経産省前テントひろば1750日
川内テント通信(6月25日)
―やったぜ!ウミガメ産卵上陸、2頭目―
久見﨑浜に、前回6月4日に続いて25日、2頭目が上陸106個の卵を産んだ。足跡から見ると、136個の卵を産んだ前回の亀に比べやや小ぶりの亀のようだ。
海の環境が悪化する中、生まれ故郷に必死に帰ってくる亀の姿を想像すると、いじらしくもあり、崇高な自然を垣間見る思いがする。
―県知事選が始まったー
鹿児島県知事選が始まった。7月10日が開票日である。この選挙は全国の反原発、脱原発の運動にとって、歴史的かつ画期的な選挙となるに違いない。
その理由は、伊藤祐一郎現職知事の4選出馬に対し、三反園、平良の二人の新人候補が挑戦、その二人の間で三反園氏への1本化が実現したことに尽きる。
一本化の合意文書に盛り込まれた要点は①熊本地震を考慮し、稼働中の原発を停止し再調査、点検を行う②原発の諸問題を検討する委員会を県庁に恒久的に設置するなどである。
三反園新知事が実現すれば、反原発の運動にとって大きな足掛かりを県庁内に得ることになる。まずは三反園氏を勝たせなければならない。限られた日数の選挙戦において、反原発・平良陣営がどれだけ三反園支援に力を発揮できるかに
かかっている。
三反園氏自体は、保守派候補として出てきた。原発容認、推進派からの圧力は大きい。三反園氏が仮に知事なったとしても、合意文書に盛られた政策を実現するためには、結局は脱原発側の影響力が問われることになるのだ。(E)
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沖縄からの通信6月23日(転載)M・S
「二度と戦争が起こらないように、守ってよ・・・・・」
あるオバーが平和の礎に向かって語りかけた言葉です。沖縄戦から71年目、その時に生まれていたら71歳になる年齢です。それほどの長い年月がたっても、苦しみも、悲しみも消えてはいきません。沖縄が背負わされてきた現実。長い、長い現実。弔っても、弔いきれない現実。それが差別ではないと、誰が言えるでしょうか。
県民大会の会場に、80歳を過ぎたオジーがいました。炎天下に杖を突きながら、立ったままで演壇の話を聞いていました。必死に体を支える杖がブルブルと震えています。私には、戦前と今とを重ね合わせて震えているように見えました。齢80を過ぎても県民大会に足を運ばざるを得ない現実が、今の沖縄です。
沖縄中が鎮魂に包まれている中で、宮古島ではとんでもないことが起きています。昨日お知らせしたことです。きょうの琉球新報と、宮古毎日新聞が伝えています。
沖縄防衛局が宮古島市役所で下地敏彦市長に会い、市長が独断で行った受け入れ表明に謝辞を述べ、候補地の一つ「千代田カントリークラブ」の用地取得手続きを進めると述べたことが分かりました。住民も市議会も反対しているにも関わらず、用地取得を行うというのです。住民や、市議会すら無視し、「用地取得」という実力行使を行うという、これほどの暴力的行為があるでしょうか。
しかも、宮古毎日新聞によると、下地市長は住民投票を行えという追及に対して、昨年の6月議会で「極めて、国防の問題は国の専管事項であり、なじまない」と答弁したそうです。一瞬、戦前そのものかと思ってしまうような「お国」の論理です。
今の安倍政権の「国防の問題は国の専管事項」という論理は、辺野古と同じように「国防は国の専管事項」の名のもとに、すべて暴力的に国家暴力を発動して基地建設と自衛隊の配備を強行するということです。安倍首相は、きょうの追悼式典でも「沖縄のみなさまの気持ちに寄り添いながら」と言っていました。「気持ちに寄り添いながら踏みにじる」というのです。どこまで馬鹿にした話なのでしょうか。
これが、71年目の「慰霊の日」の現実です。
<社説>慰霊の日 「軍隊は住民を守らない」 歴史の忘却、歪曲許さず(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-303191.html
社説[きょう慰霊の日]若い世代に変化の兆し(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=174649
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7月1日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
18時30分~官邸前抗議行動(反原連)
7/6(水)「九州電力東京支社抗議」「東京電力本店合同抗議」にご参加下さい!☆川内原発すぐとめろ!「九州電力東京支社抗議行動」
日 時:7月6日(水)17:30~18:20
場 所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅出口すぐ)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
◇抗議先変更:関電(内幸町)から九電に抗議先を変更します。
東電は原発事故の責任をとれ「第33回東電本店合同抗議行動」
日 時:7月6日(水)18:30~19:30
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:たんぽぽ舎/経産省前テントひろば
賛 同:東電株主代表訴訟など123団体
「新規制基準」施行3年 ~川内原発直ちに止めろ、伊方原発を動かすな~ 原子力規制委員会全国一斉抗議行動 〈K・M〉
日時:2016年7月8日(金) 11時~13時
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク
(TEL:070-6650-5549、東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け、
info@saikadososhinet.sakura.ne.jp、http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/)
福島第一原発事故が、原発が安全でないことも原発が安くないことも原発が無くても電気が足りていることも原発がゼロエミッション(クリーン)で無いことも「トイレ無きマンション」未解決も被曝労働必須も明らかし、多くの「国民」がもう原発を動かすべきでないと考えるようになりました。
そんな中で、原子力規制委員会は、発足以来の3年9ヶ月の間、福島第一原発事故の検証も収束も廃炉工程も被害者救済もなおざりにしたまま、「緩やかに過ぎ合理性を欠く」(福井地裁)「新規制基準」を作り、「違法」「黒枠白抜き偽装」「耐震偽装」の甘い甘い適合性審査で、川内原発・高浜原発・伊方原発を合格に漕ぎ着けました。
さらに、規制委は、4月に熊本大地震が起こり中央構造線に火がついたにも拘らず、川内原発を止めようともせずに稼働を容認し、高浜原発3・4号機は司法により稼働を差し止められていますが、伊方原発3号機の6月中の燃料装填と7月の再稼働を許そうとしています。また、6月20日には高浜1・2号機の20年延長を認可して老朽原発の60年稼動への道筋をつけました。
このような日本の新たな規制行政下での再稼働推進は、地球上の総ての命への冒涜です。私たちはこれらのことを許すことができません。
再稼働反対・脱原発を訴える多くの皆さん、今こそ抗議の声を規制委にぶつけましょう。「新規制基準」施行3周年(7月8日)に会わせて、全国の原発現地の人たちとともに、原子力規制委員会を厳しく責めましょう。平日の昼休みですが万障繰り合わせて、原子力規制委員会が入っている六
本木ファーストビル前にお集まりください。
原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
港区六本木1丁目9番9号
(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html)
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から
「泉ガーデンタワー」の後ろ徒歩5分
日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
福島原発告訴団からお知らせの
東電汚染水問題 集会&デモ◆
福島地検が不起訴処分とした東電汚染水海洋放出事件。告訴団はこれを不服として、福島検察審会に申し立てています。
集会では、2011年3月から東電記者会見に通い、取材されてきた木野龍逸さんに、汚染水問題などについて詳しくお話しいただきます。
日時 2016年6月22日(水)
13:30~ 集会 福島市市民会館 第2ホール
*講師:木野龍逸さん(フリーランスライター)
2011年3月より現在まで東電記者会見に通い続ける
*弁護団からの報告 大河陽子弁護士
*ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授)
告訴団ブックレット「これでも罪は問えないのですか!」英語版翻訳者
15:00~ デモ (コース)福島市市民会館~福島駅周辺
◆7.18海の日集会「これ以上 命の海を汚さないで!」◆
福島原発事故により海に流れ出た大量の放射性物質。事故から5年がたっても、いまだ解決には程遠く、規制委員会や経産省は「トリチウム汚染水の海洋放出」を推奨しています。
放射性物質は海へ流れ込み続け、環境への影響が懸念されます。それは巡り巡って私たちの生活に影響を与えます。その海は世界につながっています。
7月18日の海の日には、夫婦漫才師にして東電の記者会見に通いつめ、福島第一原発の状況や東電の事故対応などに精通している、おしどりマコ・ケンさんをゲストに招いた集会を開催いたします。
日時 7月18日(月曜祝日)13:00~15:30
場所 いわき市文化センター 4階大会議室
講演 おしどりマコ・ケン(よしもとC.A.所属夫婦漫才師、DAYS JAPAN編集委員) 海渡弁護士