テント日誌6月28日…違う意見の人が話に来てくれる/バスからエール/川内原発工事計画認可に対する異議申立

経産省前テントひろば1384日商業用原発停止650日

違う意見の人が話に来てくれるのは歓迎すべきことだ

26日の金曜日は予報より早くから雨が落ちてきた。
だんだん激しくなってきたのでテーブルを出すのは無理とあきらめたが、雨の中色々な人が来た。
官邸の方から降りてきた男性、此処は国有地であなた達は不法占拠でしょと、バリカーを指して言う。
テントが4年近くあることに驚いていた。

先日の内藤光博さんの「憲法学的意見書」のコピーをお渡しし、裁判中のことなど話すが、なかなか引き下がらない。原発は廃炉技術を磨くためにも科学の進歩のためにも動かすことが必要だ。
核の抑止力も大事だとなかなか自説を曲げない。最後はM子さんと長時間話して引き上げた。

チラシも持っていってくださったので勉強していただけたらと思う。
彼は読売と産経新聞しか読んでないそうだ。
みんなで東京新聞読んで!とお願いする。
理解してはいただけなかったと思うけれど、冷静に話しに来てくださるのは良いことだ。その後学生さんが取材に来て亀屋さんの話を長いこと聞いていた。
そしてベルギーのハーフだと言う女性も本を書きたいのでと色々な人にインタビューして帰った。

土曜日は穏やかな一日だった。

バスからエールを送る日本の人も増えて来た

太陽ぎらぎらだったが、時折涼しい風が吹いて助かった。
空には白い雲が色々な形で通り過ぎ、その変化を楽しみながら座り込む。
先週と違い午後にはたくさん人が来てくれて賑やかだった。
大阪から観光で来たという若い男性がテントの写真を撮っていたのでチラシをお渡しして原発をどう思いますか?と聞いたら難しいですねとの答え、Tさんがテントの出来たことや原発のこと色々話していた。
熱心に聞いていたのでこれから考えてくれることを願う。
最後はM子の出番で椅子に座って会話していた。
自転車で通りがかったフランス人たちに英語のチラシをお渡しして少し話す。
彼らは福島事故のすぐ後から来て3年東京に住んでいると言い。
放射能の恐怖はないという。

赤ん坊や妊婦若い人は気をつけないといけないけれどとは言っていた。
でも私たちのことは理解してくれているようだった。
休日ははとバスがたくさん通る。以前は私達が手を振ると答えてくれるのはほとんど外国の方ばかりだったが、最近は日本の人も答えてくれる人が増えてきた。きっとテントのことを知っている方だと思うが…嬉しい。
3時過ぎスタッフも増えたのでA子さんと私は帰路に着く。 (I・K)

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川内原発工事計画認可に対する異議申立 + 月曜朝の情宣活動

静かな日曜の夜、Hさんが「SEALDs主催 戦争法案に反対するハチ公前アピール街宣」の動画を観てくれた。何よりも大勢がハチ公前に集まっていることに驚いた。更に、八王子市議選でトップ当選した社民党の佐藤あずささんがとてもいいアピールをしているのにも驚いた。

私は、同じ土曜に澤地久枝さんが呼びかけている「アベ政治を許さない」チラシを新宿西口で配布した。7月18日午後1時には全国でこれを掲げ、安倍政権を打倒したい。

さて、先週の金曜日(26日)に、私たち(山崎久隆さん、後藤政志さん、広瀬隆さん、北岡逸人さん、鳥原良子さん、黒田節子さん他合計25名)が、原子力規制委員会に対して川内1号機工事計画認可処分に対する行政不服審査法に基づく異議申立の意見陳述会と記者会見を実施した。

意見陳述会は、非公開で、聴取するのは2人(規制庁PWR担当)で、12人の申立人が一方的にプレゼンテーションをし、それを規制庁が記録した。これから、規制庁内部で審理される。執行停止を申し立てているのだから、一旦川内原発の使用前検査を止めるよう規制庁に強く要請したが、適わない。1月に意見陳述した設置変更許可認可に対する異議申立(福岡からで、全国約1500名参加)について尋ねたところ、まだ審理中で前回も今回も担当窓口役が同じで、原子力規制委員会はこのまま2つの異議申立を眠らせておいて、再稼働をしてから結果を明らかにするつもりのようだ。許せない。

さらに、原子力規制委員会が入っているビル5階の記者控室で記者会見を実施、10人の記者たちが熱心に聞き、質問も多く出され、私たちからは九電の資料を黒枠白抜きで隠して公表して耐震評価を誰にも明らかにしないまま(「白抜き偽装」と「耐震偽装」)であることを強調し、取材・報道を強く要請、質疑からも手ごたえが感じられた。この模様はIWJで生中継され、動画がアップされる。
この模様は南日本新聞に写真入りで報道された。

新規制基準も設置変更許可審査も工事計画許可審査も、全く出鱈目だ。それでなぜ使用前検査まで進めているのか?
引き続き追及せねば。
月曜の朝、いつの間にか「希望の牧場」のトラックが居る。吉沢さんの話では沖縄から陸路で浪江町に帰る途中だそうだ。8時頃から吉沢さんが大音響で福島の怒りをアピール。除染は何ら役立たずフレコンバッグが破れてきている、福島は終わっていない、経産省に責任をとらせよう、と。

私は、8時半からいつもの様に経産省本館正門前でビラ配り。テント近くで「希望の牧場」の写真を観てきた歩行者が積極的にチラシを受け取ってくれる。地下鉄入口を上がってきた歩行者は何ごとかと後ろを振り返る。「経産省は大嘘つき」の声に応えてチラシを受取る常連さんが出てきたことがうれしい。 K・M)

(本文中にある澤地久枝さんの呼びかけた文が渡辺一枝さんのメールとしてあります。添付しておきます。M)

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7月1日(水)の2つの行動にご参加を!
1.第12回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
   原発再稼働は日本を滅ぼす
日 時:7月1日(水)17時30分から18時30分(毎月第1水曜日開催)
場 所:九州電力(株)東京支社
東京都千代田区有楽町1丁目7-1有楽町駅前電気ビル北館7F
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.第22回東京電力本店合同抗議行動
東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
放射能汚染水を海へ流すな!
日 時:7月1日(水)19時から20時(毎月第1水曜日開催)
場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体
・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。

7月6日(月)にはテントにて「七夕祭り」あり(詳細は後に)

7月7日(火)大間原発反対スタンディングデモ

7月10日(金)「裁判学習会」(内藤光博先生を囲む裁判学習会)(裁判検討・討論会)午後3時から5時まで、会場は日比谷図書・文化センタ(図書館4階)のセミナールーム。これは予約制です。前日までにメール

に申し込みを。e-ooga@7jcom.home.ne.jp