status/1406878729691811850?s=20

老朽原発再稼働への抗議をはじめる 6月21日(月)

天気予報では、「朝から雨」ということだったので帽子は必要ないと思って被ってこなかったので大変だった。雨が降るどころか経産省前に着いた時には薄曇りだったが間もなく晴れ間が出てからは気温も上がり(28度にもなったとか)パラソルを持ってこなかったので太陽光をまともに浴びるしかなかったので汗だくになってしまった。蒸し暑かったので用意してきた氷水を飲んでしのいだ。

今の時期は雨の予報でも急に晴れることもあるので帽子は手放せないと思った。

23日から稼働40年以上になる美浜3号機が「20年延長オーケー」という原子力規制委員会のお墨付きを得て再稼働されようとしている。これを突破口にして菅政権は「今ある原発全てを20年延長させて再稼働させ、あわよくば新増設も」して将来的に原発エネルギーを25%維持していこうとしている。危険と隣り合わせの老朽原発を再稼働させてはならない、そんなことを許していては第二の福島事故を招いてしまう。

これに抗議するため少人数でも声を上げることにした。レジェンド齋藤さんを筆頭に4人が抗議の訴えをした。参加者は14名。直前の告知だったにもかかわらず暑いなかよく参加してくださったと思います。経産省前には相棒のSさんが用意した4枚の立て看板を立てた。①老朽原発動かすな②福島事故は終わってない③これ以上海を汚すな④東海第二原発廃炉

23日(水)当日も当然行わなければならないと思っています。(保)

注文の多いオリンピックだね 6月21日(月)

オリンピックをめぐる動きが様々に伝えられるのを聞きながら、「注文の多いオリンピック」だなという感想を持った。そして、宮沢賢治の「注文の多い料理店」という小説を思い浮かべた。宮沢賢治の小説は猟に迷った猟師が「山猫軒」という西欧料理店を発見し、それ幸いと入ったはいいが、怖い目に会うというものだ。この小説とやたらと注文のつくオリンピックはあまり関係がないのだがなんとなしにおもいうかんだのだ。

文の多いオリンピックというのはそれだけで本来のオリンピックの意味を失っているのではないかと思う。簡単にいえば、お祭りとしてのオリンピックはやたらと注文がつくだけでおもしろくもなんともない。お祭りの持つ開放性と言うか、感動の契機を失しめているのだ。そこまでしてまでやることかよ、という声がでてきたのだが、こういう声が出てきたら祭りはおわりなのだ。終わりにした方がいいにちがいないのだ。

安全・安心」という題目を訳も分からず(少しも具体性をしめさず)空文句を唱えているが、哀れさを誘いさえする。観客や選手の意向などはお構いなく、主催者の利害だけで暴走しているオリンピックだが、オリンピックの目的も意味ももはや失せての暴走である。

オリンピックについては多くの人によって思惑も目的も様々だろうが、それを超えたもの(あえて言えば公共のもの)としてあるのは、オリンピックはそれで人々が日常から解放されるお祭り(祝祭)だということである。オリンピックはスポーツの祭典といわれるが、それが祭典と呼ばれ、公的なものとしても催される意味はそれが祭り(祝祭)であるということにある。人類はお祭り(祝祭)を必要とし、その歴史において様々の形でお祭りをやってきたが、近代でオリンピックが再興されたことは、近代での必要なお祭りだった、ということだ。最近はこの祭りついて意味が失われているのではないかという議論が出てきてはいた。主催者の権限を拡大し、その経済的利害(商業主義)が大きくなって、お祭りという性格が失われて行くことへの疑念は出てきていた。オリンピックは競技者と観客と主催者の三者で行われるが、いつの間に主催者の目的が歪み、権限も膨らむ事態が生まれオリンピックの意味も目的も失われているという危惧が生じていた。とはいえ、人々はお祭りだということをまだどこかで信じ、そんなに疑わずに来た。そういえると思う。国家がオリンピックを国威高揚の手段にしたいということは不愉快なことだったが、それを凌ぐものがオリンピックにはあると人々は思ってきたのだ。

2020年の東京オリンピックがコロナ禍で延期された。そしてコロナ禍は収まっていないのに、強行開催されるに及んで、オリンピックの祭りとしての性格と存在が問われ出したのである。こういう注文というか、疑念が広範に出てきたことは祭りとしての意味が失われていることを意味する。見たくもないスポーツ競技なんて祭りの意味なさないのである。過剰な持ち上げは嫌だが、大谷翔平の活躍は目が行く。毎朝、その放送を楽しみにしている。そんな期待がオリンピック競技にあるのだろうか。メデイア等はその宣伝をするだろう。笛吹けど踊らず、と言いたい。人々の気持ちがわかっていない。待ち望む期待というか、こころが冷めてしまえば、祭りなんて意味はないのだ。このようなスポーツ競技なんて何の意味がるのか。良くスポーツ選手が元気を与えたいというが、人々に祭典として望むものがあればということであって、その気持ちがなければ、そんなことはありえない。

今回の開催騒動の中で、僕らは普段はあまり考えずに済ましてきたオリンピックについて考える機会を与えられてのだといえるし、僕は人々があまり疑わずに良きものとしてきたオリンピックが疑われ考え直されるに違いないと思う。開催、中止どちらに転んでもオリンピックが見直され、継続も含めて検討される転機になると思う。国威が高揚するとか、政治的人気に結びつくという愚かな幻想も壊れるだろう。その種の政治的思惑には痛打がもたらされるだろうと思う。

オリンピックをめぐっては森喜朗の「女性蔑視発言」があったことは記憶に新しい。森の発言はかつてスポーツ選手であった大会関係者(大会実行委員やJOCの委員など)からの発言(開催の見な直しを含めた)が出て来ることへの予防線だった。森は辞任に追い込まれたけれど、予防線は功を奏しているようにみえる。

僕が以前からオリンピックについて注目してきたのは、オリンピックがその競技者(アストリート)中心にあるものになるか、どうかだった。これは主催者の利害や意向が大きく出てこないで、選手が主体的に存在することを望んだことだった。僕らは競技を楽しみたいのであり、それを享受したいのだが、主催者の利害は思惑が大きくあることはそれを邪魔することだったからだ。

スポーツの世界では監督やコーチという指導層が大きな力を持ち選手が主体的に存在し、機能することはなかなか難しいことであるのを知っている。競技の主体は選手であるのに、監督やコーチという指導層が大きな力を持っている。このことは国家権力や社会権力にあるものが主催者として競技に介入することであり、これは競技を感受する人々を不快にすることだった。

僕はオリンピックが競技の主体である選手の自立性において成り立って行くことを願ってきた。それは競技を観客として観る人が気持ちよく競技を感受できることでもある。これはその競技が指導者などのためにあるのではなく、選手自身のためのものであり、その主体としての選手のためであって欲しいということでもあった。これはスポーツ選手の自立性ということであり、それはスポーツ界に横行するセクハラやパワハラなどの不祥事の解決ということにも関係することである。そんなところが僕の興味だった。

スポーツ選手が自由で自立的にあることは、スポーツを文化として享受する上でも不可欠なことなのである。選手だけのことではなく、それを見る形で享受する僕らにも深く関わることである。鍛練という名で野蛮な所業に耐えるなんていうのは美談でも涙をさそうものでもない。それは近代スポーツが戦争(軍隊)に影響されてあった後遺症の属することである。現在のスポーツ選手の環境は彼等が自由で自立的にあることとは程遠いし、その対極にあるといえる。その意味で僕はスポーツ選手がどう振る舞うのか、振る舞えるのか、注視してきた。それは社会的・文化的事柄でもある。

スポーツ選手(オリンピックの代表選手をめざす選手)が現下の開催に向けて何を考えているか知りたい。そう思う。彼等も様々の形で考えが揺れ動いているに違いない。それは伝わってこない。現下のスポーツ選手が本当のことを語れる環境はないし、それはとても困難な事である。大坂なおみの言動に僕はそれをみている。僕らは色々と推察すしかない。

だから僕はスポーツ選手出身の大会関係者の発言に注目してきた。例えば元柔道の選手だった山口香さんがいる。彼女は昨年、誰よりも先にオリンピックの延期を提起した。コロナ禍が進む中でも誰もオリンピックについては語らない状況のもとである。彼女は議論を期待したのだが、ほとんど議論はおこらなかったらしい。権威が支配し、議論などは起こらない会議が進む。発言はわきまえた共賛的なものしかない存在しない。

議論があるということ、議論が存在することは、とてもおもいことだ。議論などと、軽々しく扱えるものではない。これは自立した個人が、自由に自分の考えをあらわし、他者との同意を形成することである。あらゆる領域で議論があり、議論が存在し、共同社会のすそ野を形成するときに、権威主導の社会はかわる。慣習(権威)が支配する社会は変って行く。スポーツ界は上位下達式の権威と隷属という関係、その関係が強い世界である。対等で自由な関係というのは多様な存在としての他者の承認(相互承認)ということにおいて成立するが、そこにおいて議論は存在する。そういう中でしか議論は存在しない。だから、なかなか議論は難しいのであり、今の社会で議論によって合意を形成しょうとすることは孤立させられる。山口さんよくセクハラ問題なども含めてよく闘ってきたと思うが、きつい環境で孤立無援の闘いをやらざるを得なかったのだ。彼女が議論の起こることを提起したのは重い事である。

オリンピックを主催する実行委員会は開催渦中しかを含めた議論を組織する一番大事な仕事を放棄してきた。抑圧というよりは自らが議論を組織するという任務を怠ってきたのであり、役割を果たしてこなかった。主催者の言動(例えば橋本聖子などの発言)に怒りを超えて哀れさを感じるのもそのためだ。ここには日本社会の宿悪というべきものが透けてみえる。オリンピックの大会実行委員会はまともなことをしてこなかったし、彼等が主催のオリンピック結末も想像できるが、ただ、オリンピックめぐる議論は僕らに大事な問題を提示してくれていると思う。これは今後も続くだろうが、オリンピック自体よりもこちらの方に貴重なことが残されて行くようにも思う。(三上治)

支援のカンパに感謝  6月22日(火)

セッティング終了後間もなく先週の金曜日に首相官邸前で行われた「原発いらない金曜行動」の時に、内閣府に提出しようとした申し入れ書が、当日は拒否されて後日改めてアポを取ってという事になり、本日その申し入れ書を手渡して来たという5名が暫く座り込みに参加してくれました。その中の1人は多額のカンパまで(感謝感激)

それと事務所に到着して、ポストを開けると二通のカンパ振り込み通知が届いており、その中の1通は国分寺市のFさんからで「継続こそ力なのだと教えられています」とのメッセージが書かれておりました(これまた多額のカンパに感謝)雨の日も、風の日も真冬も真夏も1年365日1日も休むことなく、経産省前での抗議の座り込みが共感を得たものと、確信致しました。 (Y・R)

朝から雨が続いた一だったが、様々の行動もあった 6月23日(水)

朝から雨。降ったりやんだりしていたが13時すぎにはザーザー降り。雨はアスファルトを叩きつけ、その跳ね返りがしぶきになって、遠くの歩く人の足元が見えないような状態だった。そういう中を当番のOkさんが来た。今日は6/23で、沖縄の「慰霊の日」。第二議員会館前で、沖縄の具志堅さんが辺野古埋め立てに南部の遺骨が残る土を使うなとハンスト(沖縄・糸満市の平和の礎公園)をしていることに呼応した座り込みがあった。Maさんはそれに参加して、そこからテントひろばまで傘なしで歩いてきた。身体からなにからビショビショ。パラソルの中に入って、上着をぬぎ、髪をふき、一息つく。お腹がすいたーと食事に行った。

倉田さんは規制庁から回ってきていつものように演説。勝爺、美智子さんも登場。高木は都教委へ「オリンピックに子どもたちを観戦動員するな」の申し入れがあるために、14時で退出させてもらった。都教委申し入れのあと、反五輪の会の「オリンピックは中止だ。中止の集会・デモ」に参加。そこには浪江町の吉沢さんも来ていた。

降っていた雨は2時20分ごろから小雨になる。2時半ごろに被曝した牛を世話しておられる吉沢さんが「ベコゴジラ」のテーマ音楽を大音響で鳴らして来られた。カメラマンの豊田直己さんも一緒だった。今日一日カメラで吉沢さんの行動を撮影するためである。勝さんが吉沢さんと話しているとすかさずカメラを向けていた。2時50分ごろ官邸前の方向へ向かわれた。その後、都庁へ。雨は3時20分ごろやっと止んだ。(T・I)

コロナ禍で非正規の人は大変な目に 6月24日(木)テント日誌

13時頃、突如としてにわか雨が降る10分位であったが、渕上太郎さんの本やチラシの片付けに大慌てあった。毎日座り込んでいる、レジェンド斉藤さんには、沢山のファンがおりまして、そのうちのお一人の方が、霞が関に来ましたので寄りましたと挨拶に来られました。さすが~、テントのレジェンド斉藤さんと驚きました。

14時頃にこの間チョット見えなかった、吉良さんのサポーターお二人が見えまして以前からの仕事が無くなり、今職業安定所に通っているとの事で、間もなく新しいお仕事が決まりそうだと嬉しそうに報告をしてくれました(このコロナ禍で非正規の人は本当に大変な目にあっているそうです)

また15時頃には久しぶりに、あのガッシリした電動車椅子に乗ったTiさんが来られまして、居眠りをしながら座り込みに参加してくれました。 (Y・R)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その175

美浜3号再稼働直前に若狭で原子力ムラが原子力発電の生き残りを画策

~第一回「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」を糾弾~

2021年6月22日 木村雅英(経産省前テントひろば)

老朽事故原発である美浜3号の稼働予定日の二日前6月21日(月)午前に、経産省が第一回「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」なる怪しげな会議を開催した。今現在資源エネルギー庁が第6次「エネルギー基本計画」を策定中で、梶山経産相が原発について「エネルギー基本計画の見直しの中でしっかり議論していきたい」と回答している。ところが、この会議は国と大手電力会社と若狭自治体とで原発推進の大合唱をした。

第6次「エネルギー基本計画」の策定途中であるにも拘らず、「原子力立地・核燃料サイクル産業課原子力立地政策室」が事務局になり、地元首長に原発推進を強調させたのだ。

4月には、資源エネルギー庁が美浜、高浜原発合わせて計50億円の交付金を提示し、福井県の美浜・高浜老朽原発の稼働容認を取り付けた。この折に今回の「共創会議」の画策をしたのであろう。

経産省・資源エネルギー庁の「エネルギー基本計画」策定議論を無視した官僚主導による原発生き残り工作を許してはならない。

以下に会議案内を示す。

<第1回福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議-開催通知

https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/fukui_kyosokaigi/index.html

https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/fukui_kyosokaigi/001.html

開催概要

日時 2021年6月21日(月)  10時00分~11時30分

場所 福井県若狭湾エネルギー研究センター

議題

地方創生、経済産業・エネルギー政策の全体像

今後の議論に向けた検討の視点

立地自治体における地方版総合戦略等のポイント

意見交換

今後の進め方

その他>

出席者は原発現地首長と原子力ムラの人たちだ。

<「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」

委員名簿

【立地自治体】

福井県 知事 杉本 達治

敦賀市 市長 渕上 隆信

美浜町 町長 戸嶋 秀樹

おおい町 町長 中塚 寛

高浜町 町長 野瀬 豊

【有識者】

福井県経済団体連合会 会長 八木 誠一郎

京都大学 教授 宇根崎 博信

マトリックスK 代表 近藤 寛子

【事業者】

関西電力株式会社 社長 森本 孝

北陸電力株式会社 社長 金井 豊

日本原子力発電株式会社 社長 村松 衛

【国の機関】

内閣官房 内閣審議官 大沢 博

文部科学省 研究開発局長 生川 浩史

資源エネルギー庁 長官 保坂 伸

近畿経済産業局 局長 米村 猛

(敬称略)>

資源エネルギー庁が示した会議の趣旨は次のとおり。

<「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」の設置について

令和3 年 6 月      資源エネルギー庁

1.趣旨

○福井県の原子力発電所立地地域においては、我が国初の 40 年超となる原子力炉の運転も進みつつある一方で、いまだに再稼働が進まない炉も存在するなど、地域の課題も複雑化している。

〇エネルギーの安定供給を支えてきていただいた立地地域の方々の将来に対する不安を払拭していくためには、これらの炉が運転開始から 60 年を迎えた後の将来の姿も見据えながら、持続的な地域の発展を実現していくことが求められている。

○このため、立地地域の方々と、国・電力事業者が、目指すべき「地域の将来像」を共に検討・共有するとともに、その実現に向けて、原子力に関する研究開発等の取組や、産業の複線化・新産業の創出など、国・事業者の取組を充実・深化させていく必要がある。

○こうした議論を行う場として、福井県、敦賀市、美浜町、おおい町、高浜町、及びエネルギー・地域政策等に関する有識者にご参加いただき、並びに電力事業者の参画を得て、「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」を創設する。

2.検討の進め方

○立地地域の各自治体の地域総合戦略等の内容等を踏まえつつ、20~30 年後を見据えた立地地域の産業やくらし等の「将来像」、及びその実現に向けた国・事業者の対応のあり方を、「将来像に関する基本方針」としてとりまとめる。

〇また、必要となる国の施策や、電力事業者の地域共生の取組の内容・実施スケジュール等を「工程表」としてとりまとめる。

○これらの策定後は、毎年、実施状況の把握などのフォローアップを行うほか、必要に応じて「基本方針」「工程表」の改定を行う。

3.会議の運営体制

○資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力立地・核燃料サイクル産業課原子力立地政策室を事務局として、資源エネルギー庁長官及び首席エネルギー・地域政策統括調整官の指導監督の下、ご参加いただく各位のご理解を得つつ、会議を運営するものとする。>

第6次エネルギー基本計画に原発ゼロを書きこませよう!

「脱炭素の為に原発残そうキャンペーン」を許すな、原発による放射能汚染が最大の環境破壊経産省総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で第6次エネルギー基本計画の検討が続き、6月30日(水)13時から第13回目(通算第44回)の会合が開催されます。地球温暖化対策を口実に原発を残そうとする分科会に対して「原発はクリーンではない」「核ゴミを増やすな」「事故をくり返すな」「脱原発を書き込め」と訴えます。2020年12月14日、12月21日、2021年1月27日、2月24日、3月24日、4月13日、22日、28日、5月13日に続く10回目の抗議行動です。

 【抗議行動】

第6次エネルギー基本計画に原発ゼロを書きこませよう!(第10回)

           第44回総合資源エネルギー調査会基本政策分科会に呼応

6月30日(水)13時30~14時30分、経産省本館及び別館前

     本館前:13時半~14時、別館前:14時過から14時半

主催:経産省前テントひろば

放射能汚染が最大の環境破壊です!

イチエフ事故後10年、今も福島は全く終っていません!

廃炉問題・汚染水問題も全く解決していません!

事故は必ず起こる、正しい倫理観がある委員を任命して!

も高い温排水が海を温め汚している!

沢山の労働者が被曝している!

核のゴミ問題は半世紀間進展していない!

核燃料サイクルは破綻している!

老朽原発(高浜・美浜・東海第二)をうごかすな!

再生エネルギーに人・物・金を集中すべき!

エネルギーも電力も、消費を減らし地産地消を!   

(資源エネルギー庁からの会議開催案内)

第第44回総合資源エネルギー調査会基本政策分科会-開催通知

https://wwws.meti.go.jp/interface/honsho/committee/index.cgi/committee/40527

日時 2021年6月30日(水)  13時00分~16時00分

場所 経済産業省別館3階312(skypeとの併用)

議題 関係団体からのヒアリング

その他 一般傍聴は、インターネット中継にて配信いたします。

【インターネット中継】メインhttps://youtu.be/eC7SZ6DE3q4 予備https://youtu.be/19kmfiVkNlE

資料掲載 https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/

お問合せ先 資源エネルギー庁総務課戦略企画室 植田、杉之尾、高山

電話:03-3501-2096 E-MAIL:kihonseisakubunkakai@meti.go.jp

「老朽原発うごかすな!実行委員会」(連絡先:木原壯林さん 090-1965-7102)から、の6.18関電本店前、6.23美浜現地緊急行動の報告とお礼(転載)

地自治体や多く原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様(BCCでお送りしています。

 関電は、危険極まりない老朽原発・美浜3号機を6月23日に再稼働させました。関電は、昨年来、美浜3号機および高浜1、2号機を再稼働させるとして、立地自治体の議会や首長に同意を要請し、苦悩の選択を迫りました。にも拘らず、福井県知事が4月28日に同意を表明した直後の30日に、高浜2号機の安全対策工事が遅れ、当面の再稼動が不可能になったと発表し、5月12日に、特重施設が設置期限までに完成しない高浜1号機の当面の再稼働も断念したと発表しています。このように、関電は、自社の都合のみで、立の人々を混乱に陥れる、傲慢極まりない企業です。

こんな企業であるから、特重施設の完成が設置期限・10月25日に間に合わず、僅か3ヶ月しか営業運転できない美浜3号機を無理矢理再稼働させる暴挙を行ったのです。

ところで、上述のように、関電に高浜1,2号機の当面の再稼働を断念させ、美浜3号機の再稼働を5ヶ月も遅れさせたのは、圧倒的な脱原発の民意に支えられた脱原発運動の成果といっても過言ではありません。もっともっと大きな行動を展開すれば、危険極まりない老朽原発を廃炉に追い込み、それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現できます、

そう考えた「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、1300人が結集した6月6日の「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」に引き続いて、関電本店前(大阪市)で6月11日、18日(各々70人、75人が参加)に、関電原子力事業本部前および美浜原発前(美浜町)で6月23日(350人が参加)に、標記の緊急行動を行いました。11日、23日には関電宛てに申し入れも行いました。(添付資料をご覧ください。)

ご参加、ご支援いただきました皆様、有難うございました。

なお、6月21日には「老朽美浜原発3号機運転禁止の仮処分」を求める申立てが大阪地裁に提出されましたが、「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、この裁判闘争に連帯する行動も展開しました。

関電が7月3日(土)に大飯原発3号機再稼働を画策

・配管損傷などのトラブル続きで、耐震性も全く不十分な大飯原発再稼働を、許してはなりません!

・原発を動かせば、処分法も保管地もない使用済み核燃料が溜ります。

・大飯原発から100 kmの圏内には、福井県、京都府、滋賀県の全域、大阪府、兵庫県、奈良県、岐阜県、愛知県の多くの部分が含まれます。大飯原発で重大事故が起これば、何100万人もの人々が長期にわたる避難を強いられます。重大事故では、琵琶湖が汚染され、関西1400万人以上の飲用水が奪われます。

大飯原発3号機再稼働を糾弾しましょう! 原発全廃を求めましょう!

7月3日には、大飯原発前での抗議行動、おおい町内デモを計画しています。ご参加、ご支援をお願いします。

「老朽原発うごかすな!実行委員会」(連絡先:木原壯林 ☏090-1965-7102)

7月2日(金) 経産省前抗議行動(毎週)

17時~18時経産省前 主催:テントひろば

7月3日(土)「アベ政治を許さない」のポスター日

13時;国会正門前でも行われます。

お知らせ:渕上太郎遺稿集 発売中

経産省前テントひろばでも販売します。予約受け付中

書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」

発売元:情況出版 価格:1500円